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Yamareco

記録ID: 5265173
全員に公開
雪山ハイキング
甲斐駒・北岳

仙丈ヶ岳(地蔵尾根経由)

2023年03月11日(土) ~ 2023年03月12日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
17:24
距離
31.2km
登り
2,584m
下り
2,614m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:00
休憩
0:14
合計
8:14
6:45
107
8:32
8:34
143
10:57
11:08
139
13:27
13:28
91
14:59
宿泊地
2日目
山行
8:30
休憩
0:39
合計
9:09
5:59
115
宿泊地
7:54
7:59
13
8:12
8:28
4
8:32
8:32
133
10:45
10:46
69
11:55
12:08
111
13:59
13:59
64
15:03
15:07
1
15:08
ゴール地点
天候 二日間続けて最高の天気でした(^^)
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
柏木登山口の駐車場に停めさせていただきました。個人所有の土地だそうなのですが、ありがとうございます。トイレも設置されていました。
コース状況/
危険箇所等
危険な個所は特にありません。
その他周辺情報 近くに道の駅があります。
登山口を出発します。前泊して6時半前に到着したのですが、なんと最後の空きスペースでした(^^;)。さて、長い道のりに出発します。ちなみにちょっと前に先行パーティーが出発されましたが、仙丈避難小屋まで行かれるとのこと。すげぇ。
登山口を出発します。前泊して6時半前に到着したのですが、なんと最後の空きスペースでした(^^;)。さて、長い道のりに出発します。ちなみにちょっと前に先行パーティーが出発されましたが、仙丈避難小屋まで行かれるとのこと。すげぇ。
しばらく登ったところの孝行猿の祠です。まだまだ先は長いのでそのままスルーしますが、下山で見た時の嬉しさと言ったらそれはもうもう、でした。明日のことですけど(^^;)。
しばらく登ったところの孝行猿の祠です。まだまだ先は長いのでそのままスルーしますが、下山で見た時の嬉しさと言ったらそれはもうもう、でした。明日のことですけど(^^;)。
見えにくいですが、木々の間からラスボスがちらりと見えました。おお、遠い(^^;)。最初は勾配のやさしい登山道が続きます。雪はまだ足元にはありませんが、徐々に出てきます。
見えにくいですが、木々の間からラスボスがちらりと見えました。おお、遠い(^^;)。最初は勾配のやさしい登山道が続きます。雪はまだ足元にはありませんが、徐々に出てきます。
ふと見ると中央アルプスがドーン!めっちゃきれいに見えております(^^)。パワーを分けてもらえます。しかしまだまだ林道との並走区間です。
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ふと見ると中央アルプスがドーン!めっちゃきれいに見えております(^^)。パワーを分けてもらえます。しかしまだまだ林道との並走区間です。
相棒が撮ってくれてました。結局このワカンもヘルメットも出番はないことをこの時は知らずに登っております(^^;)。
相棒が撮ってくれてました。結局このワカンもヘルメットも出番はないことをこの時は知らずに登っております(^^;)。
木々の間からまたしてもラスボスが見えました。山は見えてからが遠いといいますが、遠いのでしょう(^^)。
木々の間からまたしてもラスボスが見えました。山は見えてからが遠いといいますが、遠いのでしょう(^^)。
松峰小屋への分岐まで到着しました。トレースがあるのでどなたかが入られているかもしれませんね。我々はまだ先に進みます。ちなみにヤマレコでは小屋の下に水場が描かれていますが、本日の水の補給は雪から頂く予定です。
松峰小屋への分岐まで到着しました。トレースがあるのでどなたかが入られているかもしれませんね。我々はまだ先に進みます。ちなみにヤマレコでは小屋の下に水場が描かれていますが、本日の水の補給は雪から頂く予定です。
地蔵岳の手前で、南アルプスの一部が見えました。遠くに農取、赤石岳あたりでしょうか。この先がずっとつながっているんですね。
地蔵岳の手前で、南アルプスの一部が見えました。遠くに農取、赤石岳あたりでしょうか。この先がずっとつながっているんですね。
幕営地に到着しました。誰かの先達の幕営跡地を整地しなおしてヤドカリさせていただきました。ありがとうございます。テント張ったらまずは乾杯(^^)!このあとは水作りに励まねば。
幕営地に到着しました。誰かの先達の幕営跡地を整地しなおしてヤドカリさせていただきました。ありがとうございます。テント張ったらまずは乾杯(^^)!このあとは水作りに励まねば。
日も暮れてまいりました。めちゃめちゃ静かで落ち着きます。このルートだと駐車場の車の台数から入山者を予想できてしまいます。本当に静かで気持ちよく、寝るのが惜しくなりましたが明日に備えて休みます。
日も暮れてまいりました。めちゃめちゃ静かで落ち着きます。このルートだと駐車場の車の台数から入山者を予想できてしまいます。本当に静かで気持ちよく、寝るのが惜しくなりましたが明日に備えて休みます。
翌日、出発早々結構な登りに差し掛かります。このまま稜線まで登り基調。とはいえテントに荷物をデポしているので、昨日よりはずっと楽に歩けます(^^)。
翌日、出発早々結構な登りに差し掛かります。このまま稜線まで登り基調。とはいえテントに荷物をデポしているので、昨日よりはずっと楽に歩けます(^^)。
稜線に上がるとようやく森林限界を突破。植生も這松になり、眺望が開けます。相棒、頑張って登っております。
稜線に上がるとようやく森林限界を突破。植生も這松になり、眺望が開けます。相棒、頑張って登っております。
いよいよ山頂が近づいてきました。もう残りわずか。最後のビクトリーロードです。空はまだ少しモルゲンの赤みが残っています。
いよいよ山頂が近づいてきました。もう残りわずか。最後のビクトリーロードです。空はまだ少しモルゲンの赤みが残っています。
山頂到着!ツンデレの女王様にご挨拶(^^;)。ここからの眺望は素晴らしい!残念ながら少し霞んでいたので富士山と北アルプスは見えませんでしたが、八ヶ岳までは見えました。風もほとんどなく、落ち着いて過ごせる最高の山頂、ありがとうございました。
山頂到着!ツンデレの女王様にご挨拶(^^;)。ここからの眺望は素晴らしい!残念ながら少し霞んでいたので富士山と北アルプスは見えませんでしたが、八ヶ岳までは見えました。風もほとんどなく、落ち着いて過ごせる最高の山頂、ありがとうございました。
山頂標識の直線の石碑です。なんて書いてあるんでしょう?後ろには南アルプスの峰々が続いています。
山頂標識の直線の石碑です。なんて書いてあるんでしょう?後ろには南アルプスの峰々が続いています。
眼下に仙丈小屋が見えています。すごいカール。なるほど、この雪のおかげで夏も水場が生きるんですね。後ろの甲斐駒、かっこいい!さて、下山を開始しますか。
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眼下に仙丈小屋が見えています。すごいカール。なるほど、この雪のおかげで夏も水場が生きるんですね。後ろの甲斐駒、かっこいい!さて、下山を開始しますか。
さて、下山。長い地蔵尾根を下っていきます。下ると晴れるのあるある(^^;)。長いのでのんびり下りましょう。
さて、下山。長い地蔵尾根を下っていきます。下ると晴れるのあるある(^^;)。長いのでのんびり下りましょう。
雪の切れ目が出てきましたが、この辺りは踏み抜き注意です(^^;)。樹林帯に入ると眺望がないので、ひたすら登山道を下っていきます。
雪の切れ目が出てきましたが、この辺りは踏み抜き注意です(^^;)。樹林帯に入ると眺望がないので、ひたすら登山道を下っていきます。
下山まであと少し!というところで仙丈ケ岳が再度登場。あんな遠いところからよく戻ってきたもんだなと、感慨にふけっております。ありがとうございました。
下山まであと少し!というところで仙丈ケ岳が再度登場。あんな遠いところからよく戻ってきたもんだなと、感慨にふけっております。ありがとうございました。

