妙高山・火打山(53〜54)
- GPS
- 30:05
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,139m
- 下り
- 2,137m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 7:06
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 6:59
天候 | 両日とも快晴。殆ど無風。気温は6~7℃。早朝は零下。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上下二つの駐車場があるが、下の駐車場にはトイレ併設。 百台以上駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
霜柱が融けて土が緩み、ぐちゃぐちゃで滑りやすい部分有り。 妙高山北側の沢筋は、昼になっても凍結し、滑りやすい。 アイゼンを装着した方が安全。 |
写真
装備
備考 | アイゼンとダウンジャケットは持っていって良かった。 |
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感想
山行の前は、天気予報を見て、喜んだり悲しんだり。
一週間前に晴れの予報でも、前日雨になったり、
その逆に一週間前に悪い予報でも、急に安定したり。
今回は、まさに後者でした。
土曜日と日曜日、安定した無風の快晴でした。
妙高山と火打山に行ってきました。
笹ヶ峰から高谷池ヒュッテへ行き、火打山アタック、
翌日妙高山に行って、笹ヶ峰に戻りました。
金曜日、いつものように八ヶ岳の山荘に入り、一泊。
土曜日四時起床、暗い中、出発です。
中央道から長野道に入り上越道で妙高高原を目指します。
途中、長野辺りから空が白み始めます。
山々が見え始め、心がウキウキし始めます。
妙高高原インターを下りると、正面に妙高山が。
この角度から見上げる妙高山も素晴らしい。
笹ヶ峰駐車場は、未だ混雑していませんでした。
登山準備をして、準備体操して、朝食を食べて、まだるっこしい。
早く登りたくて、うずうずします、毎度のことですね。
笹ヶ峰登山口から木道が始まります。
気温が下がったのでしょう、霜が下りていました。
落ち葉にも霜がついていました。
森林セラピーロード分岐を左折すると、すぐに渡渉があります。
黒沢橋を渡ると本格的な山道が始まります。
十二曲辺りから振り返ると、北アルプスが見え始めます。
心臓がバクバク、心が高鳴ります。
十二曲の一番上から見る高妻・乙妻山も立派です。
しばらく歩いていくと、富士見平。
富士山は残念ながら見えませんでした。
ここから山肌をトラバース気味に歩いていくと、
突如火打山が見えてきます。奥には焼山も見えます。
未だ、先日降った雪で白く輝いています。
熊笹の草原の中に立つ高谷池ヒュッテに到着。
三角形の屋根の特徴的な小屋です。
チェックインして、いらない荷物を置いて、火打山へアタックです。
高谷池の周りを歩いて、天狗の庭に。
天狗の庭からの火打山がまた素敵です。
逆さ火打の写真を撮りました。
雷菱の崖から、落石の音を聞きながら、尾根筋を登る。
雷鳥平からは北側はところどころ凍結していた。
山頂からの展望は素晴らしいの一言。
北アルプス、焼岳、妙高山、高妻・乙妻山が目の前に聳えたち、
遠くに中・南アルプス、八ヶ岳、浅間山、志賀高原、四阿山。
後ろには、日本海、糸魚川と上越市。
本当に雲ひとつない快晴、そして無風。
一時間以上も滞在してしまいました。
後ろ髪を引かれながら、下山。
下りていく方向の景色もまた素晴らしい。
明日行く妙高山もかっこいい。
高谷池ヒュッテは小さい山小屋。
今夜はほぼ満員だとのことです。
予約しておいて良かった。
新潟県の地ビールで乾杯。
水戸の親子パーティの方と歓談。
お母さんは私より二十歳も年配。お元気!
私も歳をとっても元気に山登りを続けたい。
夕食は、カレーとハヤシの二種類。両方とも美味しく頂きました。
八時には消灯。ぐっすりと寝ることができました。
五時過ぎに起床。外はぼんやりと明るくなっていました。
準備を整え、小屋の前に飛び出ます。
ちょうどモルゲンロートで、火打の山肌が赤く燃え上がります。
遠く北アルプスの山々も赤く染まっています。
茶臼山を越えて黒沢池ヒュッテに向かいます。
昨日融けた氷がまた凍結してカッチンカッチンです。
泥も固まったいるので、歩きやすいですが。
茶臼から下りてくると草原の端っこに黒沢池ヒュッテが見える。
八角形?の屋根が特徴的です。
ヒュッテにデポするかどうか迷いましたが、
全ての荷物を背負っていくことにしました。
アイゼンいらないかななんて思ってましたが、・・・。
大倉乗越からは、前が妙高、後ろが火打。
長助池の平地まで下りなきゃいけないのか、つり橋が欲しい、・・・。
外輪山を巻きながら下降して、黒沢池分岐に。
太陽が隠れた北側斜面の沢沿いの道です。
氷で、ツルツルでした。
登れないことはないのですが、疲れるので、
アイゼンを装着しました。
ガシガシ登ります。
樹木が輝き始めると、まもなく頂上でした。
頂上は赤土でベチャベチャでした。
ここからの眺望も素晴らしい。
富士山も見ることができました。
遠く御嶽山の噴煙も見えました。
北峰でご飯を。ご馳走は、北アルプス。
白馬三山、唐沢岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。
奥には、立山と剱岳が白く輝いていました。
何時間でもここに居たい、時間よ止れ。
止りませんので、下山を開始します。
きっと高速道路も混むんだろうななどと
現実的なことを考えながら撤収します。
下りもアイゼンを効かしてガシガシ下ります。
アイゼン装着されてる方は少なかったですね。
黒沢分岐でアイゼンを外して、外輪山の登り返し。
下山道で登り返すのは辛い。
浅間山の草滑りを思い出してしまいました。
やっと大倉乗越に到着。後は下るだけです。
黒沢池ヒュッテで休憩して、下山開始です。
美しい黒沢池の草原を一人歩いて下ります。
山肌を巻き、富士見平までは平坦な道です。
ここから急な下りとなります。
途中で休もうかとも思ったのですが、
早く下りて、早く家に帰りたくなり、
ノンストップ1時間50分歩き通しました。
無茶しちゃいけないとは思うのですが、
一人だとどうしても休みが面倒くさい。
笹ヶ峰は紅葉真っ盛りでした。
天気良し、展望良し、楽しい山旅でした。
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