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記録ID: 5286429
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ハイキング
甲信越

風越山(滝の沢登山口)

2023年03月19日(日) [日帰り]
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GPS
05:52
距離
10.4km
登り
1,086m
下り
1,079m

コースタイム

日帰り
山行
5:18
休憩
0:35
合計
5:53
距離 10.4km 登り 1,086m 下り 1,082m
06:04 滝の沢登山口駐車場出発
06:25 御瀧場(登山口)
06:20 石灯篭 06:31
06:37 日向馬留
06:45 若竹入口
06:51 蚕種石
07:03 秋葉大権現 07:04
07:08 奴谷
07:23 虚空蔵山 07:25
07:34 太田(ベニマンサク説明板)
07:44 比丘尼
08:06 矢立木
08:16 展望台
08:27 一の鳥居
08:29 駐馬巖
08:35役行者石像(役小角)
08:41 随身門
08:42 白山社奥宮 08:46
09:06 風越山山頂 09:41
10:11 展望台 10:17
10:49 虚無蔵山 11:00
11:05 延命水 11:06
11:16 秋葉大権現
11:40 石灯篭
11:45 登山口
11:57 滝の沢登山口駐車場
天候 朝方曇り(山全体がガスに覆われ視界なし)、9時頃よりガスが上がり青空
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内−首都高速(C2)−<高井戸IC>−中央自動車道−<飯田IC>−国道153号−<飯田インター東>−県道15号−<白山町3丁目(左折)>−県道8号線−砂払温泉(斜め右折)−滝の沢登山口駐車場
(都内−中央自動車道−滝の沢登山口駐車場:305km)

■復路:滝の沢登山口駐車場−県道15号−<飯田IC>−中央自動車道−<高井戸IC>−首都高速(C2)−都内
(滝の沢登山口駐車場−中央自動車道−都内:304km)

■駐車場:中央自動車道の飯田ICで降りて県道15号線で飯田市街方向へ戻り、白山町3丁目交差点を右折します。砂払温泉の前を斜め右に入り、正永町を右折して滝の沢に入り左折をして白山社奥宮への表参道を登って行くと滝の沢登山口の駐車場があります。駐車台数は5台程度で未舗装、登山ポストもトイレもありません。四駆であれば更に参道(登山道)の奥まで入ることは出来ますが、林道終点は駐車スペースがないので少し手前に1、2台駐められる程度です。
マップコード:143 097 275*08
比較的近くにある押洞登山口の「かざこし子どもの森公園」の駐車場は時間制限があり夜間は閉門されますので注意して下さい。
コース状況/
危険箇所等
■駐車場−虚空蔵山
駐車場から林道終点(御瀧場)まで20分ほど歩きます。四駆車なら林道終点まで入れますが、駐車スペースと回転場がないので軽か小型車が1、2台程度です。
林道終点から石灯籠まで5分ぐらいです。石灯籠から虚空蔵山までは40分ぐらいですが、途中の秋葉権現で虚空蔵山の山頂と延命水にルートが分かれます。ルートマップにはありませんが、延命水から虚空蔵山へは急登ですが踏み跡があります。
風越山マラソンが行われているためか、登山道は幅が広く良く整備されています。

