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Yamareco

記録ID: 5362676
全員に公開
ハイキング
四国剣山

三嶺 / 一瞬の奇跡がくれた絶景

2023年04月11日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:09
距離
11.4km
登り
1,076m
下り
1,246m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:57
休憩
1:11
合計
7:08
7:21
4
7:25
7:27
43
8:10
8:11
52
9:03
9:04
53
10:04
10:11
17
10:28
10:36
19
10:55
11:35
23
11:58
12:03
64
13:07
13:07
50
13:57
14:00
29
いやしの温泉郷
14:29
菅生バス停
天候 ガス&強風→晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
菅生バス停近くに駐車できるスペース有
コース状況/
危険箇所等
よく整備されている道。危険箇所は少ない。
菅生(すげおい)からバスに乗って名頃へ。
2023年04月11日 07:01撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
1
4/11 7:01
菅生(すげおい)からバスに乗って名頃へ。
名頃にはカカシがたくさんいる。
2023年04月11日 07:24撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 7:24
名頃にはカカシがたくさんいる。
祖谷渓谷の美しい水。
2023年04月11日 07:25撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 7:25
祖谷渓谷の美しい水。
名頃の駐車場。トイレも完備。
2023年04月11日 07:27撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 7:27
名頃の駐車場。トイレも完備。
7:25登山開始。
2023年04月11日 07:29撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 7:29
7:25登山開始。
なだらかな尾根を登っていく。
2023年04月11日 08:04撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 8:04
なだらかな尾根を登っていく。
途中で林道と合流。
2023年04月11日 08:10撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 8:10
途中で林道と合流。
なんやねん、徳島でも「みうね」って呼んでるやんけ。
2023年04月11日 08:11撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 8:11
なんやねん、徳島でも「みうね」って呼んでるやんけ。
林道から登山道へ復帰。
2023年04月11日 08:12撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 8:12
林道から登山道へ復帰。
鹿除けネットで保護されたダケモミの丘。
2023年04月11日 08:59撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 8:59
鹿除けネットで保護されたダケモミの丘。
この大岩あたりから樹林帯を抜けます。
2023年04月11日 09:49撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 9:49
この大岩あたりから樹林帯を抜けます。
高知側からは吹きすさぶ強風がガスを運んでくる。
2023年04月11日 10:07撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 10:07
高知側からは吹きすさぶ強風がガスを運んでくる。
ああ、晴れてたら絶景なんやろうなあ・・・。
2023年04月11日 10:08撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 10:08
ああ、晴れてたら絶景なんやろうなあ・・・。
巨岩奇岩が点在するトラバース道。
2023年04月11日 10:10撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 10:10
巨岩奇岩が点在するトラバース道。
稜線に上がります。
2023年04月11日 10:14撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 10:14
稜線に上がります。
稜線の風エグい。飛ばされて池に落ちそう。
2023年04月11日 10:14撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 10:14
稜線の風エグい。飛ばされて池に落ちそう。
山頂へ向かいます。
2023年04月11日 10:18撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 10:18
山頂へ向かいます。
一瞬ガスが取れて池とヒュッテが姿を見せた。この風景が見たかったんだよ!やったぜ!!
2023年04月11日 10:20撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 10:20
一瞬ガスが取れて池とヒュッテが姿を見せた。この風景が見たかったんだよ!やったぜ!!
10:25、三嶺(1,893m)登頂。さっきみたいに一瞬の晴れ間を待とうかとも思ったが、この強風の中10分もいてられへん。
2023年04月11日 10:33撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 10:33
10:25、三嶺(1,893m)登頂。さっきみたいに一瞬の晴れ間を待とうかとも思ったが、この強風の中10分もいてられへん。
三嶺ヒュッテに向かいます。ラーメンでも作って温まろう。
