百名山:雲取山(鴨沢〜三峰)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,061m
- 下り
- 1,532m
コースタイム
天候 | 11/28(金) 晴れ〜曇〜霧 11/29(土) 雨〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
【行き】 新宿 5:18(JR中央線:高尾行)- 5:55 立川 [乗換] 立川 6:08(JR青海線:奥多摩行)- 7:28 奥多摩 奥多摩駅 7:38(西東京バス)- 8:11 留浦 【帰り】 三峰神社 14:45(西武観光バス)- 16:05 西武秩父駅 西武秩父 16:25(西武秩父線:特急池袋行)- 17:46 池袋 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鴨沢〜雲取山頂上:よく整備されていて危険個所なし (注:鴨沢近辺で熊の目撃情報あり・・・民家近くで糞を発見) 頂上〜雲取山荘:積雪の為、軽アイゼン使いました 大ダワ〜芋ノ木ドッケ:道が細く若干の積雪あり、滑落注意 前白岩〜前白岩の肩〜お清平:滑落危険個所 昨年の冬、前白岩の肩付近で死亡事故あり 霧藻ヶ峰〜三峰神社:危険個所なし (注:熊の目撃情報あり) |
その他周辺情報 | 下山後温泉:三峰神社の宿坊・興雲閣 (汲み上げポンプ故障の為、沸かし湯(ゆず湯)でした) その他温泉:秩父駅までの間に、大滝温泉遊湯館がある(バス停車あり) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
軽アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
JALのマイレージが貯まったので、どこか行きたいな〜
飛行機使って、雪が多くなくて、登りやすくて、百名山・・・で
雲取山選びました。
熊出没地域をソロで行くのは少し不安がありましたが、鈴もあるので大丈夫かなと。
しかし、前回の屋久島で痛めた左足が、まだ完治しておりませんでした(汗)まだ少し痛い。
テーピングを巻いて、時間をかけてゆっくり登ることにしました。
(元々ゆっくり派ですが)
木曜日に仕事を終えて、最終で東京入り。
新宿のカプセルホテルに着いたのが、0時頃でした。
荷物を整理し、布団に潜り込んだのが1時を回ってました。
金曜日、5時過ぎに新宿発のJRに乗るため4時には起床。
キャビン内が暑く、まわりも少々煩かったので熟睡はできず。
新宿駅コインロッカーに必要ない荷物をデポして、JR乗車。
立川で乗り換えて、奥多摩駅。駅舎をじっくり見ることなく、バスが発車。
ほぼ満席です。
でも留浦で下車したのは私だけ・・・
みんなどこ行くんだろう?大菩薩嶺?
鴨沢まで車道を歩きました。
鴨沢〜登山口までは舗装路と林道を歩きます。
鴨沢バス停付近で熊の糞を発見。まだ新しい感じ・・・汗。
この後下山まで、鈴がより大きく鳴るように装備し直し、無駄に大きな咳払いや独り言が多くなる・・・(^▽^;)
登山口からは、終盤を迎えた紅葉の中を歩きます。
とてもよく整備されていて歩きやすい。
途中ですれ違ったトレラン風のお兄さんに
「ヘリポートから上は雪があるよ」と教えてもらい、テンション↑
不安のあった左足の調子もイイ。
しかし、油断せずに予定通りゆっくり頂上を目指します。
ブナ坂では、ダンシングツリーとご対面。
クリスマス風にデコってみたい。
奥多摩小屋でトトロ・・・の様な木像に苦笑していたら
下ってきたオジサンに、「どこまで行くの?」
私「雲取山荘です」
オジサン「巻き道は行かない方がいいよ。なんていうか怪しいから」
私「(怪しい?)・・・わかりました。ありがとうございます」
