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Yamareco

記録ID: 571789
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

[過去レコ] 初秋の火打山と妙高山

2006年09月23日(土) ~ 2006年09月24日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
22.6km
登り
1,993m
下り
1,981m

コースタイム

1日目
山行
4:40
休憩
1:50
合計
6:30
7:50
40
8:30
70
9:40
50
10:30
11:50
60
12:50
13:20
60
14:20
高谷池ヒュッテ
2日目
山行
5:00
休憩
1:50
合計
6:50
6:30
50
高谷池ヒュッテ
7:20
7:30
70
黒沢池ヒュッテ
8:40
9:20
70
10:30
11:30
110
◎1日目 (9月23日)
☆笹ヶ峰
登山者多数。長袖シャツ、ウィンドブレーカーを着用して出発。
しばらく歩くと暑くなり、半袖Tシャツ一枚になる。
傾斜の緩やかな木道を快調に進む。
☆黒沢
小休止。糸魚川から来たというご夫婦と言葉を交わす。あめを頂く。
☆富士見平
十二曲りの傾斜キツく、大汗をかくが、ペースは変わらず。
富士見平からの展望は下界の方向にガスが掛かりあまり得られず、テン場確保のために先を急ぐ。
しばらく行くと、火打・焼山の好展望地があり、一服。数人の登山者と言葉を交わす。この先に熊の糞があった。
☆高谷池ヒュッテ
受付をしてテント設営。すでに5〜6パーティが設営済みだった。
休憩、軽く食事を摂る。火打山方向、ガスっている。
雨具と軽食と飲み物をザックに入れて出発。天狗の庭を通り、写真を撮りつつも山頂までほぼノンストップ。雷鳥平では雷鳥は見られなかった。
☆火打山頂
山頂はガスの上といった状態で北方向以外の展望は得られなかった。
かろうじて日本海の海岸線と鉾が岳は望むことが出来た。
軽くパンなどを食べ、少し休んでから高谷池に出発。快調に往路を戻るが途中でご婦人の団体に追いつく。先に行かせてもらうのに苦労した。
☆高谷池テン場
1日目の行程は終了。隣のテントの男性とビールで乾杯。山談義に花が咲いた。また、いろいろ情報交換させてもらった。
高谷池の水は要煮沸なので、翌日の行動中の飲み物(紅茶)を作っておく。

