槍ヶ岳敗退・・・滑落したけど運よく大怪我もなく自力下山できました。

- GPS
- 17:30
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,835m
- 下り
- 2,820m
コースタイム
- 山行
- 14:56
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 17:31
11:31 滑落。
11:32 滑落停止、荷物の回収に向かう。
12:28〜12:35 ザックをデポしていた地点まで戻ってきて左腕すり傷の手当。
14:23〜14:56 槍平小屋で左腕すり傷の手当
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車は新穂高登山指導センターの手前に新穂高温泉無料駐車場に駐車しました。 その他にも有料駐車場があります。 ・車はスタッドレスタイヤを履いて行きました! この日はノーマルタイヤでも新穂高温泉無料駐車場まで行ける道路状況(積雪や路面凍結なし)でしたが今後はわかりません。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは新穂高登山指導センターにあります。 平成26年12月1日より「岐阜県北アルプス地区における山岳遭難の防止に関する条例」により登山届が義務化されます!(罰則あり) http://www.pref.gifu.lg.jp/bosai-bohan/sangaku/jourei.html 登山届は提出しましょう! また、下山届けも提出しましょう! ・槍平小屋にトイレと水場があります。 http://www15.ocn.ne.jp/~yari-d/ ・登山道はよく整備されています。 ・槍平小屋までの登山道には沢を渡る箇所があります。 雨などによる増水には気をつけましょう! (特に白出沢は人が流されている事故もおきているので注意して下さい!!) ・槍平小屋より先は完全雪道となってました。 トレースは飛騨沢千丈乗越分岐まではトレースがありましたが、それより先はノートレースでした。 雪の状態は陽射しが当たる前はクラストしてましたが、午後からは陽射しのせいで飛騨沢千丈乗越分岐から槍平小屋の間で雪は腐ってて踏み抜く箇所もありましたので気をつけて下さい! 槍ヶ岳山荘から飛騨乗越千丈乗越分岐までは踏み抜きの心配はありませんが標高が上がるにつれ凍っている箇所が多くなるので危険です!! アイゼンやピッケル等を駆使して慎重に登り下りしましょう! ・飛騨沢千丈乗越分岐を越えるとしだいに風が強くなってきます。 (特に稜線上及びその直下) 防寒対策はしっかりとしておきましょう!! ・雪の状況は日々変化するので、ワカン、アイゼン、ピッケル、ストックは携行しましょう! また天候も刻々と変化するので、サングラス、ゴーグル、フェイスマスク、バラクラバ、手袋、ニット帽、防風防寒着も携行しましょう! 今回の核心部分は雪山登山です。 ・雪山は『登頂できたら儲けもの♪』『途中撤退は当たり前!!』という考えで登りましょう!! ・トレースが無ければラッセルとなります・・・ ラッセルは時間がかかるので余裕を持った計画を立てましょう!! ・ホワイトアウトによる道迷い、遭難に注意しましょう!! (地図やコンパスはもちろんGPSロガーも携行しましょう!!) ・雪崩そうな場所は注意しながら速やかに通過しましょう!! ・風雪で低体温症にならないよう防寒着は良いもの持っていきましょう!! |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
冬季小屋に泊まっていたソロの方がちょうど出発の準備をしてました。
私は飛騨沢千丈乗越分岐〜飛騨乗越〜槍ヶ岳ルート、ソロの方は奥丸山〜仙丈乗越〜槍ヶ岳ルート、ここから同時刻スタートとなりました!!
11時31分44秒ぐらい〜11時32分13秒ぐらいの約29秒間で標高差120m、傾斜角30°(平均時速30km/hで30秒間に250m進むので角度は30°と推定した)で距離250mを滑落。
転んで滑り出した当初、ピッケルで滑落停止動作をとったら止まりそうになる→安心して力を抜いたら再加速(-_-)
それからピッケルが弾かれ、あとはただ滑るのみ!!
