守門岳スノトレ(林道二分線分岐in/out) ※本年12回目
- GPS
- 08:57
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,429m
- 下り
- 1,420m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
保久礼小屋から中津又岳へ直登する冬季ルートは、バリルートです。私は谷筋(沢筋)からアタックしてしまったため、激坂の途中でワカンからアイゼンに装換(以降、下山までアイゼンで歩く)し、キックステップで急傾斜を蹴り込み、かなり時間をかけて慎重に直登する羽目に。最初から尾根筋でアタックすべきですね。 中津又岳〜袴岳(守門岳)まではトレースを辿れば着くが、向かって左側は崖で、大規模な雪庇が張り出しており、雪庇と距離をおいて歩くべし。 袴岳〜藤平山〜大池山は、冬季なら色々なルート取りができる。尾根筋を歩くのが基本だが、私はヒップソリに興じるため、敢えて谷筋へアタック! |
その他周辺情報 | やすらぎの里 すもん温泉 白石荘(600円)で日帰り入浴 |
写真
感想
「東洋イチの雪庇」。このフレーズを初めて聞いたのは数年前。ついに、二百名山攻略の一環で、袴岳を主峰とする守門連山へ!
皆さんのレポを見ると、冬季最終除雪地点は、早朝5時頃でもいい場所に停めれない、と聞いていたので、いつもの「麓のコンビニ車中泊」でなく、23時に一気に登山口まで直行。すると2番手で好きな場所に停めれましたー。下山後、ここより1kmほど手前まで路駐があったので、雪庇目当てなのか、残雪期の晴天予報の土日の人気ぶりはハンパナイですね。
朝3時過ぎに起きて、暖かい車中で登山準備をしていると、BCスキーヤーはじめ、軽く5,6人が先行して入山していきます。私は4時過ぎ発ですが、皆さん、相当な早出なんですねー。今日は終日晴れ予報ですし♪
ワカンを履き、冬季しか登れない長峰を越えて、まずは保久礼小屋へ。夏季ならここまで車で乗り入れできるようですね、とても想像できません(笑)。保久礼小屋から、推定9割以上のハイカーは、大岳まで尾根沿いに歩いて行かれるようですが、私は中津又岳を目指して、雪に埋まった母川沿いの谷筋のスキートレースを辿る形で登っていきます。が、予想通りスキートレースは途中からよくわからなくなり、どのみちバリルートですが、左の尾根筋に登りあげないと、中津又岳へ着けないため、急斜面を直登することに。途中でアイゼンに装換し、前爪を何度も蹴り込んで足場を安定させ、三点支持でかなり慎重に直登しました。冬季のバリルートアタックには、ピッケルが不可欠だと遅ればせながら自覚。今回の反省点です。(ちなみに、ピックつきストックとして有名なブラックダイヤモンド製のウィペットを先週ポチッとしたので、次回の雪山登山から持参します♪)
中津又岳へのハイクアップ途中で、その肩からご来光が上がり、一気に明るく、暖かくなります。そして中津又岳直下で、この日初めて袴岳(守門岳)が見えました!その手前の雪庇稜線もよく見えます!そして、山頂では、これから向かう袴岳(守門岳)と、明日登る浅草岳がワンビューで見れます!大岳以降では、両座はワンビューでは見えないので、中津又岳はぜひ残雪期の守門岳縦走に組み入れてほしいですね。が、改めて中津又岳から下り始めて認識しましたが、この山頂は推定半分以上雪庇です。しかも3/11現在、大きな縦クラックも入っており、山頂と思しき場所に長居したり、跳ねたりするのは厳禁ですね。これから向かう人は、とにかく山頂より手前までしか立ち入らないでください!
中津又岳〜大岳〜青雲岳〜袴岳までは、何度もアップダウンがありますが、共通して左の崖側には、大きな雪庇(東洋イチの雪庇)がものすごい規模感で張り出しています。とにかく左側には意識的に近づかないこと。たまに雪庇側に向かっているトレースがありますが、これからドンドン暖かくなり、雪が緩んだり、クラックも増えていくシーズンとなるため、とにかく安全第一で縦走してください。
中津又岳から1時間15分ほど、入山から4時間半ほどで守門連山の最高峰、袴岳(通称「守門岳」)へ初登頂。二百名山74座目(+百名山100座)となります!山頂からはこれまで辿ってきた東洋イチの雪庇稜線(中津又岳〜大岳〜袴岳)が一望できます。そして、これから下る藤平山方面もまた、雪庇群が見えてます。その他、中津又岳手前からずっと見え続けてる粟ヶ岳や、御神楽岳、明日登る浅草岳なども近くにハッキリ見えてます。残念だったのは、越後四山(八海山、越後駒、中ノ岳、荒沢岳)や平ヶ岳、燧ヶ岳、飯豊連峰などが、霞んでてハッキリ見えなかったことですかね!
下山時は積極的にヒップソリを使いましたが、トレースぐちゃぐちゃな斜面では滑らないですね…。下りのスピードアップや省力化的な側面はほぼなく(涙)、雪山でのちょっとしたオトナのお遊び、といった域は出ませんでしたね。敢えて皆が進む稜線から外れ、谷筋をヒップソリで滑って、最後はまた急斜面を直登して尾根へ合流。時間は無駄にかかってますが(笑)、まぁ、雪山を楽しめたのでヨシと。
明日は、今日より好天予報につき、ほぼ同じ山域である三百名山・浅草岳より、越後四山や飯豊連峰を眺められたら、御の字ですね♪
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