群馬県側の駐車場が新三国トンネルの準備工事用資材置き場になっており使えないため、ひとまずトンネルを潜って県境を越えてしまう。
できれば自分の足で越えたかったのだが、まあ仕方がない。トンネルを抜けてすぐ右手にある停車帯に車を停め、写真の場所から歩き始める。
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11/22 6:31
群馬県側の駐車場が新三国トンネルの準備工事用資材置き場になっており使えないため、ひとまずトンネルを潜って県境を越えてしまう。
できれば自分の足で越えたかったのだが、まあ仕方がない。トンネルを抜けてすぐ右手にある停車帯に車を停め、写真の場所から歩き始める。
今は早朝なのでまだ工事は始まっていないが、工事が始まると、この停車帯前の区間は片側交互通行となる。
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11/22 6:31
今は早朝なのでまだ工事は始まっていないが、工事が始まると、この停車帯前の区間は片側交互通行となる。
準備工事では、三国トンネルの向かって右側に新しい道を造っているようだ。この道の奥が新三国トンネルの坑口となるのだろうか。
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11/22 6:31
準備工事では、三国トンネルの向かって右側に新しい道を造っているようだ。この道の奥が新三国トンネルの坑口となるのだろうか。
登山口で準備を整え、いざ出発。
かつては荷車が通ったという幅の広い道を登って行く。勾配もあまりキツくなく、歩きやすい道だ。
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11/22 6:47
登山口で準備を整え、いざ出発。
かつては荷車が通ったという幅の広い道を登って行く。勾配もあまりキツくなく、歩きやすい道だ。
出だしいきなりの水場。
「三国権現御神水」とは、有難そうな名前だ。
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11/22 6:49
出だしいきなりの水場。
「三国権現御神水」とは、有難そうな名前だ。
坂を登り切ると…
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11/22 7:04
坂を登り切ると…
三国峠に到着。標高は1,244メートルで、峠の名前の由来は長野・新潟・群馬の県境ではなく、昔の国名の上野、信濃、越後の国境に位置する三国山(写真正面)に因む。
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11/22 7:04
三国峠に到着。標高は1,244メートルで、峠の名前の由来は長野・新潟・群馬の県境ではなく、昔の国名の上野、信濃、越後の国境に位置する三国山(写真正面)に因む。
三国山とは反対方向、稲包山への縦走路を示す標識に、「三国スキー場」という表記を見つけた。
聞き慣れない名前だったので調べてみたが、どうやら西武系列のスキー場で、平成14年頃に閉鎖したらしい。位置的には国道353号のどん詰まりにあったようだ。
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11/22 7:04
三国山とは反対方向、稲包山への縦走路を示す標識に、「三国スキー場」という表記を見つけた。
聞き慣れない名前だったので調べてみたが、どうやら西武系列のスキー場で、平成14年頃に閉鎖したらしい。位置的には国道353号のどん詰まりにあったようだ。
三国山方面へ向けて木道の階段を登る。
霜が貼り付いてツルツル、しかも傾いている板もあり…気を付けながら登る。
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11/22 7:12
三国山方面へ向けて木道の階段を登る。
霜が貼り付いてツルツル、しかも傾いている板もあり…気を付けながら登る。
朝焼けに上州の山々のシルエット。
下方には現在は利用できない群馬側の駐車スペースが見える。かつてはドライブインもあったようだが、今は閉鎖している。
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11/22 7:21
朝焼けに上州の山々のシルエット。
下方には現在は利用できない群馬側の駐車スペースが見える。かつてはドライブインもあったようだが、今は閉鎖している。
木道の階段に雪が乗っている。
アイゼンを着けたいところだが、木道を傷つけてしまうので気が引ける。
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11/22 7:25
木道の階段に雪が乗っている。
アイゼンを着けたいところだが、木道を傷つけてしまうので気が引ける。
振り返ると遠くに浅間山が。
富士山も見えたが、先っちょだけだったので割愛。
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11/22 7:26
振り返ると遠くに浅間山が。
富士山も見えたが、先っちょだけだったので割愛。
苗場山はこの方向から見ると不思議な形をしている。
あの平らな部分に草原があり、池塘がある。
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11/22 7:26
苗場山はこの方向から見ると不思議な形をしている。
あの平らな部分に草原があり、池塘がある。
三国山の山頂まではもう一息だが、どのみち帰りにもここを通ることになるし、いよいよ階段が滑るので…
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11/22 7:27
三国山の山頂まではもう一息だが、どのみち帰りにもここを通ることになるし、いよいよ階段が滑るので…
近道を使って巻いてしまおうと思う。
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11/22 7:33
近道を使って巻いてしまおうと思う。
巻道はトレースが薄く、あまり歩かれていない様子。
当然勾配が緩いので歩きやすい。
