錫ヶ岳トレッキング(湯元温泉in/金精トンネルout) ※本年22回目
- GPS
- 13:57
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 2,067m
- 下り
- 1,688m
コースタイム
- 山行
- 11:44
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 13:56
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
※有料の日光宇都宮道路(日光道)を法定速度で走行中、シカが道路中央に逃げるわけでもなく仁王立ちしていました・・・。ブレーキを踏み、右車線にハンドル切って逃れましたが、もし後続車が狭い間隔でついていたり、右車線が埋まっていたらと思うとゾッとしました。ご注意ください。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<湯元温泉〜前白根山> 急登続きだが、5/11現在、残雪も残りわずか。一部の区間でチェンスパを装着したが、つぼ足でも大丈夫なレベル。 <前白根山〜白根隠山〜白檜岳〜錫ヶ岳> 五色沼避難小屋分岐以南はすべてバリルート。5/11現在、一部に残雪が残り、ヤブ(笹、シャクナゲ)を覆ってくれているが、そうでない区間は膝丈ほどのヤブを漕いで進む。白檜岳以南にヤブが多い。アップダウンが多く、2200m〜2300m台を行ったり来たりで標高の変化が乏しく、中々目的の山が近づかない。先人が付けたピンクテープや赤や黄の四角い鉄板プレートが随所にあり、それが見えなくなったら、コースを外した可能性が高い。ヤマレコMapのみんなの足跡を頼りに、頻繁にルートファインディングしながら正しい方角に進まないと、瞬く間に遭難する可能性があるため要注意。 <前白根山〜五色山〜金精山〜金精トンネル> 鞍部まで下ってから五色山まで登り、また鞍部に下ってから金精山まで登り、以降は下り一辺倒。五色山以降は、標高が下がっていくのに、5/11現在、全道程で一番残雪量が豊富。また金精山から下山時の標高2150m付近(北面)は一気に標高を40mほど垂直に下げていく雪の急斜面があり、元々この箇所のためだけにアイゼン+ピッケル(ウィペット)を担ぎ上げて来たが、最後の最後でやはり使う羽目に。下りに本ルートを使う場合、北面のためまだまだ雪が豊富であり、アイゼン+ピッケルを必ず持参されたい。 |
その他周辺情報 | (h)レンタカー返却に間に合わせるため、せっかく湯元温泉にいたが、風呂なしで一路宇都宮へ。レンタカー返却後、宇都宮駅徒歩圏のスーパー銭湯 南大門(950円)で日帰り入浴。 |
写真
感想
今年2/18に大佐飛山へ登った際にニアミスしたご縁で知り合ったhappygoさんにお誘い頂き、残雪の錫ヶ岳へのぼってきました
◆ 計画
日程を仮置きして計画を立て始めたのは1ヶ月ほど前、私も栃木百名山の文脈である程度下調べをしつつあった山だったので調べ済の情報は共有しつつルーティングはほぼhappygoさんへお任せでした
私は歩行難易度に関わる残雪状況の把握精度を上げるために近隣ライブカメラや観測値を定期的にチェックしました
前週にYAMAPユーザーTORACHANさんの詳細なレポがあり、とても参考になりました
https://yamap.com/activities/31582972
出発直前まで懸案として残った重要要素は「長行程に対してどこまでの冬山装備をかついで臨むか」というところで、湯元ピストンではなく金精トンネルへ抜ける場合は直近の山行記録を読む範囲だとアイゼン・ピッケルを安全装備として持ちたい、しかし全行程かついでいくと重量デメリットが大きいので途中デポにて進むということで意見一致しました
◆ 山行
前週のTORACHANさんのレポがとても詳細なので白根隠山から先の区間について付け加えることはあまりありません
