テン泊de河口湖アルプス縦走~笹子in・本栖湖out〜 【2DAY】
- GPS
- 15:05
- 距離
- 44.2km
- 登り
- 3,525m
- 下り
- 3,233m
コースタイム
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 10:31
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:59
天候 | 二日間共に晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
富士急バス 新富士線 本栖湖観光案内所BS 11:53発予定、遅れ20分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に赤実線ルートなので問題ないが、一部要注意箇所あり ・鬼が岳山頂付近 ・雪頭ヶ岳山頂付近 ・王岳山頂付近 いずれもザレた急斜面あり、滑落要注意 |
その他周辺情報 | ・精進湖BS付近飲食店・自販機・トイレ(チップ制)あり ・本栖湖BS付近飲食店・自販機・トイレ(チップ制)あり ・風呂:新富士駅北側徒歩15分くらい?「湯らぎの里」土日¥950 |
写真
装備
個人装備 |
靴:GEL-SONOMA 6 G-TX(asics)
ザック:Speedlite32(deuter)
ツエルト:ビバークツエルト1ロング(アライテント)
|
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感想
GWは泊まりでどこか行くつもりでいたのだが、
問題は何処に行くか、で、
高い所はまだ雪があるし、渋滞する程混む所は遠慮したいし、
あれこれ悩んだ挙句、御坂山稜を歩いて来る事にした。
甲斐大和からスタートも検討したが、八丁山までの区間が藪っぽいらしく、
こちらは冬に歩く事にして、笹子駅から素直に清八山に登って、
ゴールは本栖湖あたり・・・と適当にルート作った。
5月4日、微妙に寝坊して、予定の電車には乗れたものの、
朝飯食べる暇がなく、コンビニで買った稲荷ずしで済ませ、
笹子駅からスタート。
R20をしばらく歩き、途中分岐を少し通り越して、
ハッピードリンクの自販機で買い忘れたドリンクを1本買い足す。
今回のルートは途中に水場が無いので、二日分担ぎ上げる必要があり
水2LPET+0.5LPETx2+麦茶0.6LPETで計3.6L、
ツエルトとは言え泊り装備で合計11.5kg背負っている。
この辺はドイターSpeedLiteの真価が問われる所か。
清八山まで舗装路1時間程、更に非舗装の林道を少々歩き、
更に急登の登山道をもう1時間・・・ここの登りが今回一番きつかったかも。
清八山で小休止、おにぎり一つチャージ。
清八山は二回目なので、この先の分岐からが初見ルート。
御坂峠まで、大体イイ感じのトレイル。
御坂峠から天下茶屋に降りれば補給できる様だが、
まだスタートしたばかりだしスルー。
御坂山登って旧御坂峠に下り、今回最高峰の黒岳へ。
山頂直下はちょっと岩のある急坂、山頂は眺望ないが、
少し離れた所に展望台がある
山頂近くで小休止・・・今回レーションは甘くないものを中心にしたが、
フルーツミックスとかグミとか持ってくるの忘れてへこむ
黒岳山頂から急斜面を下り、すずらん峠・破風山を過ぎると、
いきなり観光客多数のファーストテラス・セカンドテラス。
ハイカーが浮いて見える異次元空間・・・どうせなら売店とか
自販機とか置いてほしい位w
この辺は丁度河口湖の向こうに富士山が来る位置で映えるから、
手軽に来れれば集客できる場所なのだろう。
セカンドテラスから少し離れれば、普通の静かなトレイル
それほど気温が高い訳ではないが、稜線上のコースで日向が多く結構暑い。
風があまりないのもあって、水消費を抑えるためにラン禁止で淡々と歩く。
中藤山、不逢山でそれぞれ小休止・・・もうシリアルバー的なものはのどを通らず。
ゼリーとかもっと持って来ればよかったと後悔。
唯一、UHA味覚糖の「塩サイダー」飴は今回当たりだった。
