丹沢山 塩水橋〜塩水林道〜天王寺尾根 周回コース

2023年07月13日(木) [日帰り]

• GPS: 08:36
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,513m
• 下り: 1,512m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:21
• 休憩: 1:13
• 合計: 8:34

7:10 塩水橋
8:03 8:20 ワサビ沢出合
8:57 8:57 雨量計
10:27 10:34 天王寺尾根分岐
10:44 10:51 大崩ノタツマ
11:29 11:29 みやま山荘
11:32 11:35 丹沢山
11:36 11:55 みやま山荘
12:06 12:07 丹沢山
12:39 12:40 大崩ノタツマ
12:48 12:48 天王寺尾根分岐
13:07 13:07 檜ノタツマ
13:53 13:53 モチゴヤノ頭
14:36 14:43 天王寺峠
14:57 15:08 天王寺橋
15:41 15:41 塩水橋
15:44 ゴール地点

天候

曇時々雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

危険箇所はほぼ無し。道はよく整備され、日中は道迷いの可能性は低い。RF能力もほぼ必要なし。ただし全体的には初心者にはやや厳しいルートであり、登山経験がある人向けのルート。

唯一の懸念はヒル。1匹やられました。ヒル対策必須。
ヒル避け「昼下がりのジョニー」
https://amzn.to/44pS8wD

塩水川林道が長い（5.2km）あるが、一方でじわじわ高度を上げることができるので、登りで塩水川林道を使うほうが楽。

山と高原地図 丹沢 2023
https://amzn.to/3XOQZME

新版 東丹沢登山詳細図 全130コース
https://amzn.to/3JWLYw0

■塩水橋〜塩水川林道終点（雨量計）
舗装路歩き、危険箇所なし。
じわじわと標高890mまで高度を上げるため体力消耗を押さえられる。お勧め。

■塩水川林道終点（雨量計）〜天王寺尾根分岐
序盤の堂平エリアは傾斜がゆるいエリア。沢（本谷）を渡ると天王寺尾根分岐への登りが始まる。本コース内でも傾斜が大きいエリア。よく整備されており、とくに危険箇所はなし。

■天王寺尾根分岐〜丹沢山
分岐〜大崩ノタツマまでは傾斜のゆるい稜線歩き。大崩ノタツマから傾斜が厳しくなり、本コース内で最もきつい登り。ごく短い区間だが鎖場、ハシゴもあり。蛭ヶ岳西陵に似た雰囲気。
鎖場以降も思いの外距離があり、丹沢階段で高度を上げる。ここは蛭ヶ岳北陵によく似ている。整備はされているので危険箇所はなし。

■天王寺尾根分岐〜天王寺峠
淡々と高度を下げる尾根歩き。ずっと同じなので飽きやすい。気を抜くと尾根を逸れる可能性があるので、標識やピンクテープに注視。ただし明瞭な支尾根が出るわけでもないので、日中に迷う可能性は低い。

■天王寺峠〜天王寺橋（林道）
沢沿いルート。渡渉もあり。雨が降ったら水が出る可能性は高い。一部崩落箇所（危険箇所）もあるが、ロープがあるなど、整備されている。気を抜かなければ問題なし。

■天王寺橋〜塩水橋
舗装路歩き、危険箇所なし。

写真

7/13 7:08

ゲート前よりスタート！ゲートの中に入っていきます。

7/13 7:11

舗装された林道歩き。

7/13 7:13

上りは塩水林道を使って高度を稼ぎたいので、瀬戸橋を渡って右へ。

7/13 7:14

古い瀬戸橋。通行止めで渡れません。

7/13 7:19

引き続き舗装された林道歩きです。

7/13 7:21

ヤマユリ（山百合）。林道脇に多く見られました。

7/13 7:34

沢沿いに高度を上げていきます。

7/13 7:47

引き続き舗装路。高度があがると渓谷のような雰囲気。このあたりからつづら折れが多くなります。

7/13 8:27

ワサビサワ出合いを過ぎると傾斜が大きくなってきます。

7/13 8:32

初めて視界が開けました〜！正面はなんとスカイツリー。

7/13 8:50

滝がありました(^o^)

