山頂は雪!爆風に飛ばされるかと思った阿弥陀岳(御小屋尾根から周回)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,364m
- 下り
- 1,353m
コースタイム
06:01 阿弥陀岳登山口
06:59 御小屋山への分岐(深読みしすぎてルートミス15分)
07:15 分岐へ戻る
07:40 御小屋山、舟山十字路分岐
08:26 不動清水(小休憩)
10:23 中央稜立ち入り危険の道標
10:29 鎖場、梯子
10:36 阿弥陀岳山頂(即、下山開始)
10:56 梯子
11:01 中岳コル
11:29 阿弥陀岳分岐
11:35 行者小屋(中休憩)
12:02 行者小屋を出発
12:41 木の道標
13:28 美濃戸山荘
13:32 赤岳山荘
14:03 八ヶ岳山荘到着(入浴のため中休憩)
*******
14:43 八ヶ岳山荘の目の前に停車中のバス乗車
天候 | 早朝より小雨が降ったり止んだり 稜線から上は爆風 山頂近辺には所々3〜5cm程の積雪あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
22:40 竹橋より毎日あるぺん号 →(SAにて2回休憩)→ 02:05 美濃戸口(八ヶ岳山荘で仮眠付きプラン) [復路] 14:45 美濃戸口よりアルピコバス(930円) → 15:15 茅野 15:50 茅野よりスーパーあずさ→ 18:06 新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●美濃戸口〜御小屋尾根登山口 別荘地の舗装道路を道なりに進めばよい ●御小屋尾根登山口〜御小屋山 等高線の色が変わる辺りが道間違いポイント 道標の向いている方向(急登)が正しい 踏み跡があるので直進してしまうと、倒木ありやがてもっと荒れた道に 御小屋山周辺にはピンクテープが沢山あった ●御小屋山〜不動清水 山と高原地図には1:40と記載あるが40分の間違いかと思われる (複数の方のレコやブログ記事にて確認) ●不動清水〜阿弥陀岳山頂 シャクナゲ帯を抜けると岩場になる 大きな岩は右に巻いて通過 山頂手前は這松が両側から刺さってきて痛い程の狭い道 険しい大岩から下りるための垂直の梯子あり しっかり頑丈な梯子なので心配不要 ●阿弥陀岳山頂〜中岳コル 黄土色のガレ場 足元はそんなに悪くないと感じた ●中岳コル〜阿弥陀分岐 中岳コル直下は黄土色の粘土質ザレ場あり 岩場は3点支持で行けば問題ない ※山域が全然違うので比較はおかしいかもですが、 谷川の吾策新道に比べたらガレ場でも遥かに歩き易かった。。。 (あくまで個人的な感想です m(__)m) メジャールートについては割愛させて頂きます |
その他周辺情報 | [行者小屋] ラーメン!おでん! まだ営業していてくれてありがとう(^o^) 11/2(日)まで [八ヶ岳山荘] モンベル会員入浴無料! 温泉ではないけど湯温が丁度よく身体ポカポカ ※シャンプーコンディショナーボディソープ有、ドライヤー無 入浴後の八ヶ岳牛乳(250円)美味しかった(^o^) |
写真
装備
備考 | 最低限の冬山ウェアを持って行ってよかった! 雨具上の代わりにハードシェル着用し、フードの上からゴアハットを被る ネックゲイター、レッグウォーマーは入浴後のみ使用 (チェーンスパイク、雨具ズボン、ダウンジャケットは使用せず) 水分:プラティパス水1L、山専ボトルお湯500ml、ジュース類200ml×3 (残:水250ml、お湯は茅野駅にて残消費したので無し、ジュース200ml×2) |
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感想
赤岳から眺めていた阿弥陀岳。
時間切れ等でいつも叶わず。。。
いつしか、阿弥陀登るなら御小屋尾根から!
と思うようになっていた。
生意気?(笑)
今回のあるぺん号の仮眠付きプランは
私にとって大変ありがたく。
一度、仮眠室を利用してみたかったし
ちょうどよい機会。
毎回ネット予約していたが
八ヶ岳は何故か電話のみ。
予約と同時に前回バスのクレームも
快く受け付けてくれた。
その時の担当者さんの話し方に
特徴があり、声を覚えていた。
竹橋の毎日新聞社さんに到着、
雨予報なのにバスはほぼ満席らしい。
その時受付にいらっしゃった男性が
添乗員として途中まで同乗。
八ヶ岳にはとても詳しいようで
ご丁寧な情報提供をマイクで。
ありがとうございます。m(__)m
運転手さんの後ろの席、秘かに喜んでいたら
(この席大好き〜(p^-^)p)
「〇〇さんは天望荘に泊まられるんですか?」
添乗員さんにいきなり聞かれビックリ。
「もうすぐこの席空きますから移っていいですよ」
「お泊まりになるなら、お部屋用意できますから」とも。
いえ、日帰りで御小屋尾根から阿弥陀岳に…
と話すとやけに感心されてしまい、
暫し山の話を小声で楽しむこととなった。
そこでピンと気づき思い切って尋ねると、
やはりあの電話の男性だったことが判明し
しかも覚えていたらしく、2度ビックリ。(^o^;)
黒戸尾根の話からクレーム関連の裏話を打ち明けられ
思わず謝ってしまった。スミマセン。(;^_^A
でも、楽しかったわー!
