剱岳 池ノ谷
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 2,424m
- 下り
- 2,412m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
秋の池ノ谷雪渓は上部でズタズタになっており通過は大変だった。 新雪後の北方稜線は至る所で氷化しており難儀だった。 |
写真
感想
先日の池ノ谷は簡易アイゼンしか持って来ず敗退したが今度は完璧な準備をして若武者NOZAと二人でリベンジする。
深夜0時に起きてNOZAと待ち合わせして馬場島へ向かう。駐車場には多くの車が止まり土曜に入山したらしい。
2.00 750m 馬場島発 暗闇の中林道を歩き白萩川取水口に着く。
2.23 930m 白萩取水口 地下足袋で白萩川を徒渉してタカノスワリを進む。水量は多くは無く足も冷たくは無かった。暗闇だが通い慣れた場所なので問題ない。
3.20 1100m 小窓尾根取り付き ここで徒渉して左岸に渡り登山靴に履き替える。稜線まで500m弱の登り、ガンガン高度を上げる。
4.46 1565m 小窓尾根稜線 ようやく一服出来る。富山市の夜景がきれいだ。ここから池ノ谷へ100mの下り。まだ真っ暗だ。
5.09 1455m 池ノ谷 出発から3時間ようやくスタートラインだ。しばらくで雪が出て来てアイゼンを装着。少し明るくなって来て振り返ると朝日が富山湾を赤く染めていた。池ノ谷は雪は豊富でガンガン高度を上げる。
6.10 1800m 池ノ谷二股 右俣は長次郎のコルに左俣は三ノ窓に突き上げる。どちらも岩壁に挟まれた細いV字谷である。左俣はスキーでも滑っているので様子は分かっているが秋の経験は無い。
左俣に入ってしばらくで雪渓は切れていたが問題なく通過、斜度は徐々に上がると新雪がチビラッセルになる。しかし2300mを超えた辺りから雪渓がズタズタになっていた。ブリッジありシュルンドあり安全第一でコース取りに気を使う。踝まで潜る雪に難儀しながらようやく三ノ窓が間近に見えて来た。
9.04 2635m 三ノ窓 三ノ窓から朝日が射して来た。ようやく気分も明るくなる。さて池ノ谷ガリーは日が射さないので雪がそのまま残っていた。振り返ると小窓の王、横にはチンネと劔らしい雰囲気の中池ノ谷乗越しへ
10.38 2860m 池ノ谷乗越 ここからの岩場は日が射す部分と日陰の部分はまるで雪質が異なりこれまた歩きづらい、アイゼンにはべったりだんごが付いて何度も払いのける。通い慣れた北方稜線だが雪が付いて氷化している場所のトラバースには気を使う。滑落すればただでは済まない。
正面には真っ白な立山や劔沢が圧巻だった。遥か向こうには御嶽山が噴煙を上げていた。剱岳は中々遠かった。ラッセルを交代して高度を上げようやく祠が見えた。
12.10 2999m 剱岳 快晴無風、遥か遠くには富山湾越しに能登半島が見える。今日は頑張って良かった。記念写真を撮れば早月尾根を下るだけ。
早月尾根にはここはトレースが残っていた。ただ登山者の姿は見えない。トレースに従って下りるだけ。ただ下山中頭痛と吐き気がこんな事滅多に無いが早足で下りると頭がガンガンするのでペースを落とす。
14.40 2210m 早月小屋 ここで大休止してゆっくり馬場島に下山した。
17.14 750m 馬場島 もうあたりは薄暗くなり15時間のハード山行は終わった。
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