奥秩父主脈縦走(甲武信ヶ岳で撤退)
- GPS
- 31:47
- 距離
- 51.8km
- 登り
- 4,616m
- 下り
- 4,033m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:24
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:54
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 7:13
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 9:21
天候 | 1〜3日目 快晴 4日目 晴れ時々曇り、稜線上は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
前々からやってみたかった奥秩父主脈縦走。GWに挑戦してみました。元々は雲取山〜瑞牆山荘までの予定でしたが、予定変更や疲労のため甲武信ヶ岳で撤退しました。テン泊装備によるペースダウンの考慮不足や下調べの甘さなど、色々と反省点の多い山行でしたが、天候と出会いに恵まれた4日間でした。
1日目 鴨沢登山口〜雲取山荘
8時半に鴨沢登山口から行動開始。GWなので激混みかと思いきや、登山道はそこまででもなかったです。少なくともバカ尾根よりは全然空いてました。雲取山は初めてでしたが、序盤はゆるやかで単調な登りがひたすら続きます。普段ならこれくらいの登りはスイスイ歩けるのですが、4日分の食糧を詰め込んだテン泊装備が思った以上に重く、普段の3割増しぐらい遅くなっていたと思います。
12時半に七ツ石山に登頂。この辺りから展望がひらけてきて、富士山と南アルプスを眺めながらの稜線歩きが始まりました。本当は山頂で昼食の予定でしたが、ザックの奥深くに入れたバーナーを出すのが面倒くさいし早く山小屋に着かないとテント場がなくなる気もしたので、行動食だけにしました。
14時半に雲取山登頂。ささっと写真撮影を済ませて、20分くらい下って雲取山荘に到着しました。テン場に行ってみると案の定激混みでした。小屋から近くて張りやすいところはすでにいっぱいだったので、仕方なく端っこの斜めのところを確保。家で練習はしたものの設営に手間取り、一時間以上はかかりました。ペグの打ち場所選びが難しい、、
夕飯はレトルトカレーでした。美味かったですが、お湯の処理に悩みました。そのまま飲むのは気が引けるし、捨てるわけにもいかない。結局翌朝のラーメン用に取っておきましたが、今度から他のメニューを考えた方が良さそうです。
山の夜は早いと聞いていた通り、他の宿泊者も20時にはほとんど寝静まっていました。ちなみに雲取山に登頂したころから右膝の裏に軽い痛みがあり、明日の状態次第では撤退も考えていましたが、とりあえず体を休めようということで消灯。が、斜めのテントと月夜の明るさ、近くを通る他の宿泊者のヘッドライトの光が気になり、なかなか寝つけませんでした。アイマスクと耳栓はあった方がいいです。
2日目 雲取山荘〜将監小屋
3時に起床。朝食の準備をしていると、ご来光目当てに雲取山山頂に向かう人達が通り過ぎていき、予定にはなかったけど自分もご来光を見たくなりました。山頂までは約1時間かかるので、遅くとも4時には出ないといけません。でも朝食と撤収をしていたら確実に間に合わないので、バーナーを消し、ザックに水と貴重品だけ詰め込んで山頂へ出発しました。この決断が後の行程に影響するとは梅雨知らず。
右膝の痛みはそこまでひどくなく、小刻みに歩けば気にならない程度でした。40分くらいで山頂に着き、他の登山者と一緒にご来光を見ました。この日も快晴、オレンジの朝日と青空のグラデーションが美しく、急な予定変更でしたがやっぱり見れて良かったです。
朝食と撤収を済ませ、出発したのは7時。本来の予定では5時スタートだったので、約2時間の遅れになりました。ただもともと14時には笠取小屋に着いてる計算だったので、まあ大丈夫だろうと思ってましたが、見通しが甘かったです。。
