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Yamareco

記録ID: 5216851
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

【諸河内ノ頭北尾根〜光岳】

2023年02月25日(土) ~ 2023年02月26日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
21:45
距離
22.0km
登り
2,400m
下り
2,381m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:34
休憩
0:20
合計
11:54
6:04
609
16:13
16:33
85
17:58
宿泊地
2日目
山行
8:00
休憩
1:51
合計
9:51
5:11
130
宿泊地
7:21
7:26
16
7:42
9:03
38
9:41
9:42
75
10:57
11:18
13
11:31
11:31
45
12:16
12:16
38
12:54
12:54
62
13:56
13:59
63
天候 ◎1日目→晴れのち曇り

◎2日目→快晴
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◎芝沢駐車場
コース状況/
危険箇所等
◎諸河内ノ頭北尾根
芝沢から林道を進み、諸河内の橋を渡った地点から取り付きます。
地形図の通り1719.6m三角点までは急登が続きます。藪は弱い。

三角点から地形図では分からない痩せ尾根がはじまり、岩場のアップダウンがあります。
日帰りの軽荷の場合はクライムダウン可能かも?ですが今回はロープを出して下りました。距離は短いもののサイドは落ちられない場所になるので注意が必要です。

2103からは比較的平和ですが今回はラッセルに苦労しました。
私は1500m登るのに10時間以上掛かりました。
積雪期で条件的に厳しかったのが半分、コースが厳しかったのが半分というイメージでした。タフなコースに間違いはないと思います。