(もう自力で止まるすべがない。。。)
傾斜が緩くなったところでザックの背中に付けていたワカンの歯でスピードが緩み止まった。。。
途中、岩に激突してれば重傷か死だったと思う(-_-;)
赤線上に滑ってきました(-_-)
この後、怪我の確認と荷物の確認をする。
当初確認した怪我は左腕の擦り傷と右ひじの打ち身(後日、内出血により両足のふとももの裏を打ち身していることに気付く。)
荷物はピッケルがないことがわかった。
回収に行くか迷ったが、もったいない根性で回収に行く(-_-)
ザックはデポして回収に向かったが気が動転していたのか両手空手でアイゼンのみで滑落痕を登ってしまった。
凍っている斜面に着いたときに、このままアイゼンのみで登れないと判断(また滑落するよー(>_<))
ザックはデポ地点まで下りストックをとりだし傾斜が緩いところから登り回収に行く。
感想
今週は先週登った常念岳から見えた槍ヶ岳に行くこと週初め早々に決めていた!!
他の方のレコを参考に登山計画を立て「もしかしたら山頂独り占めできるかも」と
期待に胸を膨らませ天気予報をにらめっこ!!
前日は雨(山の上は雪??)だが日曜日は晴れマーク♫
やはり私は持っている男なのか?(笑)
晴れの雪山に、Climbing‼
〆2鵑粒某管分は雪山登山です。
・トレースが無ければラッセルしなくてはいけません・・・(-_-)
ラッセルは時間がかかります・・・(-_-)
雪山は『登頂できたら儲けもの♪』『途中撤退は当たり前!!』という考えで余裕を持った計画を立てて登りましょう!!
・地図やコンパスはもちろんGPSロガーも携行してホワイトアウトで道迷いで遭難しないよう注意しましょう!!
・雪崩そうな場所は注意しながら速やかに通過しましょう!!
また、できるだけ単独登山は控えましょう・・・と言ってる私も基本ソロですが(-_-)
・風雪で低体温症にならないよう防寒着をしっかり充実させましょう!!
(特に稜線上の風は強くタチが悪いので気をつけましょう!!)
感想
・今回の山行はヤマレコにアップしようか迷いましたが自分への戒めと皆さんの注意喚起になればと思い恥ずかしながらアップしました!!
・滑落したけど生きてて良かった・・・
死んでもおかしくないところを運だけ乗り切った・・・
雪山はいつも死と隣り合わせなんだと実感しました。
・滑落した時の状況(下山開始から10数歩で滑落しました・・)
右手にピッケルを持ち両足にアイゼンを装着。(ヘルメットも着用。)
左側が山で右側が谷の状態で歩いていた。
左足でステップを踏んだ時に氷の斜面に滑って体制を崩し仰向けに倒れた。
そのとき左手は空手の状態で右手のピッケルは空中にあった。
(三点支持をしておらず両足のみでバランスをとっていた。)
すぐにピッケルで滑落停止動作をとり止まりそうになる。
ほっとして気を抜いてしまい力を抜いた途端に再加速する。
気が付けばピッケルは弾かれ自力での静止はできなくなる。
岩に激突すれば大怪我は免れないが、どうしようもない。
正直、『あぁー死んだ。』と思った・・・
岩が出てきたら両足を犠牲にして頭だけはカバーできないかなーと考える。
緩斜面でザックの背中に付けていたワカンの歯でスピードが緩み止まる。
運よく岩は滑落線上に出てこなくて九死に一生を得る。
当初確認した怪我は左腕の擦り傷と右ひじの打ち身だけでした。
(後日、内出血より両足のふとももの裏も打ち身していることに気付きました。)
『滑落した。』と救助を呼ぼうかとも考えました(保険も入っているし)が、たいした怪我もなく自力で下りれそうだったので5時間半かけてブルーな気持ちで自力下山しました。
生きていることがラッキーなぐらいの貴重な体験をしました。
・人気の槍ヶ岳ですが今の時期、誰も登っている人がいないわけだ(-_-)
人がいないからラッキー♫とか勘違いして登っている自分が恥ずかしい・・・
皆さん危険を回避しているのですね。
(もうこの雪の状態では冬季ルートの千丈乗越経由ルートで登るのが安全だと思います。)
H疹陛
・左側が山で右側が谷の状態で歩くときに三点支持をしておらず両足のみでバランスをとっていたのが問題でした。
(左側が谷で右側が山の状態ならピッケルを持つ右手も山側なので三点支持はとれていて滑ってもバランスを崩すまでには至らなかったのかも・・・)
・ピッケルで滑落停止動作をとり止まりそうになったところで気を抜いてしまったのが問題でした。
確実に停止するまで力を入れておきましょう!!