「阿弥陀南稜ぜひチャレンジしてください」
なんて言われてしまい。。ムリムリ。
毎日あるぺん号、来年もお世話になりまーす。(^o^)
前置きが長くなったけど、、、
今回は雨と知りながら強行した山。
でも、断続的な小雨でどれだけ助かったか。
足元には雪、そしてあんな爆風の中
危険な岩場を通過しなくてはならない。
雨足が強かったならもっと大変だっただろう。
赤岳にも寄って地蔵尾根から下山だなんて。
大地を揺るがすような強風を感じてからは
その予定はさっぱりと消え去った。
無事に登頂、下山できることだけを願い。
もちろん人なんて誰もいやしない。
途中、雪の上に山頂を目指す動物の足跡。(*^^*)
ガスに霞んだ山頂標が見えてホッとした。
実際、展望なんてどうでもよかった。
あとは慎重に下るのみ。
権現岳方面から吹き付けてくる爆風は
山に遮断され、中岳のコルからは幾分弱まる。
危機は脱した!
そして初めて人とすれ違い会話する。
行者小屋が見えた時は泣きそうになった。
人の気配だけでこんなにも安堵する。
あの爆風がまるで嘘のようなノンビリした空間。
ストーブの灯と温かいラーメンが
本当にありがたく嬉しかった。
もちろん一滴も残さず完食。(笑)
放心状態から解放され、八ヶ岳山荘を目指す。
脳内の叫びが「ラーメン!」から「お風呂!」に。f(^^;
世間様は連休なので日帰りはたぶん私だけ?
この時間帯お客は一人もおらず貸し切り。
「はぁぁ、気持ちいいいーー!!」(〃∇〃)
心も身体も温まりしみじみ幸せ感じた。
茅野駅までのバスも貸し切り。
この運転手さんも優しくて色々とご配慮頂く。
こちらの広い座席へどうぞと促しながら
寒くないと言ったのにも係わらず
さりげなく暖房を入れてくれたり、
到着予定時刻より早く着くよう飛ばしてくれたり。
山頂に雪があったことを話すと驚いていた。
天候には恵まれなくとも、
何とも味わい深い山行となった。
ちっとも残念なんかじゃない。
いつも大きな何かに守られている。
また、人の優しさに感謝できた一日。
関わってくださった皆さん
ありがとうございました。\(^o^)/
あ、、、
いつになるか判らないけれど
リトライは必ず晴れた日に!
そして、断念した摩利支天にも登りたい。
詩恩さん こんにちは〜♪ 田露鳩で御座います<(_ _)>
南八ツで断突にカッキー阿弥陀に行かれたんですね〜
しかし、御小屋尾根から登られるとは・・素晴らしいです(^^)/
結構な岩稜ですよね〜・・ おそらく!・・しかも積雪
頑張りましたね〜!拍手です
八ヶ岳山荘仮眠付毎日アルペン号って・・凄く良いですね!
布団でゆっくりく寝る事ができるようで・・これは良いな〜
疲労感とかが全然違うでしょうね!
ラーメン美味そう(じゅるっ )
ハードなお山歩きお疲れ様でした〜
田露鳩さん
早速のコメントありがとうございます。(^-^)/
仮眠できるのは2時間位ですけどね。(^^;
あのふっかふかのお布団!
もー、幸せ過ぎて2度寝しちゃいました。
雪が見えた時はマズイなと思いましたが、
(数日前のヤマレコでも確認済み)
実際のところは爆風の方が大変でした。
岩の上を通過する時、吹き荒れている強風が
収まる一瞬を待機しながらです。
カッキー阿弥陀(笑)には、
どうしても今年中に登っておきたくて。
積雪期には私は無理ですので。。。
ギリギリセーフだったかな。f(^^;
本当は、撤退するのが勇気だと思います。m(__)m
でも、道中またまたプチサプライズで
楽しく過ごすことができたし、
ラーメンとお風呂は大満足!