◎二日目 (9月24日)
☆高谷池テン場
明け方はかなり冷え込み、フライシートが白くなっていた。
朝食を食べ、テントを撤収。黒沢池に向けて出発。
天気は快晴。少し歩いて高度が上がると北アルプスの展望が良く、写真を撮る。
道は緩やかで気持ちが良い。紅葉はまだ盛りではないが、緑が残る中、紅と黄のコントラストが美しい。
☆黒沢池ヒュッテ
黒沢池ヒュッテにザックをデポする。雨具と軽食と飲み物をウエストポーチに括り付け、大倉乗越に向けて出発。
☆大倉乗越
大倉乗越までの登りは多少急ではあるが問題ない。乗越を過ぎ、外輪山の中への下りは出だしから急下降で、その後はひたすらトラバースが続く。燕温泉からの道と合流すると妙高山頂への急登が始まる。
多少つらいが休まずに行くと、途中で数パーティを追い越す。山頂から下ってきた人が、今日の展望は最高だと教えてくれた。期待が膨らみ、先を急ぐ。
☆妙高山頂
雲ひとつなく澄んだ空気の向こうに360度のパノラマが展開していた。隣の火打・焼山から北アルプス、北信の山々、遥か遠くに八ヶ岳、南アルプス、富士山が見え、北東方向には上信越の山並みが分厚く重なって見えている。
もちろんいつも見慣れている苗場山や鳥甲山もその特徴的な姿を同定できた。
山頂に突き出た岩によじ登り、写真を撮りまくる。軽食を食べながら眺望を楽しみ、名残惜しいが山頂をあとにする。
☆山頂〜黒沢池
苦しかった急登も下りは速い速い。今日の朝から追い越してきた方々が登ってくる。
すれ違う登山者のほとんどが昨日の笹ヶ峰からの道中で見かけた顔ぶれだ。
昨夜の隣のテントの男性が、黒沢池から妙高山まで速い人なら3時間で往復できると言っていたが、本当だった。きっちり3時間で黒沢池に戻って来れた。
☆黒沢池ヒュッテ
ヒュッテに預けたザックを受け取り、ビールを買う(そういう約束だったので)。
あとは笹ヶ峰に下るだけなのでゆっくりラーメンを作って昼食。ビールがうまい!
ヒュッテの人がこの3日間毎日、熊の目撃情報があると言い、十二曲り〜黒沢あたりが危ないと教えてくれた。
出発後、ベアベルが良く鳴るように腰ベルトに着け、笹ヶ峰までノンストップで下った。
ゴールの少し手前で大きなザックを背負った若い女性登山者3人組を追い越した。この3人、少し印象に残っていたのだが・・・。
☆笹ヶ峰
無事に下山。車のところで帰り仕度をしていると、あの3人が車道を歩いていくのが見えた。駐車場を出て走り始めてから幾つ目かのブラインドコーナーを曲がったところで彼女たちがヒッチハイクしていた。私の車がワンボックス車だったこともあり、喜んで(?)彼女たちの入山口だという燕温泉までお送りしてさしあげた。はっきりいって、すごく楽しかった (´∀`)。
最後のおまけ付きで、得したような気分の山旅の締めくくりだった。
天候 晴れ」
過去天気図(気象庁) 2006年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
火打山の登山口として、また観光地として今更言うまでも無くよく整備されている笹ヶ峰。駐車場も広い。
コース状況/
危険箇所等
登山口にポストあり。危険箇所はとくになし。
笹ヶ峰をスタートしてブナ林の中の木道を行く。
黒沢に掛かる橋を渡っていよいよ十二曲がりの登りへ。
2006年09月23日 08:40撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 8:40
笹ヶ峰をスタートしてブナ林の中の木道を行く。
黒沢に掛かる橋を渡っていよいよ十二曲がりの登りへ。
長い登りを終え、黒沢岳の西側の山腹を巻く道に。
ここで初めて火打と焼山が見えるようになった。
2006年09月23日 09:59撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/23 9:59
長い登りを終え、黒沢岳の西側の山腹を巻く道に。
ここで初めて火打と焼山が見えるようになった。
火打山
2006年09月23日 10:00撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 10:00
火打山
焼山
2006年09月23日 10:02撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 10:02
焼山
高谷池でテントを設営し、休憩の後、火打山に向かう。
天狗の庭付近の木道から振り返った、妙高山。
2006年09月23日 11:53撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 11:53
高谷池でテントを設営し、休憩の後、火打山に向かう。
天狗の庭付近の木道から振り返った、妙高山。
雷鳥平への登りと雷菱の断崖。
2006年09月23日 11:57撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 11:57
雷鳥平への登りと雷菱の断崖。
天狗の庭。バックの火打が隠れているのが残念。
2006年09月23日 12:00撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 12:00
天狗の庭。バックの火打が隠れているのが残念。
登りにかかったところ階段が整備されている。
北方向は雲海になっていて、日本海は見えなかった。
2006年09月23日 12:09撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 12:09
登りにかかったところ階段が整備されている。
北方向は雲海になっていて、日本海は見えなかった。
雷菱が近くに見えてきた。右側に転落注意。
2006年09月23日 12:09撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 12:09
雷菱が近くに見えてきた。右側に転落注意。
振り返る。天狗の庭と妙高山。
2006年09月23日 12:19撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 12:19
振り返る。天狗の庭と妙高山。
山頂までもう一登り。標柱が見えている。
2006年09月23日 12:30撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 12:30
山頂までもう一登り。標柱が見えている。
火打山頂。
2006年09月23日 12:52撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/23 12:52
火打山頂。
なんとか日本海と能生から糸魚川にかけての景色が見えた。
右に見える山は鉾ヶ岳。
2006年09月23日 12:55撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 12:55
なんとか日本海と能生から糸魚川にかけての景色が見えた。
右に見える山は鉾ヶ岳。
戻ります。
2006年09月23日 14:03撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 14:03
戻ります。
天狗の庭。
2006年09月23日 14:08撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 14:08
天狗の庭。
高谷池ヒュッテとテン場が見えてきた。
2006年09月23日 14:19撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 14:19
高谷池ヒュッテとテン場が見えてきた。
翌朝。冷え込みました。フライがバリバリです。
2006年09月24日 05:35撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 5:35
翌朝。冷え込みました。フライがバリバリです。
最初に朝日を浴びる火打と焼。
2006年09月24日 05:36撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 5:36
最初に朝日を浴びる火打と焼。
美しい。
