八甲田 仙人岱小屋にお泊り そして厳冬期の大岳へ
- GPS
- 23:27
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 699m
- 下り
- 692m
コースタイム
- 山行
- 2:13
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:14
- 山行
- 3:31
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 5:15
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※上記のコースタイムは、6日…午後2時出発組、7日…大岳アタック組(7名)のものとなっています。 ※コース状況 完全に冬山で、夏道登山道の気配はホボありません。 入山者も少なく、道の目印もアテにできません。 今回は基本的に夏道付近を進みましたが、 もう少し積雪が増えると冬道を歩く事になって行くと思います。 これからの時期、ルートを知らない人は道迷いの危険が大きくなります。 天候も急変しやすく、自分が歩いた跡さえ30分もすれば消える事もあります。 冬場の入山には十分気を付けてください。 |
その他周辺情報 | ※ 下山後の温泉 ・酸ヶ湯温泉…日帰り入浴 大人600円 (休憩室利用の場合は1000円) 混浴のひば千人風呂と、男女別の玉の湯があります (入浴券は別) 露天風呂無し 玉の湯にはシャンプー・ボディーソープ付 ひば千人風呂は温泉成分が強力すぎて石鹸類が使えません 利用可能時間 ひば千人風呂 午前7時〜午後6時(午前8時〜午前9時は女性専用時間) 玉の湯 午前9時〜午後5時 ・八甲田リゾートホテル… 日帰り入浴 大人500円 露天風呂無し シャンプー・ボディーソープ付 利用可能時間 午後12時〜午後16時 ・ホテル城ヶ倉…日帰り入浴 大人1000円 露天風呂あり(若干温め) シャンプー・ボディーソープ付 マッサージチェア無料 利用可能時間 午前11時30分〜午後3時 |
写真
感想
楽しい夜でした
そして
とんでもないラッセルの大岳山頂アタックでした
ラッセルは膝→腿→腰→腹→胸→首→顔と、どんどん高くなり
それをこまめにトップを交代しながら延々2時間強進み続けました
いや〜、イカレタ集団だと思います(笑)
その間、私の頭の中で口ずさみ続けた歌がコレ↓
『若者たち・・・・・じゃなくて バカモノたち 』
♪ 君の行く道は 果てしなく遠い
だのになぜ 歯をくいしばり
君は行くのか そんなにしてまで ♪
♪ 君の行く道は 山頂へと続く
空はまだ 吹雪き続けるとき
バカモ〜ノ はまた 歩き始める ♪
♪ バカモ〜ノ ♪ はまた 歩き始める・・・・・♪
ほんとバカモノ集団だと思います(笑)
普通はやらないラッセルだと思います
みなさん、本当にお疲れ様でした!
みなさま、ありがとうございました!
7日は絶好の山日和でしたね
午前の仕事を終えて、白菜と人参と大根、レンコンを切る
大きいザックにごそごそと入れる
この週は雪が強まったり弱まったりしながら、ほぼ降り続いて本格的な冬の訪れになった
山にも雪が積もっていることを期待して酸ヶ湯に向かう
里の降雪より少し細かい雪が降る中、酸ヶ湯から出発した
午前、そして昼過ぎの踏み跡をたどる
とおせんぼしていた枝も減っていた
雪はたっぷりと枝に乗っかり、時折頭上からシャワーを浴びせる
風吹く地獄湯ノ沢からは踏み跡は吹き消されている
沢をたどり、ほぼ夏道通りに通っていく
見慣れた仙人岱分岐の旗は凍結して支柱にくっついている
周囲はすでに薄暗い
ヒュッテの目の前についた時には日没ちょうどであった
暖かいヒュッテでは夕食の鍋を囲んで同人メンバーがすでに盛り上がっている
荷を解いて、一休みして「はたはた」鍋をいただく
体があたたまっていき、気持ちも温まった
朝は夜に降り積もった雪で階段が一段減っていた
「大岳アタック隊」の先行隊を小屋の掃き掃除の後に追いかける
踏みしめられた跡を快適にたどると、雪原を突き進んでいる先行隊に追いついた
ここからは一人あたり約30歩
でも私は20歩もてば上々な程度で雪の中をもがくばかり