・登りでルートミスをして途中まで大喰岳へ登っており、その時のほうが傾斜角がきつく、雪の状態は最悪の氷状態、下は岩がゴツゴツで滑落=死、と感じながら長時間緊張しながらのトラバースをしていた。
それに比べれば下山は軽い、怖くないと油断していたことも原因です。










マジっすか!!
まずは無事でよかったー
マジっすよー(-_-;)
滑っている最中に「死ぬわ、コレ」と思いました
岩に激突する際に足だけで犠牲にして命は助からないのか?とか、吹っ飛んだら痛いのかなー?とか考えてましたが、結果、岩に当たることなく止まることができ助かりました。
運が良かっただけで生きてるなんて・・・不思議な感じです。
ちょうど11月23日に槍にあがってきました。
下山にさいしパーティの方10名ほどが先行してyama59さんが滑落された場所付近をショートカットされて降りてました。
氷ついた雪面でしたので、危ないなぁ・・などと見てましたが・・
わたしは飛騨乗越の標識から登って来たルートを辿りました。
写真でみるかぎり非常に気温の低い状態ですね。
わたしの時よりも硬い氷に近い雪面だったのでしょう。
尾根筋100mあたりは岩が出て非常に危険な場所ですね
ご無事でなによりでした。
それにしても大喰へのルート・・たしかに間違いやすいですね
もうずいぶんまえになりますが春先に間違えて大喰ルートを目指して途中で気づいて修正したことを思い出しました(汗
雪原のノートレースは気持ちいいですがしっかり目標を補足していないと尾根筋を間違えてしまいますね
ともあれ、生還おめでとうございました
滑落後の冷静な記録に驚いてます
ご苦労様でした
でわでわ
ありゃ??白出し沢などでは積雪していたのに・・チビ谷、滝谷でも雪がないようですね
コメントありがとうございます
uedayasujiさんのレコも拝見し参考にさせて頂きました。
一週間前とは積雪量違いましたね(-_-;)
人も奥丸山→千丈乗越→槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳の冬道ルートを行くと言っていたソロの方のみでしたから・・・
私は夏道を知らないので(槍ヶ岳は今回が初めてなので)飛騨乗越は何処だろう?と考えながら登ってました。
できるだけ緩やかな斜面で雪崩れそうにないところを探しながら登っていましたが、なぜか大喰岳のほうへ・・・(途中、GPSで確認して夏道を外れていることは気付いてました。)
しかし中途半端なところで軌道修正できずとりあえず上へと登ることにしました。
飛騨乗越の標識を目視してから大喰岳に登ってから稜線を下るか、横にトラバースするか迷いましたが、大喰岳に登るには斜面が今まで以上にきつくなり雪はほとんど氷状態になるので体力が続かないと判断してトラバースを選択しました。
(雪面の状態がよいところを選びながらのトラバースだったのですが、凍っている場所が多くて時間も筋力も使いました・・・)
滑落後は意外に冷静にテキパキ動けました。。。自分以外に誰もいないし自分でやるしかないとわかっていたからなのかでしょうかね?