■虚空蔵山−風越山
虚空蔵山までの登山道より若干幅が狭くなりますが、大きなアップダウンもなく、マラソンコースの白山社奥宮までは歩きやすい登山道です。ただし登山道の両サイドは急峻に落ちている場所があります。また奥宮の手前には急な石段がありますので滑らないように注意が必要です。
白山社奥宮と風越山山頂間には一箇所長いクサリ場があります。足場やホールドは豊富にあるのでそれほどクサリに頼る必要はありません。
滝の沢登山口の駐車場に入れました。5時まで仮眠をして、朝食は鍋焼うどんで炭水化物を摂取して6時出発の準備をします。
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滝の沢登山口の駐車場に入れました。5時まで仮眠をして、朝食は鍋焼うどんで炭水化物を摂取して6時出発の準備をします。
6時はすっかり明るくなりました。駐車場は5台程度の広さです。無料で24時間利用できます。出発時、他に車はありません。
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6時はすっかり明るくなりました。駐車場は5台程度の広さです。無料で24時間利用できます。出発時、他に車はありません。
駐車場の先、二股に分かれていますが表参道(登山道)は山側の道を行きます。車止めはないので、林道終点まで車で入れますが、終点には駐車スペースと回転場所がありません。
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駐車場の先、二股に分かれていますが表参道(登山道)は山側の道を行きます。車止めはないので、林道終点まで車で入れますが、終点には駐車スペースと回転場所がありません。
駐車場から先の林道には落石もあります。夜の暗い時間帯に入るときは要注意です。
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駐車場から先の林道には落石もあります。夜の暗い時間帯に入るときは要注意です。
登山道は白山社奥宮の表参道です。いたるところに石仏?があります。
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登山道は白山社奥宮の表参道です。いたるところに石仏?があります。
林道終点(御瀧場)から登山道が始まり、5分ほど登ると石灯籠があります。ここで押洞登山口からのルートと合流します。
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林道終点(御瀧場)から登山道が始まり、5分ほど登ると石灯籠があります。ここで押洞登山口からのルートと合流します。
この場所に詳しいルートマップがあります。登山口は6箇所もあり、国土地理院の地図にも記載がないルートがあるようです。
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この場所に詳しいルートマップがあります。登山口は6箇所もあり、国土地理院の地図にも記載がないルートがあるようです。
秋葉大権現(標記は秋葉様)です。分岐で行きは右手の虚空蔵山を経由して、帰りは延命水に下って左手から降りてきます。
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秋葉大権現(標記は秋葉様)です。分岐で行きは右手の虚空蔵山を経由して、帰りは延命水に下って左手から降りてきます。
虚空蔵山に登ってきました。このルートで展望が開ける場所は虚空蔵山とこの先の展望台の2箇所ですが、ガスガスで何も見えません。
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虚空蔵山に登ってきました。このルートで展望が開ける場所は虚空蔵山とこの先の展望台の2箇所ですが、ガスガスで何も見えません。
虚空蔵菩薩は里宮に移されたようで、中は空でした
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虚空蔵菩薩は里宮に移されたようで、中は空でした
虚空蔵山の山頂標ですが、山全体がガスに包まれているようです。
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虚空蔵山の山頂標ですが、山全体がガスに包まれているようです。
ルートマップには「矢立木」と書かれています。大きな矢が2本と、小さな祠があります。
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ルートマップには「矢立木」と書かれています。大きな矢が2本と、小さな祠があります。
白山社奥宮一の鳥居手前の展望台です。このルート上で南アルプス方向の展望が最も開ける場所に来ましたが、ガスガスで何も見えません。
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白山社奥宮一の鳥居手前の展望台です。このルート上で南アルプス方向の展望が最も開ける場所に来ましたが、ガスガスで何も見えません。
ガスが濃いためか、小枝には霧氷が付き始めています。
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ガスが濃いためか、小枝には霧氷が付き始めています。
一の鳥居です。一礼をして神域に入ります。
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一の鳥居です。一礼をして神域に入ります。
駐馬巌(ちゅうまがん)の標記があります。「南無妙法蓮華経」と彫られています。ここは神仏習合なのかしら。
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駐馬巌(ちゅうまがん)の標記があります。「南無妙法蓮華経」と彫られています。ここは神仏習合なのかしら。
この石段は石を並べたものではなく、自然石を斫ったもののようです。
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この石段は石を並べたものではなく、自然石を斫ったもののようです。
登山ルートマップには役行者(えんのぎょうじゃ)と書かれています。修験道と云うことは仏教?
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登山ルートマップには役行者(えんのぎょうじゃ)と書かれています。修験道と云うことは仏教?
長い石段を登ると白山社の山門が見えてきました。
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長い石段を登ると白山社の山門が見えてきました。
ルートマップには「随身門」と書かれています。本殿は門を潜りさらに石段を登ります。
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ルートマップには「随身門」と書かれています。本殿は門を潜りさらに石段を登ります。
雪はありませんが寒いです。氷が張っています
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雪はありませんが寒いです。氷が張っています
拝殿は石段を登った正面にあります。本殿の横から風越山の山頂に向かいます。
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拝殿は石段を登った正面にあります。本殿の横から風越山の山頂に向かいます。
このルート中にある唯一のクサリ場です。足場やホールドがあるので難易度は高くありません。
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このルート中にある唯一のクサリ場です。足場やホールドがあるので難易度は高くありません。
風越山の山頂です。誰もいませんが、残念ながら展望もありません。
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風越山の山頂です。誰もいませんが、残念ながら展望もありません。
基準点名:権現山 等級:二等 標高:1535.48m
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基準点名:権現山 等級:二等 標高:1535.48m
ガスガスの山頂です。晴れを期待して9時を過ぎたばかりですが毎度質素な食事にします。ビーはツエルトと同様に非常用(ボッカ用)です。
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ガスガスの山頂です。晴れを期待して9時を過ぎたばかりですが毎度質素な食事にします。ビーはツエルトと同様に非常用(ボッカ用)です。
食事を初めて5分も経っていません。ふっと顔を上げると、ガスが消え青空になっています。
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食事を初めて5分も経っていません。ふっと顔を上げると、ガスが消え青空になっています。
方角的には中央アルプス南部のようですが、木々が邪魔で同定は難しいです。
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方角的には中央アルプス南部のようですが、木々が邪魔で同定は難しいです。
青空が広がってきたので、展望のない山頂にはオサラバをして展望台に急ぎます。
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青空が広がってきたので、展望のない山頂にはオサラバをして展望台に急ぎます。
ふたたび展望台にやって来ました。展望台のガスも上がっていました。
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ふたたび展望台にやって来ました。展望台のガスも上がっていました。
ここは南アルプスの展望台です。
仙丈ヶ岳です。
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ここは南アルプスの展望台です。
仙丈ヶ岳です。
白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)です。
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白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)です。
北岳、中白根山、間ノ岳をアップに...
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北岳、中白根山、間ノ岳をアップに...
西農鳥岳(左)と農鳥岳(中央)をアップに...
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西農鳥岳(左)と農鳥岳(中央)をアップに...
悪沢岳かな?
悪沢岳をアップに...
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悪沢岳をアップに...
虚空蔵山から南アルプス南部と伊那谷です。
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虚空蔵山から南アルプス南部と伊那谷です。
飯田市を俯瞰しています。
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飯田市を俯瞰しています。
展望台ではずっと雲に隠れていた聖岳が虚空蔵山で姿を現しました。
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展望台ではずっと雲に隠れていた聖岳が虚空蔵山で姿を現しました。
虚空蔵山の山頂から少し戻り、延命水を経由して下山します。
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虚空蔵山の山頂から少し戻り、延命水を経由して下山します。
水量は細いですがタップリと飲みました。20年も延命したらどうしよう。
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水量は細いですがタップリと飲みました。20年も延命したらどうしよう。
石灯籠の場所にある山の神に無事下山の報告とお礼(合掌)をして滝の沢の林道に下山します。
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石灯籠の場所にある山の神に無事下山の報告とお礼(合掌)をして滝の沢の林道に下山します。
駐車場に戻ってきました。車が2台増えていますが、地元の車のようです。
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駐車場に戻ってきました。車が2台増えていますが、地元の車のようです。