尾根に上がろうと雪の中を交代しながら突進していく
皆さんのパワフルなこと
腰ラッセルから頭が埋まるラッセルまでを連続的にこなす
どうにもならないのでスコップを取り出して、崩して足元にかぶさる雪までを除雪してから足を上げる
それでも遅々として進まないのだが…
雪の中を泳ぐようで面白い
息はあがりっぱなし
それでもいいのだ
周囲は白い
今日は風も穏やかで陽もさしてきた
樹氷がやや細身に陰翳を作っている
薄くなった樹林と、吹き溜まって壁を作っている雪を越えると、ハイマツ帯に雪が凍り付いていた
サクサク、ザクザク
スノーシューをカタカタさせながら一気に高度を稼ぐ
先頭はあっという間に火口まで行っている
風を受けながら、白い山腹を行く
足元にはエビのしっぽが無数に飛び出している
山頂看板も白く厚く氷がついている
八甲田大岳山頂
その前で写真を撮って、帰路につく
青空も見える、小岳も、高田大岳まで見える
そしてラッセルしてきた道筋、小屋
楽しい
小屋まで戻って、温まって昼ごはん
下山チームの踏み跡をたどって景色を楽しみながら下山した
昨日より一段と雪は積もって、横の雪の壁も高くなっていた
皆さん、こんばんわ。
今は、八ヶ岳麓に住んでおりますが、この土日は実家のある青森市に戻っていたものです。土曜日に青森に着いて2時間半ほど車で市内を回りましたが、その間に車に15cmほどの雪が積もってきました。久しぶりに青森の豪雪を味わいました。
日曜は雪も上がり、雲谷までは見えていましたが、残念ながら八甲田を拝むことはできませんでした。腰ラッセルどころか、首、顔ラッセルだったのですね。さすが八甲田です。子供時代、八甲田はよくスキーに行ってました。雪中行軍を思わせるような大岳アタック、真っ白な八甲田の樹氷群、懐かしく読ませていただきました。
おかえりなさいませ
雪も大歓迎 していたのでしょうね
我が家も帰ったら室外機にこんもりと高く雪が積もっていました
モヤヒルズもそろそろ滑れそうな白さが今日は見えています
でも、やはり大岳は姿を現してくれないです
今度、こちらに来た際には、ラッセル隊に加わって頂けることを切望いたします
八甲田には毎年登っているが冬山は自信がないので里山だけです。
八甲田は積雪の多い山なので自信がないと無理ですね・・・よく知っている仲間と登ると楽しいでしょうね
冬になると本当に山頂が遠くなる山ですね
痛感してきました
もう少し雪が積もって、もう少し締まるとラッセルもしやすく、スキーも使えるので足下の条件は良くなるはず
ただ、吹雪が続く八甲田の気象条件がなかなか前に進ませてもらえないですね…
八甲田山が庭の様な人達と一緒に歩いていますのでありがたいことです
でも、いずれは自分一人でもきっちりと自信を持って歩けるようになりたいですね(爆)
吹雪いてダメなときは、たくさんいい里山もありますから、ランチしに雪山ハイクもしたいと思います
皆さんコンバンワです。長野も一晩で1m近くの降雪が有り、あっという間に周辺がホワイトシーズンへ突入しました。全身でのラッセル程にはなりませんでしたが、深い所は腰まで埋まり諦めました。
やはり、本格的な降雪時期には凄すぎです。夏の景色が何処に行ってしまったのか!!!と言う位に変ってしまいましたね。
一晩で1mですか
そうなると何するにも大変ですね
町中でも遭難しそう
腰あたりになるとラッセルが一気に難しく感じました
ベテラン陣の動きをみてまねてみようとするのですが、なかなか上手くいきません
綺麗で良いのですが、それに比例して体力も必要ですね
マメに出ておきたいところですね
初めまして naitoと申します
凄い雪ですね。北海道は少雪で、スキー山行が遅れてます。
自分も冬山登りますが、写真で見るようなラッセルこの時期経験ないです。
年末に酸ケ湯温泉から八甲田、大岳へ日帰り、スキー使用で登る計画してます、いろいろ調べてみると地獄湯ノ沢含め沢形のルートで登っているのが多いですが、雪崩を考慮し、毛無袋、または地獄湯ノ沢の南側稜線C973~C1338~仙人袋ヒュッテを経由と考えてますが。地獄湯ノ沢経由が、やはり一般的なのでしょうか。年末のさらなる豪雪を考えると、稜線が良いと思っているのですが。アドバイスいただければと。
よろしくお願いします
北海道も今日明日で雪が一気に積もりそうですね!
