黒嶽(大塔山系)、ひき岩群と岩屋山(田辺市秋津)と南部梅園【和歌山県】
- GPS
- 06:29
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,013m
- 下り
- 987m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:27
々嶽登山 (3:43)
平瀬駐車場所 835 ― 平瀬歴史民俗資料館前 839 ― 海蔵院 848 ― 獣除けネット入口 856 ― 展望点 919 ― 502mピーク 928/西ノ峰展望ポイント往復/936 ― 鞍部 944 ― 黒嶽 1017/昼食/1039 ― 鞍部 1100 ― 尾根上の転換点 1108 ― 舗装林道へ(下ノ川登山口) 1124 ― 酷道371号へ 1149 ― 県道217号分岐 1213 ― 平瀬駐車場所 1218
岩屋山 (1:51)
ひき岩群国民休養地駐車場 1256 ― ひき岩群東入口 1258 ― あずまや 1304 ― 展望台下北入口分岐点 1312 ― 展望台 1314/1321 ― 南と西の分岐点 1327 ― ひき岩展望台 1332 ― 西入口 1341 ― 県道 1343 ― ひき岩(下) 1347 ― 岩屋観音参拝道入口 1351 ― 岩屋山観音寺 1356 ― 岩屋山最高点 1402/1410 ― 岩屋観音 1421 ― 岩屋観音参拝道入口 1423 ― 東入口 1444 ― 駐車場 1447
F酩梅園 (0:56)
南部梅園駐車地 1506/梅園周回/1602
●行動時間
椨◆椨=06:30
天候 | 曇り、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(和歌山=田辺市平瀬歴史民俗資料館付近) ○平瀬歴史民俗資料館―黒嶽―下ノ川登山口―平瀬歴史民族資料館 (田辺市平瀬歴史民俗資料館付近=ひき岩群国民休養地駐車場) ○駐車場―ひき岩群東入口―展望台―ひき岩群西入口―岩屋山―駐車場 (ひき岩群国民休養地駐車場=南部梅園駐車場) ○南部梅園周遊 (南部梅園駐車場=和歌山) ●登山口へのアクセス ○平瀬歴史民俗資料館 ・国道371号沿いの平瀬にある。国道伝いに行くよりも、県道219号経由で行くほうが道もよく時間も早い ・国道311号「田辺市鮎川」で鮎川新橋を渡り、街中を抜けたところから左折して県道219号へ。トンネルで峠を抜けて下りていくと国道371号に突き当たるので左折。富里温泉「乙女の湯」を過ぎ、平瀬トンネルをくぐってほどなく「平瀬歴史民俗資料館」がある。駐車場はないようで、今回は裏手の平瀬集会所に勝手に駐車させていただいた ○ひき岩群国民休養地駐車場 ・奇絶峡と同様に県道29号を北上、下秋津バス停の先で左折し県道35号で右会津川を渡る。道なりに進み、岩口池が近づくと左手にこの駐車場がある。30台くらいは駐車できそう ・駐車場からさらに先に進むと、左手に「ライオンズの森」が現れる。それが東入口。岩口池を周回するように進むが、山側にあずまやがあるところから斜面側へと逸れていく道に進む (いずれの記述も2023.2現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
(1)黒嶽 ○平瀬〜黒嶽〜下ノ川登山口 ・山頂までは、海蔵院の手前から山側へと進みあとは尾根筋を上り続ける。途中には細い岩尾根もある。ロープ場もある ・山頂から北の尾根は、土の急斜面。赤、黄、ピンクのテープがほどよい間隔で付けられているので見失わないように進む。尾根から林道に向けての転換箇所がわかりにくいが、「山火事注意の標示」に付けられた「黒嶽」案内が唯一の目印 ○下ノ川登山口〜平瀬 ・林道から国道とすべて舗装路歩き。国道は酷道とも形容される371号。センターラインのない道が平瀬まで続く (2)ひき岩群と岩屋山 ○東入口〜展望台〜西入口 ・巨大な岩塊の間を緩やかに縫うようにハイキングコースが走る。東西南北に出入り口があり、展望台に集まるように配置されている ○岩屋山参拝道入口〜岩屋観音〜新西国霊場巡り ・岩屋観音まではコンクリート造りの階段道。岩屋観音からは山道。山頂部は周回道から派生しているが、特に案内はないので見落とさないように ○西入口〜岩屋山、岩屋山〜東入口 ・県道を歩く。岩屋山から東入口までの間は県道35号だが、道が細く曲がりくねっており、 (いずれの記述も2023.2現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・コンビニエンスストアは、田辺市街から向かうと稲葉根トンネルの先にある店が最後。 ・食べる処としては平瀬付近には見当たらないが、上富田町内、田辺市内には多数 ●日帰り温泉 ・近くはないが、温泉地白浜がある。また北上すると、龍神温泉や丹生ヤマセミ温泉館もある (いずれの記述も2023.2現在) |
写真
感想
(1)大塔山系の黒嶽
和歌山では険しい山が立ち並ぶ大塔山系にはまだまだ魅了ある山が残っている。今回はそのうち黒嶽を目指した。
黒嶽は前衛のような山で標高も650mにとどまる。千メートルクラスの山脈である大塔山系の中では背丈は目立つものではない。ただ、いかにも険しそうな岩こごしい姿には惹かれるものがある。
