記録ID: 5458596
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北アルプス 涸沢岳(奥穂は断念、涸沢テント泊)
2023年05月01日(月) ~
2023年05月03日(水)
長野県
岐阜県
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 18:03
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 1,714m
- 下り
- 1,709m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:50
距離 15.6km
登り 830m
下り 34m
2日目
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 5:45
距離 3.6km
登り 845m
下り 846m
3日目
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:25
距離 15.8km
登り 43m
下り 838m
2日目の穂高岳山荘の約40分は、雪壁に取りついて迷っている時間を含みます。
天候 | 5/1:晴れのち曇り、夜は小雪&強風でテントが揺れました 5/2:朝から夜まで快晴。稜線も思ったほど強風ではなかった。 5/3:朝は晴れ、昼頃は少し高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・沢渡BTに一番近い第3Pに駐車(いつも同じ場所です)。700円/日なので出庫時に2100円払います。日付は0時カウントらしいので0:02頃に駐車場に入りました。 ・沢渡〜上高地は朝5時のバスで向かう(往復2400円)。帰りは5/3だったので人出が多いため沢渡BT行きバスは随時出発してました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆穂高岳山荘〜奥穂(途中で断念) 久しぶりに残雪期の奥穂に登ろうと思ったけど断念して涸沢岳で展望を楽しんで降りてきました。この時期に何度が登ったことのある奥穂だけど、この日はハシゴ上の雪壁がクラストしてました。登りは行けそうだったけど自分の技量では安全に降りてこれるか少し不安だった。ハシゴ上の岩場が切れたところまで登ってその先の雪壁を何歩か行ったり来たりしながら逡巡したけど、”迷ったら行かない”なので山荘まで降りて涸沢岳に向かいました。奥穂の雪壁は時々刻々とコンディションが変わるので見極めるのは難しいです。前回までは比較的コンディションに恵まれただけのようなので、今後も慢心することなく登ろうと思います。 ◆上高地〜横尾 上高地では朝一の展望が素晴らしかったので小梨平で穂高を眺めてから出発しました。その先はほぼ平坦路。今年も徳澤〜横尾間は迂回路を歩きます。 ◆横尾〜涸沢 本谷橋まではほぼ雪ありません。本谷橋から上は今年も夏道沿いに進むのでトラバースから滑り落ちないようにアイゼン付けました。何か所か岩が出ていたけど慎重に進めば大丈夫(もう沢筋の冬道は温暖化で復活しないのかな)。毎回、雪山テント泊の重装備を担ぎ上げるこの区間が最大の難所、今回は大幅に荷物を厳選(※)したけどやはりツラかった。(※涸沢は現金で解決できることが多いので食料を厳選してお酒は持たなかった。三脚と交換レンズもあきらめた) ◆涸沢テント泊 着いた日は整地された場所は無かったので、担いできたスコップで整地作業。夜はテントが揺れる強風でした。2日目は無風で静かな夜を過ごせた。早朝の撤収は各部が凍結しているのでスコップやピッケルで掘り起こすのだけどテントを壊さないように注意しましょう。 ◆涸沢〜涸沢岳 あずき沢はザイテンの向かって右を登ります。山荘に近づくと斜度が上がるので登りはゼイゼイ、下りは一歩を慎重に進みます。涸沢岳の登りは一部に岩が出ているけど、逆に氷結している箇所もあるのでアイゼンを効かせて登ります。 ◆下山 下りの横尾までは早く下れるけど、その先の約3時間の平坦路が苦行、荷物が肩に食い込みます。横尾、徳澤、明神と1時間毎に休憩しながら歩きました。 |
その他周辺情報 | GWは松本市内は混雑しているようだったので寄り道せずに帰宅ルートに向かい、上信越道佐久平PAに併設の施設で風呂に入った。 |
写真
撮影機器:
感想
昨年GWは涸沢テント泊だけで下山してきたので、今年こそは稜線で素晴らしい景色を見るために涸沢に向かいました。穂高岳山荘までは順調に登ってきたのだけど、今年は奥穂に取りついている人が少ない。とりあえず雪壁のところまで登ってみるとクラストした斜面で過去登った時よりも難しい状態でした。ピッケル・アイゼンを蹴りこみながら何歩か登ったり降りたりしたけどビビりな自分では余裕をもって降りれる自信が無かったので断念して涸沢岳に向かいました。今回の奥穂は30日の悪天時に雨交じりの雪が降ったことなどで雪壁の状態が良くないそうです(とあとで聞いた)。涸沢岳を下ってから、もしかすると午後になれば雪が緩むのかなとも思ったけど無理も良くないし涸沢岳からも北アルプスの雄大な展望を望むことができたので、早々に下山して涸沢ヒュッテでビールを堪能しました。この日は午後でも雲が涌くこともなく雪山に囲まれた涸沢でゆっくりと贅沢な時間が過ごせました(涸沢でのノンビリ時間がGWにテント担いで登る目的の一つ)。
今回は久しぶりの残雪期奥穂登頂を目指したのだけど、次回に戻ってくる理由が出来たので、今度は当日天気だけでなく直前の雨などにも注目してコンディションを見極めたいと思います。今回の山行としては少し宿題が残ったけど北アの稜線展望が楽しめたのと涸沢で最高のリフレッシュが出来たので十分満足でした。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:224人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する