とにかく貴重な経験をすり傷と打ち身だけで体験させてもらいました。
(次回の体験は遠慮願いたいですが・・・)
uedayasujiさんも気をつけて雪山をお楽しみください。
朝からビックリしました!私なら止まってなかったかもしれません。重いので。
滑落経験が無いので外から得る知識が全てですが、とっさに頭を守ろうたした意識は大切ですよね。脳挫傷ともなれば完治どころか状況によっては回復も難しいので。。生きてなんぼ、動けてなんぼだと思います。
ただ注意してても潜在的なリスクはあると思うので、遭難した時にどうするのかってのもすごく大切だなと再認識しました。
ありがとうございます。
運よく生きのびました
注意してるつもりでも人間ですから完璧はないですね(-_-)
失敗して初めて「あそこでこうしておけば・・・」とわかるような気がします。
わかったときに死んでたら意味ないですがね
お互い気をつけて安全に登山を楽しみましょう
yama59さん こんにちは
まずは大きな怪我は無いようでご無事でなによりです
今年小屋泊りで登った際に同宿になった方が遭難された話を伺う機会もあったのですが今回のレコ読ませていただいて改めて遭難、滑落時のほんの少しの「運」でも大きく状況が変わると知りました(もちろんそうならないように注意するのが一番大事ですが
これからも安全第一で素敵で(美味しそうな)レコ期待しております
ありがとうございます。
今回の事は本当に運よく助かった
右手が山側ならピッケルでバランスを崩さなかったと思いますが、空手の左手が山側だったので滑ったときは両足のみでバランスをとってました。(三点支持ができていませんでした!)
まだまだ技術が未熟だと痛感しました(-_-)
安全にはお互いに気をつけましょう
そして楽しく美味しい登山をしましょう(笑)
yama59さん、こんにちは
滑落
ものすごいスピードと距離で岩に激突せず
お命あってこそ
ピッケルのお写真からも氷カリカリの厚みがすごいですね
そして、ケガをされて下山後の運転も大変だったと思います
ほんとにお疲れさまでした
ありがとうございます。
何とか生き延びました
滑落後は気持ちが一気に覚めて長い時間をかけて下山するのは億劫でした・・・
(ピッケルの回収も面倒だと感じました・・・)
でも、誰かが助けてくれるわけじゃないし自己責任なのだからと淡々と下山しました(-_-)
土曜日の16:00ぐらいから日曜日の21:00ぐらいまで睡眠もとらずに移動→登山→移動で疲れました
(帰りは高速のSA,PAに何回も止まっては仮眠をし家に着いたのは月曜日の04:00でした
安全第一に考えて楽しい登山をしましょう
よかった
本当に運だけですが、かすり傷程度でなんとか助かりました
槍・・・他の方のレコを見てたら行きたくなっちゃったんですよねー(^_^;)
一週間前と比べると雪の量も違うし危険な山でした
スキルアップしなきゃですね!!
(アイゼンワークの講習でも参加しようかな?
yamaさん、こんにちは!
生きてこそ!ですもん(*´エ`*) 生還出来て良かったです♪
46.4km!!!ほんの数秒の出来事でしょうがやはり長〜く感じるんでしょうか?
それにしてもこの時期に北アルプスって凄い・・・。
相変わらずのパウンドが槍をバックに旨そうですねぇ〜!
藤ワカンじゃなくて良かったですね(笑 ( ´3`)
お疲れ様でした〜!!!
パウンド食べて、フェイスブックに山の写真アップして、下山開始してほんの数分後に・・・
危険は日常と隣り合わせなんだなーと深く感じました
山パウンド美味しかったですよー
あとクリームシチューも
やはり温かいものは美味しいですね(^_^)
いつ何時、何があるか分かりませんね。
それにしても凄いと思いました。
今回のyama59さんのレコ、私も注意しなければと思いました。
投稿、ありがとうございましたm(__)m
心配して下さりありがとうございます(^_^)
今回は登りで体力・精神力を使いすぎ(ルートミスのせいですが・・・)少しの休憩で張り詰めていた気が緩んでしまって下りは注意力が散漫だった気がします。
『あの登り&トラバースに比べれば斜度も緩い下りなんて。』って感じで
実際、遭難する確率は下山時が高いわけですし、下山完了するまでが登山なんだと改めて感じました
お互い安全に気をつけて楽しく登山しましょう
初めまして、tuchyと申します。
yama59さん、 私は勝手に「山悟空さん」と思っていますが..