旧大塔村の平瀬には県道219号経由で向かう。国道371号地蔵峠経由のほうが時間がかかる。そんな国道でいいのだろうかとも思うが、山奥でも道のいい和歌山県だからこその現象かもしれない。
平瀬は黒嶽の登山口というよりは、大塔山系主脈に属する半作嶺の展望台として知られている。「乙女の寝顔」という通称を持つ半作嶺がそう見えるのは平瀬からだ。
付近には駐車場が見当たらないので、やむなく集会所の駐車スペースに置いていく。まずは、「乙女の寝顔」を鑑賞する。確かに、長い髪をたなびかせた乙女の寝姿のようにも見える。目鼻立ちがはっきりした横顔だが、それだけ険しい山頂部だとも言えよう。いずれ登るときが楽しみだ。
海蔵寺を目指して登り、お寺らしいお堂のないお寺でお詣り。そこからも山への踏み跡がありそうなので手前の登り口ではなく、お寺のお墓脇の道から山へと進む。倒木も多いが踏み跡は明らかなのでそれを追う。ところが獣除けネットにぶつかり先へと進むところが見当たらない。ウロウロしているうちに左手にゲートを見つけどうにか先へと進むことができた。
そのあとは比較的明瞭な踏み跡をたどり尾根を登っていく。あまり見晴らしは効かないが、時折切り開かれた展望地点がある。登っている尾根の背中側には大塔山系煩瑣例やがある。また西側には西ノ峰が聳える。
やがて502mピークに到着。ピークには眺めはないが、コースを逸れて西尾根を少し進んだ大岩からは西や南が開けている。そこからは西ノ峯は正面に、半作嶺から三ツ森山にかけてもだいたい見える。
いったん一気に下降して、いよいよ黒嶽へと登る。途中にはロープ場もある。最後は岩の登りも越え、山頂へ。
山頂は狭い。尖った山だからそうなんだろうと思うが、当にネコの額だ。誰もいないことをいいことに、ここで昼食。
出発して北尾根を下降する。こちらは草付き斜面の急坂だ。踏み跡は先ほどまでよりは弱く、目印となる赤や黄色テープがほどよく付いているが、見失うとたいへんだ。
一気に降りたのち、小ピークを越え、またまた尾根を登る途中で左へと分岐する。この分岐は悩ましく見落としやすい。北尾根を直進する踏み跡もある上に明確な目印は何もない。営林署の立て看板に「黒嶽」と書いてあるのが唯一だが、黒嶽だけでは降りる人には暗号に過ぎない。
そこからは尾根とも言えない狭い斜面を急下降する。途中には印も怪しい区間もある。林道が見えてからはいよいよ印も踏み跡も怪しげになる。降りる人間にとってはそれでも進めるが、登る人にとっては迷いやすかろう。
林道から国道371号へと出るが、酷道の異名を持つ371号はセンターラインがないばかりか、ところによってはすれ違いも難しそうだ。大内川あるいは巨鼇川(こごうがわ)と呼ばれる日置川の支流に沿って下っていく。平瀬の集落が見え始め、巨鼇橋を渡ると梅林の向こうに資料館が見えた。
午前中に帰り着いてしまった。時間がある。1月に登りそびれた岩屋山に行ってみよう。
(2)ひき岩群と岩屋山
1月龍神山からの帰りに通りかかったひき岩国民休養地駐車場に駐車。正確には、そのとなりの市民公園駐車場に駐めた。
ひき岩群の東入口から一帯へと入っていく。しばらく岩口池に沿って進み、あずまやのある所からは展望台目指して巨岩の一帯へと進む。思っていたより昇降がある。高度を上げていくと樹林が薄くなり、展望台へと到着。展望台には先客の4人衆がいらっしゃった。この先のひき岩展望台のほうが凄いとのこと。期待を持って先へ。
西と南の分岐を過ぎ、一息に登り返すと、巨岩の上に出た。目の前にはひき岩。そのほかの岩々もぐるりを囲むように居並んでいる。
万里の長城のように造られた巨岩の上の通路状の道を行く。独特の景観も相俟って、疲れも吹き飛んだ。
いったん西入口から県道に出てひき岩を下から眺めながら岩屋山へ。岩屋山は岩屋山観音寺の中。新西国霊場巡りが設けられており、その途中に山頂があるようだ。観音様にお詣りしたあと、霊場巡りへ。
山頂直下の岩場に何番目かのお寺があったが、そこはそれだけで行止りになっている。しかし、上を見ると、山頂部は目と鼻の先だ。かつて登っていたであろう痕跡を見つけ、それを足がかりに岩登り。なんとか山頂部に立つことができた。
山頂標示はなく、一番高いところには「第二十一番穴太寺」が設けられている。一応高みに立ち、今度はちゃんと歩ける道を伝っていく。最奥にある石山寺からの道の途中に合流したようだ。
最奥の見えるところまで足を延ばして引き返す。帰り道も気づく限りはお詣りしたが、見逃しがあったようで番号はかなり飛び飛びになってしまった。御利益も半減かもしれない。
観音様の前を通って岩屋山参拝口に戻る。そして県道経由でクルマへ。
(3)南部梅園
3年ぶりに開いたという梅園へ。かつて何度か訪れたことがあるのだが、せっかく和歌山で仕事をしているのだからと行ってみた。
あいにく満開前のようで、山上はまだつぼみも堅いようだった。そうなると花より団子。広場脇でぜんざいをいただき昼の不足を補った。
ちょっと運動量が足りないくらいと思っていたが、結果的にずいぶん歩いた。
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