感想

12日の仕事がなくなったので、予定を1週間早めて仙丈ケ岳に挑戦してみることにしました。特に難しいルートではないのですが、長い長いと聞いてはいた地蔵尾根ルート。TJARでもおなじみのルートを歩けるとはなんかテンション上がります(^^)。伊那に前泊して、早朝から出発することにしました。

6時半前に柏木登山口に到着すると、なんと駐車スペースがもう残り1台!停められて良かった〜(^^)。この時間にいっぱいになるのか。さすが人気の山、というかスペースの関係でしょうね。もっとも、個人所有の土地と聞いてましたので、感謝しかありません。トイレも設置されています。

準備を整えている間に3人パーティーが出発されました。なんと、仙丈小屋まで行かれるとのこと。すげぇ。私たちは丸山谷の頭を過ぎたあたりで幕営予定です。お気をつけて!さて、我々も準備が整ったところで出発します。

まずは普通に登山道です。ちょっと行ったところで孝行猿の祠が。うん、帰りに見るか。先は長いので進みます。特に急登でもないのでちょうどいい感じにあったまってきます。最初は林道と交差したり林道を歩いたり並走したりしながら進んでいく感じです。そのうちに雪がちらほらと見えてきたかと思うと、日陰には雪がしっかりと出始めました。