※yama−takeさんの記録を参考にさせていただきました。
途中に険しい箇所があり、事前情報が無ければ精神的に追い込まれたと思います。

◎諸河内ノ頭〜光岳
一般ルートになります。
2286からルートが分かり難く、この時期は直登すると大変です。

◎光岳〜易老渡
一般ルートになります。
易老岳からの下りは浮石が多いので落石に注意しましょう。
現在は雪が氷化して滑り易いので滑り止めが必要なコンディションです。
芝沢ゲートからスタート。
ここまでの車道は相変わらず落石が多かった。
2023年02月25日 06:03撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 6:03
芝沢ゲートからスタート。
ここまでの車道は相変わらず落石が多かった。
本日登る尾根が見えました。昨日の1000mから昨日の雪が付いている。
2023年02月25日 06:39撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
2/25 6:39
本日登る尾根が見えました。昨日の1000mから昨日の雪が付いている。
諸河内。
ここを越えると取り付きになります。
2023年02月25日 06:45撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
2/25 6:45
諸河内。
ここを越えると取り付きになります。
取り付き。
ひさしぶりのデカザックに急登は登る前から心が折られる。
2023年02月25日 06:50撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 6:50
取り付き。
ひさしぶりのデカザックに急登は登る前から心が折られる。
まずは一段上がって急登のはじまり〜
2023年02月25日 06:53撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
1
2/25 6:53
まずは一段上がって急登のはじまり〜
直ぐに銀世界。
カラマツ林になりました。
2023年02月25日 07:34撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
2/25 7:34
直ぐに銀世界。
カラマツ林になりました。
伐採された枝や倒木が邪魔。
2023年02月25日 07:56撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 7:56
伐採された枝や倒木が邪魔。
結構な急斜面になります。
2023年02月25日 09:11撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
2/25 9:11
結構な急斜面になります。
勾配が厳しい地点で目の前に大岩。左から巻けるので助かりました。
2023年02月25日 09:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 9:17
勾配が厳しい地点で目の前に大岩。左から巻けるので助かりました。
やっと明瞭な尾根に乗りました。
この時間は快晴だったんだけど。。。
2023年02月25日 09:36撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 9:36
やっと明瞭な尾根に乗りました。
この時間は快晴だったんだけど。。。
少しの間は藪も無く気持ち良い尾根歩き。
2023年02月25日 09:45撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
2/25 9:45
少しの間は藪も無く気持ち良い尾根歩き。
北東方向の展望。
2023年02月25日 10:02撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
2/25 10:02
北東方向の展望。
4時間かけて1719.6に到着。(鋸峠)
三角点で小数点以下記載は現地で実際に人が測量したものになります。
2023年02月25日 10:05撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
2/25 10:05
4時間かけて1719.6に到着。(鋸峠)
三角点で小数点以下記載は現地で実際に人が測量したものになります。
三角点を過ぎると岩場のアップダウンが始まり、一気に悪くなった。
2023年02月25日 10:28撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
2/25 10:28
三角点を過ぎると岩場のアップダウンが始まり、一気に悪くなった。
全然進まない。
2023年02月25日 10:50撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
2/25 10:50
全然進まない。
特に危険なのは4箇所。
2023年02月25日 10:54撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 10:54
特に危険なのは4箇所。
木の根を掘り起こしホールドに。
2023年02月25日 11:08撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 11:08
木の根を掘り起こしホールドに。
雪の付いた痩せ尾根は嫌だね〜
2023年02月25日 11:18撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 11:18
雪の付いた痩せ尾根は嫌だね〜
雪が深くなり膝上ラッセルになった時点でスノーシューを装着。
2023年02月25日 11:49撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
2/25 11:49
雪が深くなり膝上ラッセルになった時点でスノーシューを装着。
石楠花の藪の鬱陶しさにイラつきながらも30分くらいはスノーシューに助けられましたが、、、
2023年02月25日 12:25撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/25 12:25
石楠花の藪の鬱陶しさにイラつきながらも30分くらいはスノーシューに助けられましたが、、、
ここはロープ無しでは下れません。チェーンスパイクに交換。
2023年02月25日 12:28撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
2/25 12:28
ここはロープ無しでは下れません。チェーンスパイクに交換。
3度ロープを使いました。
2023年02月25日 12:33撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/25 12:33
3度ロープを使いました。
20kgの雪付きでの悪場通過は気が抜けない。
2023年02月25日 12:39撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
2/25 12:39
20kgの雪付きでの悪場通過は気が抜けない。
本日はじめてのマーキング。
2023年02月25日 12:59撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/25 12:59
本日はじめてのマーキング。
直ぐ上にも。
雪と同化して見過ごしていたのかも?
2023年02月25日 13:03撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 13:03
直ぐ上にも。
雪と同化して見過ごしていたのかも?
やっとスッキリした尾根に。ただし雪が深く疲れます。
2023年02月25日 13:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 13:33
やっとスッキリした尾根に。ただし雪が深く疲れます。
ラッセル続きでここが正念場!
オフィシャルドリンクをチャージ!
2023年02月25日 14:15撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 14:15
ラッセル続きでここが正念場!
オフィシャルドリンクをチャージ!
容赦なく急登は続く。。。
2023年02月25日 14:38撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 14:38
容赦なく急登は続く。。。
有り難いことに山頂が近づくと藪が無くなり雪が締まって歩きやすくなりました。
2023年02月25日 15:34撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
2/25 15:34
有り難いことに山頂が近づくと藪が無くなり雪が締まって歩きやすくなりました。
諸河内ノ頭山頂付近。
山頂標などはありませんね。
2023年02月25日 16:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/25 16:12
諸河内ノ頭山頂付近。
山頂標などはありませんね。
一般ルートに出ました。
ここから光岳までノートレースですが、危険箇所が無いという安心感だけで十分。
2023年02月25日 16:15撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
2/25 16:15
一般ルートに出ました。
ここから光岳までノートレースですが、危険箇所が無いという安心感だけで十分。
深南部の展望。やはり良いものは良い。
2023年02月25日 16:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
2/25 16:40
深南部の展望。やはり良いものは良い。
シュカブラが美しい。
2023年02月25日 16:51撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
5
2/25 16:51
シュカブラが美しい。
光岳小屋まで行ければ最高でしたが、届かない事も想定していたので計画していた窪地で幕営。
2023年02月25日 17:08撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
2/25 17:08
光岳小屋まで行ければ最高でしたが、届かない事も想定していたので計画していた窪地で幕営。
風も届かない窪地は安心感がある。
