タチクラ尾から 新雪の八経ヶ岳
- GPS
- 06:28
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,360m
- 下り
- 1,368m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:20
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山ポストはありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
R309タチクラ尾取り付き⇒タチクラ尾稜線 取り付きの10m程だけ、なんとなく踏み跡のような雰囲気がありますが、すぐに無くなって木の幹や根を掴みながら、しばしば手をついて登るような急斜面を稜線まで直登します。 転倒すると、国道まで転げ落ちてしまいそうな感じです。 踏み跡はありません。またテープもありませんが直登すれば稜線に到達します。 タチクラ尾稜線⇒弁天ノ森 薄〜い踏み跡のような?感じはありましたが、少し登ると積雪のためまったくわからなくなりました。 テープは下部には無く、弁天ノ森近くになると時々ありました。 全般的に急斜面はありませんが、軽いシャクナゲブッシュと小岩場がところどころにあります。 まあまあ歩きやすいと思います。 ただ、熊の気配が濃いような気がします。 弁天ノ森⇔弥山⇔八経ヶ岳 これからの季節、夏道がはっきりわかる時やトレースがあるときは問題ないですが、積雪時トレース無しのときは迷うことがあるかも…。 八経ヶ岳⇒明星ヶ岳 明星ヶ岳の登り口が少しわかりにくく、踏み跡も薄いです。 弥山辻から少し南へ行ったところから左折し直登すると山頂に着きます。 奥駈道出合⇔しなの木出合 弥山と奥駈道出合間の登山道に比べると格段に細くなりますが、踏み跡はしっかりしてます。 積雪時については、通ったことが無いのでわかりません。 しなの木出合⇒行者還林道西口 しばらくは普通に下って行きますが半ばから西口⇔奥駈道出合の登山道に出るまで急傾斜のロープ場が続きます。 落ち葉で踏み跡不明瞭の所あり。 積雪時はヤバイでしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
グローブ
防寒着
雨具
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
カメラ
ニット帽子
エマージェンシーブランケット
着替え
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感想
弁天ノ森から北へ小坪谷と布引谷の出合まで一直線に高度を下げてるタチクラ尾。
幾度となく八経ヶ岳に登るたび、この尾根のことが気になっていたので、ネットで調べると、ネットフェンスや擁壁で囲まれたR309のごくわずかな部分に自然そのままなところがあり、ここから取り付けると紹介されていました。
では、雪の積もる前に行ってしまわないと稜線までの急斜面が登れなくなると思い今回の山行になりました。
ネットでの情報の通り、自然部分から取り付けるところはここだけしかありませんでした。
さっそく斜面に取り付きましたが、最初から急登で上に行けばさらに斜度がキツクなり、崩れやすい足元に注意しながら木の幹や根を、掴むものが無いところでは地面に手をつきながらなんとか稜線までたどり着きました。
途中で転ぶと国道まで転がり落ちて行くのでは?と思うような急登をでしたが、
タチクラ尾の稜線に乗ってからは斜度も緩やかになり歩きやすくなりました。
ただ、しばらくして雪の上に拳ほどの大きさの丸っこい足跡が出現し、その足跡の先端から爪で線を引いたような筋が雪面にシュッっとありました。
鹿やイノシシではないし、サルやキツネでもない。大きめの足跡で爪の跡が残り
そうな動物は?と、とぼしい知識で考えても頭の中にはやっぱり熊しか出てきませんでした。
そして、この足跡は稜線を上へと続いていたのでかなりな恐怖感に襲われました。
一応熊鈴は鳴らしているのですが、強風がゴォーゴォーと鳴っているため熊鈴の音が熊に聞こえるのか疑問を感じたので、口笛を吹きながら、そして手を叩いて歌を歌いながら登ったので息が苦しくてかなりしんどかったです。
幸いなことに熊に遭遇することはありませんでしたが、熊はどこかから私のことを見ていたかも知れません?(熊と思い込んでるけど、熊とちゃうかも!?)
