高代寺山〜能勢妙見山
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- GPS
- 06:26
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 820m
- 下り
- 810m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:17
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
本当は新しく買ったトレッキングシューズの足慣らしにと予定していた妙見山。
が靴は購入したものの幅出しを失敗されて 同じ靴をお取り寄せ→再度幅出しとなってしまい、まだしばらくは踵のすり減ったガイドテニーにお付き合い。
妙見山へ”登山”で行くのは初めて。
ならついでに行ったことがない高代寺経由で行ってみようと決めたはいいものの
前日のランニングチームのトレーニングで、朝起きたらお腹は筋肉痛、太ももはプルプル震えてる🤣🤣🤣。
なにこれ? 歩く前から筋肉に拒否られるなんてめっちゃ最悪なんですけど😭(笑)
それでも階段をせっせと登り高代寺へ。
そしたらここにツキノワグマのとよ君が飼われてて ちょうど餌の時間で餌やりの光景をまじかで見せて頂けることになった。
とよくんは10年ほど前に豊能町で猪罠にかかり 大阪府では熊が罠にかかったのは初めてって事も有り『住民の安全を考え放獣はできない』と殺処分を言い渡されてしまった。
それを日本熊森協会(熊をシンボルに豊かな森を守る活動をしている全国組織の自然保護団体)が引き取り 高代寺のご住職がとよ君の檻を建てる土地を提供し 檻の建設費約1500万円はすべて寄付で賄ったという。
とよくんのファンは全国にいて、果物やどんぐりなどがたくさん送られてくるんだって。
ここまで聞くと感動話なんだけど 捕まった時は推定4歳の成体だったそう。
それからお嫁さんを貰うこともなくずっと檻の中ってのは心が痛い。
とよ君は賢くて 飼育員さんにもよくなついてて 小屋の中を背を丸めてノシノシ歩いている姿は凶暴さはなく可愛かったけれど
熊の顔ってなんか平らな(🐻←こんなイメージ)だけど、まじかで見ると立体的で歯も鋭くて こんなんに襲われたら人間は勝たれへんよな。
噛まれたら肉えぐれるやん😱。
この後ちょっと(かなり?)怖くなり 人気のないところは熊鈴を鳴らしながら歩きました💦。
実際に3年前 妙見口駅付近で熊と能勢電がぶつかってるしね。
高代寺山から妙見ケーブル駅近くまで私以外登山者いなかったし。
このケーブルカー 山頂へつながるリフトやバーベキュー施設も含めてちょうど1年後に廃止なんですって。
コロナの影響で赤字が続いていた上、老朽化も進んでいることが原因だと、ケーブルカーの写真を撮っていたら係りのおじさんが寂しそうに教えてくれました。
(翌日25日 yahooニュースに出てました)
妙見山への登りは沢沿いの大堂越ルート。
ここも鹿を見かけるってことで熊だけでなく、蛭にもビビりながら恐々だったけれど 沢沿いだから吹く風も気持ちよく 時には靴を信じてじゃぶじゃぶと水の上を歩いてみたり楽しめた。
大堂越の「おおどう」とは近くの大谷鉱山や勝星鉱山で銅が採れたからとか色々説があるらしい。
この大堂越から振野山へピストンする計画だったが足が言うことをなかなか聞いてくれず、振野山は諦めて とりあえずは妙見山の山頂を目指す。
ゼイゼイハァハァと汗だくになって山頂は相変わらず 登山客でないおしゃれな観光客でごった返してる。
能勢妙見山は寺号(じごう)をもたないお寺で 正式名称は無漏山眞如寺 境外仏堂 能勢妙見山(むろさんしんにょじ けいがいぶつどう のせみょうけんざん)。長い😅
そしてお弁当予定地の広場の上は多くのカラスがカァカァと、視線の先は人々のお弁当?
カラスの動きを目で追いながらビクビクとお弁当をお腹に詰め込む羽目になる。
監視されてるようで味がわからんかったよ〜〜。
下山ルートは天文台コースで青貝山を目指すか悩んだけれど やっぱり足が「限界」と訴えるし なにより尾根歩きで暑そうなので、沢沿いの初谷渓谷コースを下ってみる。
渡渉が思ったよりも多かったけれどヒルを見かけることもなく急坂もなく歩きよい。
途中すれ違った地元のグループに
「今日は水量が多いから気を付けてね」とお声がけ頂くが、滑る岩もなく、なんとかドボンもなく順調に下る。
コースの半分ほどで そろそろ渡渉も終わるかなぁって時に 向こう岸に一人の若い女性が「ここ渡れますかねぇ?」って。
どうやら下流で渡渉が出来ず ここまで無理に登って来たものの、にっちもさっちもいかなくなってたらしい。
「もう少し下ったほうが浅いですよ」と声を掛け、「きゃ〜きゃ〜」と騒ぎながらも無事に渡り終えるまで見守ったが
「ありがとうございました」とさらに登って行かれる。
「今日は水流が多いらしいですよ。この先渡渉多いですよ」と声を掛けたけれど
「は〜〜い」だって。
私はお腹の筋肉痛が限界に近く まずは自分の下山が優先。
妙見口駅に売店あったなぁ。ソフトクリーム売ってたらええなぁ。とそれに希望を託してひたすら歩く。
下流の浅瀬ではテントを張って川遊びを楽しむ家族連れや、BBQを楽しむグループ
の姿も多くのどか〜〜〜。
残念ながら駅前の売店にはソフトクリームがなく 諦めて電車の中で生ぬるいミルクプロティンを飲もうとしたら 向かいの席から「プシュ〜〜」と”泡のジュース”の缶を開ける音が。
視線を上げたらめっちゃ幸せそうな顔してるお兄さんと目が合って 心の中で乾杯🍻しました。
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