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Yamareco

記録ID: 558282
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ハイキング
丹沢

蛭ヶ岳(南南東稜を登り南稜から下山)

2014年12月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:55
距離
25.0km
登り
1,971m
下り
1,962m

コースタイム

05:57 玄倉林道ゲート出発
07:03 ユーシンロッジ分岐
07:24 熊木沢出合
07:38 第一堰堤
07:50 第二堰堤
08:18 東沢分岐(車道跡)
08:37 南南東稜取付地点(小休止)
08:45 南南東稜取り付き
09:37 二本枯れ木地点
10:46 蛭ヶ岳山頂(小休止)
10:57 南稜下降点
12:15 赤い廃車の広場(昼食) 12:30
12:55 第二堰堤
13:05 第一堰堤
13:13 崩壊橋
13:19 チャリ回収(熊木沢出合)
13:52 玄倉林道ゲート帰着
天候 ゲート出発時に雪がパラパラ
午前中はドピーカンの晴天、午後から曇り
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
往路:都内(03:15)−首都高速−東名高速−海老名SA(朝食)−厚木IC(厚木-秦野中井 夜間通行止)−小田原厚木道路−小田原東IC−R255−R246−清水橋−玄倉林道ゲート(05:40)
復路:玄倉林道ゲート(14:10)−清水橋−R246−大井松田IC−東名高速−東名事故渋滞(8km)−首都高速−都内(17:20)
コース状況/
危険箇所等
※玄倉林道ゲート−熊木沢出合
ゲート出発時(06:00)雪がパラパラ舞っていて、路上は所々白くなっていました。
輪立ちには氷が張っているのでチャリのスピード出しすぎは危険です。

※熊木沢出合−南南東稜取付
第一堰堤手前の左岸の崩壊林道上の倒木は以前は通行障害でしたが、枝が切り落とされ容易に通過できました。
第二堰堤は左岸側から乗り越え右岸の崩壊箇所は高巻きで通過しました。
東沢は最初の堰堤までは沢の中を歩き、最初の堰堤は左岸から越え、二番目の堰堤も左岸から越えました。

※南南東稜取付−蛭ヶ岳山頂
取付点は基部から、またはガレ沢を少し登ったところから取り付けます。
東沢側は急峻で無理だと思います。
取付点からしばらくは急登で、手掛かりを探しながら登る感じです。
その後、ガレ場があったり、チョットした岩があったり、トゲトゲがあったり、多彩で楽しめます。
ただし、踏み跡、目印の類は皆無です。
獣の足跡はたくさんあります。急峻な尾根などは巻きながら登っているのでトレースを追いたくなりますが、基本はヤメタ方がいいです。一箇所、流石に巻いた方が楽かと思い、東沢側に行って見ましたが、崩れていて無理で戻りました。四ツ足は崩れていても渡れるので不思議です。
今回はいつか南南東稜を下ることを視野に入れて登りましたが、南稜などに比較してかなり難しいように思いました。

