錫ヶ岳(菅沼登山口) -深い笹薮や樹林帯の迷路に悩まされ
- GPS
- 13:10
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,661m
- 下り
- 1,660m
コースタイム
- 山行
- 13:08
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 14:29
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
群馬県利根郡片品村東小川4655(住所は隣接する茶屋のもの) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
サポ−トタイツ
ズボン
靴下
スパッツ
グロ−ブ
ライトシェル
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料(2.5L)
地図
計画書
筆記用具
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯
時計
カメラ
常備薬
タオル
レスキュ−シ―ト
クマ鈴
笛
コロナ消毒液
ハッカ油
トレッキングポ−ル
ツェルト
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感想
●登頂を終えて
梅雨の合間の晴天を利用して、想定の範囲内ではありましたが、14時間半かけて、どうにか山頂までたどりつけたという感じです。久しぶりに歩き切った大きな満足感があります。
・長時間山行となった一番の大きな原因は数度にわたるル−トロス。経験不足が原因です。2時間近くロスしたように思います。白檜岳〜錫ノ平の間はかなりてごわかった。笹原や樹林帯で何度かル−トロスしました。かなりアプリに頼りましたが、それよりも目印や足跡を見落とさないようにが大切です。早立ちのおかげで、どうにか登頂できました。万一のことを考えると、2:00〜3:00の余裕時間は必要と感じました。
・関東100山の最難関峰を踏破できたことは、ほかに代えがたい思い出となるでしょう。人に余り踏まれていない自然の残るこの山域の魅力とともに。
●事前準備 (事前計画)
関東100山の山旅も80座を越えて、いよいよ終わりが近くなってきました。錫ヶ岳はいつか登りたいと思っていましたが、いよいよ登るときがきました。
・錫ヶ岳は関東100山のうちで、最難関の山といわれています。昭文社の「山と高原地図」においては、登山道の記載もありません。登山記録も数少ないものです。
・白錫尾根分岐から錫ヶ岳の間は、いわゆるバリエ−ションル−トであり、標準CTがありません。過去の記録を見ると、往復で6:00-8:00が多いが、10:00かかった例もあります。
・過去の登山例から標準CTを推測すると、菅沼登山口から白錫尾根分岐間は、標準CTがありますが、これらと合わせて推定で標準CTが約13:00くらいと思われます。
・日帰りが不可能ではありませんが、かなり厳しい山行となることが予想されます。
・これに、道迷いによる時間のロスなどを考慮しなければなりません。累積標高1600m、総歩行距離19km程度であり、これらからはさほどでないように思えますが、問題は時間ロス。特に、白檜岳〜錫ヶ岳の間にある、笹薮や灌木帯を時間のロスが余りないようにしたい。
● 菅沼登山口〜五色沼避難小屋
・前日車中泊し、早朝、まだ薄暗い4:00ごろに出発しました。
・一般登山道であり、危険個所はありません。
・五色沼の標識から沼の周りをとおって、しばらくいったところに水場分岐の標識がありました。当初の計画は、避難小屋泊まりで、ここから宿泊分の水をくみ上げる計画でした。
● 五色沼避難小屋〜白根陰山
・避難小屋には、銀マットや毛布などがありました。トイレはなく、設置されたスコップで穴を掘り、処理するようです。ネズミがでるので、食料等の保管に注意の注意書きがありました。2段ベットで、20人ぐらいは泊まれそうな感じでした。
・白錫尾根分岐からバリエ−ション.ル−トに突入。分岐付近に0.5Lをデポ。フミ跡ははっきりしており、白根陰山に到着。
●白根陰山〜白檜岳
・白根陰山を下ってゆきます。まだフミ跡ははっきりしていました。岩場を巻いて鞍部まで下り、登り返してゆきました。途中から、高さは膝程度の笹薮がでてきました。白檜岳までのフミ跡は分かりやすかったです。ここまでは、順調でした。
●白檜岳〜錫ノ平
・今回の登山の核心部でした。
笹薮が大分深くなってきました。腰まである笹薮をこぎ、足元に気を付けて進みました。笹がフミ跡を隠し、フミ跡が良く見えないので、フミ跡や足跡、ピンクテ−プなど、目印を注意深く見落とさないように進みました。笹が深くよくフミ跡がわかりません。何度かル−トをはずし、時間をロスしました。
・2196m峰付近から樹林帯に突入。コメツガの藪がうるさくなりました。顔の前をかきわけながら進みました。ブリキの板など目印を見落とさないように進みました。
・樹林帯をおりてくると右のほうから水の音が聞こえてきました。錫ノ平付近の樹林帯は、倒木が多く紛らわしいところがあり、何度かル−トロスしました。どうにか、錫ノ平に到着。錫ノ平に0.5Lをデポ。
●錫ノ平〜錫ヶ岳
・深めの笹原の急斜面を登ってゆきました。山頂の手前には窪地があり、そこから山頂まではまもなくでした。山頂はコメツガの樹林の中にありました。
・12:00までつかない場合は、戻るつもりでしたが、ぎりぎり間に合いました。山頂まで約8時間。大分時間をロスしましたが、とうとう到着しました。😃
●錫ヶ岳〜五色沼避難小屋
・帰路に、錫ノ平と白錫尾根分岐でデポしたボトルを回収。錫ノ平では水が不足しそうでしたら、錫ノ水場で給水しようと思いましたが、その必要はありませんでした。
・帰りに気づいたのですが、白檜岳へは尾根の左側(北側)に結構歩きやすいフミ跡がありました。
・調子にのって、白檜岳から別の方向に下山するル−トに入ってしまいました。
●五色沼避難小屋〜菅沼登山口
・避難小屋に16:20ごろ到着。17:00過ぎたら避難小屋泊にしようかと思っていましたが、まだ時間があるので下山することにしました。
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