火打山 紅葉も終わり冬支度を整えた笹ヶ峰から往復
- GPS
- 24:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,218m
- 下り
- 1,209m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■キャンプ場駐車場にトイレがあるが、使用しなかったので設備は不明。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■全体的に勾配は緩く木道も整備されており、一部岩稜帯はあるものの危険個所は無く登りやすい。 |
その他周辺情報 | ■杉野沢温泉センター「苗名の湯」 ■池の平温泉「温泉かふぇ ランドマーク妙高高原」 ほか、赤倉温泉や足をのばせば関・燕温泉など温泉は多い。 |
写真
感想
雪山前の最後の登山になると思い、快晴に恵まれた10月最後の週末に山行きを決めた。
登山口のある笹ヶ峰キャンプ場までの県道沿いはすでに晩秋の装いをしており、ブナ林はほとんど落葉して冬支度を整えた様子。
朝9時前に笹ヶ峰キャンプ場駐車場に到着。紅葉シーズンも終盤、キャンプ場は冬季閉鎖されて行楽客も少ないため、広い駐車場は空きが多く、駐車車両のほとんどは登山者のものと思われる。
登山届けをポストに投入して出発。振り返ると下山届けを必ず記入して下さい、との注意書き有り。
登山口からはブナ林が続き、林間から降りそそぐ日差しのやわらかなぬくもりを浴びながら、落葉を踏みしめて緩やかに登る木道を歩く。
黒沢橋を過ぎたら一二曲りの始まり。勾配がきつくなるが、距離は短いのでさほど辛くはない。その後、岩超えし、妙高山と火打山の分岐点の富士見平に着く。ここから黒姫山の上に富士山が見えるらしいが確認できなかった。
富士見平から高谷池までの間は火打山と焼山が良く見えるポイントがいくつもある。ただ、登山道は霜や凍結が緩んでぬかるんでいるところが多かった。
ちょうどお昼時に高谷池ヒュッテに到着。先に受付を済ませてから、ヒュッテ前のベンチでランチ。メニューはインスタントのスープカップ系と早茹パスタ。パスタはゆで汁をほとんど吸ってしまったけどアルデンテでうまく仕上がったので満足。
ランチを済ませたら、ヒュッテ前の荷物置き場にバックパックを置いて火打山頂上へ向かう。
高谷池を廻って木道を進んでいくと、池塘が広がる天狗の庭へ出る。池塘に写る逆さ火打は、風が吹いていたため少しボンヤリ。
尾根に出るとライチョウ平へ、残念ながら雷鳥には会えず。
最後の登りをがんばると広い頂上に到着。頂上は眺望が良く、妙高山、焼山、苗場山、北アルプス、南アルプス、その遠くには富士山、頸城平野、日本海が見えた。登頂したときは先客が1人で静かだったが、やがて登頂する人が増えて山頂は賑やかになる。
高谷池ヒュッテ宿泊を、前日に予約したとき「週末の天気予報が良いので、どんどん予約が入ってきて今50名ほどです。」とのこと。で、予報どおり好天に恵まれたおかげで本日満員。
朝夕の食事は入れ替え制の2回目、寝床は宿泊客が多いときに使われる急な階段を昇った3階。定員74名の完全予約制なので布団は1人1枚は確保。さらに3階は26人ほど入れるところに10人位だったので広く使えた。ちなみに2階は蚕型で50人ほど入れるが2階はほぼ満員のようであった。
夕食はカレーとハヤシライスを各自で盛っておかわり自由。朝食は中華丼で、やはり各自で盛るがおかわり分は無かった。
消灯は、2階と3階の宿泊部屋は午後8時、1階は午後9時。
トイレはバイオ式で、渡り廊下で続く別棟になっていて、照明はほとんど無いようなものなので日が落ちたらヘッデンが必要。
高谷池の水は飲用に適してないので、消毒した飲料用水が自炊室にある。
もうすぐ小屋じまいなので、ワインとコーラとカップラーメンが売り切れになっていた。
翌日、朝食を済ませて霜が降りたクマザサの中を下る。2日目も好天に恵まれて早朝から火打山を目指す多くの登山者とすれ違った。
下山後は、予定していた杉野沢にある「苗名の湯」の10時開館にはまだ早かったので、池の平温泉の「温泉かふぇ ランドマーク妙高高原」の湯で疲れを癒やして、上越市の「龍馬軒」で昼メシ。それぞれ限定10食の激辛麻婆麺と鶏白湯麺をいただいた。
紅葉がほとんど無かった今回の山行だったが、2日目に朝日を浴びて赤く染まった火打を見せてもらった。火打山は、きついところも無いのでハイキング感覚で登りやすく、ブナ林や池塘が広がる平原があって眺望も良く、花の季節や緑の季節、紅葉の季節にまた行きたくなる山であった。
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