※蛭ヶ岳山頂−赤い廃車の広場
蛭ヶ岳山頂直下はかなり急峻ですので、注意して下降して下さい。
下降点が判りにくいので、あまり東側には寄らずに西沢寄りにコースを取った方が下山ルートを見つけやすいでしょう。
南稜に限らず、このようなルートでは登りに比べて下りの方が難易度は高いです。登りの場合は忠実に尾根を辿れば道迷いは少ないですが、下りは主稜から派生する枝尾根(副稜)が厄介です。
この南陵にも主稜よりも立派な副稜が2ヶ所ほどあり、うっかりすると副稜に踏み込みそうです。主稜が西沢側へカーブする辺りで、東沢へ伸びる副稜がありますので、常に西沢側を意識して下りましょう。
3時チョット過ぎに出発しました。夕方のニュースでレインボウブリッジがスペシャル照明されたと聞いて、お台場経由で東名に向かいましたが照明は消えていました。
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3時チョット過ぎに出発しました。夕方のニュースでレインボウブリッジがスペシャル照明されたと聞いて、お台場経由で東名に向かいましたが照明は消えていました。
照明は日没から24時までのようです。(HPより)
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照明は日没から24時までのようです。(HPより)
今日はゆっくり出発します。ジャスト6時、ゲートを越えます。帰りの時間短縮を考えると今日もチャリがお供です。CTで3時間弱ぐらいとありますが、40分ぐらいで帰れます。
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今日はゆっくり出発します。ジャスト6時、ゲートを越えます。帰りの時間短縮を考えると今日もチャリがお供です。CTで3時間弱ぐらいとありますが、40分ぐらいで帰れます。
ユーシン分岐先にあるゲートです。路面が白いのは雪です。先ほどまでパラパラ降っていましたが、止んだようです。
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ユーシン分岐先にあるゲートです。路面が白いのは雪です。先ほどまでパラパラ降っていましたが、止んだようです。
こんな雪でも滑ります。輪立ちに貯まった水は凍っています。
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こんな雪でも滑ります。輪立ちに貯まった水は凍っています。
熊木ダム、何やら寒々としています。
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熊木ダム、何やら寒々としています。
熊木沢出合の手前にある案内板にチャリを括り付けてここから歩きです。
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熊木沢出合の手前にある案内板にチャリを括り付けてここから歩きです。
崩壊橋の脚立、ヘビはもういないと思います。
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崩壊橋の脚立、ヘビはもういないと思います。
橋の上は白くなっていました。
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橋の上は白くなっていました。
熊木沢に降り立ちました。上空には雲ひとつありません。棚沢ノ頭への分岐にテントが一張りあります。ゲート前の駐車場に車が一台ありましたので、その方でしょうか。
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熊木沢に降り立ちました。上空には雲ひとつありません。棚沢ノ頭への分岐にテントが一張りあります。ゲート前の駐車場に車が一台ありましたので、その方でしょうか。
蛭ヶ岳をチョットアップに、正面の南稜は存在感がありますが、今日は右手の南南東稜へ向かいます。
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蛭ヶ岳をチョットアップに、正面の南稜は存在感がありますが、今日は右手の南南東稜へ向かいます。
この時期としては、やけに寒いです。
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この時期としては、やけに寒いです。
第一堰堤を越えるのに廃林道へ上がりますが、以前道を塞いでいた倒木が切り払われているので、押し出しているガレ沢から廃林道へ上がります。
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第一堰堤を越えるのに廃林道へ上がりますが、以前道を塞いでいた倒木が切り払われているので、押し出しているガレ沢から廃林道へ上がります。
このような廃道を整備される方がいるのでしょうか。
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このような廃道を整備される方がいるのでしょうか。
第一堰堤から見た蛭ヶ岳。丹沢では結構好きな場所です。
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第一堰堤から見た蛭ヶ岳。丹沢では結構好きな場所です。
第二堰堤を左岸から越えて右岸に移り、崩落場所を高巻きして林道跡を進むと...
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第二堰堤を左岸から越えて右岸に移り、崩落場所を高巻きして林道跡を進むと...
目の前にド〜ンと蛭ヶ岳南稜。ここから見ると南稜は裾野を広げているように見えますが、西沢寄りの尾根が南稜です。登りでは問題ありませんが、下りでは枝尾根に迷い込まないように注意が必要です。
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目の前にド〜ンと蛭ヶ岳南稜。ここから見ると南稜は裾野を広げているように見えますが、西沢寄りの尾根が南稜です。登りでは問題ありませんが、下りでは枝尾根に迷い込まないように注意が必要です。
林道跡から見た東沢、赤い廃車へは左手に行きますが、右手に堰堤の上を越えて東沢を目指します。
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林道跡から見た東沢、赤い廃車へは左手に行きますが、右手に堰堤の上を越えて東沢を目指します。
正面に東沢、左手から西沢、ここが合流点です。
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正面に東沢、左手から西沢、ここが合流点です。
水は少ないので、石飛びをしながら沢の中央付近を行きます。
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水は少ないので、石飛びをしながら沢の中央付近を行きます。
東沢に入って最初の堰堤です。右岸からは越えられそうもないので、左岸を這い上がってこの場所から乗り越えます。
東沢に入って最初の堰堤です。右岸からは越えられそうもないので、左岸を這い上がってこの場所から乗り越えます。
三十四、五年前に作られた堰堤のようですが、東沢No.14ってことは、この上にまだ13の堰堤があるの??
