谷川岳
- GPS
- 04:28
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 882m
- 下り
- 880m
コースタイム
- 山行
- 3:27
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:27
天候 | 曇り時々晴れ 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・ロープウェイを往復利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天神尾根は雪が消えて地面が露出しているところがあった。それを除けば積雪の上を歩く。雪質はザラメ。 |
写真
感想
ロープウェイを使って一気に天神平まで至り、ここでこの先を進む準備をする。天神尾根は自分の技術だとシール歩行は難しいので最初からアイゼン歩行をすることに。今日は軽い板で来たものの、それでもやはり重い。ザックは10kg以上だろう。Zさんもアイゼンを付けて8:28に行動開始。晴れていて無風なので歩き出すと暑くてたまらない。特に照り返しが強い。アンダーシャツとフリースを着ていたが、たちまちフリースは不要になりザックにしまい、結局最後まで出番はなかった。久々の重荷に体が着いてこず、ペースは遅々として上がらない。軽荷のZさんにちぎられそう。尾根のアップダウンに苦しみつつ進むと右手のほうから何やら轟音が。遠くの斜面で全層雪崩が起きていた。遠くで起きていても音がよく聞こえて恐怖感を覚えた。
出発から1時間弱で熊穴沢避難小屋に到着。水分休憩。重荷で肩が痛い。扉が開いたままになっていて、雪が小屋内に入り込んでいた。休憩後行動再開するもまだアップダウンが続くのでシートラーゲンは続く。しかも雪が消えていて岩場をスキーブーツ+シートラーゲンでこなすところも出てきて難儀した。重いしもう帰りたくなった。これ以降も何箇所か雪が消えていて、都度泥だらけになりつつ進む。しかしそれでも出発から1.5時間程するとようやくシール歩行が可能になり重荷から解放された。雪質は緩んでいてシールで斜面を歩いても特に恐怖感はない。ようやくスキー山行らしくなったが、登り始めると比較的短時間で肩の小屋に到着してしまう。そしてその先のトマの耳は手前で雪が割れていてとてもスキーで滑れそうにはなかったので、適当なところでスキーをデポした。10:45にトマの耳に到着。標高を上げても風はなく、アンダーシャツ一枚でも寒さは感じなかった。もう1つ先のピークで休憩することにして、ここは写真のみで進む。トマの耳からオキの耳は一回標高を下げてからまた登り返す。岩が露出しているところもあって歩きづらいが、気温が高かったので凍っているところはなかった。オキの耳には11:04に到着。ちょうどガスがかかってしまい、好展望を得ることはできなかった。しかも雪も少し舞い始めていて、さすがにアンダーシャツ一枚では居られないのでジャケットを羽織った。オキの耳で座って休みつつ栄養補給する。座ってあたりを見るも雲は取れそうになかったので、その後元来た道を戻る。トレースもあるしそれほど沈まない雪質なので、オキトマの往復はアイゼンを使用しなかった。帰りのトマの耳は通過のみ。板デポ地点まで戻る。ここで下山の準備。滑ることができる斜面は限られるが、雪質も良いし期待できそう。準備の後11:42に下山開始。やはり雪質はザラメで緩んでいて、滑っても楽しかった。何度か止まりつつ滑るも、やはり快適なのであっと言う間に滑走可能斜面は終わってしまった。凍結斜面もなく、自分の技量でも十分楽しめた。なにより周囲にスキーヤーボーダーが全然いなくて、大斜面を貸し切りで滑ることができたのが良かった。平日のためだろう。週末だとあちこちで滑る人が出てきそう。時間に余裕があれば登り返しをしたいところだが、明日は仕事で早めに帰宅したいので止めておく。つぼ足で降りてくるZさんを待つ間に再度アイゼン歩行に換装する。再び重荷だが、快適斜面を滑った後なので気分的には良かった。とは言え天神尾根はアップダウンがありスキーを背負っての行動にはあまり向かない。標高が下がり寒さは感じなくなったので、ジャケットは再度ザックに入れる。結局今日は行動時間のほとんどをシャツ一枚で過ごすことになった。
この先歩いて降りるしかないのでとにかく進む。平日なので登りの登山者とすれ違うこともほぼなく、自分達のペースで進めたのは良かった。最後ゲレンデに出て一本滑るも、ここはストップスノーであまり快適ではなかった。今日に限ってはバックカントリーエリアのほうが快適であった。ゲレンデで転びたくないので慎重に滑ってロープウェイ駅に到着。12:52だった。数分後Zさんも無事到着し今日の行動は無事終了。行動中は雲が着いたり離れたりだったが、午後になると晴れが優勢になってきて、スキー場へ着いた時間には往復してきた谷川岳を眺めることができた。終日風はなく、その点は天候に恵まれた。スキーで往復するのは道具が重くて結構つらかったが、快適斜面を滑るのはなかなか楽しく、再度雪質の良い時であれば再度訪問してみたい。
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