谷川馬蹄_西黒尾根より時計回り
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- GPS
- 13:38
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,717m
- 下り
- 2,738m
コースタイム
- 山行
- 11:23
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 13:46
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
03:50月夜野infoセンター⇒(関越道経由・1h仮眠)⇒09:10自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線上は一ノ倉岳〜茂倉岳,清水峠〜ジャンクションピーク,朝日岳〜白毛門付近で一部残雪があるものの,ツボ足で行けました しかしながら,西黒尾根はラクダのコルを超えたあたりから雪と岩が半々で,アイゼン必須 ルーファイも含め,難しかったです 幸い、登ってきた地元の方が,先導してくれたので、とても助かりました |
その他周辺情報 | 湯テルメ谷川(630円) 湯船が3つ+露天風呂 特に冷泉が気持ちよかった <留意点> ・コインロッカーは返却なし ・支払いは現金のみ |
写真
茂倉岳から見えた苗場山の奥にある平たい山が妙高山だと思っていたが、地元の方が妙高山は、苗場山の影
回っていれば、そのうち出てくるよと言われ、七ツ小屋山付近でようやく見えました
おっしゃるとおりでした 大変失礼しました
装備
個人装備 |
ザック(ブラックダイヤモンド;20L)
靴(スポルティバ_エクイリビウム)
キャップ
ハードシェル
長袖シャツ(夏用)
長パン
コンプレッションタイツ
靴下
ゲイター
アイゼン
グローブ
ストック
タオル
飲料(麦茶650mm/アクエリアス900mm)
行動食(薄皮パン/トレイルミックス/SOYJOY)
昼食(カップラ/おにぎり/お湯350mm&サーモス)
箸・スプーン
着替え(靴下/メリノウール長袖/カーディガン)
AppleWatch
iPhone
GoPro_HERO9
モバイルバッテリー
ヘッドランプ
予備眼鏡
サングラス
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感想
GWも中盤に入り、コロナ禍を超えた世の中もいよいよ盛り上がってきました
個人的には静かに人出のない山を登ろうと、前半は焼石岳などに向かっていましたが、せっかくのGW後半5連休
少し遠出して、いつか歩いてみたい山を、じっくり堪能するのもいいかなと考え始めていました
車中泊と言うツールを手に入れたので、とても気楽です 時間さえあれば、どこでも行ける
ただ、連休中は休日割引が適用されない 夜間割引はあるようなので、うまく使おう
行ってみたい山は山々あるけど、日の長い今の時期となれば、日帰りのロングコースに挑みたい
いよいよ"谷川岳馬蹄"だな これを日帰りでこなすのは、山を登り始めてから、一つの目標でした
歩き抜く体力はもとより、日の上がる前から登り始める必要があり、前日入りが必須 それだけの時間はこの連休のタイミングしかないだろうと言うことで、今回挑んできました
前日中に巻機山から起点となる白毛門登山口に移動 またもや車中泊
前々日に夕方から深夜にかけて運転してきた影響もあり、晩酌後、即就寝
翌朝2時半に目が覚めて、ぼんやりとコーヒーを煎れて、朝食を取ると、ようやく頭がはっきりしてきました
支度を調えて、3時半に出発 4時に西黒尾根登山口に到着 まだ暗い中ではありましたが、登山開始
30分ほど登っていると、明るくなってきました 1時間半ほどで展望が広がり、目の前にモルゲンに染まる谷川岳の絶壁が 前回登ったときは、ガスガスだったので、その迫力に圧倒され、しばし呆然
眺めを堪能していると、登ってくる方が 地元群馬の方だそうで、3日前にも、平標山から歩いてきて西黒尾根を下山したとのこと