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三十四、五年前に作られた堰堤のようですが、東沢No.14ってことは、この上にまだ13の堰堤があるの??
足元がザレているので、この立ち木に掴まって越えます。
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足元がザレているので、この立ち木に掴まって越えます。
続いて二番目の堰堤が出てきますが、この堰堤も左岸のゴーロから越えられます。
続いて二番目の堰堤が出てきますが、この堰堤も左岸のゴーロから越えられます。
二番目の堰堤を越えると、右手に東沢、左手にはおそらく蛭ヶ岳の崩壊場所からのガレ沢と思われますが、その間の尾根が南南東稜になります。
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二番目の堰堤を越えると、右手に東沢、左手にはおそらく蛭ヶ岳の崩壊場所からのガレ沢と思われますが、その間の尾根が南南東稜になります。
南南東稜を見上げると、最近どこかで見たのと同じニ本の枯れ木が目立ちます。まずは二本の枯れ木を目印にします。
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南南東稜を見上げると、最近どこかで見たのと同じニ本の枯れ木が目立ちます。まずは二本の枯れ木を目印にします。
そして蛭ヶ岳の山頂アップ。あちこち崩壊が進んでいるようです。左の尾根が南稜、右の尾根が南南東稜です。
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そして蛭ヶ岳の山頂アップ。あちこち崩壊が進んでいるようです。左の尾根が南稜、右の尾根が南南東稜です。
南南東稜の取付で小休止。ザックを置いて東沢を少し登って他に取付場所がないか見に行きましたが、木が散乱していて歩きにくい、東沢の右岸は急峻で、登れそうもないです。
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南南東稜の取付で小休止。ザックを置いて東沢を少し登って他に取付場所がないか見に行きましたが、木が散乱していて歩きにくい、東沢の右岸は急峻で、登れそうもないです。
ここが南南東稜の基部のようです。ここから登れそうですが、ガレ沢を少し登ってみます。
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ここが南南東稜の基部のようです。ここから登れそうですが、ガレ沢を少し登ってみます。
ここから登り始めましたが、かなり急で手掛かりがないと登れません。落ち葉の上にうっすらと雪が、その下は凍っていて足元は滑りまくりです。
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ここから登り始めましたが、かなり急で手掛かりがないと登れません。落ち葉の上にうっすらと雪が、その下は凍っていて足元は滑りまくりです。
少し傾斜の緩んだところで振り返ってパチリ。実際には写真で見るよりもかなり急登です。
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少し傾斜の緩んだところで振り返ってパチリ。実際には写真で見るよりもかなり急登です。
岩がゴロゴロで歩きにくい場所もあります。
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岩がゴロゴロで歩きにくい場所もあります。
この辺りは積雪があった方が歩きやすそうです。
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この辺りは積雪があった方が歩きやすそうです。
取付地点で見えた二本の枯れ木です。結構大きいです。この二本の間を進みます。
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取付地点で見えた二本の枯れ木です。結構大きいです。この二本の間を進みます。
枯れ木の右手に主脈の稜線が見えてきました。不動ノ峰あたりでしょうか...
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枯れ木の右手に主脈の稜線が見えてきました。不動ノ峰あたりでしょうか...
急登も一段落。振り向くと今日もきれいな富士山です。よく見ると雪煙が舞っているような、風は強そうです。ここ丹沢は風も弱く穏やかです。
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急登も一段落。振り向くと今日もきれいな富士山です。よく見ると雪煙が舞っているような、風は強そうです。ここ丹沢は風も弱く穏やかです。
左手には蛭ヶ岳の崩壊地です。南稜下山時、あまり左手方向に寄りすぎるとこの場所で行き詰まります。
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左手には蛭ヶ岳の崩壊地です。南稜下山時、あまり左手方向に寄りすぎるとこの場所で行き詰まります。
そして岩がでました。ここは直登します。
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そして岩がでました。ここは直登します。
上部は一枚岩ではなく動きますので岩を押さえるようにして登ります。
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上部は一枚岩ではなく動きますので岩を押さえるようにして登ります。
この岩を登り切ると一気に展望が開けます。右に檜洞丸、手前が臼ヶ岳、奥に同角ノ頭、左奥は愛鷹の山塊です。
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この岩を登り切ると一気に展望が開けます。右に檜洞丸、手前が臼ヶ岳、奥に同角ノ頭、左奥は愛鷹の山塊です。
きれいだなぁ...
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きれいだなぁ...
愛鷹の山塊をアップで...越前岳と位牌岳です。
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愛鷹の山塊をアップで...越前岳と位牌岳です。
南アルプスも真っ白です。正面は赤石岳のようです。左は聖岳かな。
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南アルプスも真っ白です。正面は赤石岳のようです。左は聖岳かな。
熊木沢を俯瞰します。左手の尾根が気になります。
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熊木沢を俯瞰します。左手の尾根が気になります。
主脈稜線が近くなってきました。ここで見ると東沢の上部も崩れているようです。
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主脈稜線が近くなってきました。ここで見ると東沢の上部も崩れているようです。
主脈稜線と同じ高さあたりまで登ってきました。奥には塔ノ岳も見えてきました。