2023年02月25日 17:59撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
2/25 17:59
風も届かない窪地は安心感がある。
本日の晩御飯はボタン鍋。
疲れた身体に沁みる。。。
2023年02月25日 18:17撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/25 18:17
本日の晩御飯はボタン鍋。
疲れた身体に沁みる。。。
アホな私はパワーガスを持ってきたつもりがノーマルガス詰め替え済みの物を持ってきてしまった。
yamabitoさんのパワーガスに助けられました。
2023年02月25日 18:46撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/25 18:46
アホな私はパワーガスを持ってきたつもりがノーマルガス詰め替え済みの物を持ってきてしまった。
yamabitoさんのパワーガスに助けられました。
〆はうどん。
朝ごはんが要らない程の破壊力ありました。
2023年02月25日 18:53撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/25 18:53
〆はうどん。
朝ごはんが要らない程の破壊力ありました。
昨日は頑張ったので15分サービスの3:15分起き。
外気は既に-18℃。テントもバリバリに凍ってました。
2023年02月26日 03:23撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/26 3:23
昨日は頑張ったので15分サービスの3:15分起き。
外気は既に-18℃。テントもバリバリに凍ってました。
MSRリアクター。
熱効率が良いので水作りが早い。
2023年02月26日 03:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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2/26 3:33
MSRリアクター。
熱効率が良いので水作りが早い。
暗闇の中ガチガチに凍った急斜面をドキドキしながら登ってきました。
2023年02月26日 06:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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2/26 6:33
暗闇の中ガチガチに凍った急斜面をドキドキしながら登ってきました。
マジックアワーのスタート。
雪山はこの時間の為なら苦労しても構わない。
2023年02月26日 06:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7
2/26 6:33
マジックアワーのスタート。
雪山はこの時間の為なら苦労しても構わない。
上河内岳。
苦労して登った西尾根が美しい。
2023年02月26日 06:43撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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2/26 6:43
上河内岳。
苦労して登った西尾根が美しい。
見える尾根は殆ど歩いただろう。このエリアも残すところあと数本。
2023年02月26日 06:45撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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2/26 6:45
見える尾根は殆ど歩いただろう。このエリアも残すところあと数本。
光岩と深南部の展望。幸せ。
2023年02月26日 06:58撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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2/26 6:58
光岩と深南部の展望。幸せ。
深南部を見る私。
2023年02月26日 06:59撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/26 6:59
深南部を見る私。
太陽の光は暖かい。これが吹雪だったら悲惨だろう。
2023年02月26日 07:10撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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2/26 7:10
太陽の光は暖かい。これが吹雪だったら悲惨だろう。
やっと光岳に到着。案外長かったな。
2023年02月26日 07:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
2/26 7:20
やっと光岳に到着。案外長かったな。
団子形山頂標は殆ど埋まってました。
2023年02月26日 07:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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2/26 7:20
団子形山頂標は殆ど埋まってました。
山頂から見る景色。幸せ。
2023年02月26日 07:21撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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2/26 7:21
山頂から見る景色。幸せ。
妻の用意してくれたおにぎりを山頂で食べようと思ってたけど、ほぼ氷の塊になってました(泣)
2023年02月26日 07:25撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
2/26 7:25
妻の用意してくれたおにぎりを山頂で食べようと思ってたけど、ほぼ氷の塊になってました(泣)
夏は草原ですが今は雪原。気持ち良い。
2023年02月26日 07:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/26 7:33
夏は草原ですが今は雪原。気持ち良い。
光岳小屋に到着。
小屋の中は暖かくカップラーメンを食べながら休憩。
2023年02月26日 07:41撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6
2/26 7:41
光岳小屋に到着。
小屋の中は暖かくカップラーメンを食べながら休憩。
センジヶ原。白い庭園。
2023年02月26日 07:42撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
2/26 7:42
センジヶ原。白い庭園。
大無間山の向こうに駿河湾と伊豆。
2023年02月26日 07:43撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
2/26 7:43
大無間山の向こうに駿河湾と伊豆。
さぁ、帰りましょうか。
2023年02月26日 09:03撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
3
2/26 9:03
さぁ、帰りましょうか。
センジヶ原。
2023年02月26日 09:06撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
2/26 9:06
センジヶ原。
無雪期はハイマツに覆われたイザルヶ岳も可愛い。
2023年02月26日 09:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
2/26 9:12
無雪期はハイマツに覆われたイザルヶ岳も可愛い。
yamabitoさんが枝に付いた氷を撮影。
2023年02月26日 09:18撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2
2/26 9:18
yamabitoさんが枝に付いた氷を撮影。
ハイランドしらびその向こうに中央アルプス。
2023年02月26日 09:21撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
2/26 9:21
ハイランドしらびその向こうに中央アルプス。
易老岳と茶臼岳の展望。
2023年02月26日 10:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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2/26 10:04
易老岳と茶臼岳の展望。
イザルヶ岳から続く尾根の様子を見ている。
2023年02月26日 10:23撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/26 10:23
イザルヶ岳から続く尾根の様子を見ている。
易老岳に到着。
ここから嫌いな道で下山。
2023年02月26日 11:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
2/26 11:17
易老岳に到着。
ここから嫌いな道で下山。
標識などは整備されてますが浮石が多く、展望も無い。
可能ならこのコースは避けたいかなー
2023年02月26日 11:54撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/26 11:54
標識などは整備されてますが浮石が多く、展望も無い。
可能ならこのコースは避けたいかなー
冬靴は歩きにくい。
橋まで降りるのに疲れた〜
2023年02月26日 13:53撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2/26 13:53
冬靴は歩きにくい。
橋まで降りるのに疲れた〜
林道を歩いて予定通りの時間に芝沢に戻ってきました。
厳しい登山だったけど最高に楽しかった!
2023年02月26日 15:02撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
2/26 15:02
林道を歩いて予定通りの時間に芝沢に戻ってきました。
厳しい登山だったけど最高に楽しかった!

