関東ふれあいの道を行く〜東京編【7.山草のみち】


- GPS
- 10:05
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,250m
- 下り
- 1,233m
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR青梅線川井駅 百軒茶屋より少し下った上日向から奥多摩駅行きバスがありますが、本数が非常に少ないです(13:06のバスを逃すと次は16:54)。 ですのでこのルートの場合は川井駅まで歩くことを考えておいたほうが良いでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全ルート通して特に危険な箇所はありません。 棒ノ折までの道に関しては以前のレコから大きな変化はなし。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-362400.html 惣岳山山頂付近の倒木は枝が払われて通行可能となっていますが、倒木自体は撤去されておらず、下をくぐっての通過となります。 真名井ノ井戸はあいかわらず飲む気にはなれない水場。カマドウマが浮いてたし、余程の緊急時以外は遠慮したいところ。 【棒ノ折〜川井駅】 今回初めて歩いた部分ですので書いておきます。 下り始めてしばらくは小石が転がっていたり、ややザレていて少し歩きにくい急な下りです。 あまり利用する人が無いかとも思いましたが踏み跡もしっかりしており、百軒茶屋を示す道標がいくつもあるので道迷いの心配はあまりなさそうです。 小さな祠のあるところで道は右に折れ、そこから沢沿いの下りとなります。 道幅が狭く、階段があったり木橋があったりします。 沢沿いには山葵田が続いています。 ■山葵田のフェンスに20cmぐらいの巣有り■ 渡渉する箇所もありますのでスリップ等しないよう注意しましょう。 奥茶屋の建物が見えたらその先は舗装道となります。道沿いに歩いていくとすぐに百軒茶屋、さらに下ると清東橋バス亭、さらに先に上日向バス亭があります。 ただしバスの本数は非常に少ないです。 |
写真
感想
[img]http://www.yamareco.com/uploads/photos/2945.gif[/img] [color=ff8c00]関東ふれあいの道、東京編しめくくり[/color]
まずは御嶽の事故について、
不幸にも命を落とされた方のご冥福を祈ると共に、捜索活動に携わる人たちの安全を念じ、無事戻られた方々に労いを送りたい。
未曾有の山岳事故を受け、こんな時にレコか、という思いもあるにはあるのだが、
本来、山行記録というのはその山の状況を伝え、次に登る人たちが安全に登るための情報提供という側面を持つものだから、これも山の事故防止の一助であると信じていつも通りにアップすることにした。
とは言え……それほどの内容ではないことはご容赦いただきたい。
関東ふれあいの道、東京編も今回で最終回だ。
最後は高水三山のうちの二山を歩き、棒ノ折へと至る道である。
このコースの大半は以前にも何度か歩いているので新鮮味はあまり無い。
無いのではあるが、岩茸石山を過ぎてから、
「あれ?こんなにいっぱい下るんだっけ……?」
思いのほかアップダウンが続くのでそんなことを呟く程度には道の様子を忘れていた。
高水三山も棒ノ折も、人気のハイキング山だ。
が、その間をつなぐ常盤尾根は意外に登山者の姿の少ない静かな道である。
もうしばらくすると紅葉が進み、紅や黄に彩られた葉で賑やかになるのだが、まだ少し時期が早いようだ。
最後まで静かな山歩きになるかな〜と思っていたら、名栗湖方面からの登山道と合流するゴンジリ峠で唐突に登山者の姿が増え、棒ノ折山頂は今までで一番の大賑わい。
やはり人気か、棒ノ折。
百軒茶屋への下りに入ると、また静かな山となった。
沢沿いの道まで下ったところで、どことなく見覚えのあるような懐かしさを感じる。
記憶が定かではないが、この道はかつて高校時代に歩いたことがあるのではないか?
棒ノ折には間違いなく高校生の頃に登ったことがある。
そのときのルートはまったく覚えていないのだが、登り道が百軒茶屋からだったような気がする。
当時の山行記録がどこかに取ってあれば良いのに何度か実家を探しても見つからない。
捨てられてしまった可能性大、だ。
百軒茶屋は現在は飲食はやっていないのだそうだ。
今はキャンプ場が営まれている。
本家から山に向かって百軒(距離)のところにあることから、百軒茶屋の名がある。
付近には奥茶屋や中茶屋など、茶屋の名の付く店が多いが、いずれもキャンプ場となったようだ(奥茶屋、中茶屋は現在運営しているかどうか未確認)。
かつては観光客も多くて茶屋としてやっていけていたのだろうか。
百軒茶屋の女将さんはとても面倒見の良さそうな話好きな方だった。
主に団体さん向け貸切としてキャンプ場を運営しているそうな。
「これから町に用事で出なきゃいけないんだけど……良かったら車で町まで送りましょうか」
とか、
「うちの河原のほうは涼しいから少し休んで行くといいですよ」
とも仰って下さるなど、とても感じの良い方で、思わず泊まりに行きたくなったくらいだ。
百軒茶屋のキャンプサイトにある沢は緩やかな淵になっていて、子供連れで遊ぶには良さそうなロケーション。
うちはもう河原でキャッキャと騒ぐような歳の子供たちでもないが、のんびり過ごしに行くのも悪くないかもと思える。
先に書いた通り、主に団体さん向けにやっているそうなので個人ではやや予約しにくい可能性もあるけれど(常連さん向けに団体さんの合間に多少空きを作っていると仰っていた)。
奥多摩の里はどことなく暗い雰囲気が漂いはするが、大丹波のこの山里は、比較的明るい空気感だったように思う。
多摩川と比べてより清らかで穏やかな沢の水の流れによるものか。
[img]http://f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wicket/20140720/20140720165100.jpg[/img][b][color=228B22]このみちは○○のみち[/color][/b]
この関東ふれあいのみち東京のコースを考えた人はどういう考えてで名前を付けているのだろう?