一気に積もると直後はラッセル地獄が体験できそうです
大岳ですが今回は夏道で行きましたが、年末なら冬道になると思います
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-166990.html
地獄湯ノ沢も積雪が増えると稀に雪崩れがあるので冬道の指導標通しに登って、地獄湯ノ沢に当たったらトラバースし、名無し山と硫黄岳の間の峠に向かって上がるイメージです。
毛無岱は吹雪くと目標物がないため、難しいルートになると思われます。(ほとんど人も入りませんし…)
ちなみに年末年始なら誰かしらは入ってると思うので、ある程度はトレースがあると思います(笑)
多分、もっと詳しい人がさらにコメントすると思いますので、もう少々お待ちください
naitotosihroさん、コメントありがとうございます。
ヤマレコ初コメントだったんですね!これからどんどんヤマレコを活用して、楽しい山行を続けて下さい。
何となくkomadoriからフラれたようなので、私の知りうる範囲で情報をお伝えします。
ただ、私はまだ登山歴が浅いので、大きな顔をして色々書くと諸先輩方にどつかれるので、コソコソっと控えめに書いてみます
まず、厳冬期の八甲田は吹雪いていて当たり前です。
そのため、毛無岱は起伏が無く、吹雪かれると居場所の特定が非常に困難になりますし、避難小屋までも遠くなるので厳冬期はコチラ側からの入山は一般的ではないようです。
ですので厳冬期に入山する人は、酸ヶ湯から地獄湯ノ沢方面に入り、大岳環状ルートと硫黄岳ルートを使って仙人岱方面に行く事が多くなっていますが、
一般的に厳冬期は仙人岱小屋まで行けたらヨシ!といった感じで、大岳山頂は少し遠い存在になっています。
ルートの説明の前に、北八甲田山岳スキールート図がありますので、まずはコチラを御覧になってください↓
http://www.hakkoda-ropeway.jp/images/ski/tourroute.pdf
(このルート図に記載されている各ルートは、一般的には春からのスキーコースとなっていますので、厳冬期用ではありません。)
まず仙人岱小屋に行くには、酸ヶ湯温泉の一段上にある夏場の登山口から東に入って行きます。
ここから大岳環状ルートが始まりますが、指導票がポツリポツリとは有るものの、設置されてから長い年月が経っているため、落下して無くなっている物や、雪に隠れてしまっている物もありますので、それだけを頼りに進むには無理があります。
おそらく土日や年末であれば踏み跡が残っているかと思いますが、無い場合はルートファインディングは必須です。
冬道は夏道よりは南側を進んで行き、地獄湯ノ沢にも夏道よりは南側に出ます。
その地点は、標高約1075mの所で、ヤマレコに「地獄湯ノ沢冬道出入口」と地点登録もしてあります。
そこから地獄湯ノ沢を登って行くのが大岳環状ルートになり、沢の対岸に上がり、硫黄岳と仙人岱小屋の鞍部を目指し、林間を登って行くのが硫黄岳ルートになります。
地獄湯ノ沢は沢のため風が強い事が多く、それをかわして登るのが硫黄岳ルートになっていますが、実際はそのまま地獄湯ノ沢を登って行く人が多くなっています。
地獄湯ノ沢を登って行く場合は、とりあえず沢伝いに登って行くだけですので何とかなると思いますが、問題は沢を登り詰め、地形が平坦になってからのルート取りです。
仙人岱の分岐経由で仙人岱小屋まで善意で赤旗が立てられていたりしますが、本格的に吹雪くと見失う可能性がありますので十分気を付けて下さい。
硫黄岳ルートで登って行く場合は、ほぼ自分でルートを決めて進んで行く必要があると思います。
こちらのルートでの注意点は、鞍部付近までは何とか行けると思いますが、仙人岱小屋を見つける事ができるか?といったところです。
