木曽駒ヶ岳
- GPS
- 05:26
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 501m
- 下り
- 507m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 6:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
バスでしらび平まで ロープウェイで千畳敷駅まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね良好です。 中岳のまき道はなかなか際どい岩場が続きます。 |
その他周辺情報 | 菅の台バスセンター近くの「こまくさの湯」利用。 |
写真
感想
去年姪と蓼科山に行ったきりなかなか次の予定を立てられないまま一年が過ぎてしまいました。
またどこかで行きたいね、なんて話が出たので、じゃあ取り敢えず日程だけは決めよう、ということで7/6に山に行くことになりました。
一緒に話していた私の妹(つまり姪の母)も「できたら一緒に!」となりました。もともと、山やってたわけでもないので、入門編の良い山はないかなぁ、と思いついたのが木曽駒ヶ岳でした。
乗越浄土まで上がったら、2人をその場で休ませて、1人宝剣岳を往復しようと計画をしていました。
一週間くらい前から天気を気にしていましたが、7/6だけ雨になりそうな気配。雨予報と晴れ予報を交互に繰り返していて気を揉みましたが、最終的に前日降って明け方に止む、と判断し決行することに。
当日は4:00の出発時からしばらくはフロントに雨粒を感じていましたが、甲府盆地に入った辺りから晴れ間が見え、諏訪湖の辺りでは上空は完全に晴れ。
ただし周辺の山にはまだ雲が掛かっていて少しだけ心配でした。
菅の台バスセンターに到着したのは6:30くらい。ハイシーズンと比べればおそらく全然多くないのだろうと思いますが、それでも始発のバスにこんなには乗れないだろうなぁ、と言うくらいの人がいました。
チケット購入列とバス乗車列の二手に分かれて並びバスを待ちました。始発のバスが到着しましたが、案の定一台目のバスでは乗り切れず自分達の前後にはまだ2-3台分くらいの人が並んでいました。
すると10分もしないうちに臨時バスが到着し、始発2台目に乗ることができました。
バスに揺られること30分ほどでしらび平ロープウェイ駅に到着。その間雲のかかった山から徐々に日が差してきました。
ロープウェイ駅でも8:00の始発には乗れなかったものの、臨時便が8:09に出るとのこと。待っている間に後続のバスも到着し、とにかく菅の台バスセンターに来た人を千畳敷カールまで上げよう!という姿勢がありがたいなぁと思いました。
ロープウェイでは下向きの方に乗っていたので、上がるにつれて雲海の向こうに南アルプスの山並み、そしてさらにその向こうに富士山が顔を出した時にテンションが上がりました。
隣にいた妹と姪に「富士山見えてきたよ」と小さく声を掛けたら、周りがザワザワ「え、どこ?」となり少しおかしかったな。
がメインはここから。ロープウェイ千畳敷駅に到着し、駅舎を出た途端に目の前にカールが広がり、雲ひとつない真っ青な青空を見た瞬間、思わず泣きそうになるくらい感動しました。
一緒の2人も「すごーい!」と声をあげ、実際この後カールを回って八丁坂に向かうまで「すごーい」を連発していました。笑
何日も前から天気を心配していただけに、この快晴は本当に出来過ぎでとてもありがたかったですね。
さてさて千畳敷カールを回ろうと歩き始めましたが、おそらくまだ高山植物のピークではないのであろうものの、それなりに花がたくさん咲いていて私たちの目を楽しませてくれました。が、花の名前がわからないのでスマホで撮影しては検索し、を繰り返しながらのんびりのんびりとカールを堪能しました。もちろん「すごーい」の連発です笑
まあしかしあまりのんびりもしていられないので、剣ケ池からは少し道草の数を減らしながら八丁坂に向かいました。
八丁坂は途中谷間が狭くなっている所から風が激しく、ともすると煽られそうな勢いでした。
みんな今日1番の急登を頑張り乗越浄土に到着!
宝剣岳には2人とも「行きたい!」とのことだったので、まだ人も少ないので中腹の岩陰にザックを下ろして、最低限の装備でアタックすることに。無理せず、ダメそうなら途中で引き返そうと話し、3点支持の説明や、実際にやって見せながら少しずつ進んでみましたが、2人とも実に要領良く岩場をこなしていきます。ドラバース箇所でも自分が先頭でルートを示しながら進むとその後を確実にトレースしてくるので、とても頼もしく思いました。
そうこうするうちにあっという間に宝剣岳を登頂。
頂上から千畳敷カールを見下ろし、最高の気分😆
ひとしきり記念撮影をしてから「トロルの舌」まで降りてみました。
上に乗ってみようとした途端、下から突風が吹き上げてきて思わず断念しました。
ここから先が更に険しい岩場になっていて、おそらく宝剣岳の核心部なのだろうと思いましたが、今回はここで引き返しました。
宝剣岳を堪能した後は中岳を越え、直接木曽駒ヶ岳には向かわず、一旦巻き道を馬の背まで行ってから折り返して頂上を目指しました。
今日の最高峰、木曽駒ヶ岳山頂はそれなりの人数で賑わっていましたが、特に混んでいるわけでもなく、やはりハイシーズンを前に早めに来て良かったな、と感じることができました。
山頂からの眺望も抜群360度の大パノラマ。最高のロケーション!だったのですが、事前に宝剣岳を楽しんだ一行には少し物足りなかったようです笑
おまけにお腹も空いていて、「山頂はもうわかったから、早く降りよう!」的な空気感で早々に降りることにしました。
姪から事前に「山の上でカップラーメンが食べたい!!」と熱烈リクエストをもらっていたので、駒ヶ岳頂上小屋のテン場をお借りしてお湯を沸かして昼食にしました。
実はこれこそが今日のメインイベントだったかも笑笑
みんなで食べたカップラーメンとオニギリはとても美味しかったです。
ひとしきり休んだ後は下山です。
中岳を登り返すのもなんだからと、西側の巻道を選びましたが、事前の勉強不足でした。
よくよく地図を見ると「難路」の文字がしっかりと書いてありました。
最初こそ切り立った斜面のトラバースでしたが、最後は岩をよじ登るルートでした。
同行の2人も「宝剣岳よりも鎖とかない分怖かった」と言っていました。
とは言え、何事もなく乗越浄土まで出て、八丁坂を下り、ロープウェイ駅まで順調に戻ってきました。
めでたしめでたし。
と言いたいところですが、駅まで来て、トイレに入っている間にロープウェイが出て行ってしまい、次の便まで30分待つことになったのはトホホでしたね笑
30分後のロープウェイに乗ってしらび平まで降り、すぐに来た臨時のバスに乗って菅の台バスセンターに到着。
徒歩5分にある「こまくさの湯」で入浴、食事をしてから帰路に着き、自宅着は21:30過ぎ。
1日良く遊びました。
楽しい1日、妹と姪に感謝です!
p.s.
駒ヶ岳頂上小屋のテン場で昼食をとっている時に、すぐ近くでテントの設営をしていた女性。
突風に煽られてテントが宙に舞ったので、「これはヤバい!」と咄嗟に立ち上がり一緒にテントを追ったのですが、風に煽られたテントはあれよあれよという間に尾根の向こうに飛ばされていってしまいまし。
結局その女性は小屋に泊まれることにはなったようですが、痛い教訓だったろうと思います。
テント設営の際にはまずペグで固定、これを改めて肝に銘じた出来事でした。
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