西穂ー奥穂高岳
- GPS
- 20:52
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 3,045m
- 下り
- 2,598m
コースタイム
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 2:55
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 3:17
- 合計
- 10:28
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 2:52
- 合計
- 9:08
天候 | 曇/霧、霧/強風、快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
浮石多し、濡れているとかなり滑る |
その他周辺情報 | 竜島温泉 せせらぎの湯 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
行動食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
コッヘル
食器
ライター
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
ポール
テント
|
感想
連休付近で太平洋高気圧が強まって好天の気配がして、万全の体制で昨年より温めてきた西穂ー奥穂縦走に望む。土日で上高地から一気に西穂経由で奥穂まで行くつもりだったが、どうも太平洋高気圧の勢いが弱く、西風が強い予報。奥穂まで抜けれなかった場合のビバークは辛そう。西穂山荘でのテン泊なら風も多少は避けられるし、翌日の天気も良さそうだしということで、計画変更。
土曜日は8:30頃沢渡到着。パラパラ降っていた雨も上高地を出る時点でやんでいた。途中、宝水で4Lを汲んで、昼前に西穂山荘到着。手前のテン場は満員。奥のテン場に張る。テン場は稜線の東側で、風下にはなっているが、風は相当強い。ヘリテージの軽量テントhi-revoは軽い分少々不安。しっかり張り綱でテントを固定。北アにしては珍しく下地は平らな土でペグが良く刺さる。小屋で昼を食べつつ、早速ビールタイム。なんと生ビールもある。2本目に突入するも、まだ2時。。。天気も悪いしやることも無い。夕方テントに戻って夕食食べて、再びマッタリする。小屋主の方がテン場で明日の天気予報を知らせてくれた。気象予報士の方だそうで、凄い詳しい説明。太平洋高気圧の勢力が増してくるのが遅れていること、また天気の予想がかなりばらつく可能性が高いとのこと。現状では日曜日の午前は西風が強く、昼くらいから徐々に風が弱まり、天気も回復傾向になるとの予報。
翌日は3時前に起床、4:30出発。霧で見通しは悪く、風は強い。独標からはこれまでの平坦な道とうって変わって、岩場がたくさん出てくる。ピラミッドピークをはじめとした マイナーな ピークがたくさん出て来て、思った以上に西穂のピークは遠い。濡れた岩が思った以上に滑った。要所にはクサリはしっかりあるが、足も滑るしホールドもクサリも滑る。全部一度に滑ると、どこまで落ちるやらって感じ。また霧のせいでメガネがすぐに見えなくなる。大きなスタンスに足をのせたつもりが、キチンと乗っていなくて何度か滑った。西穂までに結構な数の撤退パーティとすれ違う。半分は戻ったのではないか。西穂山頂では3−4パーティが休憩していた。皆奥穂に向かうっぽい。
山頂から急な岩稜を下る。しばらくは稜線の東側を通るので、風は穏やか。
ただルートは屈曲していて結構複雑。
急なルンゼを下る所でロープでビレイしているパーティを待つこと10分。あっという間に行列。自分で下りて分かったが、クサリはあるものの足が相当滑る。
間ノ岳までは結構長かった。どこが頂上だったか気が付かなかった。天狗に登るスラブでまた渋滞。天狗では休憩少な目で出発。天狗のコルまでの下りは結構な垂壁だと思っていたが、スタンスも結構あり、そんなに悪くはなかった。この頃には霧は薄くなって、岩も乾きだす。メガネにつくつゆも大分減ってきて、状況は良くなってきているが見通しはたいして良くはなっていない。ジャンダルム手前で少し迷う。このあたりもルートが屈曲していて、ルートを外しやすい。どこでも行けそうなのだが、あきらかに悪いと感じたら、だいたいルートを外れていた。
ジャンダルム手前のコルに荷物をおいてジャンダルムを目指す。山頂までの岩場はこれまのでものに比べると簡単。
ロバの耳からの下りは結構悪い。ガバではあるが、傾斜が結構あって、ホールドがとれたら終わりだと思うと結構緊張した。
これが終わるとウマノセ。岩も乾いて、時折見晴らしもよくなって、快適なクライミング。
奥穂山頂には結構な人。見晴らしがよくなるのを少し待ったが、テン場混雑が気になったので、さっさと下る。
穂高岳山荘のテン場は予想通りほぼ一杯。本当に隙間に張る感じ。。。
3日目は快晴。星空と日の出は素晴らしかった。
涸沢への下りは太陽のおかげで、めちゃ暑かった。
上高地では沢渡に行くバスが1000人ほど並んでおり、いつになったら乗れるのか絶望。。。。それでも1時間はかからずバスに乗れた。
このあとの高速渋滞もひどく、家に着いたのは10時過ぎ。
前半の天気はイマイチだったが、最終日の快晴ですべてが報われた。
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