仙人岱小屋は樹林の中にありますので、吹雪いている場合はどこから行っても見つけにくくなってしまいます。
実際に過去に起きた遭難も、小屋の周辺で起きている事が多いそうです。
さて、仙人岱小屋から大岳山頂までですが、厳冬期に踏み跡が残っている事は稀です。
厳冬期に行くとすれば仙人岱の分岐(夏場の水場付近)から、ダイレクトに山頂を目指して直登するのが一般的です。
分岐から山頂にコンパスを合わせて直登し、正確に登って行けた場合は、山頂直下にある火口外輪との小鞍部に出ます。
視界不良などでずれた場合は火口外輪の東側に出る事もあり、小鞍部へのわずかな下りを見て山頂を過ぎたと勘違いする人もいるようですが、大岳の山頂はちょっとした広場になっていて、山頂の標識もありますので勘違いしないように気を付けて下さい(笑)
おそらく山頂までは、多少吹雪いていても根性があれば行く事は出来ると思いますが、問題は下山時の方向性です。
コンパスを合わせていても、どうしてもズレてしまうので、吹雪いて視界が確保できない時はそのズレがドンドン大きくなっていき、だいぶ目論見と違う所に下りてしまい、現在位置を見失いかける事もあります。
私が所属している山岳同人のベテランさんも、去年数人途中でビバークを覚悟した人がいました。
幸いにも一瞬吹雪が収まった時に、おおよその現在位置を把握する事ができ、事無く下山してきたようですが、これには十分気を付けていただきたいと思います。
naitotosihroさんのプロフィールを見ると、残念ながら山行記録が無いので山行の様子がよくわかりませんが、登山歴がとても長く、立派なベテランさんだと思いますので、シッカリと八甲田を楽しんでいっていただけると思います。
最初に控えめと書いておきながら、ダラダラと長文で失礼しました
アドバイスありがとうございます。豪雪期の登頂ルートの記事が少なく思案してました。
やはり地獄湯の沢は雪崩の危険ありですね。まあーどこも雪崩の危険はありますが。
毛無袋、豪雪でのラッセル、距離を思うと、地獄湯の沢から手前からトラバースが、ベターのようで。仙人袋ヒュッテもあるし。
年末、年始は、4名パーティーで岩木山、そして大岳へ予定してます。
素森県の冬山はみんな初めてなので、楽しみにしてます
八甲田は正月滅多に晴れないと聞きましたが、天気に期待です。
SHUN-Sさん
詳しい情報ありがとうございます。
申し遅れましたが、自分は、札幌山岳会に所属してます。
自分は登山歴は35年ですが、入会してからは5年です。
年中、夏は沢登り、厳冬期は大雪山、十勝岳連峰、知床など縦走。道内中心に登ってます。
毎年、年末年始は、正月山行が定例で、数パーティーが、各地の山へ縦走しに行きます。
会の歴史はそれなりに長いのですが、なぜか厳冬期の青森県の山行記録がなく。
イメージとして、雪が重い、豪雪、海に近いのもあり風も強い・標高では測りしれない難しさがあると思ってます。
やはり有名な八甲田雪中行軍。
この大量遭難事件も、地元の人の案内を断り、意見を聞かったことが大きな原因だと思います。
地形図だけでは解らないことが多く、今回も人により適切ルートが別れたりします。
日帰りの予定でもあり(予備日はとってるので、避難小屋、ビバークは覚悟してますが)
登山は、天候含め一番詳しい地元の方の意見を謙虚に受け止めるのが大事なことだと思ってます。
それで今回、アドバイスをお願いしました。
事故のないように登り、下山後酸ケ湯温泉に浸かりたいです。
貴重なアドバイス、ほんとうにありがとうございました。
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