といし山《京都百名山No.35》
- GPS
- 06:14
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,021m
- 下り
- 1,080m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
終点:JR山陰本線立木駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線は薄い踏み跡あり、赤テープを信じ過ぎるとすぎると道を外す恐れあり 草尾峠の旧道は倒木多いが問題なく歩ける |
写真
感想
丹波地方では珍しい列車だけで行ける縦走でJR山陰本線下山駅から立木駅へ3駅分を縦走した。下山駅から線路沿いに北上し河岸段丘の下部まで下りて質美川を渡った。その頭上にはJR山陰本線の質美川橋梁が高い処に架かっていた。列車が来ないものかと期待するがこういう時はなかなか来ないものだ。北久保集落には歴史のある石灯籠の処から登山道が始まり、獣害防止の扉を開き山道となった。滑らないぎりぎり斜度の斜面を登り稜線に達すると秋葉三尺坊の祠があった。案内板によると1700年頃の創建という。5分程進むと今度は北辰宮の祠が鎮座、こちらは能勢妙見山が祀られており、創建は秋葉三尺坊と同じころらしい。
比較的なだらかな稜線を進み急登を乗り上がり一寸した膨らみがP391だが特に何もなく、もう一つ膨らみがあり徐々に傾斜が増して大岩が現れると“といし山”(536m)山頂に達した。3等三角点「質美」が置かれているが樹林帯で展望はない。北西のピークとの間は陥没地に雪が堪りまるで小さな噴火口の感じだった。険しい斜面を這い上がると地籍測量の為か山頂部は伐採されていた。展望を得るための伐採ではないようで標識から半径5m程度だけで周りの木が展望を遮っていた。西に向かう尾根が見出せず赤テープに従って北尾根を下りだしたがコンパスの方向とズレているので樹林越しに見ると西尾根らしき姿を見出すことができた。複雑な稜線を進み次のピークに達するとこの先のP510と三峠山を望める絶好のスポットがあった。
P510の稜線は落葉樹の明るい林で残雪が僅かに残り気持ちよく歩けた。P485に達すると時刻は11時半、樹林のピークで昼食タイムにした。P552は開けた稜線がありこれから向かう三峠山を見通すことができた。P539も展望が利き三峠山東稜線の二つのピークが望めた。この後も北側が伐採された稜線で長老ヶ岳(917m)や向山(うしろやま695m)、そして“といし山”から歩いてきた稜線が一望できその向こうには愛宕山(924m)が地蔵山、竜ヶ岳を従えて一際高く聳えていた。三峠山の東尾根に乗り上がると北側直下に林道が付けられていた。稜線を忠実に辿り最後は急登で這い上がり三峠山(みとけさん668m)山頂に達した。2等三角点「三峠山」が置かれた樹林帯の静かな山頂だった。
下りは西の谷から林道に出る心算だったが北の尾根を下ってしまい大きく迂回する林道を辿ることになってしまった。林道は主に北斜面に付けられているので残雪が多く10〜20兩僂發辰討い觸茲發△蠹欧シャーベット状になり滑らないように慎重に歩いた。3匱紊領啼司發で草尾峠に達すると傾いた標識が立てられていた。下り口は狭い道で倒木が塞いでいたがその先は広い道で傾斜も緩く何とか行けそうと判断し下って行った。特段崩れた箇所もなく倒木は処理されていないので殆ど歩かれていないのは明白だった。しかしこの道嘗ては「田辺街道」と称し、山家藩1万石の藩主(谷氏)の参勤交代の行列がこの峠を越えていたそうだ。想定内の倒木を乗り越え乗り越え広野集落に下りて来た。獣害防止の扉を開けて車道歩きとなった。山陰本線の踏切を2度渡り立木駅に到り、下山から3駅分の縦走を終えた。
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