ラクダのコルの先は、残雪と岩のミックスで、ルート取りに難儀している私を見かねて、先導してくれることに 大変ありがたい さらに、見渡せる山々を教えていただき、山行の充実度がグッと上がりました
7時に、トマノ耳到着 お向かいには、今日中に歩くはずの朝日岳や笠ヶ岳 その向こうには尾瀬や皇海山などが広がっていました にしても、すごい絶壁だ 完全に切れ落ちている マチガ沢と言うらしい 世界で一番人が亡くなっている谷“一ノ倉沢”は、もう少し先
オキノ耳を超えて、やがて“のぞき”と言われる場所へ ここが一ノ倉沢 傾斜はもはやオーバーハングしている気がする のぞき込むだけでも怖い こんなところ、どうやって登るんだ!? しかも、蛇紋岩ですべすべなはず 訳が分かりません
呆れながら、先を進みます 目の前は一ノ倉岳 地味に急登 やっとこさ、山頂到着
残雪が茂倉岳まで続いていますが、沈み込みもなくつぼ足で歩けます その向こうには前日登った巻機山、手前には今から辿る馬蹄の稜線がよく見える
んー、やはり難所は、清水峠から朝日岳への登りかなぁ 残雪がどのくらいあるか 勾配はそれほどではないように見えるけど、群馬の方はキツかったと言っていたし まぁ、取りあえず前へ
8時40分に茂倉岳到着 ここで群馬の方と別れる 私の足取りを見て、きっと行けるよ!!と励まされ、気分良く先へ にしても、ここからいきなり下り 下る下る 結構下ったなぁ で,その先には登り返し
ここも急だ やっとこさ2回目、武能岳到着 段々、清水峠が近づいてくる 朝日岳への登りも
ここからまた下り蓬峠へ 蓬ヒュッテは冬季閉鎖中でしたが,なかなか立派な小屋 分岐があり土樽駅に降りれるらしい
蓬峠から七ツ小屋山までの稜線は、残雪と草が織りなすゼブラの景観が素晴らしかった さらに右手には、谷川岳が男っぶりを見せつけていました
この縦走路は、景色に変化があって、とにかく飽きることがありません
11時半過ぎに清水峠に到着 少し上がり鉄塔を超えたあたりで昼食をとって、いよいよ朝日岳への登りへ 所々残雪もあり、長かったですが、それほどへばることなく、登り切ることができました
この段階で,谷川岳の向かいの稜線に取り付いた訳ですが、ここからは越後三山や尾瀬の三座、日光白根、皇海山、上州武尊、赤城山など百名山の山々が 何という景色!!
贅沢な眺めを堪能しながら、雪原を朝日岳に向かって歩きます
午後2時前に朝日岳到着 正面には谷川岳 これまた違う表情 険しさが少しマイルドになった気がする
そんな気がしたのも,長い登りを乗り切って気持ちが落ち着いたせいかもしれません 合わせて体がバテてきたので、少し休憩
にしても暑い でも、ここまで来れば、あとは下りだろうと高をくくっていたものの、笠ヶ岳まで細かいアップダウンが おまけに残雪もあり、歩きにくい
雪で体を冷やしながら、1時間ほどかかって笠ヶ岳へ ここからは、今まで歩いてきた道筋を一望することができました
眺めは抜群なものの、やっぱり暑い 冷たい水が飲みたいと言うことで、雪渓からの雪解け水で水分補給 普通にうまかった 残雪期だからこそできる水分補給 水場のない谷川馬蹄をしのぐこの時期ならではの方法かもしれません
〔※大朝日や飯豊でも雪渓から水を汲んでいる小屋がありましたが、雪渓より上に雪渓がないことが条件 合わせて、重要なのは水の冷たさ ぬるいのは、ある程度沢を通っているのでおすすめしません あくまで目の前の雪渓から直接溶け出している水を汲んだ方がいいと思います〕
笠ヶ岳からは結構な下り、そして残雪を緩やかに登って,午後3時半に最後のピーク白毛門到着
いい縦走路だった 谷川連峰の魅力を噛みしめながら,ゆっくり下って、午後5時過ぎに白毛門登山口到着
残雪期と言うことで、懸念もありましたが、結果的には稜線上はほとんど夏道 残雪があっても、西黒尾根以外はつぼ足で歩くことができました
総距離24km超、標高差2,700mとロングコースではありますが,さすが名だたる縦走路 刻々と変わる景観は飽きることなく山登りの魅力を十分に堪能することができました
きっと紅葉の時期は今回とは違う表情を見せてくれるはず また伺いたいと思います
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