公式サイトにはこう説明の一文に
『岩茸石山から棒ノ嶺に至る一帯は 可憐な草花が目を楽しませてくれます。』
書いてあるのだけれど・・・植林杉や雑木林で日光が遮られるせいか山草が非常に少ない。
今まで歩いた東京コースの中でこの岩茸石山から棒ノ折の間が一番草花が少ないのではないだろうか。
何かないだろうかと探して歩くのでなんの変哲もないヤマホトトギスがポっと一輪咲いているだけで『おっ』と思えてくるから不思議だ。
コース全体で山草で目を楽しませてくれたのは棒ノ折の山から百軒茶屋まで。
このコースに名前を付けるなら何のみちにしようかという話をしながら歩いた。
この日は風が心地良かったので『風のみち』がいいかなとか、岩茸石山から棒ノ折を繋ぎ、東京から埼玉へ繋ぐ道だから『山と山を結ぶみち』がいいかなとか。
黒山付近で大きなフンをみつけた。
しばらく歩くと棒ノ折から下りてきたご夫婦が
「見た?黒岳(黒山)から下りてきたところに大きなのあったでしょ。熊のうんこ!」
「自分らは地元でよく歩くんだけど熊のうんこは珍しいよ!」
とご主人はうんこうんこと小学生のように大喜びです。
ゴンジリ峠に着くと人が大勢行きかう。
御岳駅からここまで静かだったのでびびる。
峠でお話しした男性は下りたら温泉に入ってビールを飲むのを楽しみにとニコニコ笑顔で話してくれた。
棒ノ折山頂は今まで見た中で一番人が居た、びっくりだ。
人気のあるお山だからいつも賑わっているけれどこんなに大勢いるとは。
わんこ連れの方も何組かおられて嬉しくなる。
食事を済ませ百軒茶屋方面へ。
ここから初めての領域。
山葵田があり奥多摩らしい里山の風景があった。
百軒茶屋の方にお話しを色々聞かせてもらい、川辺で休ませてもらった。
小さい頃にこういう場所でキャンプしたら思い出になるだろうな。
うちの子供たちはキャンプが嫌いだ。
一度町内会の子供キャンプに参加して『もう二度とごめんだ』と楽しい思い出にならなかった。
バスが夕方までないので川井駅まで歩く。
途中、地元のおばあちゃん達が長い棒をもって歩いていた。
何かをみつけて棒を伸ばしてぐりぐりしてまた歩く…そんな感じで歩いていた。
気になったので話を聞くと背中の赤い毒蜘蛛を捕っているとの事。
行きにMizと外来種の話をしながら登っていたのでここにも外来種の手が…なんて思ってしまった。
蜘蛛は嫌いじゃないけれど毒は怖いので困るね。
山から下りてきて山里を歩いているとあまり人と出会わない事が多いのだけれど、午後の散歩や渓谷で釣りをしている人をみかけた。
美味しそうなお店もみつけた。
関東ふれあいのみち東京編の最後は秋風の吹く気持ちの良い秋晴れの中を歩けて良かったと思う。
認定証と記念バッチもらえるといいなぁ。
東京都環境局自然環境部に送る時ヤマレコの山行記録のURLも入れておこうかな。
東京が終わり埼玉に繋がったので次は埼玉編。
これから低山めぐりにも良い季節になってきたので楽しみです。
(パグマンは後日改めて…気が向いたら…。御嶽山の事を考えると何も浮かばない)
東京都の関東ふれあいの道は、よく整備されています。
里程標は、起点から1km毎に設置されています。
このコースの場合は、御嶽駅を起点に1km毎ですね。
埼玉県は、1km毎ではなく、もう少しまばらとなります。
群馬県には、里程標はほぼありません。希に有ってもコース中に一個です。
他県を歩くと、東京都がとても優れていることがよく分かります。
でも、次に行く埼玉県も道の整備状態は良く、気持ちよく歩けます。
地図無しでも歩ける東京都、地図を見ながら歩く埼玉県。
地図があっても迷い、道が途切れる群馬県。
1km毎なのに5kmの次が5.4kmだったのでアレ???って思ったのです。
6km地点は設置しづらい場所だったのですかね。
次行く時に6km地点の場所がどんな所か確認してみます。
東京が優れているのはコース数ず少ないから整備に予算も回せて手も回せるからかですかね。
群馬や栃木はコースが多いから里程標の設置も全部やっていたら大変そうです。
関東の秘境、群馬・栃木は楽しみですね…通うのが大変ですが。
モココさん、度々すみません。
あの地点が、6km地点ですよ。
御嶽駅から6.0km地点です。
5.4kmは、百軒茶屋からの距離です。
ちょっと、くどいかなと思いましたが、勘違いがあるようなので再び書き込みました。
ご確認下さい。
埼玉県の関東ふれあいの道もお勧めですので、是非いらして下さいね。
ホントだ!
見間違えていたのですね
ですよね〜どーりで変な感じだったと思ったら
どもです
埼玉の道は関東ふれあいの道のコースとしては歩いてないけど
馴染み深いお山ばかりなので親しみが。
勘違いといえば…東京都の認定をもらうために写真をプリントしようとしたら
撮影ポイントを勘違いしていたコースがあったのです
近々また行ってくるようです( ˘・ω・ ˘ )
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