登り一辺倒だった初日とは変わり、アップダウンの繰り返しが足にきました。また、多少軽くなりましたがやはりテン泊装備が重く、将監小屋に着く頃にはヘトヘトになってました。本来はここから笠取小屋まで行く予定でしたが、今からだと着くのは16時以降になるし、気力も体力も限界だったのでここに宿泊することにしました。ご来光目当ての予定変更さえなければあるいは、、と少し後悔。
将監小屋のテン場は雲取山荘ほど混んでおらず、張りやすい場所を確保できました。昼食分のパスタと、夕食の中華春雨をほぼ間髪入れず食べたので、胃もたれがしてまたもやなかなか寝つけませんでした。やはり米2合は多すぎた。
3日目 将監小屋〜笠取山〜雁坂小屋
5時に出発。3日目も快晴で、富士山と南アルプスがくっきり見えて最高でした。予定では3日目に笠取小屋から大弛小屋まで行く予定でしたが、遅れと右膝の痛みもあるので甲武信小屋までに変更しました。
約8時に笠取山登頂。展望よし、三角錐の山様が綺麗ないい山でした。時間的に長居は出来なかったので、今度笠取山メインで登りにこようと思います。
12時に雁坂小屋に到着。ここで水を補給して甲武信小屋に向かう予定でしたが、途中何度も抜きつ抜かれつしていた男性の話によると、甲武信小屋はテント場も予約が必要とのこと。小屋に電話で確認しようとしましたが圏外で繋がらず、今の余力で甲武信ヶ岳まで登るのはかなり大変だと思ったので、雁坂小屋に宿泊することにしました。教えてもらえなかったら甲武信小屋まで行って怒られていたはずなので、、あの時の方には感謝です。と同時に下調べの甘さを反省しました。。
4日目 雁坂小屋〜甲武信ヶ岳〜戸渡尾根で下山
5時に出発。雁坂峠に出ると、ものすごい強風でした。帽子が飛ばされそうになったのでザックにしまって再出発。雁坂嶺に至るまでの稜線は枯れ木が立ち並び、強風に揺られてギィギィと気味の悪い音を立てていました。ここが日本なのか?と疑いたくなるほど非日常的な空間で面白かったです。
破風山から破風山避難小屋に下る途中、立ちはだかる甲武信ヶ岳の大きさに圧倒されました。ラスボス感と言いますか、奥秩父主脈縦走の最後を飾るのには最高の山だと思いました。約1時半の登りを終え、甲武信小屋に到着。ひと休みしてから、20分ほど登って甲武信ヶ岳に登頂しました。展望は抜群で、金峰山や国師ヶ岳、八ヶ岳まで見渡せました。
下山は戸渡尾根から徳ちゃん新道を歩きました。戸渡尾根は急な上に倒木が多いので、テン泊装備だとより一層気をつけて下る必要がありました。トータルで3時間ほどの下りを終え、西沢渓谷入口に下山。なにかと予定外のハプニングが多かったですが、ひとまず無事に帰れてホッとしました。
コメント
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貴殿のレコ、とても懐かしく拝見させて頂きました。
私は「奧秩父主脈縦走路を繋ぐ旅」と題して、当時2泊以上の休みが
取れなかったので、テント泊と日帰り…計8回?の山行で、
瑞牆山荘駐車場から奥多摩駅間を繋ぎました。
たくさんの失敗があり、それは次に繋がり、
全てが楽しかった思い出になってます。
次のテン泊は鳳凰三山縦走?
そしてそこから見える白峰三山の縦走に繋がるのでしょうね…
私は上記二つとも、これまた大反省?…の楽しい思い出となってます(苦笑)。
これからも素晴らしい山旅をお続けください。
はじめまして。コメントありがとうございます。
8回の山行で奥秩父主脈を繋ぐ旅ですか、、
そういう形の山行も楽しそうですね!きっと季節や日によって異なる表情が楽しめたのかなと思います。
私も今回はたくさん失敗して反省点だらけでしたが、今思えば楽しい思い出です。
次のテン泊は鳳凰三山か、もしくは瑞牆山〜金峰山にも行ってみたいです。白峰三山も今年行きたいですね。
ありがとうございます。
ジンさんも山旅をお楽しみください!
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