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11/22 7:37
巻道はトレースが薄く、あまり歩かれていない様子。
当然勾配が緩いので歩きやすい。
10分くらいで山頂からの道に合流。
ここからは大小のピークを越えながらの尾根歩きになる。
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11/22 7:42
10分くらいで山頂からの道に合流。
ここからは大小のピークを越えながらの尾根歩きになる。
正面左に平標山、右に仙ノ倉山が見える。
雪があまり無さそうなら行ってみようかとも考えていたが…
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11/22 7:48
正面左に平標山、右に仙ノ倉山が見える。
雪があまり無さそうなら行ってみようかとも考えていたが…
果たして積雪は思ったより多かった。
特に北向きの斜面の雪は表面が凍っていて滑りやすい。
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11/22 7:50
果たして積雪は思ったより多かった。
特に北向きの斜面の雪は表面が凍っていて滑りやすい。
こんなこともあろうかとアイゼン(チェーンスパイクだが)を持ってきたので、早速装着。
爪は短いが、雪面においては格段に歩きやすくなる。
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11/22 8:15
こんなこともあろうかとアイゼン(チェーンスパイクだが)を持ってきたので、早速装着。
爪は短いが、雪面においては格段に歩きやすくなる。
1,597メートルピークを越えると、目指す大源太山が姿を現した。なお、手前の三角のピークが三角山。
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11/22 8:16
1,597メートルピークを越えると、目指す大源太山が姿を現した。なお、手前の三角のピークが三角山。
なだらかで雄大な山容だ。
なお、谷川連峰には同名の山がもう一つあるが、あちらはまったく正反対の鋭鋒である。
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11/22 8:32
なだらかで雄大な山容だ。
なお、谷川連峰には同名の山がもう一つあるが、あちらはまったく正反対の鋭鋒である。
三角山に到着。1,685メートルピークで、目立たないが展望のいい山頂である。
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11/22 8:41
三角山に到着。1,685メートルピークで、目立たないが展望のいい山頂である。
三角山から苗場スキー場方面。スキー場と苗場山がいかに離れているかがわかる。
ちなみに、スキー場のゲレンデは筍山(たけのこやま)の斜面を利用して作られている。でも「たけのこスキー場」じゃ流行らないか。
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11/22 8:41
三角山から苗場スキー場方面。スキー場と苗場山がいかに離れているかがわかる。
ちなみに、スキー場のゲレンデは筍山(たけのこやま)の斜面を利用して作られている。でも「たけのこスキー場」じゃ流行らないか。
三角山を通過してしばらく歩くと大源太山への取り付き道に出合う。この辺りは積雪が多く、深い所では20センチほど。この日は夏山用の靴だったので足先が冷えて少々辛い。
なお、平標山方面の雪面には人間のものと思われるトレースはなかった。
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11/22 8:52
三角山を通過してしばらく歩くと大源太山への取り付き道に出合う。この辺りは積雪が多く、深い所では20センチほど。この日は夏山用の靴だったので足先が冷えて少々辛い。
なお、平標山方面の雪面には人間のものと思われるトレースはなかった。
雪のついた斜面をザクザク登って行くと…
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11/22 8:55
雪のついた斜面をザクザク登って行くと…
気持ちの良い笹原に出る。
道の真ん中には1〜2人分のトレース。この日はここまで誰にも会っていないので、昨日のトレースか?黒金山方面に縦走した可能性もあるが…
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11/22 9:04
気持ちの良い笹原に出る。
道の真ん中には1〜2人分のトレース。この日はここまで誰にも会っていないので、昨日のトレースか?黒金山方面に縦走した可能性もあるが…
大源太山に到着。1,764.1メートルピークで、三等三角点(点名:耕地)が埋設されている。
新潟側からは「河内沢ノ頭」という名で呼ばれることもあるようだ。ちなみに、「源太」とはこの地域で角材を表す呼び名であり、「大源太」は大きな角材という意味である。このなだらかな山容には似つかわしくないように思えるのだが。
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11/22 9:06
大源太山に到着。1,764.1メートルピークで、三等三角点(点名:耕地)が埋設されている。
新潟側からは「河内沢ノ頭」という名で呼ばれることもあるようだ。ちなみに、「源太」とはこの地域で角材を表す呼び名であり、「大源太」は大きな角材という意味である。このなだらかな山容には似つかわしくないように思えるのだが。
この山の山頂は広々としていて過ごしやすく、視界が開けていて展望が良い。眼前には巨大な谷川連峰が聳える。
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11/22 9:06
この山の山頂は広々としていて過ごしやすく、視界が開けていて展望が良い。眼前には巨大な谷川連峰が聳える。
エビス大黒ノ頭、万太郎山…
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11/22 9:06
エビス大黒ノ頭、万太郎山…
遠くに一ノ倉岳も見える。
もうだいぶ雪を被っているようだ。
