北八ヶ岳縦走 麦草峠〜白樺湖
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- GPS
- 18:42
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 1,613m
- 下り
- 2,304m
コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 8:41
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 9:40
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
バス
トラビスジャパン 池ノ平ホテル 16:10発 →新宿駅南口 21:45着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【1日目】 麦草峠〜茶臼山〜縞枯山〜雨池峠 ・林間の登り降り、茶臼、縞枯の山頂は展望はないが、山頂近くに見晴らしの良い展望台あり。 ・特に危険個所なし。 雨池峠〜雨池山〜三ッ岳〜北横岳 ・三ッ岳喫から景まで険峻な岩場が続く、途中3カ所クサリ場あり。特に景をすぎてすぐのクサリは要注意。 ・今回のルートの核心部、転倒即大怪我になりかねないところもあるので注意しながら進む。 北横岳〜大岳〜双子池 ・北横岳から大岳の下りは特に危険個所はなし。大岳へは途中分岐を三ッ岳方面へ進む。 ・大岳への分岐から双子池の区間は天狗の露地の岩場、苔の蒸した岩場と歩きにくいルートが続く。転ばないように注意。 【2日目】 双子池〜双子山〜大河原峠 ・特に危険箇所なし、双子池から稜線に出た後は見晴らしの良いルートが続く。 大河原峠〜蓼科山〜蓼科山登山口(女神茶屋) ・蓼科山荘までは特に危険個所なし、蓼科山荘から頂上までは30分程、岩場の急登が続く。 ・山頂直下の下りは岩場、浮石、転倒に注意。それ以降はひたすら下り、一気に700メートル程度を下る。 女神茶屋〜八子ヶ峰〜白樺湖〜池の平ホテル(バス乗車) ・女神茶屋からヒュッテアルビレオまでは登り、その後は展望の開けたハイキングコース。 ・東峰、八子ヶ峰を経てスキー場のゲレンデを下っていく。 ・スキー場からは別荘地を抜けて白樺湖へ、途中「すずらんの湯」で汗を流し、帰りの高速バスの乗車場の池の平ホテルへ。 三ッ岳と大岳からの下り以外は、のんびりとした山歩きが楽しめるコース。北横岳と蓼科山の山頂部は賑わっていたが、それ以外は人も少なく落ち着いた雰囲気。 双子池のテン場は湖畔にありいい雰囲気。12幕ほどテントが張られていて少々窮屈な感じはあったものの景色の良さは抜群! |
その他周辺情報 | 白樺湖 すずらんの湯 700円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
フリース
ズボン
靴下
グローブ
ソフトシェル
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
食糧 4食分+行動食
水筒 1L×2
クッカー
カトラリー
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
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感想
八ヶ岳の縦断の未踏区間を埋めるため今回は麦草峠から双子池でテン泊し、白樺湖へ抜けるコースを計画。
26日夜に深夜バスで竹橋を出発し、良く27日麦草峠を出発、
朝方は霧が出ていたがすぐに晴れ間に変わり1日好天が続く。
麦草峠から茶臼山、縞枯山、雨池山、三ッ岳をへて北横岳へ、
三ッ岳の岩稜帯は注意が必要だが、他はのんびりとしたルート。
紅葉には少し早かったようだが、晴天に恵まれ気持ちの良い登山が続く。
北横岳からは大岳を越えて双子池へ、
大岳を過ぎるとむき出しの岩場、天狗の露地を過ぎると苔むした滑りやすいルートと最後に歩きにくい区間で地味に疲れる。
双子池ヒュッテで受付を澄まし、雌池の対岸にテントを設営、
双子池のテン場は湖畔の砂地に直接テントを張れる景色の良いところ。
テントの設営が終わったとは少し離れた雄池に給水に向かう。
ヒュッテの方曰く「ミネラル豊富なおいしい水」、湖底でじっとしているサンショウウオを驚かさないように水を汲む。
自分は気にしなが、抵抗がある人はいそう...
翌日も好天に恵まれ双子山、大河原峠を経て蓼科山へ
途中、御嶽山の噴火のことをすれ違った方に聞く。
昨日北横岳から見えていた不思議が雲が御嶽山の噴煙であったことをここで初めて知った。
蓼科山荘で小休止のあと、最後の岩場の急登を越え蓼科山山頂へ。
広い山頂は360度の展望、ぐるりと見渡すと八ヶ岳、南、中央、北アルプス、浅間山、奥秩父とすべての山々を見渡せる。
そんな中、噴煙を南方向へたなびかせている御嶽山も視界に入る。
山頂でたっぷりと休憩と、景色を堪能した後は蓼科山を下山、女神茶屋を下り八子ヶ峰へ。
最初は女神湖を経て白樺湖へ向かう予定だったが、山頂から見えた見晴らしの良さそうにコースに惹かれ変更、
ヒュッテアルビレオまでは20分程度の登り、その後は景色のよいハイキングコースが続く。
蓼科山は過去3回とも積雪期だったが、次に来るときは八子ヶ峰をスノーシューコースで楽しむのもいいかもしれない...
最後の八子ヶ峰をすぎると白樺湖まで下り今回の山行も終了、
途中、すずらんの湯で2日分の汗を流した後、高速バスで新宿へ。
今回の山行で、奥多摩、奥秩父、八ヶ岳の行程の一部がまた埋まり、残すは
雲取山〜雁坂峠
甲武信岳〜金峰山
の2行程と、八ヶ岳から延長した中央分水嶺トレイルから松本までの区間
年内にあと1、2行程をこなし、来年にはコンプリートをしたい
最後に...
今回の山行の間、特に2日目に噴火のことを聞いた後は視界に入る噴煙をあげる御嶽山の様子が気になっていた。
下山しすずらんの湯で流れていたテレビのニュースを見るまで事態の深刻さは知らなかったのだが、怪我をされた方、亡くなられた方がいる中、「楽しんでいていいのか?」という気持ちがあった。
天候や体調、難易度など避けられるリスク、今回の御嶽山の噴火のように避けることが難しいリスク
リスクを口にする人は多いと思うし、それに対して明確な答えや意見を述べることも難しいが、それを含めて登山だし、できる限りリスクを避けて楽しむという稚拙なことしか自分には言えないと思う。
何よりも今回、怪我を負われた方、亡くなられた方、そのご家族の方々にお悔み申し上げます。
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