秋の訪れと劔岳


- GPS
- 26:17
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,801m
- 下り
- 1,808m
コースタイム
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 3:28
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 7:52
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
装備
備考 | ヘルメット着用(7割くらいの方が着用していました) 剣山荘にレンタル有り |
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感想
8月に折立から入山して目指した劔、しかし室堂へ到達した時点で悪天候により断念したのでその続きです。
初日こそ天気が予報より悪かったのですが、2日目は予想以上のナイスコンディション。 険しい劔を登り山頂からみた景色は一生忘れられないでしょう。
1日目 扇沢から剣山荘まで
深夜扇沢について車中泊、平日なので始発は遅い。
トロリー、ダム、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリー、室堂と慌ただしくも楽しいひと時を過ごせる。
室堂へ到着したが残念ながらガスで真っ白、予報より少し悪そうな感じだった。
晴れていれば雄山経由で稜線伝いに行こうと考えていたが、そんな考えはすぐに無くなった。
雷鳥沢へ最短で向かう、通行止めの地獄谷から硫黄臭がきつい、むせる瞬間もあった。広大な雷鳥沢テント場を抜けて、雷鳥坂へ取り付く。
雷鳥坂は残雪の頃に下った事があるので、なんとなく見覚えのある登山道だった、時々振り返ると青空が広がった瞬間に見える景色にため息が出る。
剱御前小舎へ着いたが天気は曇り、周囲もガスで真っ白、一休みして剣山荘へ向かう。 所々紅葉がはじまりかけていた、ガスで視界が効かないので岩のマーキングを見ながら歩いていたら、突然小屋が目の前に現れた。
受付を済ませて談話室兼食堂でのんびりする、とても綺麗な小屋でシャワーもあってビックリした、寝床も登山客が少ないので広々だ。
夕焼けは残念ながら雲が多く、ショータイムとはいかなかった。
2日目 剣山荘から剱岳へ登頂後室堂へ
早出するために朝飯は弁当にしていたので、食堂で弁当を食べる、お茶とお湯、インスタントスープも用意されていてありがたい。
まだ外は真っ暗、ヘルメットのストラップを締めて、ヘッドランプ点けて歩きだす、すぐに岩ばかりの登山道だ、前半のガレ場が事故が多いらしいので慎重に歩みを進める、マーキング通りに慎重に歩くが時折見失う、幾度か戻って登山道を確認する事があった、夜が明ける間際、地平線の色が恐ろしいくらい赤く燃えていた、恐ろしさをも感じる色だった。
鎖のある岩場を幾つも登り、難所と言われるカニのたてばいは、垂直に近い長い岩壁だ、さすがに高度感があって怖い、前後に誰もいないので自分ペースで気楽に登った、難所以外にも危ない所が続くので慎重に歩き続け、念願の剱岳へ登頂した。
先客が三人おられた、みな同宿の方だ。 澄み渡った空気と、ほんのり秋色に変わりつつある北アルプスの眺めは圧巻、登頂するだけでも満足なのに、眺望も最高だった。周囲は凄まじい岩が重なり合う絶景だ。
一人でぼんやりと剱からの景色に見とれる。
下山を開始するとそこそこの登山者が昇ってきた、若干雲が増えたが紅葉の始まった景色を眺めながら室堂へ帰還した。
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