平ヶ岳(100)
- GPS
- 11:24
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,728m
- 下り
- 1,707m
コースタイム
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 11:24
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の雨で、木道が滑りやすい。 前坂上部のヤセ尾根、池ノ岳までの登山道は、土が削られ、岩や根っこが露出して歩きにくい。下山時は注意が必要。 |
その他周辺情報 | 銀山平温泉 白銀の湯(650円) 銀山平温泉 湖山荘(素泊まり6500円) |
写真
装備
個人装備 |
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
|
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感想
百名山登山、終了しました。
転職して、海外赴任が無くなったので、目指したのが10年前。
それから63座が、昨日の平ヶ岳で終わりました。
山登りを始めたのが高校生。山岳部に入ったのがきっかけでした。
夏合宿で、日本アルプスの縦走、冬は白馬栂池、春は八ヶ岳で定着。
先輩から、色々なことを教わりました。
大学時代は、指導OBとして、現役の合宿に同行しました。
社会人になり、新潟県勤務となり、仲の良い友人と登りました。
その後、カナダ、インドネシア、アメリカ駐在となり、日本から遠ざかり、百名山はあきらめていました。
再び海外赴任を打診されたのを機に転職し、残りの百名山を目指すことにしました。転勤がないので、落ち着いて、山登りに専念できると思いました。海外出張が多く、なかなか思うように進みませんでした。脚が痛んで登れない時期もありました。
一番最初に登った百名山は、水晶岳でした。高校1年生の夏合宿で、裏銀座を歩いた時でした。烏帽子から雲の平へ行く途中、360度の展望に感激しました。春合宿では、初めて積雪期の八ヶ岳いの登り、雪山の美しさにハマリました。
高校2年生の夏合宿は、南アルプス南部でした。三伏峠から入り、悪沢岳、赤石岳、聖岳を登りました。雄大な山並みに圧倒されました。直後に行った槍穂高縦走では、岩場の高度感にビビりました。
OBとして行った女子部の夏合宿は飯豊連峰でした。初めての東北の山、懐の深さに感激しました。
会社に入って、仲間と一緒に行った大雪山からトムラウシの縦走。テント泊で三人で楽しかった。遠くから池塘で遊ぶヒグマを見て驚きました。
幌尻岳、大朝日岳、平ヶ岳は、厳しい山でした。アルプスは距離は長いけれど、泊まりながら行けるので、割と体力的には楽だと感じています。
印象的な山はどこだった?と聞かれるけれど、なかなか難しい。すべて印象的だったし、天気や季節など色々なので、なかなか比較はできない。でも、もう一度行きたい山はいっぱいある。違う季節に、違うルートで、また訪ねてみたい。
さて、平ヶ岳です。
西日本で線状降水帯が発生し、大変不安定な週末でした。
最後まで、決行するか迷いましたが、ダメなら登らない覚悟で、新潟へ。
関越トンネルを抜けると、雨が降っていました。
小出ICで下りて、シルバーラインを抜けると雨脚は強くなっていました。
車中泊するつもりでしたが、心が折れて、銀山平温泉に宿泊しました。
翌日は晴れ予報だったので、早々に就寝。
早朝起きてみると雨は止んでいました。
銀山平から鷹ノ巣登山口までの樹海ラインは真っ暗。気を付けて走りました。
登山口の駐車場は殆ど満車状態でしたが、運よく一台分空いていました。
準備をして、4時前に出発。
前坂を登り、ヤセ尾根に出る頃には、ヘッドライトも必要なくなりました。
最初は曇りでしたが、段々と雲が薄くなってきました。
ヤセ尾根を登りきると、下台倉山に到着。
ここからアップダウンの森の中の長い長い尾根道が続きます。
白沢清水から急な登りが始まります。
高度が上がると、周囲の山々が見えてきました。
後ろに会津駒ヶ岳、すぐ横に燧ヶ岳、平ヶ岳も見えてきます。
帰りも長いので、ゆっくりと歩きました。
登りきると、急に平な場所に出ます。
木道を歩いていくと、姫ノ池に飛び出ます。
雲が殆どない大快晴となっていました。
左手には端正な平ヶ岳が池塘の向こうに佇んでいます。
ここから少し下りて、平ヶ岳頂上へ登り返します。
チングルマやイワカガミが咲き乱れる高層湿原を歩いていきます。
三角点に到着し、写真撮影をして、最高点に向かいます。
最高点は、湿原の中にあります。
360度の展望です。今までに行った山々が見えました。
残雪を纏った魚沼三山、巻機山。
遠くに上越国境方面、谷川岳、苗場山。
上州武尊、日光白根山、皇海山。
尾瀬の燧ヶ岳、至仏山。
平らな頂上付近の会津駒ヶ岳。
周囲の山から見た平ヶ岳はあまり印象がなかったけれど、
とても良い展望を誇る中心に位置する山だ。
登った時のことが思い出された。
いつまでも見ていたかったけれど、帰り道が長いので、下山を開始する。
姫ノ池で最後を惜しんで、下山を開始する。
白沢清水までは急坂で、先が思いやられる。
白沢清水から下台倉山までは、アップダウンが続く。
こんな長い道を登ったのかと思うくらい、長い。
下台倉山からヤセ尾根を下りる。疲れた足には厳しい。
下山につれて気温が上がり、熱中症が心配になる。
前坂より樹林帯に入るが、これまた厳しい急坂。
急坂を終えて、平坦な道に出て、沢出合いで、沢に飛び込む。
冷たい水で生き返った感じがした。
長い長い登山が終わった。とにかく無事に下りてこれた。
百名山も終わった。達成感よりも、安堵感が大きい。
百名山を目指してから10年。
ようやく終わることができた。
これまで一緒に登ってくれた皆さんに感謝です。
次は百名山でない山にゆっくりと登りましょう。
最後に、下りでご一緒した福島のタカハシさん。ありがとうございました。
お陰様で、頑張れました。一人だと厳しかったですが、楽しかったです。
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