藪 vs 雪の戦いも終盤戦、厳冬期にはおそらく結構な規模の吹き溜まりだった箇所が締まった雪渓として残りつつ ルート的には藪が支配的になりつつある状況でした
前週のレポの状況から更にトータルの雪量は減りつつ、2日前に季節外れの積雪(那須岳で5cmとニュースになりました)があった影響は雪渓にも残っていて朝方の雪渓通過時には真っ白な新雪を片栗粉のような感触でキュッキュと踏みしめる局面が多めでした
happygoさんに終始先行いただきルーファイ・夏道/冬道選択もほとんどお任せで、私は大抵の区間でhappygoさんの藪突破力に舌を巻きつつ後ろを付いていきました
◆ トラブル
・私の藪経験値が低すぎてウェアのミスマッチがあった
今回、事前の天気予報から山行中はかなり暑さとの戦いになる可能性が高いと考えて下半身ショートのパンツ+タイツという夏山トレッキングスタイルで臨みました。膝丈や腰丈ぐらいの笹薮であればこの服装で問題ないのですが、本格的な藪(ミネザクラやシャクナゲ、その他の末端枝径2mmを超える木々)に突入する局面の多い山行でこれは不十分です。ロングのトレッキングパンツは必須でした。
結果として2023-2024冬シーズンの終盤に穴開きが増えてきていたタイツにどんどん穴が空き、ついに今回の山行にて引退となりました。丸5年間ありがとうございました🙏
・「疲れ切った」の一歩手前だった
足がふらつく、とまではいかないものの 行動開始から12時間半の金精山へ登り切る頃には脚の筋肉を使った単純な歩きはできても脳を使うテクニカルなアクションは厳しいなと思える「疲れた」状態でした
冷静に思い返すと「疲れ切った」の一歩手前だったと思います
一日の登山を終えて疲れ切った状態というのは自力下山できているだけの遭難とほぼ同義だと思っており、普段の山行では「疲れた」と感じることはあまりない、というか疲れ切ったと感じる状態まで陥らないように体力コントロールを試みています
体力コントロールには筋力面だけではなく行動中の栄養摂取も含まれますが、
今回は出発3時間前に300kcalほど白米摂取、からの山行中に行動食をきっちり1,200kcal摂取しています
週内の調整で事前に体内へ蓄えていた糖類と山行中に脂肪から分解された栄養素を勘案すると12時間前後の山行には十分な量だったと思います
私は普段の山行中にほぼ大福系の糖分摂取のみをしており(ときどきチョコピーナッツ的なものを使うこともある)、おそらくその量を増やしてもあまり解決しないと感じます
自分の体力・気力・体質の限界なのか それとも緩和可能なのか
私は山行中にあまり座って休憩を取らないタイプで、これは多少座って休んだところで大した体力回復はしないと感じていてそれならばトータル行動時間がのびきる前に下山することを優先しているためなのですが
そろそろ休憩が下手という性質とちゃんと向き合ったほうがよいのかもしれません
ネットで山行中の栄養補給についていろいろ読んで回る中でしっくり来たのは次の記述でした
https://yamanurse.com/2023/07/07/【山遊び♪レポ】登山中のエネルギー補/
> エネルギーを補給していれば永遠に行動できるかと言うと、それは無理だと思います。
> エネルギー切れの前に筋肉疲労が先にピークに達します。
> その先は、経験したことがないのですが、眠くて幻覚を見たり幻聴が聞こえたりするのでしょう、怖いですね!
山行とは別で一定の体力トレーニングをしているので「もう足が上がらない。無理。」となることはまずないのですが、それゆえ逆に筋肉疲労の感覚をつかめていないのが危ういかもしれないと今回思いました
上記記事にて言及されているアミノバイタルに限らずEAA/BCAAの摂取が疲労軽減に有効そう、という話を以前他の山行時にしていて検討まではしつつ、どちらかというと翌日以降の筋疲労回復の意味合いであればまずは下山後プロテイン摂取を習慣化するほうが先決と思って山行中のEAA/BCAA摂取を具体的な行動サイクルへ組み込んでいなかったのがあまりよくないな、と思いました