弥山でも、八経ヶ岳や明星ヶ岳の山頂でもガスのため展望が悪く、少し待っても晴れることは無かったのですが、明星ヶ岳から八経ヶ岳に戻る途中で時々、一瞬の晴れ間が出るようになってきました。
そのたびにカメラを取り出すのですが、スタンバイOKとなる前にお陽さんは雲隠れしてしまいました。
次にお陽さんが出てくれるまで少し待ってみるのですが、待つと顔を出してくれず、こちらの思うようにはなってくれませんでした。
まあ、自然てそういうもんですね。
八経ヶ岳の明星側直下でじっと晴れるのを待っていたら単独の方が下りてこられ、声をお掛けして話ししているとその方が “ikimasse”さんだとわかり、思わず両手で固い握手を交わしました。
ikimasseさんが先を急いでおられるところを私が足止めをしてしまい、申し訳なかったです。
その後は、下山もタチクラ尾を下りようかどうしようかとずっと迷ってました。
というのも、熊のことが頭から離れなかったのと、国道までの急斜面を転倒せず落石せずに下りられるかどうか自信が無かったからです。
転倒して滑り落ちても、人間であれば木に引っ掛かると思うのですが、石を落してしまうと国道まで一直線に落ちて行きそうだったし、時間的にも登山を終えて帰路につく車が多く通る時間帯だったので、タチクラ尾を下りるのはあきらめてしなの木出合から西口に下りました。
このことは、距離もそこそこ歩くことができ、「イヤやなぁ!」と思っていたR309の舗装路歩きの良さを発見できたりで、このコース変更が結果的には良かったです。
R309が冬期通行止めになる前に、もう一回くらいは八経ヶ岳の樹氷を見に行きたいと思ってます。
八経の明星側でお会いした時は早く下りたくて結構そわそわしていたのですが、sukanpoさんの話があまりに興味深くて、不覚??にも話し込んでしまいた
ナイストゥミーチューでしたね〜
下りはしなの木出会からだったんですね。私は去年あそこから下って落ち葉に埋もれた石を踏んで捻挫しましたよ〜
ではまた!
こんばんは
ヤマレコデビューして半年、山行中に「ヤマレコやってます!」「私もやってます!」ってなったのは今回の ikimasseさんが初めてでした。
ホント最高の出会いでした。
しょ〜もない昔話をダラダラしゃべってスミマセンです<(_ _)>
あっ、それと私にとってこれまた初めてのフォロワー登録をしていただきありがとうございました\(^o^)/
ビビりのあかんたれなので、熊が怖くてタチクラ尾を下れませんでした。
私も昨年の夏、雨のしなの木出合からの下りで何回も尻もち付きながら下りました。でも早く上がれて、下りられるから私は好きです!
はい!ではまたどこかの山でお会いできるのを楽しみにしています
こんばんは〜
弥山もすっかりと初冬の装いですね。
今年の冬は大峰に沢山の雪が降ることを期待してます。
そして厳冬期の弥山にチャレンジしてみようと思ってます。
これからの雪景色の大峰が楽しみですね。
tekapoさん、こんばんは。
この日は積雪も3cm程でまだ少なく天気もいまひとつでしたが、今シーズン初めての雪だったので楽しかったです。
大峰だけでなく、明神平や高見山、三峰山などもいっぱい雪が積もればいいですね!
ただ、アクセス道路の積雪はあまり無い方が…。
私の雪山技術もそうですが、雪道の運転技術もレベル低いので(>_<)
厳冬期の弥山、いいですね! 今の私の技術では無理ですがいつかはチャレンジしてみたいと思ってます。
大峰厳冬期のtekapoさんのレコとブログを楽しみにしときます
その足跡は熊?だと思います。
なぜならその尾根の樹に熊が爪を立てただろうと思われるものがありましたよ。画像が撮ってあったのですが・・・
jiijiiさん、こんばんは sukanpoと申します。
コメントありがとうございます。
今回のタチクラ尾を登るのに、一番参考にさせてもらったのが syotannさん、 jiijiiさんたちがタチクラ尾を歩かれていたブログでした。ありがとうございました。
はい、その中で熊が樹に爪を立てた画像と「この山域は熊がいる。新しいテリトリーマークの爪跡が出て…。」の説明がありました。
私の頭の中にこの画像と“新しい爪後”の言葉が残っていたので、足跡を見たときにすぐに画像と“新しい爪後”結びついて、大変な恐怖に襲われました。
結果、熊が近くにいるかも!?と警戒して、声を出したり、手をたたいたりして音を出すことで、熊の方に先にこちらの存在を気付かせることができたのかもしれません。
このブログを知らなければ、もっとのんきに歩いていて、ひょっとしたら熊と鉢合わせしていたかも? と思うとゾッとします。
タチクラ尾を登るための情報と熊に対する注意喚起、重ねがさねありがとうございました。
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