2023年04月11日 10:55撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 10:55
三嶺ヒュッテに向かいます。ラーメンでも作って温まろう。
池の上にはまだ雪が残っていた。
2023年04月11日 11:38撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 11:38
池の上にはまだ雪が残っていた。
菅生へ向かって下山開始。
2023年04月11日 11:41撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 11:41
菅生へ向かって下山開始。
振り返って山頂。ってか晴れてない?
2023年04月11日 11:45撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 11:45
振り返って山頂。ってか晴れてない?
下山途中にあった笹原。
2023年04月11日 12:13撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 12:13
下山途中にあった笹原。
おおう、塔丸から剣山まで一望やんけ!これは今日は見れると思ってなかった。
2023年04月11日 12:14撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 12:14
おおう、塔丸から剣山まで一望やんけ!これは今日は見れると思ってなかった。
剣山と次郎笈を望遠で。
2023年04月11日 12:15撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 12:15
剣山と次郎笈を望遠で。
大岩を貫く木。生命は偉大だ。
2023年04月11日 12:22撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 12:22
大岩を貫く木。生命は偉大だ。
なだらかなダダっ広い斜面を下りていく。ルートを見失いやすいのであちこちにケルンが積んである。これはありがたい。
2023年04月11日 12:56撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 12:56
なだらかなダダっ広い斜面を下りていく。ルートを見失いやすいのであちこちにケルンが積んである。これはありがたい。
旧作業小屋。サラッと書かれた注意書きにちょっとビビる。
2023年04月11日 13:13撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 13:13
旧作業小屋。サラッと書かれた注意書きにちょっとビビる。
休業中の観光モノレールの下をくぐる。
2023年04月11日 13:20撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 13:20
休業中の観光モノレールの下をくぐる。
休業してなければ下山後に乗りたかった・・・。
2023年04月11日 13:46撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 13:46
休業してなければ下山後に乗りたかった・・・。
いやしの温泉郷へ下山。休業してなければ温泉入りたかった・・・。
2023年04月11日 14:04撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 14:04
いやしの温泉郷へ下山。休業してなければ温泉入りたかった・・・。
下山後は祖谷に観光へ。
2023年04月11日 17:46撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 17:46
下山後は祖谷に観光へ。
名所、祖谷のかずら橋。
2023年04月11日 17:07撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 17:07
名所、祖谷のかずら橋。
下はこんな感じ。なかなかスリリング。
2023年04月11日 17:02撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 17:02
下はこんな感じ。なかなかスリリング。
手放しで渡るにはかなりのバランス感覚と勇気がいります。
2023年04月11日 17:03撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 17:03
手放しで渡るにはかなりのバランス感覚と勇気がいります。
かずら橋の近くにある琵琶の滝。美しい。
2023年04月11日 17:09撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 17:09
かずら橋の近くにある琵琶の滝。美しい。
祖谷観光旅館に宿泊。素朴だが外国人にも人気の宿らしい。
2023年04月11日 17:53撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 17:53
祖谷観光旅館に宿泊。素朴だが外国人にも人気の宿らしい。
山の幸メインの夕食。アマゴの塩焼きがうんまい!
2023年04月11日 18:04撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/11 18:04
山の幸メインの夕食。アマゴの塩焼きがうんまい!
帰りに大歩危峡に立ち寄る。
2023年04月12日 10:08撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/12 10:08
帰りに大歩危峡に立ち寄る。
大歩危に高く泳ぐや鯉のぼり。
2023年04月12日 10:07撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/12 10:07
大歩危に高く泳ぐや鯉のぼり。
淡路SAのザ・どんで昼メシ食って帰阪。
2023年04月12日 12:47撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
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4/12 12:47
淡路SAのザ・どんで昼メシ食って帰阪。

