奥穂岳南陵
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- GPS
- 36:09
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,325m
- 下り
- 2,002m
コースタイム
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 5:30
- 合計
- 14:04
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 3:40
- 合計
- 10:30
天候 | 4/29 雨→曇り 5/1 晴れ→風雪 5/2 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
4/29 5:20のバスは2人貸し切り |
コース状況/ 危険箇所等 |
大滝手前まで詰めることは可能 雪は少なく、上部までは完全に繋がっていない トリコニー一峰〜二峰のトラバースは雪あり 二峰は雪壁から岩稜へ乗り、ピークへ トリコニーを越えると後は雪稜と簡単な岩稜 個人的にここからが長い(笑) 斜度が強い場所は雪が緩むと厄介 南陵の頭から奥穂高岳までは一部夏道が出ている程度でほぼ雪 雪面は硬い 奥穂一般道も前日の雨で氷と雪のミックスで注意が必要。最後の雪壁も良くなかった。 2023年5月1日時点 |
写真
感想
数年前、noruさんと無雪期に奥穂南陵を試みて岳沢まで行くも悪天で断念。
再度、今度は残雪期にトライすることに。
心配なのは天気。午後から崩れるとの予報に付き、3時出発、12時穂高岳山荘着、下山開始の目標を立てた。8時間あれば山頂にはつけるだろうとの計算だった。
結果、山頂着が15時半、天気が崩れたのと同時だった。
あとはある程度危険とはいえ一般道を下るだけ、のはずだったが、トレースはほぼなく氷と雪のミックス、ガスの中マークを探して慎重に下る。直下の雪壁に躊躇っていたらnoruさんがプチ滑落。止まってよかった。安堵する間もなく私も降りなければ‥ロープを使うと伝える。天候やら滑落やらに動転して手間取り、noruさんには申し訳なかった。
山荘でサングラスを外すと外は明るく、心象より天気は悪くはなかった。もっと落ち着いて周りを見ればよかった‥。これを振り返っても平常心じゃなかったんだろうな。。
眼下に上高地、眼前に穂高連峰と望みながらの登攀はとても気持ちよかった。青空の頃は‥笑。トリコニーを越えてからが思ったより長く、なかなかしんどかった。
もっと万全の状態で最後まで楽しめるよう準備を整え再訪したいものだ。
新調したマイテントは徳沢で飾っただけになったし、早く使いたいぞ笑
良くない意味でも良い意味でも記憶に残る奥穂南陵になった。noruさん、最後まで良いチームワークで無事下山できてよかった&感謝。またどこか行きましょ〜!
※カメラの写真は後ほど
かつて何年も前に無雪期の奥穂南陵を登り、いつか雪のある時に登ってみたいと思い、何年か経ち、やっと行けました。
初日は上高地から徳沢でテントを設営後、岳沢へ
とにかく雨が降り続きテンションを剥ぎ取る
12キロ歩いた後の岳沢小屋までの登りで近年の運動不足をひどく痛感
小屋到着後、お部屋にて身支度を整え、偵察に出発
雪渓を大滝付近まで詰めて確認。
まだ早い時期もあり、乗り移るのに苦労はしなさそう。
もろもろ確認でき、とっとと小屋へ。
今日の小屋泊は我ら二人とテントが3張り
翌、1時30分起床
今日の天気は午後から下り坂というか雷雨予報
逡巡する
行けるのか?いけない場合、稜線付近で天候悪化となれば停滞、最悪の場合何かあれば救助要請もやむ無しと言った状況になりかねない。
当たり前のようにツェルト、ガス、コッヘル等は持ち合わせてますが、雷はな〜
憧れはいつしか挑戦へ
意を決して登り初めます。
前日の偵察に確認したように雪が少ない
小滝は横の尾根、つまり藪を掻き分け登ります。
途中雪のルンゼに戻り高度を稼ぎ、無雪期でいう三股で右陵に乗りモノリス岩を目指す。
右から回り込み、戻る時に急な雪壁があり、ここでザイルを出す。
雪は安定しているが、天気もよく緩み初めてくるので安全の為に。
モノリス、トリコニー一峰は雪は無し。登りやすいところを拾えば自然と導かれます。
二峰へは途中は雪壁を登り、途中から岩場へ移り二峰頂上へ。
さぁここからが長い長い
体も疲れたし遅々として進まない。
急な雪面が怖い、体力を使い果たした両足が耐えてくれるか。
たまおさんにもご迷惑をかけてしまい、ヘロヘロになり南陵の頭へ
奥穂高岳まではすぐそこだけど、近いようで遠い
やっとこ山頂
ここから天候が悪化
予報よりはかなり持ってくれてありがたい。
間違い尾根からの急な雪壁からの下りでちょい滑落
やはり足に力が入らない様子。
懸垂すれば良かったと猛省。判断がおかしくなると実感する。
梯子上の雪壁は素直に懸垂。
穂高山荘についたのが17時過ぎ。
本来は徳沢まで降りるつもりだったけど、そんなん全然無理。
最初から山荘泊まりにしとけば良かった。
予約なしでも快く受け入れて頂き感謝です。
生きて到着できて良かったです。
ご飯がとても美味しい、あとチップスターのうすしお味がめっちゃ染みる
翌朝はとても良い天気。
白い雪面に濃いブルーがとてもキレイ。
小豆沢を下降。
やはり足に力が入りにくいので、安全圏からはシリセードを多様。
結果。ズボンに穴が空く(笑)
涸沢でカップうどんを食べて体力チャージ
なんとか徳沢までもどり意味なく2日間張りっぱなしのテントを片付ける
ある程度片付けたらチャーハン大盛を食す。
上高地まで2時間ほどだけど全装備を疲れきった体で担ぐのは予想していたよりも辛い
全く進んでない気がする(笑)
河童橋が見えた時は感動しました。
この日は晴天で観光客のおおいなかヨタヨタ歩く姿はなんともな、と言う感じ。
あかんだな駐車場へのバスは臨時便が出るほど盛況でした。
色々あった三日間でしたが、安全に無事に帰ってこれて本当に良かったです。
色々とご迷惑おかけしましたが、一緒に行ってくれたたまおさんに感謝です。
ありがとうございます。
さて、お次はどこのお山にいきましょうか?
藪こきやら雪が緩くて大変だったのでは?
藪漕ぎはなかなか…。雪は午後に入るまでは緩くなく、悪くはなかったですが、
あれだけ雪稜が続くとしんどいものですね。トレーニング不足を痛感しました。
無事帰れてよかったです(^^)/
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