新潟遠征【日帰り x3】 その3・巻機山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,357m
- 下り
- 1,357m
コースタイム
天候 | 曇りのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
帰り:行きの逆 巻機山山麓キャンプ場は10月中旬でクローズでしたので、 桜坂駐車場でキャンプしました。前夜、駐車場には私達だけでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況: 道迷い: 道は分かりやすいので、道迷いの心配はそれほどないかと思います。 ただ、山頂の看板が置いてある場所が微妙で、一番標高の高いところではなく、 その手前の分岐の所にありました。 実際の山頂と思われるところには棒がささっているだけでした。 コース状況: (駐車場〜にせ巻機山) 登山口からここまで、少し勾配がキツく、濡れていると滑る所がありました。 落ち葉で埋め尽くされてその下がぬかるんでいるかどうかの判断がつかない時があるので、 下りは少し慎重に行った方が無難かもしれません。 (にせ巻機山〜巻機山) 比較的平らですが、木道が現れはじめます。 この日は0℃かそれ以下だったので、木道の一部が凍っていて滑りやすい状態でした。 これからの季節はアイゼン必携です。 その他危険箇所は見当たりませんでした。 水場状況: 桜坂駐車場の水場ですが、生水飲まないよう注意書きがありました。 (山と高原地図では水のマークあり) 事前に水を準備してきた方が良さそうです。 |
写真
感想
新潟遠征3日目、楽しい3連休旅も終盤を迎えようとしていました。
Simonは仕事の都合で帰る事に。一人減るとちょっとさみしくなります。
そしてJuhaniとMarekと私の3人で巻機山登山をしてきます。
実はこの3日目の登山、2日目の夜の段階で、危うく中止になりかけました。
というのも、Marekと私の準備が不足しているため。
天気は下り坂で気温も急激に冷え込み−4℃で雪も降る予定。
地面が凍る事は十分に考えられるのですが、私達2人は軽アイゼンの準備なし。
「充分な備えは基本。食べ物も毎回余りが出るほどの予備があって然るべき。」
普段一番に安全を考えるJuhaniにとって、私達の装備では充分ではない、
という事で、なかなか首を縦に振ってくれません。
長い事話し合って、最終的には決行(予定)!
登山前の状況で悪かったら引き返す事にします。
そして巻機山登山口付近のキャンプ場に向かいます。
1日目の夜が駐車場キャンプだったため、キャンプ場がちょっと嬉しい(*^^)v
そして巻機山山麓キャンプ場、お値段も一人1,000円以下とお安め設定。
ふかふかの平らな場所が楽しみでしたが、実はここ、10月中旬でシーズンオフ。。。
なんと・・・(>_<) 2人には大変申し訳ない事に、
駐車場以外の選択肢がないため、この日もまた駐車場キャンプ。
2人とも文句も言わずにいいよ、いいよと言ってくれたのが救いでした・・・
夜中、ずっと外が雨だったため雨の中の登山を覚悟していましたが、
起きてみると全然降っていません。あれ?ラッキー。
そしてのんびりと支度をし、予定より40分遅れて出発です。
最初は少し急な坂です。午後の天気が心配なので少し急ぎめペース。
途中何度か追いつけそうになく、焦って走ったり、速足で登ります。
すると30分くらい過ぎたあたりから、いきなり吐き気が・・・
高山病?!疑ってみたけど、JuhaniもMarekも違うんじゃないかとの事。
とりあえず水分ちゃんととりながら登る事を勧められますが、すぐには回復せず。。。
駐車場に帰って車の中で休んでいたい気分。
「戻ろうかな、、、」心の中で葛藤が続いていました。
たびたび止まってはちょっと考えます。ですが、目の前では、
Marekが私の超ゆっくりなペースに合わせてくれてて、
私から見える位置をキープしながら歩き、辛そうにしていると「大丈夫?」と声をかけてくれます。
すごい迷惑かけてる、私・・・ほんとにごめん。。。それにしてもありがたい優しさでした。
おかげで急がなきゃという焦りが消えて、精神的にちょっと楽になった気がします。
今回ばかりは無理はしないで、その後もゆっくりのんびり歩かせていただきました。
この人の企画したハイキングに、すごい人が集まるのがすごくよく分かりました。
そして避難小屋まで到着。小屋前ではJuhaniが一人寒そうに待っていました。
中にも入れず外ですごい待ったと思う・・・こっちもごめん。。
少し休んでから山頂へ向かう事になりましたが、
いつの間にか気持ち悪さが抜けていて、深呼吸が気持ちよくできます。
ただ、、、天気は荒れ始めます。風がピュンピュンして、雪煙が顔全体に当たり、
細かい雪の粒が目の中にまで入ってくる・・・
せっかく体調戻ったのに、この天気だと全然楽しめません(涙)
ですが看板が見えた時には、満足感でいっぱいでした。
(そのあともう少し進んで標高が一番高いところに行って記念撮影までできました!)
滑る表面を歩く時、何度かこけそうになりながら、また避難小屋に戻ります。
先ほど開け方が分からず、小屋の外で休んだのですが、
今度は小屋が開いていて、中に人がいる様子。
実は木の板をスライドさせて一枚ずつ上に持ち上げて開ける必要があったそうです。
(小屋の無線を外しに来たそうで、2か月に1度くらいは来ているとか)
その方と少しおしゃべりを楽しみ、少ししたら下山開始。
行きよりも帰りの方が地面が滑りやすくなっていて、思わぬところでバランスを崩しながらも、
一歩一歩着実に進んで登山口まで戻ってきました。
天気が少し好天していたため、気温も風速も予報ほど悪くなかった状態でしたが、
やっぱりこの時期の山は既に冬を迎えています。
Juhaniの行った通り、軽アイゼンは準備すべき場所だったかなと思います。
たまたま悪くない状態でしたが、視野も足場ももっと悪い状態にだってなったかもしれないです。
そう考えると、今回の登山で冬の訪れを痛感できて良かったと思いました。
こうして私達の3連休の新潟遠征が終了となりました。
おしまい。
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