妙高山〜火打山 テント泊
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- GPS
- 17:20
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,949m
- 下り
- 1,952m
コースタイム
笹ヶ峰登山口7:00→黒沢橋8:05→富士見平9:35→10:30高谷池ヒュッテ(テント設営)11:00→茶臼山11:20→11:45黒沢地ヒュッテ12:00→大倉乗越12:20→13:50妙高山頂14:15→大倉乗越15:25→黒沢地ヒュッテ16:00→16:45高谷池ヒュッテ(テント泊)
2日目(7時間35分)
高谷池ヒュッテ4:00→天狗の庭4:30→雷鳥平5:05→5:40火打山頂7:00→雷鳥平7:30→天狗の庭8:00→8:35高谷池ヒュッテ9:05→富士見平9:45→黒沢橋11:00→笹ヶ峰登山口11:35
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場は十分な余裕がありトイレ完備。登山口にポストありました。 全体的に登山道の木道がかなり整備されており歩きやすかったです。 今回はテント泊でしたが、黒沢地ヒュッテより高谷池ヒュッテのテン場がお勧めです。黒沢地は雨の時など悲惨な状況になりそうです。 高谷池には水場ありですが、沸かさないで飲むのはちょっと厳しそうです。こちらで泊まれば火打山頂でのご来光は楽にできると思います。 大倉乗越から妙高山頂までは結構な急登でなかなか大変でした。 火打山は逆に歩きやすい登山道途中からの展望も良かったです。 帰りは「苗名の湯」にて汗を流し、お隣の食堂「そばの花」にて十割そば(1,000円)を頂きました。ざるそば大盛り(900円)で良かったかな。旨かったです。 |
写真
感想
金曜仕事帰りから急いで最終準備を行いようやく出発できたのが夜11時。笹ヶ峰登山口までは300キロ弱。さすがに遠かったですが3時過ぎに到着。雨降る中翌日の天気が好転することを祈り車中で仮眠。ネットで高谷池ヒュッテが満員なのを知りテント泊での山行です。
●1日目お尻のような妙高山
あまりに眠たいため予定より1時間遅れて朝起きると雨はほとんど止んでいた。雲の流れも速くこれから天候が好転しそうな気配十分の中、そそくさと朝食を食べ出発。登山口から黒沢橋までは整備された木道を歩くため非常にペースを守りやすい。ブナの樹林帯と紅葉した木々、そして落ち葉の彩が素晴らしい。
黒沢橋を渡り急登へ。1500m以上になると紅葉した木々が多くなってくるが、暫くすると針葉樹が多くなり濃緑に囲まれたため、所々にある広葉樹が一層鮮やかに見える。富士見平に到着すると視界が開け黒沢岳を望みながらの登り。標高2000m付近は残念ながら葉が落ちてしまっていたが、葉が落ちているからこそ奥のほうに高谷池ヒュッテが見えてきた。平坦な道のりながら見えてからが長い。
ヒュッテのスタッフに聞くと今年は例年に比べ2週間位早かったそうだ。紅葉は年によって異なることを改めて痛感。高谷池の湿原は草紅葉で金色に輝いている。湿原のそばのテン場に急ぎテントを設営し、急ぎ妙高山へ向かった。
茶臼山を越えたところで黒沢地方面が見えてきたが、ガスがかかっていて暫くはうっすら・・・そのうちガスが取れてきた。外輪山の奥に妙高の頭が見えたり隠れたり、ヒュッテ近辺は黄色い紅葉が見え隠れ、湿原は幻想的。
大倉乗越に到着するとようやく妙高の全貌が見えた、んっなんだか奇妙な形・・・そうだお尻に似ている。紅葉は終わり坊主でしたが、下のほうは残っていて日に照らされ金色に輝く。
ここからの登りはかなりの急登、手を使いながらゆっくりと登る。乗越から1時間30分ようやく山頂につくと立派な道標と三角点、巨石と大パノラマに出会える。妙高大神の祠まで行って手を合わせ25分ほど頂上を堪能して下山。黒沢地ヒュッテに到着した時、テラスは結構な賑わいを見せていたが、時間を考えて早々に出発し無事5時前にテン場に到着。ここの水は沸かさないと飲めない以外は本当に良い場所だ。
●2日目天狗の庭の2つの火打山
山ではやはりゆっくりと寝付けない。今回も2時に目が覚めテントを出てみると天井には満月が登り、そのためか星の輝きは鈍い。辺りは露が氷結する位寒く紅葉が終わってしまったのも納得できる。とりあえず1時間半シュラフに包まりプレーヤーの音楽に身を委ねた。
3時半に準備を開始し朝食は山頂で取ることにきめ4時出発、月明かりで随分と明るく、ヘッドライトがなくてもうっすらと景色が見えるくらいである。
木道は凍結しておりやけに滑るが慎重に歩を進めれば問題もない。寒さは強烈だが歩いているとそれほど気にならない。
時間的に日の出までの余裕がなくなりつつあるが、頂上はまだ遠く見えるので焦った。
5時半、歩を早めるがなかなか頂上にたどり着かないが、稜線の明るさが膨らんでくる。頂上は一番乗りで早速三脚をセット、どうやら日の出には間に合った。稜線の一点の明るさが膨張し一筋の光の後に太陽が姿を現す。北アルプスや近辺の山々は光を浴びて輝きだし、反対方向には影富士ならぬ三角形の影火打が浮かび上がる。日の出は何度見ても心を満たしてくれる何かがある。寒風の強い頂上で食べる温かい食料がありがたいことか。1時間20分景色を満喫して下山を開始する。
天狗の庭の景色は早朝とは一変し金色に輝く湿原となり、池溏にはまるで鏡面のように火打山が映し出されている素晴らしい景色だった。人間の庭ではなく伝説上の生物の庭になる訳だと半ば納得する。人間には勿体無いのではなかろうか。
高谷池ヒュッテでテントを撤収し下山を開始。日曜なのに登ってくる人が多かった印象だが、高齢な方が多く皆さん悠々自適なのでしょうか、羨ましい・・・。テント泊の魅力にまた触れた山行となった。
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