女峰山を満喫【栃木百名山 The Final】
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- GPS
- 11:00
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,904m
- 下り
- 1,273m
コースタイム
天候 | 晴れ。高所では氷が混じった冷たい強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スタート後、しばらくは植林地帯を歩いて標高を上げます。 それが開けると低い笹原と周りには広葉樹や白樺などの生えたきもちのいい道を登っていきます。途中針葉樹林帯も幾度か抜けていきます。振り返ると日光市街地が小さくなっていくのが見て感じられますので励みにして頑張ってください。先人の方のレコにあるような笹の藪は全くありませんでした。刈ってくれたようです。登山道は広々と遊歩道のようでした(笑)しかしかなり歩きます。 「八風」周辺になるとたまにガレ場もでてきます。この日は場所名の通り、西側の男体山方面から強風が吹きつけていました。そんな中、黒岩(遥拝石)手前では急なガレ場をトラバースしていきます。滑落と上からの落石に注意です。 黒岩からの眺めは圧巻です。山があちらこちらで崩落しているのを間近にみることができます。広場右側は切れ落ちており、その直下は「雲竜渓谷」付近です。水量は少ないですが幾筋かの滝や崩落現場を眼下にみることができます。広場は平で広く眺めもいいことから、ここだけを目指して登ってもいいぐらいの場所でした。 その広場からはいきなりの急登が始まります。その先も針葉樹林帯やガレた急斜面の横断など唐沢小屋まで結構な時間を要します。唐沢小屋は立派です。前は広場になっていてベンチもありゆっくり休憩できます。展望はありません。ここで裏男体の志津林道からの登山道と合流です。 唐沢小屋から山頂までも急斜面のガレ場を何度も横断しなければなりません。 かなり急な場所もありますのでここでも落石と滑落には注意して下さい。 横断したガレ場をよじ登り樹林帯に入ると山頂はもうすぐです。 山頂は360°展望のすばらしい眺めです。今回は西から北にかけては低気圧の影響でしょうか雲がかかり、しかもそちらからは氷が混じった冷たい強風が吹き付けていました。山頂付近の北側斜面には霧氷までもがみられました。初冬の雰囲気を味わえましたがでも顔が冷たかった... 帰りは「赤薙山」を目指して長い尾根歩きのルートです。 下山開始まもなくでちょっと急な岩稜をしっかり岩を掴んで下る場所があります。 距離は短いです。つたないロープもありましたがあれは使わない方がよろしいかと 思いました(汗)両手両足を駆使して降りましょう。 そこから先は、樹林帯の中を小さなピークをいくつか越えて進んでいきます。 途中「水場」の標識ありましたが未確認です。 ちょうど半分ぐらいで開けた岩稜のピークに着きます。「一里ヶ曽根」と道標あり。 ここも360°のいい眺めでした。女峰山の山頂もまだみえてます。しばし休憩に最適な場所です。でも樹林帯を出ると強風が... そしてまた樹林帯の中を歩いていきます。ちょっとしたアップダウンを何度となく繰り返し、いい加減にしてという頃になってやっとまた樹林帯の中のピークにたどり着きました。「赤薙山」ではなく「奥社跡」ですって... この後もアップダウンありです。しかし、右手樹林帯の隙間から時折眺めのいい場所がありますので景色を眺めながら楽しんで歩きましょう。朝通ってきた「黒岩」も向かい側の尾根にみえます。随分遠いです。ぐるーっと回り込んできたのが実感できました。黒岩の周辺もまぁ随分と崩落してます。 はぁ〜やっと「赤薙山」に到着です。眺望「ゼロ」... 黒岩はみえます。 石の三角点がありましたのでそれをお借りしてりんごを切って食べました(笑) 下り基調になり樹林帯を抜けると笹の急斜面が目の前に広がり、開放感の中を下ることが出来るようになります。下りきった所が階段公園(キスゲ平園地)の入口です。 (しかしそこはまだ階段の最上段ですが(笑)) 最上段の展望台のパネルに合言葉が書いてありますので憶えて下りるといいと思います。 1445段の階段を下りていきます。歩幅が私には好みでしたので疲れることなく一番下までおりられました。 レストハウスの扉を開けるやいなや「合言葉」を叫んだら掃除中のおねえさんに笑われましたが登頂証明書をいただけました。合言葉は月毎で変わるらしいです。ご自分で行ってご確認を(笑) |
写真
感想
3回目の女峰山でしたが今日のコースが今までで一番大変で一番楽しめて一番満喫できました。登りは長くきつかったですがその途中途中での絶景は素晴らしかったです。特に黒岩からみえた山々の崩落具合は迫力がありました。また、お気に入りの場所である雲竜渓谷を上からみられたことも興味深々でした。黒岩だけでもまた来たいと思わせる場所でした。いや〜今日は女峰山を丸ごと満喫できた大満足の山旅でした。
今日のコースはガレた斜面や距離の長さ、高低差の高さから考えて、初心者だけではやめておいた方が無難なコースだと思います。他のコースは、裏男体の志津林道からが林道歩きは長いですが一般的です。健脚な方は結構長いですが霧降高原キスゲ平園地からの往復もいいかもしれません。
ここから先は私達事で申し訳ありませんが、ガイドブックが数十年ぶりにカラーに改定新版になり、それを購入して改めてカウントし始めた「栃木百名山」の登頂ですがここ女峰山でその100座すべてを隊長と2人一緒に登頂達成となりました。2年10ヶ月かかりました。今は長かったような早かったような不思議な気分です。元ワンダーフォーゲル部の隊長に引きいられて100座すべてを1度の事故もなく無事に登頂できて感謝しています。(迷子は何度かありましたが(笑))隊長これみて泣くか?
これで素人同然だった私にも多少の経験と体力が備わったのかなと思っています。また最初は合羽さえ持たずに登っていた私もいつしかゴアテックスのハードシェルやストック、スパッツにアイゼンやピッケルなどまで所有するようになり、これから先はこの経験と装備を生かして栃木の外へも進出して自分のレベルに応じた登山を楽しんでいきたいと思っております。とりあえず今はこれで一区切りがついた思いです。 はぁ〜それにしても100座は結構大変でござんした。ね、隊長(笑)でも楽しかった!
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