いつも私には到底行けない所・景色を丁寧な解説と共に楽しく見させて頂いております。
「猿も木から落ちる」ではないですが、「悟空も滑落する」。
ピッケルを回収している場合では無いと思いましたが、ご無事で何よりです。
今後もお気をつけて、楽しいレコをお願いいたします。
はじめまして
コメントありがとうございます
そして心配して下さりありがとうございます(^_^)
確かにピッケル回収してる場合じゃないですよね
最初はそのまま置いていこうかとも思いましたが谷底に落ちたわけじゃないし回収できるなら回収しようとザックをデポして滑落してきたところをそのまま直登しました。
しかし登って間もなく凍っている斜面になり『あっ!まずい
滑落してきたところを両手が空手のまま登り返して直登するなんて・・・やっぱり気が動転していたのでしょうね(-_-)
yama59さんへ
レコ読ませていただきました。
滑落したのに、軽い怪我で帰還できたのは、
yama59さんの運が強かったからだと思います。滑落して助かる、助からないの分かれ目は、最後は運だと思います。
かく言う私も、今年3月に荒天の赤岳下山時に文三郎尾根上部で滑落し、最後は文三郎尾根の登山道の鎖を支えている鉄柱に激突して助かりました。鉄柱がもしなければ、谷底に落ちて死んでいたでしょう。
その時の経験から以下のような点を注意するようになりました。
・荒天時には、登山は見合わせる。
・登山計画は時間的に余裕を持つ。
・人の意見は、参考にするが、全面的には頼
らない。他の登山者の情報を鵜呑みにしな
い。「このぐらいの天候なら登れるよ!」
という他の人の情報を鵜呑みにして大変
な目にあったので。
・携帯電話は、ザックの奥深くにしまう。
(滑落時にハードシェルのポケットに入れて
いた携帯電話を、滑落時に谷底へ落として
救助を呼べなかった。)
yama59さんは、私よりも山の経験が豊富みたいなので釈迦に説法ですが、他の人の参考になればと思いコメント寄せてみました。
本当に無事の帰還何よりでした。
はじめまして
コメント&ご心配頂きありがとうございます(^_^)
私より壮絶な滑落体験ですね
鉄柱に激突とは・・・お怪我は大丈夫でしたか??
今回の出来事で『滑落したらどう止まろう?』ではなくて滑落しないよう技術を身に付け注意する事が大事なのだと改めて感じさせられました。
(緩い斜面でピッケルによる滑落停止の訓練は数回行ったことがありますが、そんな甘々な訓練とは違い凍っている斜面は滑ったら最後、もう止まりませんから・・・)
『無事に家に帰る!!』一番大切なことですね。
お互い安全に気を付けて登山を楽しみましょう
yama59さん、このたびは大変でしたね(*_*)
自分の身近な人がこんな事故にあったことを知り、ショックでしたよ…
しばらく考え込んでしまいました。
私も20代で渓流釣りをしていた頃の話ですが、人があまり入らない岩魚のポイントを探りながら、山奥のダム湖の道無き道を仲間とへつっていました。その際、つい足を滑らせて、崖からダム湖に転落したという苦い経験があります。目の前の世界が一気に白黒に変わり、そして落下しながら「オレは死ぬんだな…」と思いましたよ。
雪山に限らず、登山はいつも危険と隣り合わせですよね…
忘れかけていた大切なことを、思い出せた気がいたします。レコの公開に感謝です。
とにかく、yama59さんが生きて還ってきてくれてよかったです。本当にお疲れさまでしたm(_ _)m
私より危ない体験をしているのですね!!
『目の前の世界が一気に白黒に変わり・・・』私はそんなことなかったですよ
(もちろん自分の過去が走馬灯のように〜〜〜もありませんでした。)
今回の滑落は結果的には命懸けのシリセードで無事生還と言ったところでしょうか?
本当に運が良かったです。
私もヤマレコでフォローしている人が死んだり大怪我したりしたら考え込むでしょうね(-_-)
ご心配かけてすみませんでした。
先週登った常念から見た槍の写真をPCのデスクトップ画面に設定していたら、無性に槍に登りたくなってしまって・・・つい行っちゃいました
でも、槍から「ペーペーの素人が1人で調子こいて登りに来てるんじゃねーよ!」とお叱りをうけたような気がします(-_-)
(実際には槍ヶ岳山荘手前までしか行ってないんですがね
たぶん滑落している瞬間はあせっているのでしょうが、記録を見ると自己の分析をしっかりされていることに驚きと「感動|д゚)」でした。
無事の下山おつかれさまでした。下界の戻って"なんぼ"の登山…やはり安全が第一ですね。見習いたいもんです。
はじめまして!!