感想

週末の予報が好転したので、予定していた深南部から光岳近辺の藪尾根へと変更。
結果的にyamabitoさんと約束していた通り「ガッツリ登山」となりました。

今回歩くのは諸河内ノ頭北尾根。
パッと思い付く方はほぼいないかと、、、
とてもマニアックな尾根になりますが、私にとっては完全にターゲットになっていた明瞭な尾根でした。

◎1日目
5時に芝沢ゲートをスタートして諸河内を越えた地点から取り付くと直ぐに急勾配になりました。
最初は杣道らしき踏み跡がありましたが、1000m辺りから昨日降った雪が完全な積雪となって銀世界を進みます。
冬型の気圧配置で早朝はそれなりに冷え込みましたが、20kg背負って急登を登ると流石に暑い。
yama−takeさんの記録の通り三角点から岩場のアップダウンが始まり、ロープを出しながら安全に通過。
※帰宅後、三角点名を調べると「鋸峠」なるほどね。。。
次第に雪が深くなりスノーシューを付けるが、シャクナゲの藪に捕まり本当に鬱陶しく疲れるし進まない。
この時点で本日の光岳小屋は時間が足りないと確信。稜線の幕営適地まで進む事を目標としました。
そんな効率の悪いラッセルをしながら進むと再び悪場。。。
下を覗くとスノーシューで進むのは無理。チェーンスパイク&再びロープで通過。
岩が絡んだ悪場はここで終わりましたが、雪壁の様な急登&ラッセルはこの先も続き2250mまでは非常に疲れました。メガシャキがなければ心が折れていたかもしれません(笑)

2250mからは藪なし&雪も締まり快適になってスピードが上がり呆気なく諸河内ノ頭に到着。
こういう山行に慣れた私が疲れたのですから、yamabitoさんの疲労は相当なものだったでしょう。本当によく頑張ってくれました。

ここからは一般登山道。諸河内ノ頭ピークからの下りはクラストした斜面で大変でしたが、1時間ほど歩いて予定通り窪地に到着して、この日はここで幕営。
晩御飯は美味しいボタン鍋をいただき、疲れて冷えた身体に沁みました。

◎2日目
今日は冬型が強まり、早朝の光岳の予想気温は−21度。
テントの中はバリバリに凍ってましたが、今年新調したシュラフは暖かく、ぐっすり眠れました。

5時に幕営地をスタート。
暗い中でコース中の最も分かり難い場所を進み、急斜面を直登すると再びクラストしており、スタートからスリリングな登りとなりました。
2400mまで進むと北風が吹き付け厳冬期登山の厳しさを感じる。
それでもペラペラのウィンドブレーカーで何とかなったのでパタゴニア製品のクオリティーに感謝。
光岳手前でモルゲンロート。南アルプス南部の美しい展望に感動して言葉がありません。
雪山登山者の多くが寒く辛い思いをしても素晴らしさを感じるのはこの瞬間だろう。
光岳山頂まで無雪期とはコースのイメージがだいぶ違い、気がついたら山頂標があって少し拍子抜けでした。

光岳小屋で朝ごはんのカップラーメンを食べて帰路につきました。
この日は最後まで快晴で良い日に登れたと思います。

積雪期にこのルートは最初から簡単では無いと思っていましたが、予想通り、、、いやそれ以上にハードな山行となり、素晴らしい厳冬期登山となりました。
yamabitoさんには、こんな訳の分からないコースに付き合っていただき感謝です!

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