感想

夫婦で連休が取れたので、どこか遠征して登りに行こうということになり、以前から一度行ってみたいと思っていた徳島の三嶺に行ってきた。
三嶺は剣山系に属する山で、麓にはかずら橋で有名な祖谷渓谷を抱き、山頂には風光明媚な絶景が広がるという。三つの頂を持つことからこの名が付き、徳島では「さんれい」、高知では「みうね」と呼ばれているらしい。
隣にある百名山、剣山へは以前に登ったことがある。石鎚山を制覇して翌日の弾丸登山であったが、次郎笈からのたおやかで美しい姿はまさに天上の桃源郷と呼ぶにふさわしい絶景であった。今回も非常に楽しみである。

前日の12時半に堺を出発、夜中の高速をアニソン爆音でかけながら突っ走り、しかし徳島自動車道がそれも今日から夜間通行止めという謎のゼウスの妨害に遭い、吉野川沿いを延々下道を走らされたりしながら明け方に祖谷へ。
菅生(すげおい)バス停の近くに車を停めて1時間ほど仮眠して7時のバスに乗り、名頃で下りて登山開始。
発電所を眼下に見下ろし、鉄塔の下をくぐって登っていく。登山道は尾根筋に沿ってついているはずなのだが、いつの間にか林道みたいな道に入り込んでしまった。ルートを見失う危険がないのは良いのだが、トラバース道なのやたらと遠回りさせられてる感が強く、尾根に近づいたところで無理やり登山道に復帰する。
なだらかで歩きやすい斜面をダラダラ登っていく。徳島側は晴れているようなのだが、高知側は谷底から濃いガスが次々と上がってきていて、尾根に乗ると強い風が吹き付けてくる。
ダケモミの丘をすぎたあたりで風の強さはいよいよ凄いことになり、これ稜線に乗ったらエラいことになると思い樹林帯を抜ける手前あたりで上だけレインウェアを着る。これなら耳も隠れるし丁度良いだろう。ついでにカロリー補給もしとこうと行動食に持参した羊羹を口に放り込む。

巨岩の下を通過するのを合図に樹林帯を脱出。笹原の中に岩が点在するトラバースの登りとなる。もうこの頃には周囲は濃いガスで真っ白け、風はさらに勢いを増して絶えずゴーゴー吹き付けるという状況。晴れてたらさぞや絶景なんだろうなと思いながらも、止まってたら強風に体温と体力を持っていかれるので黙々と歩き続ける。
斜度と険しさを増した急登をエイヤっと登りきると稜線に出る。目の前に池があり、池の上には雪がまだ解けずに残っている。美しい風景だが周囲はやはりガスで真っ白。ボーっとしてたら強風に押し倒されて池に落ちそうなのでとりあえず山頂へ向かう。
と、ここで奇跡が起こる。ひと登りして振り返ると、ガスが晴れて池とヒュッテ、そして周囲の笹原がキレイに見渡せるではないか。コレだよコレコレ、この風景が見たかったんだよ!
まあ周囲はやはり白くて遠く剣山まで見渡せるということはなかったが、まあコレはコレで仙人の住まう神仙境的な感じが出ていて悪くない。三嶺が見せてくれた一瞬の奇跡に感謝だ。

10:25、三嶺(1,893m)登頂。先ほどのような一瞬の晴れ間を狙って記念撮影したいのはやまやまなのだが、こんな強風の中で10分も待ってたら体温を奪われて遭難しそうだ。さっさと写真を撮って山頂を後にする。
道を15分ほど戻って池の畔にある避難小屋、三嶺ヒュッテへ。綺麗で立派な建物だ。ここで昼食にする。
30分ちょい休憩を取って下山の途に。ヒュッテから池の横をすぎて一段高いところへ上がるとガスが晴れて前方の塔丸が姿を現した。振り返ると三嶺の山頂もガスが取れている。今なら山頂からの眺めも悪くないかも知れないが、やはり高地側からはガスが上がってきているし、今から往復30分かけてまた山頂に行く気にもならない。まあいい、山の姿はストロベリー一会だ。ガスってる山頂もまた山の表情の一つであろう。
菅生に向けて下山開始。前方の徳島側は良く晴れていて美しい富士形の塔丸が存在感を放っている。しばらく下っていると広い笹原の展望台的な場所に出て、ふと右を見ると剣山が姿を現しているではないか。塔丸から剣山、そして次郎笈までが一望することが出来た。これもまた三嶺が最後に我々に見せてくれたご褒美の景色なのかも知れない。

休業中の観光モノレールの下を何度かくぐって下りていき、ヒュッテから2時間半くらいで里に下りる。そこから20分ほどのどかな山村風景を見ながら車道を歩き、車を停めている場所まで帰ってきた。
その後は祖谷のかずら橋を観光して、近くにある宿に宿泊する。温泉もなく素朴な旅館だったがいい宿だった。外国人観光客が2組も泊まっていた。ヨーロッパからの客が多いのだそうな。
翌日は大歩危峡を見に行き、昨夜通れなかった徳島道を爆走して淡路SAのザ・どんで海鮮丼を食って帰阪する。

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