白剥山〜笹山(新倉〜伝付峠〜奈良田)


- GPS
- 11:56
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,978m
- 下り
- 2,673m
コースタイム
- 山行
- 11:22
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 11:57
天候 | 快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
駐車場から転付峠入口バス停まで自転車で下る。すべて下りで12km、40分ほど。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
スタートから1時間ぐらいで山へ入り、その後、発電所駐車場(実際に車は来れない)を過ぎて出合いまでは、概ね、沢沿いを基本に登ったり下ったりトラバースしたり。明治時代、伊那街道という峠道であったことから、途中、水平歩道などが見られるものの、登山道としては荒廃しており、践み跡が不明瞭な箇所が多く、常にリボンを見つけながら歩く。二三度、道間違いをした。 全体的にかなり荒れていて、ほとんど登山者はいないと思ったほうがいい。 写真にある丸太橋は、濡れていると非常に危険でまず立ってわたることはできない。 場合によってはどこかで渡渉するしかない。 出合いより上は普通の登山。 水場について、伝付峠に登りあげる直前に2ヵ所ある。当日は結構じゃぶじゃぶ出ていた。 道中、虫がすごく多く、何ヵ所も刺された。 伝付峠までの東側は携帯電波が入らない。また、他の登山者も非常に少ないため、単独登山は特に注意が必要。 |
その他周辺情報 | 湯島の湯700円。自噴、源泉かけ流し。 |
写真
感想
7月になったのでアルプスへ行こう。6月は、二、三百名山を登ってきたが、一旦お休み。今日は好天で人気の北アルプスなどは避け、ほとんど人がいないこと間違いなしの南アルプス超マイナールートを行く。
奈良田の駐車場からまず自転車で下り12kmを暗闇のなか走っていく。車で来たとき、途中、道路上にタヌキが死んでいたので踏まないよう、通過時は目をそむけつつ南無阿弥陀仏。
伝付峠入口バス停にデポしてその先は歩き。スタートから峠まで1500m upなので、3-4時間で着くと思っていたら、実際には思ったよりもなかなか大変だった。ほぼずっと沢沿いのややこしいルートでテープはあるものの、踏み跡が薄い個所も多数で、全体的にかなり荒れており、なかなか手ごわい。そして、一番の難所は、沢にかけられた木製橋。
まず、昨日の雨で木の丸太がツルッツル、さらにそれはすべて傾いており、極めつけは、本来、腰の高さあたりにあるはずの手すりワイヤーがなぜか足首部分に下がっており、何の支えの役目も果たしていない。沢は雨で水量が増しゴーゴーと唸っている。うーん、これ、もしかして、ここで万事休すのUターン??かよ?と天を仰ぐ。
何とか方法はないかと考え、中間地点までは、またがった状態でズリズリと少しずつ前に移動し、橋が上りにさしかかったら、今度はハイハイ状態で超慎重に進む方法を試してみる。
行ってみよう。まず、またがる前半は足が川の水に接する寸前でかなりヤバい。さらには、丸太を止めている釘がたまに飛び出していて、おしりに刺さりそうになる。なんとか中間まで行き、その後は、赤ちゃんポーズで絶対に滑らないよう、橋にしがみつき、何とか向こう岸に渡り切った。この横断劇、マジで人生最大のピンチだったかも笑。
ということで、あとは、伝付峠へ登り上げ、2000m稜線の林道歩き、その後、一応、今日のメイン、白剥山を踏んで、700mを亀足で頑張って登って、笹山へ到着。結局、スタートから誰にも会わず、山頂で、唯一、3人組に会っただけ。やはり、超マイナールートだった。
山頂では、2年前、曇りで見えなかった景色を楽しんで、奈良田へ下山。またいつくるかわからないが、再度、伝付峠へ登って、今度は、笊ヶ岳方面へ行ってみよう。
コメント
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12時間切っての超マイナールートを標高差3000m↑、2700m↓は凄いです。やはり若さは羨ましい限りです。橋にしがみつきながらの横断劇もスリリングで大変でしたね!
どうもお疲れ様でした。
hareharawaiより
おはようございます。
こんなルートより、北アルプスでも南アルプスでももっと人気ルート行けば、歩きやすいし、景色もさらにいいのでしょうけど、同じところに何回も行く性格じゃないんですよね😅とは言っても、フラッと燕岳とか行きそうですけど。
橋はヤバかったです!あの橋、たぶん、あのままでは、ほとんどの人が渡れないと思います!落ちたら死ぬような場所だったらさすがに渡りませんでした。
これからも慎重にいきたいと思います!
私には無理かも、、、😂他の方法考えまーす。
え?マジ?このルートまんまを行こうとしていたの??
ドMルート好きのハルボーさんなら余裕でいけるっしょ♪
ま、最悪、この橋を渡れなくても、もう10mほど上流ならパンツ一枚、裸足で、ハルボーさん大好きの本気の渡渉で渡れる気もする笑。自分も橋が本当にダメなら、それも考えたから。
レコ楽しみにしてまーす。
恐怖の橋のレコを先週見たばかりで、「いやいや、これはないでしょ💦」
と思っていた所…murphyさんもですか!!
見ているこちらの方が息が止まります💦
距離も標高差もすごいですが、あの橋を渡る勇気に、何よりも感服いたします✨
おぉ、それはpumiさんという方のレコですかね。私もそれは見ていったんですが、解説からはそれほど恐怖感は伝わってこなくて、なんだかんだみんな渡っているので、大丈夫と思っていたんですが、前日の雨で絶対に橋上に立つことはできないのと、沢の水量が相当で、とても立って渡ることはできませんでした。たぶん、乾いていれば、橋自体は固定されているので渡れるのだと思います。
ちなみに、こんな勇気(というのも微妙ですが)、ない方がいいですよ…。今回はともかく、何とかなると思って突っ込んで事故るのが山ですから汗。
Snufkinさんは超慎重派ですから大丈夫だと思います。これからが夏山本番!
たくさん水をもって夏山を満喫しましょう♪
雨の影響は大きいとは思いますが、乾いていて水量が少なくても…私にはDEATHレベル😅
はい、たくさんお水持ちます(笑)
そして、水量豊富すぎる、ここには行かないと思います(笑)
murphyさんも夏山楽しんでください〜♪
前の週に、同じルートをテン泊で歩きました。荷物の量が違ったにしても、このルートを日帰りで歩かれてしまうとは…尊敬です。
件の橋は私もかなり怖かったのですが…お互いに、川に落ちずに済んでラッキーでしたね(笑)。私的には他の場所もヒヤヒヤばかりで、危機感はかなりマヒしていたのかもしれません。しばらくはあんなところを歩きたくはないですね(+_+)。それでも、後半は静かな山歩きのできるとても落ち着いた山行でした。murphyさんが歩かれた時はお天気が良かったみたいで、ちょっぴり羨ましいです(^^)。
私がこのルート行く前に、pumiさんのレコを拝見しました。その節は大変ありがとうございました。
いやいや、荷物の量というのは歩ける距離、時間を左右する大きな要素ですから、泊まり装備でこのルート(特に峠まで)を行くのは相当大変だと思います…。あの橋は泊まり装備では場合によっては絶対に横断できない最難関ポイントですし。あそこ、落ちても生死にはかかわらない気はしますが、あの時点でずぶ濡れになったら、もう終わりで来た道帰るしかないですね笑。
このルート、峠まで上がってしまえば、あとは、ほぼ林道と最後700mの登りで、また、登山者ゼロというのもよくて、いいルートだと思いました。
次回は、笊ヶ岳までつないでみたいと思っています。
コメントありがとうございました。
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