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主脈稜線と同じ高さあたりまで登ってきました。奥には塔ノ岳も見えてきました。
熊木沢もだいぶ下になりました。左手が南南東稜、右手の西沢へ曲がる尾根が南稜。この間が崩れています。
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熊木沢もだいぶ下になりました。左手が南南東稜、右手の西沢へ曲がる尾根が南稜。この間が崩れています。
鹿除けの柵が見えてくると山頂も近いです。ここにある低木はすべてトゲトゲの木です。
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鹿除けの柵が見えてくると山頂も近いです。ここにある低木はすべてトゲトゲの木です。
蛭ヶ岳山頂です。5、6人がテーブルで食事中でした。予想よりは人は少なそうです。お天気もここまでで、少しずつ雲が上がり始めました。
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蛭ヶ岳山頂です。5、6人がテーブルで食事中でした。予想よりは人は少なそうです。お天気もここまでで、少しずつ雲が上がり始めました。
少し南稜側に下って、熊木沢を眺めながら乾杯!周りはイバラの園です。
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少し南稜側に下って、熊木沢を眺めながら乾杯!周りはイバラの園です。
遠い塔ノ岳に乾杯!こちらは沢山のハイカーで賑わっていることでしょう。
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遠い塔ノ岳に乾杯!こちらは沢山のハイカーで賑わっていることでしょう。
富士山と南アルプス。
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富士山と南アルプス。
南アをチョットアップで、三ツ峠の奥には右から北岳、間ノ岳、農鳥岳。
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南アをチョットアップで、三ツ峠の奥には右から北岳、間ノ岳、農鳥岳。
御正体山の奥には、右から悪沢岳、赤石岳、聖岳。
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御正体山の奥には、右から悪沢岳、赤石岳、聖岳。
相模湾の上には雲が増えてきましたが、大島や初島が見えます。
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相模湾の上には雲が増えてきましたが、大島や初島が見えます。
さて南稜を下りますが、あまり東(左手)方向に下ると崩壊地で行き詰まるので...
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さて南稜を下りますが、あまり東(左手)方向に下ると崩壊地で行き詰まるので...
西沢(右手)方向を意識して下ります。
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西沢(右手)方向を意識して下ります。
下り始めは急峻です。イバラの棘やゴロゴロの岩が厄介ですので慎重に下りましょう。
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下り始めは急峻です。イバラの棘やゴロゴロの岩が厄介ですので慎重に下りましょう。
下ってきたところを見上げます。この下にあまり助けにならないお助けロープが3本ぐらいあります。
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下ってきたところを見上げます。この下にあまり助けにならないお助けロープが3本ぐらいあります。
南稜の展望はあまりよくありません。正面は臼ヶ岳です。
南稜の展望はあまりよくありません。正面は臼ヶ岳です。
遭難者の遺品でしょうか...ザックは古そうです。スキーを付ける両サイドにポケットが付くミレーのザックを所有していましたが、今はこんなザックを見かけません。
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遭難者の遺品でしょうか...ザックは古そうです。スキーを付ける両サイドにポケットが付くミレーのザックを所有していましたが、今はこんなザックを見かけません。
西沢に降り立つ最後の急登です。雪は融けましたが枯葉が濡れているので慎重に下ります。
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西沢に降り立つ最後の急登です。雪は融けましたが枯葉が濡れているので慎重に下ります。
西沢に降りてきました。正面が赤い廃車の広場です。
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西沢に降りてきました。正面が赤い廃車の広場です。
毎度お馴染みの赤の廃車。だれかドアをこじ開けたようです。
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毎度お馴染みの赤の廃車。だれかドアをこじ開けたようです。
蛭ヶ岳と西沢の堰堤群。
蛭ヶ岳と西沢の堰堤群。
お腹が空いたのでここで昼食です。
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お腹が空いたのでここで昼食です。
東沢と西沢の合流点を上から覗き込みます。
東沢と西沢の合流点を上から覗き込みます。
正面が今朝登って行った東沢です。よく見るとここからでも二本の枯れ木が見えます。
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正面が今朝登って行った東沢です。よく見るとここからでも二本の枯れ木が見えます。
二本の枯れ木をアップに、あの二本の間を通りました。
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二本の枯れ木をアップに、あの二本の間を通りました。
第一堰堤まで戻って来ました。いい山です、蛭ヶ岳。
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第一堰堤まで戻って来ました。いい山です、蛭ヶ岳。
崩壊橋は日影のため、まだうっすら白いです。
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崩壊橋は日影のため、まだうっすら白いです。
チャリを回収して林道を駆け下ります。輪立ちが凍っているのでチョット走りにくい。
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チャリを回収して林道を駆け下ります。輪立ちが凍っているのでチョット走りにくい。
今朝先行車は1台でしたが、全部で9台。静かな丹沢に戻ったようです。
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今朝先行車は1台でしたが、全部で9台。静かな丹沢に戻ったようです。