今回、疲労ともろもろ合わせて雪斜面の滑落を経験しました
主観的事実としては「雪面を滑落しつつ、運良く停止した&ヘルメットのおかげもありほぼ無傷」です。滑落には大小様々ありますが、事故が発生した瞬間の客観的な状況とその後の身体・精神面の影響を正確・精密に把握するのはまず不可能です。外傷が分からなくても首や腰のズレや神経損傷類は全然ありえます。おそろしいものです。念のため脳神経外科を受診しようと思う程度にはヘルメットの恩恵を感じるものでした
(h)2/17に男鹿連山の最高峰・大佐飛山へ登頂し、3〜4月にかけて複数回アタックの上、4/7に男鹿連山の主峰・男鹿岳へ登頂。当時、ヤマレコ/ヤマップの同山域の直近レポを何度もチェックしましたが、皆さんのレポで必ずといっていいほど出てくる表記「栃百四天王」。どうやら、栃木百名山において、皇海山+四天王(大佐飛山、男鹿岳、錫ヶ岳、黒岩山)が難易度の高い苦戦する山として岳人の間で認知されているようで、大佐飛山や男鹿岳で栃百完登というレポの多いこと多いこと。
かく言う私は、栃百コンプリートは全く目指していませんが、四天王とか言うメンタルを刺激するキーワードに弱く(笑)、皇海山は群馬側の皇海橋から登れた時分に登頂済みなので、栃百四天王だけは全部登りたい、という欲求が大佐飛山下山後から生まれ始めました。
たまたま大佐飛山でニアミスした(私は2/17登頂後に山中テン泊し、翌2/18早朝にテント横を通り過ぎていった)ymvさんと、大佐飛山下山後にヤマレコで意気投合し、その後もヤマレコを介して色々とやり取りを続けてきました。ymvさんは栃百コンプリートを目指されているようなので、必ず錫ヶ岳へ登るだろうと踏み、4月頃からコンタクトし、GW明けの5/11にご一緒する約束をしていて、まさに5/11が快晴微風のThe Dayとなったわけです。
せっかく車が2台あるので、湯元in/金精トンネルoutという計画を立て、5/5_TORACHANさん(ヤマップ)、4/28_那須の岩太郎さん(ヤマレコ)の直近レポも参考に、緻密な計画を立てました。中でも目を引いたのは、那須の岩太郎さんのレポによる、金精峠北面の雪の急斜面。TORACHANさんはこのレポを見て、急遽、金精峠in/out→菅沼in/outに変えたほど。直近の晴天続きによる雪解けも期待しつつ、私どもも満を持してこの区間のためだけにアイゼン+ピッケル(私はウィペット)を持参することにしました。
朝2時前に金精トンネルで「はじめまして」で出会い、まずは車1台で湯元温泉街へ。そして2時過ぎに湯元温泉スタートです。計画では前白根山より前でご来光を迎えてしまうはずですが、お互い健脚なので急登をものともせず、未明のゲレンデ、のち急登をたくさんおしゃべりしながら、ガシガシ登っていきます。
1時間半ほどで急登を登り終えて稜線へ。徐々に空が白んできて、東側はマジックアワーになっていきます。威風堂々の日光白根山が見え始めると、ほどなく前白根山。結果的に、入山から2時間10分ほど、前白根山の山頂エリアに達したタイミングでご来光ショー開始。前白根山でのご来光ビューに間に合いました♪。吹きさらしで寒いのでジャケットは着用しますが、やはり山頂でのご来光は最高ですねー♪。日光連山+高原連山の左より太陽が上がり、その左奥には那須連山+男鹿連山!その先には真っ白な会津駒!反対側を見ると、雲海に浮かぶ筑波山、そして富士山!正面には日光白根山!360度の贅沢ビューが待ってました〜。散々ご来光撮影した後、ちょびっとだけ歩いて前白根山の山頂碑へ。山頂碑の所まで来ると、眼下に五色沼が見えますが朝は黒々してて、”五色”感はありません。復路に期待です。また、最終目的地の錫ヶ岳も見えますが、遠い遠い、ゲンナリします(笑)。
その後、勢い余って白根隠山方面でなく、五色山方面(下山ルート)へ歩き出してしまい、10分ほど時間を無駄にしましたがご愛嬌。白根隠山方面へ向かうと、右手には常時白根山、左手には男体山の先に中禅寺湖が見え続けて、絶景の天空回廊といった感じ。この辺は残雪もなく、あっても片栗粉質で極めて歩きやすくて超快適。この快適がどこまで続くのかワクワクしながら進みます。道中、越後三山をはじめ、新潟方面の峰々がクッキリ見えました〜。