大変な思いをした山行は
きっと後々印象に残るんだろうなー。
sionさん、初めまして。
私もつい最近、阿弥陀岳に初めて登りました。sionさんと同じく御小屋尾根から・・・・。
好天には恵まれましたが、登山道は思っていたよりも険しくて、難儀しましたが、sionさんの場合は強風の中で、さぞ大変だったと思います。
行者小屋のラーメン、最高に美味しかったでしょうね。
お疲れ様でした。
sss さん
はじめまして。(^-^)/
コメントありがとうございます。
以前より、度々の拍手ありがとうございました。
sss さんの山行記録は、山の直前に拝見していまして
晴れていたら行者小屋や赤岳がバッチリ見えて
こんなに素晴らしいんだな。。。と。
登山道の最初の頃は枯れたカラマツの葉っぱが
地面に沢山落ちていて、フカフカしてましたね。
それが歩き易くて嬉しかったです。(*^^*)
稜線から上は爆風と雨のため、
予想より時間がかかってしまいました。
悪天候を承知で行ったので文句は言えないですが (^^;
次回は晴れた日にリトライしたいと思います。
sionさんこんばんは〜(^_^)/
小雨と爆風のなかお疲れ様でした。
御小屋尾根から阿弥陀岳とはまた男前なコース取りですねェ
いろんな動物が出てきそう。
八ヶ岳山荘、モンベル会員入浴無料!とは知りませんでした。メモメモ・・
入浴のあとはビンの牛乳、これ基本ですよね。
えのしまんさん
おはよー。(^-^)/
コメントありがとうございます。
岩岩なのは上の方だけで
登山口から暫くは平坦な土の道。
思ったより歩き易かったです。
兎か狸?みたいな小さな足跡も
山頂目指してました。(*^^*)
今まで何故かスルーしてましたが、
八ヶ岳山荘さんの通年営業は
有難いことですね。
sionさん こんにちは
なかなかタフな状況の阿弥陀登山でしたね
特に頂上に近づくにつれての樹林帯を越えてからの別世界のような吹き荒れる風は大変だったことでしょう、阿弥陀頂上で即ラーメンを考えて一心不乱に下山されることからもいかにきつかったかがわかるような気がします
自分も過去に数回自信で一番きついと思う強風を八ヶ岳(硫黄直下のケルンで風凌いで30分ほど動けず撤退しました)で味わってます、ここは稜線まで出ちゃうととにかくすさまじい強風だなとしみじみ感じました。
また、いろんなかたのやさしさに感動した1日になったようですね
それにしても毎日アルペン号っていいですね、僕も今度乗ろうかな?
お疲れ様でした〜
ドランキーさん
コメントありがとうございます。(^-^)/
そういえば、、、鳳凰コラボは
ちょうど1年前でしたね!
早いものですねーー(・o・)
晴れていたら赤岳の展望も
きっと素晴らしかったでしょう。
今回の山では自分が精神面でかなり
冷静で強いことが解りました。(笑)
そういう意味ではいい経験になったかな?
ドランキーさんも同じですね。
こんにちはー^^
ここに行ってましたか。雨の中ご苦労様です。
雨だと難易度高くなるし、視界が利かないというのはホンとに恐怖心が増す。
山荘の有難さが身にしみますよね。
ほんと感謝感謝です。
そうそう、そういうときには「とりゃー」とか、「おりゃー」って大声出すのいいーすよー。
しかし、「花」撮りますねー。
そういうのを見てセンスいい!というのは花関係の仕事か?
活花のお師匠さんとか
展望的には赤より阿弥陀の方が、自分は好きかなぁー・・・
今度は晴れるといいですねー。
ではまたー^^
ブルスカさん
コメントありがとうございます。(^-^)/
昼休み、時間切れでごめんなさい。
そんな優雅なお仕事 なら
きっとこんな大食いではないはず。(笑)
限りなくガテン系に近い接客業?
植物は以前から大好きで、
園芸関連に就こうとした時期もありました。
実は、脳内だけじゃなく「ラーメン!」「お風呂!」
と下山中に叫んでいたのは内緒です。f(^^;
ブルスカさん、赤岳より阿弥陀からの展望が
お好きなんですねー?
次回はぜひ の日に参ります。
さぞかしおいしかったでしょうね!
温かいもの最高ですよね!
塩んさん おはようございます
悪天候のなか、登っちゃうなんて
さすがです!男前です!
仮眠付きプラン
よく寝れますた?
やはり、バスの中では
あまり寝れないものなんでしょうか?
青空えいま。
青空えいまさん
コメントありがとうございます。(^-^)/
いつも早起きですね!
ラーメンを注文したら、
トントンと葱を切る音が聞こえてきて
それにも胸がキューンとしました。
平和な日常の営み。。。(*´-`)
夜行バスはウトウトすると
SAに着いて休憩になったりするので、
熟睡はできません。
やっぱりお布団が一番ですね。(#^.^#)
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