事前に地図で大石峠からの分岐で水場があると認識していたが、
大石峠の時点で水消費は1L以下、問題ないと判断して水場には行かず。
金堀山の先にちょっと岩っぽい所あり。
節刀ヶ岳の山頂は縦走路から少し外れているが、
ここまで来て踏まない理由は無いので踏みに行く。
ちょっと急で石がゴロゴロした坂を登ると山梨100名山の節刀ヶ岳山頂。
富士山川の眺望が開けてスバラシイ
ここでしばし休憩・・・今日はどこまで行けるか、
鍵掛辺りをとりあえずの目標地点にして出発。
金山を通過して鬼が岳、山頂手前は切り立った崖のトラバースで、
かなり足場が悪い所が数か所。
通過自体は問題ないが、足滑らすとケガでは済まないと思われるレベル。
鬼が岳の山頂からCT20分の所に雪頭ヶ岳・・・
踏まないと後悔しそうだし、行ける時に行っておく。
途中片側が崩落した場所や長い梯子があり、結構怖い。
下った先、雪頭ヶ岳の登りも足場は宜しく無い。
雪頭ヶ岳から南側の眺望は素晴らしいが、
往復20分のルートには結構危険カ所あり・・・もう行かなくていいかな。
鬼が岳からの下りでもロープ付きの斜面多数。
掴まなくても通過できるが、落ちるとヤバい場所も多く少々緊張する。
稜線からは西湖+富士山が良い感じだが、
路面は結構厳しいところが多く、あまりペースは上がらない。
鍵掛峠を過ぎて、そろそろビバーク場所を探し出すが、
岩稜帯で適当な場所が無く、結局鍵掛の山頂にスペース確保。
ツエルト張って今日はここまで。
夕方からかなり風が強く吹いたが、今回自作のインナーフレームを持参したので、
風に対しても問題なく、持参した水も2.3L残っており、
翌日分を1L確保しても、夜食+朝食分+αで1L以上使える状態だった。
早速コーヒー沸かして飲み、ちょっと昼?寝。
19時過ぎに夕食+水割り
夜中2度ほど目が覚めたが、寒くも無くシュラフはviviyでも良かったかもしれない。
結局3時過ぎに目が覚めて、FDの鮭雑炊を食べた後、コーヒー入れて
アップルデニッシュ3/4で朝食にする。
ツエルト内は結露も無く、あっさり撤収準備完了、4時半過ぎに出発。
二日目、まずは王岳へ。
あまり大きなアップダウンは無く、朝の稜線を気持ちよく歩く。
とは言え王岳自体にはちょっと危ない部分もあり。
山頂から150m程、ちょっと登りたくない感じの斜面を急降下。
一旦下ってしまえばしばらく平和なトレイル。
横沢の頭はテープに手書きの山頂標識、
いくつか小ピークを越え、五湖山へ。
五湖山頂は眺望なく、ザック降ろして残り少ない行動食から
UHA味覚糖の「もち麦満足バー」を食す。
味は薄いがまぁまぁ、重さの割にカロリーが低いのが難点か。
五湖山からの下り、西側の視界が開け、西湖とこれから向かう三方分山、
更にその向こうに南アルプスの山々が大きく見えた。
今年は南アに行けると良いなぁなどと思いつつ、まずは目の前の三方分山、
女坂峠から200m程登り返す・・・荷物はもう10kg切っているはずだがキッツい。
時々立ち止まりながらなんとか登り切り、山頂で腰かけてinゼリーチャージ。
地図見ながら方針検討・・・このまま本栖湖に降りるか、精進湖にも寄っていくか?
最終的に精進湖、本栖湖に赤線をつなげるという誘惑に抗えず、
精進峠からザレザレの九十九折の急斜面で精進湖へ下る
ここで自販機発見・・・無論コーラ買って飲む。
精進湖にタッチした後、本栖湖までどうやって行くか・・・
パノラマ台下BSでしばし考える・・・
舗装路で本栖湖まで行く方が楽だが、舗装路歩きは味気ないし暑い。
パノラマ台まで400m登り返すのはダルいが・・・うーん・・・
まぁ、時間も早いので山道で行くか。
一応パノラマ台までハイキングコースと言う表記だったので、
然程厳しい部分はなかろうと判断し山道で行く事に決定。
コーラを飲み干し、アミノサプリを買って再び山道へ。
確かにハイキングコース的な斜度の道で根子峠まで登り、
分岐を経てパノラマ台へ。
凄い・・・富士裾野に広がる樹海!!
登ってきたのは間違いなく正解だった。
ようやく見えた本栖湖も素晴らしい青!