2006年09月24日 05:38撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 5:38
美しい。
黒沢池ヒュッテに向け黒沢岳の北側の縦走路を行く。
少し高度を上げたところで振り返ると、木々の間から、槍!
2006年09月24日 06:37撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 6:37
黒沢池ヒュッテに向け黒沢岳の北側の縦走路を行く。
少し高度を上げたところで振り返ると、木々の間から、槍!
白馬は近くに見える。
2006年09月24日 06:38撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 6:38
白馬は近くに見える。
寒いわけです。
2006年09月24日 06:44撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 6:44
寒いわけです。
これぞ連峰という眺め。
2006年09月24日 06:45撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 6:45
これぞ連峰という眺め。
小蓮華、白馬三山、天狗の頭。
2006年09月24日 06:45撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/24 6:45
小蓮華、白馬三山、天狗の頭。
唐松、五竜、鹿島槍。
2006年09月24日 06:46撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 6:46
唐松、五竜、鹿島槍。
鹿島槍から槍まで。
2006年09月24日 06:50撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 6:50
鹿島槍から槍まで。
黒沢池とヒュッテ(左端)、大倉乗越と妙高山頂。
2006年09月24日 07:02撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 7:02
黒沢池とヒュッテ(左端)、大倉乗越と妙高山頂。
高妻・乙妻。
2006年09月24日 07:03撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 7:03
高妻・乙妻。
黒沢池ヒュッテにザックをデポして妙高山頂を目指す。まずは外輪山を越えなくては!
2006年09月24日 07:47撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 7:47
黒沢池ヒュッテにザックをデポして妙高山頂を目指す。まずは外輪山を越えなくては!
大倉乗越から山頂をロックオン!
2006年09月24日 07:47撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/24 7:47
大倉乗越から山頂をロックオン!
大きな石が露出した急登。手も使って登っていく。
やがて山頂が・・・。
2006年09月24日 08:34撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:34
大きな石が露出した急登。手も使って登っていく。
やがて山頂が・・・。
天候に恵まれ、360度の大展望。
火打、焼。
2006年09月24日 08:48撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:48
天候に恵まれ、360度の大展望。
火打、焼。
朝日岳から後立山連峰。
2006年09月24日 08:48撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:48
朝日岳から後立山連峰。
手前に戸隠、高妻・乙妻。後ろに後立山、槍穂、うっすらと乗鞍、御嶽。
2006年09月24日 08:49撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/24 8:49
手前に戸隠、高妻・乙妻。後ろに後立山、槍穂、うっすらと乗鞍、御嶽。
手前から黒姫、飯綱、美ヶ原、八ヶ岳、南ア。
2006年09月24日 08:49撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:49
手前から黒姫、飯綱、美ヶ原、八ヶ岳、南ア。
南峰。後方は四阿、志賀高原あたりか。
2006年09月24日 08:49撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:49
南峰。後方は四阿、志賀高原あたりか。
一番手前に斑尾山。バックに志賀高原、岩菅、仙ノ倉、鳥甲、苗場。奥にポツポツ見えるのは、たぶん巻機と中ノ岳かな?高さ的にそれしかない。
2006年09月24日 08:49撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:49
一番手前に斑尾山。バックに志賀高原、岩菅、仙ノ倉、鳥甲、苗場。奥にポツポツ見えるのは、たぶん巻機と中ノ岳かな?高さ的にそれしかない。
高田平野を挟んで米山。
2006年09月24日 08:49撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:49
高田平野を挟んで米山。
南峰から北峰を見る。
2006年09月24日 08:50撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:50
南峰から北峰を見る。
槍穂。手前は燕〜大天井かと。
2006年09月24日 08:52撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:52
槍穂。手前は燕〜大天井かと。
唐松、五竜、鹿島槍。後ろは釼・立山。
2006年09月24日 08:53撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:53
唐松、五竜、鹿島槍。後ろは釼・立山。
白馬三山、天狗の頭、釼。
2006年09月24日 08:53撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:53
白馬三山、天狗の頭、釼。
富士山!
2006年09月24日 08:54撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 8:54
富士山!
黒沢池に戻ってきました。紅葉はまだこれから。
でも緑の中に赤と黄色がポツポツと。これはこれで綺麗です。
2006年09月24日 11:29撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 11:29
黒沢池に戻ってきました。紅葉はまだこれから。
でも緑の中に赤と黄色がポツポツと。これはこれで綺麗です。
特徴ある形の黒沢池ヒュッテの前で昼食。
その後はノンストップで笹ヶ峰に下山しました。
2006年09月24日 11:29撮影 by  SP500UZ, OLYMPUS IMAGING CORP.
9/24 11:29
特徴ある形の黒沢池ヒュッテの前で昼食。
その後はノンストップで笹ヶ峰に下山しました。
撮影機器:

感想

過去の山行記録が出てきたので、保存も兼ねて公開させていただきました。
写真については、ヤマレコへの投稿を意識していないので、ルートの中で全く撮影をしていない場所が多いです。ご容赦下さい。
この山行は天候にも恵まれ、私の経験の中でも屈指の眺望を楽しむことが出来ました。紅葉がさらに進んだ時期にまた行きたいです。
ヒッチハイクされた3人の山ガールは皆さん独身だったと記憶していますが、今はたぶんご結婚されてお母さんになられているかもしれませんね(3人ともカワイかったですから...)。まだ山を続けているのだろうか、なんて考えながら懐かしい気分に浸っています。

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