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11/22 9:07
遠くに一ノ倉岳も見える。
もうだいぶ雪を被っているようだ。
本日は距離が短いので、山頂でゆっくり過ごすことにする。山頂で食べるカップラーメンは美味い。
結局40分以上山頂でくつろいでいたが、誰も現れず。この山域に入っている登山者は少ないようだ。
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11/22 9:24
本日は距離が短いので、山頂でゆっくり過ごすことにする。山頂で食べるカップラーメンは美味い。
結局40分以上山頂でくつろいでいたが、誰も現れず。この山域に入っている登山者は少ないようだ。
三角山に戻ってきた。だいぶ気温が上がってきたので、雪が腐り始めている。少しペースを上げながら往路を戻る。
この間、1,597メートルピーク付近で本日初めての登山者(2名)と出会う。聞くと大源太山へ行くつもりだがアイゼンを携行していないとのこと。この先は雪が多くすべり止めが無いとペースが上がらないかも知れない、と伝えたら、それなら行けるところまで行くとのお返事。無事を祈る。
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11/22 10:09
三角山に戻ってきた。だいぶ気温が上がってきたので、雪が腐り始めている。少しペースを上げながら往路を戻る。
この間、1,597メートルピーク付近で本日初めての登山者(2名)と出会う。聞くと大源太山へ行くつもりだがアイゼンを携行していないとのこと。この先は雪が多くすべり止めが無いとペースが上がらないかも知れない、と伝えたら、それなら行けるところまで行くとのお返事。無事を祈る。
復路は分岐を左へ。三国山の山頂を目指す。
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11/22 10:58
復路は分岐を左へ。三国山の山頂を目指す。
20分弱で視界が開ける。ここから山頂まではほんの数分。
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11/22 11:06
20分弱で視界が開ける。ここから山頂まではほんの数分。
三国山に到着。1,636.4メートルピークで、二等三角点(点名:三国嶺)が埋設されている。
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11/22 11:08
三国山に到着。1,636.4メートルピークで、二等三角点(点名:三国嶺)が埋設されている。
木製の階段を下る。
早朝ツルツルに凍ったこの階段を下って行くのは恐ろしかろう。
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11/22 11:12
木製の階段を下る。
早朝ツルツルに凍ったこの階段を下って行くのは恐ろしかろう。
しつこいようだが、苗場スキー場と苗場山。
今シーズンの営業開始も間近だ。
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11/22 11:12
しつこいようだが、苗場スキー場と苗場山。
今シーズンの営業開始も間近だ。
木製の階段が途中から傾いていて、非常に歩きにくい。
斜面に据え付けられているから仕方ないのだろうが。
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11/22 11:15
木製の階段が途中から傾いていて、非常に歩きにくい。
斜面に据え付けられているから仕方ないのだろうが。
斜面の下の方に往路に使った巻道が見える。
落石に対してはノーガードな道だ。
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11/22 11:15
斜面の下の方に往路に使った巻道が見える。
落石に対してはノーガードな道だ。
稲包山方面の尾根道。
鉄塔の巡視路にもなっているのだろう。
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11/22 11:32
稲包山方面の尾根道。
鉄塔の巡視路にもなっているのだろう。
三国峠に戻ってきた。峠にある祠は「三国権現」を祀ったものである。石灯籠裏側に刻まれた日付は「慶応二年十月」…つまり1866年10月である。
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11/22 11:35
三国峠に戻ってきた。峠にある祠は「三国権現」を祀ったものである。石灯籠裏側に刻まれた日付は「慶応二年十月」…つまり1866年10月である。
権現様の裏にはお地蔵様が並んでいた。
位置的に後世になって移設されたのかも知れない。
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11/22 11:36
権現様の裏にはお地蔵様が並んでいた。
位置的に後世になって移設されたのかも知れない。
「三国街道」は、現在は国道17号の一部となっているが、自動車交通が盛んになる以前は、この三国峠を含めて車道化されていなかった。
三国トンネルの開通は昭和34年というから、この道を人荷が越えたのはさほど古い話ではないようだ。
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11/22 11:38
「三国街道」は、現在は国道17号の一部となっているが、自動車交通が盛んになる以前は、この三国峠を含めて車道化されていなかった。
三国トンネルの開通は昭和34年というから、この道を人荷が越えたのはさほど古い話ではないようだ。
三国トンネルの屋根部分にもだいぶ雪が積もっている。
来月にはチェーン規制も始まり、上越国境に長い冬が訪れる。
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11/22 11:57
三国トンネルの屋根部分にもだいぶ雪が積もっている。
来月にはチェーン規制も始まり、上越国境に長い冬が訪れる。
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