那須岳ふたたび【三斗小屋温泉 大黒屋】
- GPS
- 10:58
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 891m
- 下り
- 1,172m
コースタイム
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 5:11
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 5:29
天候 | 1日目:霧雨のちくもり🌧️ 2日目:晴れ☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
那須塩原駅西口より9:20発 那須ロープウェイ行きバス(関東自動車)10:37那須ロープウェイ山麓駅着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道標、黄ペンキ等でよく整備されています。 剣が峰のトラバースは6月まで雪が残ることがありますが、今年は解けていました。 |
その他周辺情報 | 【宿泊】 三斗小屋温泉 大黒屋 https://sandogoya-onsen.com/ チェックイン 14:00/チェックアウト8:00 モンベルカード提示でオリジナルグッズいただけます(今回はフェイスタオルでした) https://club.montbell.jp/sp/privilege/fshop/search/disp.php?shop_no=894341 【下山後の食事】 お食事処 平成 那須塩原駅 西口すぐ 営業時間 11:00〜20:00 水曜定休 |
写真
感想
先々週の「ろんでん尾根」のレコでは、ゴールデンウィークの三斗小屋温泉がキャンセルになったことをボヤきましたが‥
嬉しいことに、同行人が予約を取り直してくれたのでした。
心配していたお天気も間際で予報から雨マークが消えて、うきうきした気持ちで出発です。
那須ロープウェイを降りると、霧が立ち込めています。でも去年23m/s(翌日18m/s)の風に見舞われた身としては、無風であればA判定。荒涼としたガレ道を軽い足取りで登っていきます。
ところが、私たちの山行にはなにかしら災厄が付きまとうようで‥同行人が急に黙りこくります。
饒舌な関西人である彼が寡黙になるのは決まってお腹にのっぴきならない用事ができた時。ストッパを飲み岩陰で待機することに。その間、私一人で山頂へ。
去年は強風ゆえ山頂を目前にして引き返しただけに、ピークを踏めて嬉しい。でも同行人が気がかりなので、写真だけ収めてさくっと戻ります。
昨夜の会食の内容を自慢していましたが、それが良くなかったようで‥途中途中お尻を押さえて立ち止まりながら、這々の体でロープウェイ駅まで下山した同行人。
文化的なお手洗いでようやく落ち着き、ゆっくりお昼を取ります。
回復したところで牛ヶ首へ。今回は峰の茶屋を経由せず、ひょうたん池に寄ってから三斗小屋温泉に向かいます。無間地獄が見えますが、霧なのか噴煙なのか判然としません。
牛ヶ首で道を勘違いし日の出平方向に歩き出した時、ご家族とすれ違います。
「どちらまで行かれるんですか?」とご主人。「三斗小屋温泉です」「私たちひょうたん池に行くつもりが間違えてしまって‥」
しばらく歩を進めて、ようやく「この道は違うよ」と教えてくださったことに気づきます。残念な私たち。今回はここで北上しなければよいという思い込みから道を間違えたのでした。
引き返し、正しい道を進むと植生が変わっていきます。様々な植物に取り囲まれて、お洒落な庭園の趣。あるがままでこのバランスが保たれていることを思うと、自然の美しさに感嘆せざるを得ません。
姥ヶ平で、ひょうたん池方向から戻られたご家族と再びお会いします。
「よかった、どうしたかなと気にしてたんですよ」気にかけてくださったことに感謝しきり。あらためて、ありがとうございます。
奪衣婆が鎮座するところから木道が始まります。那須岳にこんな場所があったのかと意外に思う。植生のグラデーションと、取り囲む山容が織り成す景色に見惚れます。
先ほど喫緊の用から解放された同行人ですが、今度は片膝に痛みが走ります。前回のろんでん尾根終盤で痛めたところがぶり返した様子。