感想

この冬はイージーな雪山ハイキングが続いた。ピッケルは携行するものの一度も出番がない。
まあコロナ禍でもなければ、往復600キロを超える登山口までのアプローチは里山では考えないかも知れない。
しかし南信の里山、思ったよりもずいぶん良かった。おらが地域の山という感じで、山小屋がある訳でもないのに、登山道や標識などは地元の人達によりしっかりと整備されている。

この週末は晴れれば新潟か福島方面の静かな山に行こうと思っていた。ところが土曜日は雨。おそらく信州の山はどこでも雪が積もったのではないか。
今シーズンの南信雪山ハイキングは南木曽岳を最後にしようと思っていたが、土曜日雨(雪)・日曜日晴れとなればもう一回南信の雪山ハイキングが楽しめそう...候補は富士見台高原か風越山か...
どちらも片道300キロ以上あるが高速道路のICから近いのが決めてとなり風越山に決めた。登山口は押洞登山口...ところが駐車場に使用制限があり夜間は閉門、朝は8時半にならないと開かないようだ。そこで24時間利用できる滝の沢登山口に変更した。
滝の沢の駐車場は狭い。5台が限度だろうけど一台の車もいなかった。

明るくなる時間も早くなった。5時頃から食事を摂り準備を始めた。車から外に出ると、登山口には雪が全くない。路面が濡れているので里は雨だったようだ。それでも標高を上げれば雪になるだろうとピッケル・ワカンを括り付け、12爪アイゼンも詰め込んだ。
ところが登れども登れども雪は出てこない。むしろ昨日の雨で雪は消えてしまった感がある。結局、山頂付近に溶け残った雪が少しあった程度で、とても雪山ハイキングと呼べるものではなかった。

朝方、少し気温が高めだったようで、山はガスガス状態だった。虚空蔵山でも展望台でも、全く視界は得られなく、登山道にもガスが入りこんでいた。風越山の山頂に着いた時も山全体がガスに包まれたような感じだった。
時間はまだ9時、予定よりも早かったので、下山に備えて食事を摂ることにした。
食事を始めて5分も経たなかった。山頂に少しガスは残るものの、周囲のガスはあっという間に消え、上空は一面の青空となった。
もともと風越山の山頂は木々に覆われ展望はない。それでも木々の間から見える中央アルプスは真っ白だった。
急いで食事を片付け、南アルプスの展望台に急いだ。南アルプスもガスが取れ始め、白い峰々が姿を現していた。

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