前白根山から40分、入山から2時間50分で、本日の道程における最高点、白根隠山(2410m)へ。ここらへんからは志賀高原の峰々越しに北アルプスまで一望できます。肉眼だと白壁になっていることはわかりますが、さすがに一座一座まではわかりませんが、40倍ズームで撮ると山容までクッキリわかります。下山後に望遠写真を見て、ここ日光から、五竜岳の武田菱が見えたのは、さすがにビックリです♪。
白根隠山以南より、いよいよヤブ(ササまたはシャクナゲ)が出現し始めます。最初は頻度は低いのですが、進めば進むほど増えていきます。とは言っても、5/11現在、残雪が続くボーナス区間も相応にあり、基本戦略は「残雪があれば迷わず残雪上を、なければヤブを漕ぐ」となります。白檜岳は比較的すぐで、白根隠山から30分ほどでした。
で、本道程における最難区間は白檜岳〜錫の平までと思います。計画では往復ともに先人レポを参考に1時間を見ていましたが、往復とも実績で1時間半を要しました。後から推察するに、先人レポはもっと雪が豊富な残雪期のもので雪上を歩ける区間が長かった可能性があります。この区間はざっくり、残雪3割、ヤブ4割、Mix3割といった感じで、残雪区間は超快適なボーナスエリアですが、ヤブエリアは頻繁なルートファインディングが必至で、Mixエリアも雪が飛び出ているヤブや枝に難儀しながら進むことになります。この区間は少しでも方角が逸れ、気づかずに突き進むと即座に遭難に直結し、危険なエリアでもあります。ピンクテープや赤の鉄板が多数ありますが、それらが見当たらなくなったらルートから外れていることを疑い、早め早めにルート補正するスキルが必須ですね。
白檜岳から1時間半かけて錫の平まで達すると、再びヤブエリアはありますが、そこから錫ヶ岳までは道迷い要素はほぼなく、ここまで来れた健脚者なら後は楽勝です。鞍部まで下り、最後のビクトリーロードは、最初ヤブ、途中からボーナスエリアの残雪急斜面となり、そのまま山頂となります。結果的に、前白根山から3時間半、入山からだと5時間40分、ついに栃百四天王の一角、錫ヶ岳(2388m)へ登頂することができました。
錫ヶ岳山頂からは東〜南東方面の眺望のみあり、眼下に中禅寺湖+戦場ヶ原、そして日光連山という地の利は、この山ならではですね。昨年1月に社山からも錫ヶ岳を眺めましたが、こちらからも社山や黒檜岳はハッキリ見えます。皇海山も眼前に見えますが、皇海山に隠れ、今冬苦労して登った袈裟丸連山が見えなかったのは残念です。
下山は前白根山までは来た道を戻ります。残雪区間は樹林帯含め、己のトレースがあり、ルートファインディングの労から開放されるだけでも大変ありがたいです。途中で男性ソロとすれ違い(前白根山以南で唯一の出会い)、エールを送ります。その後、錫の平まで35分、白檜岳まで1時間半、白根隠山まで25分、前白根山まで45分かけて残雪、ヤブ、Mixとバリエーション豊かなルートを戻っていきます。基本、右手側(東側)には中禅寺湖、戦場ヶ原、日光連山が、正面(北側)には日光白根山が、左手側(西〜南側)は遥か遠くに南アルプス〜北アルプス〜頸城山塊、比較的近くに奥秩父山地、浅間山、志賀高原、越後四山、かなり近くに尾瀬連山が見通せる感じで、正午近くなっても全然雲がかからず、遠望バッチリDayでした。
前白根山にデポしておいたアイゼン等を回収後、エメラルドグリーンに輝く五色沼を左手に見ながら五色山へ。五色山まで登ると、この日初めて二百名山・帝釈山や田代山も見えました。ここで日光白根山並びに五色沼は見納めです。五色山からは金精山の鞍部(国境平)まで下りますが、この間が本日の道程で一番雪が豊富で、つぼ足でいけますが、標高は下がっていくだけに不思議な感じです。やはり北面だからなんでしょうが。鞍部まで下ると金精山までの登り返しはそこそこの急登。前白根山から55分、入山から9時間50分、ラスボス金精山へ登頂!ちなみに、ここも栃百のようです♪