コメントありがとうございます
滑落は30秒程度だったので、あっという間の出来事でした
(いろいろ考えたりしましたが何もできず滑り終えたという感じです。)
滑落後は一気にテンションが下がり『お疲れさま。。。あと一仕事(=下山)がんばるか・・・(-_-;)』と言う感じでしたね。
(妙に冷静だったと思います・・・これは性格なんでしょうね。)
下山後、周りの人に心配されていろいろ言われましたが、これからも雪山に行くと思います
お互い安全に気をつけて登山を楽しみましょう(^_^)
大けがで無くて何よりでした。
過去あの場所で、何人か亡くなってます・・
余計なお世話だとは思いますが、黙って居られなくて
コメントさせて戴きます。
厳冬期の槍ヶ岳登山ルートは飛騨沢、大喰岳西鎌尾根、中崎尾根
ー西鎌尾根ルートと有りますが、飛騨沢はは吹き溜まりで雪が
深いのと、雪崩の危険が有るのでルートとしては不適ですが、
技術的には1番易しいルートです。
中崎尾根経由は、一番安全なルートです、しかし千丈乗越まで
延々とラッセルして、其処から上、西鎌尾根は風が強いので
易しくはないです。
大喰岳には宝の木付近から取り付き、尾根を忠実に辿り頂上
から飛騨乗越に降りるルートです。
多少岩場が有ります
yama59 さんの場合、宝の木をだいぶ過ぎてから西尾根に
取り付き2900m過ぎてから、大喰岳をトラバースして、
飛騨乗越に辿り着き、肩まで登り、下りに天場の下で滑落された・・
大事に至らなくって本当に良かったです。
大喰岳直下は傾斜もキツくガチガチに凍ってるので危険です
トラバースせずにそのまま大喰岳まで登ったほうが良かった
と思います。
ピッケルは常に山側の手に持ち替えて歩くようにしましょう。
トラバース時の歩幅は肩幅位でで歩けば、片足がスリップ
しても踏ん張れます
岩場でも、雪でも、下りは、上りよりも数段難しく危険です
仰向けに転んだら止められません、絶対に転んではイケないのです。
キツイ事ばかり書いてしまいましたが、良く詳しいレコをアップ
されましたね その勇気と気概には感服いたしました。
次々と新しいルートに挑戦されてますが、今回の事に懲りずに
頑張って下さい。
心配性で口うるさいおやじより
はじめまして
コメントありがとうございます!!
いえいえ、私のような若輩者に適切なご指導をして頂きありがとうございます(^_^)
なるほど、やはりピッケルは常に持ち替えて歩くのですね
三点支持であれば一箇所がダメでもバランスはとれるかなと反省し今後は気をつけよう考えてました。
今回は登りで緊張を強いられる場面が多すぎて、そこをクリアした段階で少し気が抜けて『下りの傾斜は登りより緩いし問題ないだろう』と甘くみてました・・・登山は下山時の時こそ注意しなければいけないとわかっていたのに実践できなかったのは私の甘さです(-_-)
登りでも雪崩に関してだけ注意しながら登ってましたが雪の状態については気にしてませんでした(-_-)
結果、大喰岳直下まで詰めた時に想像してなかった傾斜のキツさや凍っている斜面に『このまま登り続けるのはマズイかな?』と悩み比較的氷の緩そうなところをトラバースしながら飛騨乗越を目指したのですが、やはり、そのまま大喰岳に登ったほうがよかったのですね・・・
(上か横への判断で悩やんだら、やはり上を優先させるべきなのですね・・・)
過去に同じ場所で何人か亡くなっていると聞いて、今回の私は『運が良かった。。。』としか言えませんね
(左腕の擦り傷、右肘の打ち身、両もも裏の打ち身はもう治りました。)
いつも安全登山を意識していましたが今回の事でそれを実践できる技術も必要だと感じました。
日々精進していきたいと思います。
ご忠言、本当にありがとうございました
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