沼原分岐まで、美しい林相を楽しむ余裕もなく歩きます。分岐を過ぎればとても歩きやすい道。ムラサキヤシオに慰められながら、ようやく三斗小屋温泉 大黒屋に到着。
前回と同じ新館の部屋に通されます。お向かいはクラブツーリズムの団体さん。そういえば去年もクラツーの予約が入っていましたが、強風で辿り着けずキャンセルされていたことを思い出しました。
一風呂浴びて、部屋でのんびり夕食をいただきます。個室にお膳を運んでいただけるのは旅館的ですが、タオル・寝巻き持参必要なあたりはやはり山小屋ですね。なおシーツは清潔なものが用意されています。
団体さんがミーティングされている隙を狙って、小さな岩風呂に入ります。去年はとてもぬるかったのですが、今回は適温。体も心もゆるゆるとほぐれていきます。
お湯でご一緒した方から、本館の部屋の様子を伺います。窓が大きくて明るいのは新館のようだけど、次は本館に泊まってみたいな。
よくわからない鳥の鳴き声を聴きながらいつとはなしに深い眠りに落ちます。
* * *
翌朝もお櫃を空にし、8時前に宿を出発。
隠居倉までの道すがらにある源泉地がお気に入りなのですが、同行人の膝の具合から急登を避けるため峰の茶屋跡経由で帰ることにします。
那須岳避難小屋で小休止。ザックを小屋に立てかけたところで、石組みに挟まったビニールが目に留まります。「?」見ると、私がいただいたものと同じ大黒屋Tシャツ。
「ここに置いておいて、後で宿に電話するのがいいかな」「置き去りにしておくのもなんやな。預かっておいて、急いで戻ってくる様子の人がいたら尋ねてみよか」ピックアップすることに。
程なくして、豊かな植生が途切れ荒涼とした景色が広がります。細いトラバースもあり、去年強風の中この道を通った自分にあらためて驚きます。
峰の茶屋跡避難小屋で、かなり早いお昼にします。
「あと2時間で下山なんてな‥やっぱ朝日岳登ろ」おにぎりの力か、鎮痛剤と宿でいただいた湿布が効いたのか、同行人が決心します。
「ちょっとでも駄目って思ったら引き返そうね」心配しながらも、ガレガレゴーロな道にわくわくしてきます。高度感のある場所は久しぶりなだけに、鎖のあるトラバースでは腰が引けます。
朝日の肩も今日は穏やか。余裕でおやつを食べて、山頂を目指します。
去年、強風ゆえ絶対にムリ!と半泣きになったこの場所も難なくクリア。山頂の小さな祠に嬉しくなります。
下山時、鎖場はトラバース含め登りより歩きやすいと思います。ピストンが嫌な場合は、やはり隠居倉〜熊見曽根経由で朝日岳目指すのがいいかもしれません。
滑りにくい岩質で見た目より歩きやすいのですが、ザレに弱い私はすれ違い時に転んだのでした(周りの方、その節はご心配おかけしました)
ふと、右耳の中で羽音がします。しかもむずむずする。虫が入り込んだようです。耳の中に虫なんて初めての経験でパニックになります。
「どうしようどうしよう、息吹き込んで」同行人に頼みます。当然、虫は耳の奥深くに入り込んでしまいます。「逆だった、吸い出して」「んなことしたら俺の口に虫が入るねん。こういう時は強い光で誘い出すんや」
スマホのライトを耳に当てて、這い出てきた虫を捕まえてもらったのでした。耳に虫が入るって、よくあることなのか皆さんにお尋ねしたいです。
そんなこんなで、もう一回ザレで転んだり(下山時は気を抜きすぎなのかもしれません‥反省)同行人の膝痛がぶり返したりで、今回もとほほだねと思いながら峠の茶屋に近づいた辺りで見覚えのある女性とすれ違います。
大黒屋でお膳を運んでくださったスタッフさんでした。わけを話し、ピックアップしたTシャツをお預けします。
サイズ・色は明記しませんが、お心当たりのある方は大黒屋さんに連絡されてみてください。
三本槍岳の宿題が残りましたが、今回二つ登れただけでも嬉しかったな。
同行人の膝対策を講じて、次のお楽しみとしたいと思います。
9張しか張れないので争奪戦でした(笑)
お久しぶりです✨
煙草屋さん、部屋もなかなか予約取れなくて大人気ですよね。露天風呂入ってみたいです。
あのテント場、ヘリポートを兼ねてるようで‥大黒屋さんの「よくある質問」に「宿に来るには登山が必要ですが、過去にはヘリでいらした方もいます」とあって笑いました😆
お久しぶりです😊
いつもトレッキングレポ見ていましたよ?