感想

寒波が居座りあちこちで大雪のニュースが飛び込んでくるが、雪が積もる前に行きたい山がある。
蛭ヶ岳・南南東稜から...
天気予報では土曜日がよさそうだが所用があり行けないので、日曜日に行くことにした。
あちこちの天気予報を総合すると、午前中は何とか好天が続き、午後あたりから崩れないにしても下降気味。
そこでロングは止めて蛭ヶ岳のピストン、登りは南南東稜、下りは南陵と決めた。
このコースなら慌てることはない。たまには玄倉林道を明るくなってから行こうと、ゲート出発を6時とした。
玄倉林道は雪がパラパラ舞っていたが、熊木沢出合に着く頃には雪も止み、上空は雲ひとつない青空が広がってきた。

東沢に入ると思いのほか水量が少ない。季節柄なのかどうか判らないが、ヒョイヒョイと跳びはねて堰堤の下まで来た。
南南東稜の取り付きまで堰堤が二つ、いずれも左岸から越えられる。
取り付きは見た目ゆるそうに見えるが、踏み込むとなかなかの急登。
こんな場所で欲しいのは、ショートアックス2本とアイゼン、雪がなくてもかなり有効ではないかと思える。

このルート、登りに限っては不注意がなければ大きな危険箇所はないように思う。もちろん踏み跡や目印などは全くないので、ルーファイは最低限必要。
しかし、このルートを下りで行くのはチョット躊躇するかも知れない。お隣の南稜は下るに関する不安はほとんど無かった。登ったときに要所はチェックしていた。
南南東稜の下りは、もう少し場数を踏むまで止めておこう、かな...

直近のレコはis隊のレコを参考にさせて頂きました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-552124.html
ありがとうございました。

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コメント

流石は燻し銀の一捻り
hottenさん、こんばんは!
出遅れたと思ったら、一番乗りゲットです

以前から拘ってましたね  遂に決行されましたか
天気を読んでのルート選び、満州帰還兵の×←(間違えました) 
ベテランの読みが○←(正解)光りますね〜
南南東稜を登り、南稜を下る!野猿のルートに思えなくもありませんが
捻ったルートは流石です
燻し銀の山屋さん、面目躍如といったところでしょうか!

蛭ヶ岳へは、丹沢山からのピストンしか経験ありません
色々なルートがあるのですね  参考になります
やっぱり年の功でしょうか!?
2014/12/9 19:44
Re: 流石は燻し銀の一捻り
おはようございます、tailwindさん!

こんなルートは、ほとんどの人は興味もないでしょうし、行こうという人は希だと思いますが、私的には何となく好きで足が向いてしまいます

丹沢は一時期(戦前ではありませんよ)、沢に通ったことがあり、稜線から眺めるのとは違った尾根筋が気になって、今頃歩いています。こだわりと言うほどのものではありません

丹沢周辺は、ヒルやヘビがお休み中のこの時期限定ですので、雪遊びもしたいのですが、もう少し出かけたいと思っています
2014/12/10 8:42
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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