7/13 8:51

標高800mを超えてだいぶ雰囲気が変わってきます。ここは少し開けたセクション。

7/13 8:56

雨量計小屋が見えてきました。ここが登山口。

7/13 8:57

林道はもう少し続きますが、すぐ終点らしいです。ここから尾根へ。

7/13 8:57

丹沢山1時間20分は早すぎる気がしたのですが、やっぱり無理でしたw（実際は2時間20分くらい）

7/13 8:59

このあたりは堂平と言う場所らしいです。傾斜がゆるく、植生もちょっと違う不思議な場所でした。

7/13 9:08

丹沢山へ2.7km地点。堂平付近は山道ではありますが傾斜もゆるく、歩きやすいです。

7/13 9:14

鹿柵出現。まだ傾斜はゆるいです。

7/13 9:28

このあたりで堂平から離れはじめ、傾斜がきつくなってきます。標高1,050m付近。

7/13 9:30

ここで休憩しました。

7/13 9:43

左手に枯れ沢（谷筋）を見ての砂礫地、ホタルブクロ（蛍袋）が出てきました。

7/13 9:44

左側が沢。斜面をトラバースするような道です。

7/13 9:45

ここで渡渉。堰堤の上を渡ります。

7/13 9:47

堰堤を渡ってここからは右岸へ。堰堤に乗っているものすごい岩！

7/13 9:51

カエル！

7/13 9:53

すぐに沢筋から離れ折返し。謎の構造物発見。謎ですw

7/13 9:58

反対側の尾根に取り付き。丹沢名物の階段が始まりました。

7/13 9:59

靴にヒルを発見！！！まだ小さいので吸われる前でした。

7/13 10:06

標高1,200m付近。

7/13 10:07

ハコネシロカネソウ（箱根白銀草）？。

7/13 10:17

このあたりが最も等高線が詰まっていて傾斜が急。階段もちらほら。よく整備されています。

7/13 10:21

尾根の直登から逸れ始めたらまもなく稜線。

7/13 10:25

ホタルブクロが増えてきました(^o^)

7/13 10:26

天王寺尾根分岐に到着！眺望は全くありません。ここで休憩。

7/13 10:33

傾斜はゆるくなって歩きやすいものの、木は生い茂っています。

7/13 10:38

大崩ノタツマまでは傾斜がゆるく平和なセクション。

7/13 10:44

この辺が大崩ノタツマというポイントのようですが、標識等は無し。ここから最後の登りです。

7/13 10:47

唯一の鎖場とはしご。このあたりからは蛭ヶ岳山頂直下と似たような雰囲気です。

7/13 10:48

シモツケ（下野）。

7/13 10:48

正面に大山、右には丹沢山から塔ノ岳の稜線ですが、ガッツリ雲が湧いてきました。

7/13 10:49

はしごの奥にハハコグサ（母子草）。はしごは最後が埋まっているので、途中で横に逸れると楽でした。

7/13 10:49

ハシゴ上の微妙に岩場セクション。今回のコース上で唯一手を使って登る場所です。蛭ヶ岳西陵のような感じ。

7/13 10:51

岩場の上が絶景ポイント！相模湾、大山、横浜、東京、スカイツリー、左手奥には筑波山まで。頂上より眺望は良いです。

7/13 10:52

標高高いと思いきや、まだ1,390m付近。まだ上があります。

7/13 10:53

筑波山！

7/13 11:06

階段エリア。蛭ヶ岳にそっくり。

7/13 11:14

ダイコンソウ（大根草）。唯一？の黄色い花。標高1,500m付近。

7/13 11:16

バイケイソウ天国！奥に最後の階段が見えます。

7/13 11:18

この階段を登ると丹沢三峰からの稜線に合流。最後の登り！

7/13 11:23

稜線に出ました！丹沢三峰ルート、ここから宮ヶ瀬まで10.8km(^o^;)

7/13 11:28

稜線に出た後は傾斜のゆるい稜線を少し歩くとすぐ山頂です。

7/13 11:29

みやま山荘。外のトイレは協力金100円必要です。

7/13 11:31

山頂！この向こうが富士山ですが、眺望はまったくありませんww

7/13 11:31

主脈上のピーク、棚沢ノ頭。

7/13 11:33

このときは雲が上がってきていて風が強かったです。

7/13 11:44

みやま山荘で買い物をしたので、中で休憩させていただけました。とてもきれいな山荘です(^o^)

