記録ID: 5524015
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無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈
双門ルート(双門の滝〜巌の双門〜弥山〜八経ヶ岳〜カナビキ尾根)
2023年05月21日(日) [日帰り]
あめおやじ🐟
その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 11:58
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,124m
- 下り
- 2,114m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:08
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 11:56
距離 20.7km
登り 2,124m
下り 2,126m
16:30
ゴール地点
天候 | 晴のち時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【双門ルート全体】 関西最難関といわれるルートです。初めての方は経験者と行かれることが勧められています。ルートファインディング力、岩登りの能力、大量に出てくる垂直に近い梯子を連続して登る脚力が必要です。八経ヶ岳まで回る場合は歩行距離20km、累積標高差2,000mを越えるため、日帰りする場合はそれなりの体力も求められる、かなりタフなルートとなります。 それと、敢えて書かせていただきますが、特に最近の注意点として ■危険なルートに誘導するピンクテープ ■一般的な双門ルートではない方向を示す「弥山→」の看板 ■これら2点に騙されてしまった踏み跡 があるので、これらに惑わされないように注意が必要です。なお、以下も含めて2023年5月21日現在の情報となります。常に最新の情報を収集して挑まれるようにして下さい。 【熊渡〜釜滝】 はじめは林道、金引尾根・弥山川分岐を左折して弥山川に入ります。白川八丁と呼ばれる伏流した岩ゴロの川を進みます。歩きやすいところを歩けばよく、危険箇所も道迷いの懸念もありません。 【釜滝〜吊橋】 釜滝は普段、水チョロチョロですが、ここで増水していると先々での徒渉が困難になるので、引き返す勇気を。釜滝から先、弥山川に沿って遡上します。一の滝が見える吊橋の直前左岸側(上流に向かって右側)に岩場のへつり(杭あり)があります。 【吊橋〜仙人瑤離謄薀后柄侈腓梁譟法 吊橋を渡ったところから滝を迂回するため、右岸山側を大きく高巻きます。梯子が連続したり、四駆でよじ登るような地点がたくさん出てくるところです。なお、真新しいピンクテープや「弥山→」と書かれた看板がありましたが、危険なルートや間違ったルートに引き込まれる恐れがあるため、十分注意してください。 【巌の双門】 仙人瑤離謄薀垢ら少し登った先に、過去に事故で亡くなった方を悼むプレートがあります。そのプレートのあたりから登山道を離れ左にトラバースして行きます。左下に古いワイヤーの跡を見ながら薄い踏み跡を辿ると、ワイヤーがぐるぐる巻きになった大木が見えます。そのままトラバースして行くと古い目印(テープ)があり、そのあたりから降ると巌の双門に出ます。降りの踏み跡は比較的わかりやすいと思います。基本的にピストンします。 【仙人瑤離謄薀后船競鵐平〜狼平】 ザンギ平までの登りは、危険箇所や道迷いの懸念はほぼないと思います。ザンギ平から一旦、弥山川まで降ります。細かい危険箇所はありますが、本ルートにチャレンジするような人には全く問題ないでしょう。河原を歩いていて進めなくなったら、登りの踏み跡がないか、対岸に踏み跡がないか探してルートを見つけます。徒渉多数です。 【狼平〜弥山〜八経ヶ岳〜弥山辻】 難しいところは狼平までで、ここから先は一般道です。弥山まで、よく整備された木の階段を登ります。道迷いの懸念もありません。弥山からは大峯奥駈道になり、登山者が急に多くなります。 【弥山辻〜高崎横手出合】 明星ヶ岳の手前、弥山辻で右折、大峯奥駈道を離れてレンゲ道に入ります。トウヒ・シラビソの気持ちのいい尾根道です。日裏山を過ぎたところでトップリ尾への分岐があります。昨年、ここで間違えて遭難した方がいらっしゃいました。今回は派手なロープや多くの看板で注意が喚起されていました。また、真新しいピンクテープが不必要なほどたくさん付いています。熊渡へ戻るためには直進、川合方面へ。さらに進むと、高崎横手で狼平からのエスケープルートが右から合流してきます。 【高崎横手出合〜カナビキ尾根分岐】 高崎横手を過ぎると、頂仙岳を巻くルートになります。巻かずに登ってもいいですが。この辺りからカエデやブナが楽しめる素敵なルートになります。踏み跡も明瞭。 【カナビキ尾根分岐〜熊渡】 カナビキ尾根分岐で右折しますが、以前見かけた分岐の看板を今回見逃しました。1年前の記憶があったので右折しましたが、直進して戻ってきた方がいらっしゃいました。注意が必要です。よく見るとテープもあります。最初はやや薄い目の踏み跡でトラバースしていきます。杉の植林までトラバースしたら行き過ぎです(やらかした)。下降路に入ると踏み跡は明瞭。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | ヘルメットを忘れてしまった。本ルートに入る方の多くはヘルメットを着用されています。同行者には持って来るように伝えたのに、自分が忘れるとは情けない。 |
感想
何回か一緒に山登りしたことのある会社の人と立ち話をしているときに「週末どこ行くの」という話の流れから、一緒に双門ルートに行くことになりました。昨年8月に登ったときは脱水症状が出て、狼平からのエスケープでなんとか下山したので、その悪夢を払拭したかったのもあって、今回は弥山・八経ヶ岳まで登りました。なお、昨年の脱水以来、ハイドレーションを導入して備えてきたので、今回は水分補給バッチリです。が、むしろ飲み過ぎたようで、ハイドレーション1.5L+ペッボボトル1Lを全て飲み干してしまいました(~_~;)
ルートの詳細は【コース状況】を参照していただきたいのですが、相変わらずの大人のアスレチックコースで、ワクワクしながら登ることができました。また、八経ヶ岳まで周回したのでかなりタフな山登りになりましたが、充実感がハンパない山行です。個人的には、4回目の双門ルートにして初めて巌の双門も立ち寄ることができたのと、ずーっと見たかったオオミネコザクラを発見することもできて、大変充実した山行となりました。
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