御嶽 摩利支天山 バリエーション
- GPS
- 11:46
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 1,125m
- 下り
- 1,129m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
感想
駐車場の直ぐそばに、濁河温泉登山口のバイオトイレ(冬は使えない)と登山届出所があり、その先の草木谷に架かるコンクリート製の嶽(だけ)橋を渡ると、御嶽神社飛騨里宮が祀られています。
七福神の石像は雪で埋まって首から上だけ見えました。
ここでワカン装着し、お宮の左手を少し歩いた後、登山道を外れて草木谷の右岸(左手側)の尾根を直登しました。
トレースは無く、ラッセルと言うほどの深い雪では無いけれど、私はすぐヘタってしまいます。有り難い事に元気な男子が先頭をきって沢山登ってくれました。
登り始めから1900m過ぎ辺りまでは薮が密で進みにくい所も有りましたが、樹林帯で特に危険だと思われるような場所は無かったと思います。
2450m付近の森林限界を抜ける手前で行動食補給、ワカンをデポし、ハーネスとアイゼン装着、最大防寒装備で登りました。
ここからはさすがに風は強くなり、特に尾根が屈曲して行く2830m辺りからはもっと視界も悪くなり、風はさらに強くなって行きました。
とは言っても見かけほど寒くは無く、レイヤリングさえしっかり出来ていれば内側は大丈夫な感じ。風も前に進めない程ではなかったです。
ただ山頂が近づく程に岩稜帯となり、歩き方に注意が必要でした。
そんな私はともかくとして、他のメンバーは経験豊富でとても強く、陽気な遊び好きメンバーばかりなので、皆んな余裕有る歩き方をしていました。
山頂直下まであと少しと言う所で撤退判断。
元々、午後からの天候悪化が分かっていたのでタイムリミットを設定しての開始だったので時間切れです。
ここから山頂に向かうとロープワークが必要だと言う事もあり、リーダー達が総合的に判断して断念。
真っ白な中で記念撮影して下山開始。
晴れていたら素晴らしい眺めだったであろう稜線は本当に真っ白。
往路で通った自分達のトレースを注意深く確認しながら進みました。
おまけにゴーグルの外側が氷で見えなくなりグローブで擦り取っても数秒でまた張り付き、また擦るの繰り返し。これは過冷却水と言うものが原因だと聞きました。
風は相変わらずで、私は何度もふらついてしまいました。
そんな中でも皆んなと一緒なので不安は自覚していなかったけれど、往路でワカンをデポした場所に戻るとやっぱりちょっと緊張していたのかホッとしました。
風もおさまっており、よく見たら全身に氷が。
カラビナやピッケルは氷でコーティングされて重くなってる?!氷まみれでギアを収納して下山したら溶けてザックの中までビショビショ。
そこからはモフモフの樹林帯を遊びながら下山。
踏み抜きが多くてワカン装着。
登りがしんどくてヤバいと思ってたのに、下山の力はまだ十分有りました。
風が強くて視界がホワイトアウトして行く事で、精神的に不安になっていたのかも。振り返ってみたら気温はそれほど低く無く、距離も、上げる標高も、普段経験していて大丈夫なはず。ルートも上は比較的なだらかな尾根が長かったから歩き易いはず。継子岳の時の方が風は強かったし斜面も急角度でした。
こんなコンディションの登山は独りでは出来ません。強くて笑顔の絶えないチームメンバーの皆んなに感謝。
そしていつか晴れた日に再挑戦したいと思っています。
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