7/13 12:06

頂上エリア全景。雲が通り過ぎたので下山。

7/13 12:13

下りは天王寺尾根を使うので、分岐で右へ。

7/13 12:26

シロジマエダシャク、ではないかと、、、種類多すぎて全然わかりませんw

7/13 12:33

景色も見納め。標高を下げたら雲から出たので天気が良くなりました。

7/13 12:47

帰りは天王寺尾根を使うのでここで直進。

7/13 12:50

じわじわと高度を下げる歩きやすい尾根です。

7/13 12:51

ギンリョウソウ！

7/13 12:53

この周辺だけで見ることができました。標高1,300m付近。

7/13 13:11

どんどん下ります。

7/13 13:17

寄りかかる木。笑

7/13 13:19

たまに小さな登り返し。

7/13 13:22

1,129mピーク。そこそこ下ったのにまだ1,129mあるのに驚きです笑。

7/13 13:23

セミの穴。とにかくセミがたくさんいます。

7/13 13:23

バリエーションルートのような雰囲気ですが、これが通常ルート。

7/13 13:24

何やら登山道脇に楽しそうな乗り物が、、、！

7/13 13:25

さすがに乗って帰れませんが苦笑、観察。

7/13 13:56

モグラ塚。土がなんとなくモグラの手の形になっているような！？

7/13 13:57

やっと1,000mを割り込み962mピークへ。とにかく同じような下りがずっと続きます。

7/13 14:01

鹿柵沿い、と思ったら登山道はもっと左にありました。柵沿いはややあるきにくいです。

7/13 14:08

向かい側は、登りで通った塩水川を挟んで東峰。

7/13 14:09

尾根の反対側には三峰山。

7/13 14:13

尾根から逸れて鹿柵ゲートをくぐります。

7/13 14:31

セミの抜け殻！このあたりはうるさいくらいセミがいました。

7/13 14:36

この辺で曲がるんだけどな〜と思ったら、この先が分岐でした。

7/13 14:37

ここが天王寺峠。ここから右に折れて、沢を降りていきます。

7/13 14:39

尾根を外れるので傾斜が急になります。ジグザグに斜面を切って下がっていきます。

7/13 14:42

沢の源流右岸に沿って降ります。

7/13 14:43

枯れ沢を渡って左岸へ。

7/13 14:48

また右岸へ。ここはロープがかかっていました。

7/13 14:49

ロープの付け根、右岸側がやや危険。

7/13 14:52

ちょっと揺れる橋。

7/13 14:53

再び沢に突き当たるとまもなく林道。

7/13 14:55

堰堤の向こうに林道です。わかりにくいですが、左岸にトラバース道があります。

7/13 14:56

ここでまさかの登り！堰堤を越えるために高巻きするようです。すぐ下ります。

7/13 14:59

堰堤左岸を越えると林道がヽ(｀▽´)/

7/13 15:00

（ほぼ）ゴール！良さそうな吊り橋があります。

7/13 15:07

橋だけ渡ってみました。このコースは崩落により現在通行止めだそうです。しっかりしているように見えますが、結構揺れました。

7/13 15:11

本谷ルート通行止め情報。

7/13 15:18

帰りの林道で沢に下りられる場所があったので下りてみました。

7/13 15:29

こちらの林道もきれいに舗装された林道です。

7/13 15:30

橋の下は見事な渓谷。

7/13 15:35

これで1周！と思ったらこれは古い瀬戸橋。

7/13 15:35

美しい橋ですね。

7/13 15:42

無事にゴール！

撮影機器：

iPhone 12 mini 128GB au Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 カメラ ゲイター 予備靴ひも

感想

koitan

元々は早戸川林道から早戸大滝を見に行く予定だったものの、松茸山自然公園についたらそこそこ雨。早戸川林道〜早戸大滝はバリエーションルート、渡渉も多いため雨量が増えると危ないかなと断念。

近場で登れるところを考えてヤビツ峠からの塔ノ岳を目指しましたが、裏ヤビツ林道を走っているうちに塩水橋〜丹沢山が未踏であることを思い出し、登ってみました。

前半の多くを林道で稼げるためあまりきつい感じもせずに標高差約1,200mを上がることででき、とても登りやすいルートでした。

また、丹沢山単体で登ったのは実はこれが初めて。いつも縦走の通過点という感じでしたが、単独峰として登ってみるととても良い山でした。また、蛭ヶ岳ととてもよく似た雰囲気を感じることができ、やはり丹沢だなと思いました。

最後に、ヒルは、右足首を吸っていったようです。苦笑