テン泊でも露天風呂入れるんですが、6回入ったかな……🤔ほんとに良いですよ♨️日光白根山や男体山みながら入れますからね?
大黒屋さんにもテン場があるからそこじゃないですか?てか、ヘリで来るなんてどんだけ金持ちかって話ですよ笑
ありがとうございます😆
展望よい露天最高ですね! 三本槍登り残したし、次は煙草屋さん狙いで行こうっと♨️
三斗小屋までの道のりが楽しいのに、ヘリなんて〜👎 ヘリチャーターできない負け惜しみじゃないですよ笑
もしタイミングが合えば✨
グループにご興味あれば別途お答えしますよ😅
同行人の方が予約を取り直してくれて、那須岳に行けたのですね!
優しい彼ですね。ただ、お腹を壊したのは、残念。
ハプニングがありながらも、素敵な山行旅行になって、良かったですね。
ここ最近、週末は雨続きだったので、貴重な天気の晴れ間を狙って山行、さすがです。
おはようございます。
ろんでん尾根のレコではボヤキにお付き合いいただきありがとうございました😌
お山の世界に引き込んだのは私ですが、同行人のおかげで様々なところに行けるので‥彼には感謝しかありません。
那須岳でいちばんこわいのは風なので、雨でも風さえなければ決行予定でした。まさたくとさんのシャワーラン説に納得ですし😄
でも降らないに越したことはありませんね✨
那須岳は3年前に歩いた事ありますが、西側には行けなかったので羨ましいです。
朝日岳山頂のチビ祠は3年前はカラフルな鈴が付いていたのですが無くなってしまったようですね。
こんにちは😄
西側は、湿原のようでかなり雰囲気が変わって素敵なところですよ。機会があればぜひ!
祠の鈴、残念ですね。代わりに奉納したいけど、イチ登山者が納めていいものかしら?
kimipapaさんの関ふれランに興味深々です。関ふれ奥深いですよね👀 次のレコも楽しみにしております✨
関ふれランは先が長そうです。
今回の千葉コース´↓は90%舗装路でした。
コース選定者の好みなのか、見事に商業的なゾーンを外してコース設定されていたので、食事処や補給処が難しかったです。
元々 関ふれは「歩く」前提で設計されているので、reiさん達ならロードコース2つぐらい、山コースは1〜2つぐらいでちょうど良さそうですよ。
ありがとうございます😊
山コースは、④の佐島・大楠山のみちが好きです。でもいちばん楽しかったのは、①の三浦・岩礁のみちかな? 私は海沿いに惹かれるみたいです笑 ランには向いてなさそうですが💦
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4154038.html
念願の那須連山、今回は快適な登山が出来たようで何よりです😊
1回キャンセルになると、尚行きたくなるもんですよね!
こんな天気の良い日に登りたかったな。
実は僕も昨年、偶然にも同じ5月20日に那須岳登ったんですよ😄
その時は那須岳から朝日岳を経て三本槍岳まで歩きました。
那須岳や朝日岳とはまた違った高原的な風景の山ですっごく良かったですよ😁
三本槍岳は宿題との事。
もし良ければ僕のレコ、参考にしれもらえれば光栄です。曇り空ですが・・・😅
僕は耳に虫が入った経験は無いですが、口に入ったことは有りますね
夏の暑い日に「ヒーヒー💦 ハーハー😓」と口を開けて歩いていると小さな虫を吸い込んだ経験有りです。
2,3回有りますわ🥴
ま、これも大自然ならではの経験でしょうね😁
こんにちは😆
すっちゃんさんの昨年のレコ楽しく拝見しました🎵
私たちが訪れる一週間前だったのですね。
三斗小屋温泉から熊見曽根までは歩いたことあるけれど、三本槍岳に続く道はかなり趣が違いますね✨
帰ってきたばかりなのにもう行きたくてうずうずしてます笑
虫、口はたいへん💦でも今流行りの昆虫食?
そういえば耳は今回が初めて口は未経験だけど、目にはしょっちゅう飛び込んできます‥なんか睫毛に絡まるんですよね👿
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する