金精山で持ち合わせていた菓子パンをすべて完食し、いよいよラスト下山へ。この時点で計画比1時間半ほど遅れており、宇都宮でのレンタカー返却時間から逆算して、下山後に湯元温泉へ浸かれるか微妙な時間帯でした。それもこれも、金精山北面の雪斜面の急下降点でアイゼンを要するような区間が残っているかどうか、に拠ります。最初は夏道で、徐々に雪が出てきたのでまずはチェンスパを装着。その後ロープ場などを下っていきますが、標高2150m付近で、一気に標高を40mほど垂直に下げていく雪の急斜面が現れたので、迷わずアイゼン+ピッケル(ウィペット)へ装換。この斜面は夏道を隠す感じで残雪が豊富に付いており、完全に溶けるまでまだ数週間を要しそうな予感です。かなりの急斜面であり、このルートで下山する場合、5/11現在、アイゼン+ピッケルが必須です。直近で計画される方はご注意ください。
その後は、金精峠を経由して、急斜面を下り続けると、金精トンネルとなります。朝2時過ぎにスタートし、下山完了は16時過ぎ。金精トンネルまでは、金精山から1時間10分、前白根山から2時間5分、錫ヶ岳から5時間20分、入山からトータル11時間を要しました。休憩込みで14時間ものロング山行は久しぶりで、満身創痍でとっても疲れました。錫ヶ岳は、さすがは栃百四天王と言われるだけに非常に難易度の高い山で、日帰りアタックの成否は出発時間と道中のヤブの出具合にかかっている気がします。この山は残雪のない夏季にアタックするのは極めて困難を要すると思うので、基本的には3月下〜5月上の残雪期が登山適期と思います。私どもも直近レポのお世話になったので、このレポが栃百完登を目指す方のお役に立てれば幸いです。
下山後は、やっぱり湯元温泉での入浴は叶わず、ymvさんとは湯元温泉でお別れ挨拶し、単身で一路宇都宮までレンタカーで戻り、返却後に宇都宮で入浴しました。でも、山中から見渡した戦場ヶ原や中禅寺湖から、どうしても錫ヶ岳を見上げたく、帰路で途中停車し、期待通りの写真を収める位の猶予はありました〜♪。栃百四天王のラスト1、黒岩山についても、タイミングが合えば、ymvさんと踏破したいと思います。
【5/14_another story追加♪】
5/11(土)に東京まで帰宅後、ポール2本(うち1本は、ブレードをつけることでピッケル相当になるウィペット)がないことに気づきました。翌5/12(日)、レンタカー車内にもないことをレンタカー会社にも確認。それもそのはず、積み込んだ記憶がないので。。。そう、下山後の写真(194枚目)を撮る際、一時的にポールを地面と山の際に置いた記憶が鮮明にあり、それを回収しそびれたのです。損失4.5万超。最初は諦めていました。が、私のレポ以降、ヤマレコ/ヤマップ共に、金精トンネルを発着するレポは上がっておらず、「もしかしたらまだ現場に落ちているのでは?」と思ったのが5/13(月)の夜。そこで決断します。明日、終業後にダメ元で奥日光まで回収チャレンジの旅に出よう、と・・・。ちなみに私の職場は宇都宮です。
で、5/14(火)、フレックスタイムを利用して少し早めに終業し、宇都宮でレンタカーを借り、明るいうちに奥日光は金精トンネルへ。現地に着き、自分が残置したと記憶していた場所を真っ先に探すも見当たらず、「やはり、誰かに持ち去られてしまったか・・・」と意気消沈。現地にいた工事業者さんに聞いても「???」な対応。最後にもう一度周囲を探そうと一念発起し、草むらを見出したら、すぐに見つかりました。私が記憶していた残置場所とは違うので、誰かが置いてくれたと思うのですが、無造作に放り投げてある感じで、真相は闇です。ともあれ、この時の嬉しさったら、錫ヶ岳登頂時に匹敵するものがあります(笑)。たった3日の間に、いろは坂を2往復する日が来るとは、山に登らない平日に奥日光に来る日が来るとは、夢にも思いませんでしたが、2本とも思い入れのあるポールだったので、見つかって(回収できて)本当によかったです!