雪が凍って溶けかけているようなところはわずかな雪でも足が滑ります。まだ大丈夫と思っていた矢先、見事に転倒(^^;)。素直にチェーンスパイクを装着します。この辺りもまだまだ緩やかな登りが続きます。なかなか高度が上がりませんが、これはこれで楽しんで歩かせていただくことに。時折ラスボスがちらっと見えたりしますが、なんか遠すぎて気が遠くなりそう(^^;)。

林道が終わると山域らしくなってきました。登りの傾斜も山らしくなってきます。樹林帯に入ると眺望もなくなってきました。結構歩いたかなと思ったところで松峰小屋への分岐に到着。ここでアイゼンに履き替えました。ここから斜度が上がっていきます。ぐっと登りになりました。しんどいです(^^;)。

地蔵岳へはしばらく登りですが、山頂を経由せずにトラバースです。これは助かりますね。左へぐるっと巻いていくとまたしても稜線に出ます。しばらくは緩やかな道になりますが、ぼちぼち幕営地を探しつつ歩きます。丸山谷の頭の手前で幕営中のパーティーがいらっしゃいました。我々はもう少し進ませていただきましょう。

丸山谷の頭を越えると、今日は終わったようなもの。張ろうと思えば適地は何か所かありましたが、整地のことを考えるとヤドカリしたいなと思っていたので、幕営跡を探しました。そのうちそれらしき場所を発見!今日はここらで休ませていただきましょう。

とはいえ今日は水作りから始めなければ。水作りを始めていると、下山の方が足を止めて話してこられました。同じく関西からとのこと。普段は山スキーをされているとのことで、ホームが同じく比良山系とのことでした。なんと、またどこかでお会いしそうですね(^^)。そのときはよろしくお願いします。

食事を済ませるとあとは寝るだけなのですが、静かな山域を楽しみつつひと時を過ごします。とても静か。13台の車が停まっていて、すれ違った方と下山された方を引くと、先にいらっしゃる人数が大体把握できてしまう。こんな山も面白い。

さて翌朝、4時半にパーティーが歩く音が聞こえたので目を覚ましました。ちょうどいい時間なのでそのまま起きて腹ごしらえをし、我々も出発することに。さほどモルゲンロートにこだわりがなかったので、ヘッデン登山はせずに普通に出発しました。

アタックザックのみなので楽(^^)。が、この先は登りが急になってきます。のこり大体600mほどの登りですが、2400mからなのでゆっくりと進んでいきます。今日も晴れ。そして風もなし。最高のコンディション(^^)。樹林帯も切れ目が出てきたと思えば植生が這松になってきました。

稜線まで出ると眺望が良くなりますね。昨日よりは霞んではいるものの中央アルプスが見えます。ほぼ同じ高さまで来たねぇ。ということはこっちももうちょっとかな。少しばかり岩稜帯があったりしますが、ピッケルが必要なほどでもありません。左を見るとかっこいい甲斐駒が見えてきます。

山頂らしきところ(実際はもうちょっと奥でした)に6人パーティーが、その手前左手のテラスっぽいところに1人の方が見えます。ガスも風もなく本当に静か。トレースをたどって一歩一歩進むと、ようやく仙丈ケ岳山頂に到着しました。

眼前には北岳、甲斐駒。その奥にあるであろう富士山は霞んで見えず。うっすらと八ヶ岳も見えます。南に目を向けると赤石岳山脈が。西を見ると中央アルプス。なんちゅう眺望の良さ!最高や!

しばらく過ごし、下山開始。核心とも言える長い下山の始まりです。順調に高度を下げ、テントを撤収。また重い荷物を担いで下山です。下るだけだから気楽に考えていたのですが、丸山谷の頭の登り返しがしんどいこと(^^;)。ここを越えると地蔵岳はトラバースなので普通に通過。松峰小屋分岐で小休止してチェーンスパイクに換装。また下山を続けます。

ようやく林道に再開するとちょっとほっとしますが、ここから先もまだまだあります。林道沿いの道が地味に登り返したりしていて疲れた足には堪えます(^^;)が、基本的に下り基調なので気持ちは楽。そして駐車場に到着すると、山行終了となりました。

聞いてはいたけれど、やっぱり長い地蔵尾根。ツンデレの女王はさすがに手強かったですが、素晴らしい眺望を楽しませていただきました(^^)。今日もありがとうございました。南アルプス、素晴らしい山域でした。

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