暫く風景に見とれていたが、下山開。
これまた九十九折の急斜面を下る。
途中ラストピークの烏帽子岳も眺望は素晴らしかったが、
流石にパノラマ台の方が上。
R139に着地し、ちょっと逆方向に歩いてしまうというミスを経て
10時過ぎに本栖湖の駐車場着。
バスは11:53の新富士行きに乗る事にして、
本栖湖にタッチしに行く・・・
富士五湖すべてに赤線接続完了・・・プチ満足w
バス停そばの松風と言うレストランで昼食
お疲れ様のアレを済ませて
バスで富士宮へ
風呂探したが結局新富士の方に移動して風呂
新富士から久々の「こだま」で帰京
お疲れ様でした
EK=44.26+35.25+32.33/2
=95.675(二日間)
水 :PET2.0L 残0.0L
PET0.5L 残0.5L
麦茶 :PET0.6L 残0L
消費食料:コンビニおにぎり 2個
inゼリー 2個
アップルデニッシュ1袋
ベーコントマトリゾッタ 1袋
鮭雑炊 1袋
キャベツトマトスープ 1袋
押し麦満足バー 1袋
チーカマ 2本
0秒チキン+柿の種 200g程
アイソカルゼリー 1個(スイートポテト味)
スティックゼリー 5個
塩サイダー飴 5個
途中購入:コーラ PET0.5L
アミノサプリ PET0.5L
スタート時ザック重量 11.5Kg
●deuter Speed Lite32
OMM32であれば間違いなく肩に来ていたであろう11.5kgの重量でも
問題なく二日間無事完走・・・背中の汗抜けも含め、長時間+重負荷なら
こちらのザックの方が良い、と判断
ただし、荷室形状からパッキングは少々工夫が必要
チェストベルトが締めにくいのがマイナスポイント
●お湯沸かして食べる夕食、朝食以外のいわゆる行動食としての評価(夏季)
・inゼリー:〇お手軽、後始末簡単 ×基本甘い、ちょっと重い
・シリアルバー:〇お手軽、そこそこのカロリー ×暑い時水なしで食べにくい
・チーカマ:〇そこそこ食べやすい ×皮剥くのが面倒、保存温度?
・アイソカルゼリー:〇ハイカロリー ×後始末面倒 食べにくい 甘い
・柿の種+0秒チキンラーメン:〇甘くない ×暑い時水なして食べにくい
・押し麦満足バー:〇甘くない ×入手性 カロリー/重さ
・スティックゼリー:〇食べやすい ×後始末
コメント
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このゴージャスなルートを一気に歩くとは贅沢な山行ですね✨
ファーストテラスに自販機・・・同感です。
ついでに夜限定でいいから、デッキをテン場として使わせてほしい(笑)
パノラマ台、本当に感動しますよね。
私もあそこでは思わず感嘆の声を上げてしまいました😆
湖への赤線接続、お疲れさまでした🤗
こんにちは
毎度コメントありがとうございます
贅沢と言うか、一気に歩かないと逆にメンドクサイので・・・w
その辺がファストハイクの真骨頂でもあり、
計画(妄想)自体はもっと先まであったのですが、
本栖湖に着地した時点で、もうその先に行く気力がありませんでしたw
このコース、良いコースだと思いますが補給が難しいです・・・
ファーストテラスに自販機あったら間違いなく買いますねw
夜テン場に、と言うのも良いですが、今回はツエルトだったので
ペグ刺さらないとちょっとww
富士五湖制覇は満足度高めです
笹子から登ってどこまで行くかと思えば、まさかの本栖湖!しかもビバーク、さすがです(^^)
ちなみに、ツェルト設営時はグランドシートやらを背中側に敷くのですか?
(テン泊経験無しオジより)
こんにちは
毎度コメントありがとうございます
今回、笹子スタートは決めていたのですが、ゴールは行ける所まで、という事で
結局本栖で気力が尽きました・・・
1泊で40kmそこそこ・・・ルートは違いますが、UTMFとか改めてsugeeeと思いました
さて、ビバークと言っても今回の様な計画的なビバークの場合、
そこそこ快適に寝たいので、マットの類は持参します
グランドシートの使用は賛否ありますが、私は使う派ですw
シュラフの下にはエバニューのFPマット(3mm位のウレタンマット)と
サーマレストのプロライトS(インフレータ式の小型マット)を敷いています
正直、安眠の為にはシュラフよりマットの方が重要かと思います
マットも断熱性が高くて寝心地が良いやつは高くて重いので悩ましい所です
この辺の踏ん切りがつかないので、なかなかULにならないのですけどね・・・
テン泊というか、ツエルトはいざと言う時のお守りでもあり、
持っていて損は無いと思いますよ・・・
アライテントのビバークツェルト1 ロングと言うのを使ってますが
本体280g、細引き入れて300g位です
https://arai-tent.co.jp/lineup/shelter/shelter1.html
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