オジサン「あと雪あるけど、スパッツやら必要ないから〜」と下って行きました。
私「は〜い・・・(テンション↓)」
今シーズン初雪にワクワクしてたのに〜(´Д`)
ボツボツ頂上目指します。
最後の登りで、途中立ったまま休憩してたら、
後から来たお兄さんが「いや〜遠いっすね〜」言いながら追い抜いて行きました。
私が頂上に着いた時は、完全なるガスワンダー・・・
回りは真っ白、足元は雪はあるがオジサンの言った通り・・・
眺望は望めないので、ササッと記念写真を撮って、山荘を目指します。
山荘へは20分ぐらいの下り。頂上より雪多めで少し凍ってるかな・・・
下りはじめて直ぐ、アイゼン履こうかな〜と考えていたら、先を行ったお兄さんがチェーンスパイクを履いているのが見えました。
お兄さん「ちょっと怖いですよね〜」
私「やっぱり、アイゼン必要ですね〜」
お兄さん「自分も今チェーン履いたところです」
私が軽アイゼン履いている間に、お兄さんは先へ・・・
お兄さんも山荘泊まりだったので、山荘前で追いつき、後に続いてチェックインしました。
平日なのでお客さんは、10人程度。
ひとり部屋が準備されていました。
大っぴらに荷物を広げ、整理・着替えが楽チンでした。
夕食はハンバーグ。
隣の席になったオバチャン2組に「どこから来たの?」
私「福岡です」
オバチャン達「・・・(キョトンとしてる)」「九州の?」
私「はい!」
オバチャン達「まぁ〜!」
その後は、2週間違いでオバチャン達も屋久島に行ってたとか、百名山をどれくらい登ったとかお話しして、前日あまり寝れてない私は、早々に部屋に引っこみました。
下山日、5時朝食なので4時に起床して、部屋を片付け出発準備。
朝食は焼鮭に卵、味噌汁と健康的な和食。
食事を終え、トイレを済ませてる間に空が白みはじめ、雨が降ってきた。
次々と皆さんが出発するなか、やや遅れて私も出発。
昨日のお兄さんは、もう出発した模様。(どっちへ行ったんだろう?)
オバチャン達は、折り返し奥多摩の方へ下るようだ。
三峰口へ下るのは私と、途中で駆け足で追い抜いていった、テン泊していたお兄さんだけだったかな?
山荘から大ダワまでは、女坂を選択。
緩やかで、とても歩きやすいです。
大ダワからお清平までは滑落多発地帯。
雪も少し残っている為、ゆっくり慎重に歩きました。
途中、鹿が登山道を前から駆けてくるのが見えました。
私の姿を見て、登山道を外れて高台へ駆け上がり、様子を伺ってます。
「2〜3頭いるな・・・でかい!(屋久鹿の2倍以上ある)」と思っているうちに
「なんで向うから駆けてきたんだ?」
「三峰口から誰か登ってくるには、時間が早すぎないか・・・」
(テン泊のお兄さんに追い抜かれたのは、この後です)
「鹿が何かから逃げてきた・・・熊?( ゜Д゜)」
鈴を確認し、大きく咳払いをし、「ヤッホー」と叫んでみました。
進むしかないので、時折ストックを打ち鳴らしながら進みました。
結局何事もなかったのでホッとしました。
その後、テン泊のお兄さんに颯爽と追い抜かれ
昨冬、滑落死亡事故がおきた痩せ尾根を抜けて、霧藻ヶ峰休憩所で大休止。
小屋番さんがストーブと売店の準備をしていました。
私が「福岡から来ました」というと、そこから阿蘇山噴火の話になり、
「日本も怖くなった」と小屋番さん。
休憩させてもらったお礼を言い、予定時間も押していたので、後は三峰口まで゛なる早”で歩きました。
途中、団体さん・行者さん・ご夫婦・若いカップルとすれ違い
雨の中、三峰口に到着。
取り敢えず、お風呂〜と三峰神社の宿坊・興雲閣でゆず湯を頂きました。
予想以上に、遠く感じた山行でした。
そして熊に怯えた2日間。
これから熊生息地域に来るときはラジオを持ってこようかと、本気で考えました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する