3日前、時間不足で入れなかった湯元温泉にも浸かることができ、戦場ヶ原、中禅寺湖それぞれから改めて錫ヶ岳を中心に据えた日光連山の夜景を眺めることができ、これまた幸せな気持ちになれました。下山後のポールの扱いが雑だったと反省しています。これに凝りて、下山後の荷物管理を慎重に行い、再発防止に努めたいと思います。(完)
コメント
この記録に関連する登山ルート
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超健脚のお二方をもってしてもトンでもない長さだったご様子にて、全く自信が沸きませんが、終始アドレナリン出まくりで楽しさ全開の山に臨む姿勢を見習って挑戦したいな、と思います😊。
もしこれから皇海山のクラシックルートにご挑戦なさるのであれば、そのレコも大変楽しみです。その日を楽しみにしております🙇♂。
袈裟丸山のレポ、拝見しました。私も3末に深雪ラッセルに発狂しながら奥袈裟丸山へ達しましたが、眺望バッチリでした。落葉の季節が終わると、一気に眺望なくなってしまうんですね・・・。その代わり、アカヤシオにや癒やされそうですね〜。ymvさんが、いつか皇海山をクラシックルートで登るはずです(笑)。
錫ヶ岳へのロング、途中の眺望が半端なく素晴らしいですね。
やはり早い時間に行動すると、山が目覚める瞬間からすべてを目に収めることが出来るのですね。
遠い山が見えても自分ならどこがどこやら、大雑把に何処方面しか判りませんが、
実際にその山域を歩くと、体が覚えていて山座同定しやすくなるような気もします。
その点、お二人はあちこち歩かれているようなので、どの山もしっかり同定されているのは流石と思いました。
素晴らしい眺望の写真の数々、ボリュームがありましたが楽しませていただきました。
自分は八年前の五月末に金精峠からピストンで12時間かけて登りました。
往路は気合が入っていましたが、復路は体力的にも精神的にも結構消耗していて、
最後の金精山への登り返しと金精峠へのガレ下りはほぼ日没時間にかかりました。
自分的には結構ヤバい状況の山行で、四天王の中では最強だったと思います。
雪は皆無でしたが、もう今の歳では無理なルートです。
四天王はあと1つ(黒岩山)ですが、いずれも今冬登った大佐飛・男鹿よりは、錫のほうがハードでした。無雪期に登ったとはスゴイですね、とても真似できません。今後とも、ご自分の年齢や体力に合わせ、無理のない安全登山を続けてくださいませ!コメント、ありがとうございました。
スズやっぱり良い山ですよね。
あの稜線の気持ち良さとそこからの景色は格別ですよね。
大佐飛山もそうですけど苦労した分時間が経っても思い出深い。
加えて完璧な静けさ。
雪が今年は少なかったからヤブの比率が高かったみたいですね。
本当にお疲れさまでした。
錫ヶ岳山行お疲れ様です。
また、錫ヶ岳を目指後続の方々にとても参考になる詳細なレコと素敵な写真ありがとうございます。
お会いしたことがある方同士のコラボはまるで自分達のことようで嬉しいですね。
写真で見る限りは1週間前より積雪は減っているようですが、季節外れの降雪で私たちの時にはなかったところにも雪が残っていますね。そのお陰で周辺のお山の写真もとても綺麗です。
過去レコ見ると無積雪期に登られる方が多いので1週間前でもちょっと早いのかなと思いながらが決行しましたが、行って見るともう少し冬道が多い方が歩きやすいルートかなと私たちも思いました。藪漕ぎやルーファイも楽しむなら今時期なんでしょけどね。ぜひ、おふたりの黒岩山も楽しみにしております。黒岩山の山頂も素敵な眺望ですから晴れた日がおススメです。
※ちなみに白檜岳は山頂標識ありましたYo。少し高いところだったので見つけにくいですが。
私たちのヤマップレポの19枚目の写真です。
なかなか忘れ物で特に高価な物は今の時代見つからないですよね・・
私も過去には何個か落として無くしてしまったものがあるので嬉しさはよく分かります。
それにしても後日再び探しに行くバイタリティーは凄いです。
お互い忘れ物対策はこれからも気を付けましょう。
2月に大佐飛山(偵察)でお会いしたものです。詳細な記録ときれいな写真ありがとうございます。残雪と藪とMIXとで、装備選択も含め大変な山行だったと思います。大佐飛山つながりでのコラボ企画、大変素晴らしく思います。きっと今後も記憶に残る山行の一つになったのではと存じます。錫ヶ岳には私は昨年夏にチャレンジしましたが、ルーファイと藪(林?)に難儀したことを思い出しました。でもやはり達成感はありましたね。
今後もチャレンジングなレコ楽しみにしておりますので、どうぞ安全な山行を続けて頂ければと思います。
happygoさんはじめまして( * . .)"
白根隠山〜白檜の稜線サイコーですょねっ✨残雪期もステキですねぇ💕
錫次行く時は裏から錫やってみますね!(笑)
錫から見たスカイサーン〜袈裟丸へ繋がる県境のロマンライン縦走が。塩那スカイラインと匹敵の憧れルートなのです
藪と沢はタイツだとしてもパンツだとしても最強ワークマンです!破れても仕方なぃ・・・(藪だけに笑)
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