花咲き誇る北岳〜間ノ岳 バテバテでも充実な縦走

2023年07月21日(金) ~ 2023年07月22日(土)

• GPS: 15:38
• 距離: 19.7km
• 登り: 2,483m
• 下り: 2,479m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:17
• 休憩: 1:21
• 合計: 6:38

距離 7.0km 登り 1,711m 下り 347m

6:35 広河原インフォメーションセンター
6:40 6:41 広河原山荘
6:59 7:04 白根御池分岐
7:27 7:32 第一ベンチ(1880ｍ)
7:51 7:56 第二ベンチ(2059ｍ)
8:33 8:56 白根御池小屋
10:01 10:20 草すべり分岐
10:26 10:33 小太郎尾根分岐
11:22 11:23 北岳肩ノ小屋
11:38 11:38 両俣分岐
12:02 12:16 北岳
12:32 12:33 吊尾根分岐
12:52 12:53 トラバースルート分岐
13:15 北岳山荘

2日目

• 山行: 7:26
• 休憩: 1:46
• 合計: 9:12

距離 12.7km 登り 772m 下り 2,155m

13:15 北岳山荘
5:34 5:35 中白根山
6:24 6:36 間ノ岳
7:21 7:21 中白根山
7:57 7:58 北岳山荘
8:19 8:20 トラバースルート分岐
8:39 8:43 吊尾根分岐
9:07 9:13 北岳
9:30 9:36 両俣分岐
9:46 9:55 北岳肩ノ小屋
10:15 10:19 小太郎尾根分岐
10:24 10:26 草すべり分岐
11:27 11:28 大樺沢二俣
11:52 12:29 白根御池小屋
13:03 13:10 第二ベンチ(2059ｍ)
13:24 13:29 第一ベンチ(1880ｍ)
13:51 14:00 白根御池分岐
14:13 14:14 広河原山荘
14:19 広河原インフォメーションセンター

天候

一日目　晴れのち曇り
二日目　晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

甲府前泊、始発バスで広河原。甲府からの乗車率は七割ほども、芦安駐車場から乗客が増えて2台体制に。
帰りの終バスも2台体制、全員着席。

コース状況／危険箇所等

中白根山から間ノ岳のルートが一部不明瞭。トラバースするところ、踏み跡があるため岩場へ上がってしまった登山者が二名いた。確認して進むこと。

その他周辺情報

御池小屋水場は通過者も無料。

広河原山荘　食堂と売店あり。利用していないが、シャワー10分800円。

写真

7/21 6:36

広河原バス停から出発。稜線がきれいに見えて嬉しい。

7/21 7:27

第一ベンチ。まだ緩やかな登り。

7/21 7:52

すごく良い天気！でもこの後。。。

7/21 8:23

ゴゼンタチバナ。

7/21 8:42

御池小屋到着。お洒落なメニューがあって、街中のカフェのよう。

7/21 8:57

草すべりコースの斜面を登っている登山者が見える。

7/21 9:04

草すべりは色々な花が咲き乱れていた。ミヤマキンポウゲ？

7/21 9:08

花に癒されて登る。シナノキンバイ。

7/21 9:09

ハクサンフウロ。

7/21 9:41

マルバダケブキ(調べた)。斜面に群生して目立っていた。ガスが上がってきて景色見えなくなってきたので、花の存在が有り難い。

7/21 9:58

御池からの一時間が急登で、頑張りどころ。

7/21 10:24

調べ切れず、わからない花。→ツマトリソウと教えて頂く。

7/21 10:37

登りが終わって稜線に出た！

7/21 10:43

歩いてきた稜線を振り返る。

7/21 10:55

写真だと小さくしか写らないけど、雷鳥発見。

7/21 11:01

肩の小屋に到着して昼休憩。風が冷たい。

7/21 11:39

頂上直下の登り。

7/21 11:55

ハクサンイチゲ。

7/21 12:02

登頂！曇りは予報通りなので想定内。少し待ってみたけど展望に変化はないので、小屋を目指す。

7/21 12:24

ミヤマオダマキ。

7/21 12:25

これを下るのかあー。。。

7/21 12:59

ようやく赤い屋根の小屋を視界にとらえる。

7/21 13:16

やっと小屋に着いた！

7/21 14:03

一部屋を7人で使う。全員ソロの女性で、お喋りに花が咲く。パーテーションで半個室間があって快適。

7/21 14:40

小屋の裏のベンチで、絶景のティータイムを楽しんでいるとビールを片手にぱらぱらと人が集まってきて、山談義に花が咲く。

7/21 17:05

夕食のホイル焼きが美味しかった。この日は海外からの団体も来ていて、混み合っていたよう。

7/21 18:15

夕食後、外へ出ると青空が広がっていた。ずっとガスだったので嬉しい。

7/21 18:50

日没前に再度出てみると、赤く染まって幻想的。奥に見えるのが北岳。午後8時消灯なので早々と就寝。

7/22 4:35

翌朝は良い天気で富士山のシルエットが。

7/22 5:04

ザックをデポして間ノ岳へ出発。一番奥に見えるのがたぶん中央アルプス。

7/22 5:09

間ノ岳方面がすっきりと晴れていて嬉しい！

7/22 5:12

太陽も雲から顔を出してきた。最高の稜線歩きだ。

7/22 5:37

中白根山に到着。ここから岩場が出てきて、少しルートが分かりづらいところがあった。この先で小屋で同室の方と会い、下山までご一緒することに。

7/22 6:24

間ノ岳登頂！偽ピークがいくつかあったので、ようやくといった感じ。

7/22 6:24

富士山！

7/22 6:35

農鳥岳方面。

7/22 6:35

美しすぎる山脈。ずっと見ていたいが、北岳に登り返さないといけないので、パンをさっと食べて小屋へ戻る。

7/22 8:02

北岳山荘で荷物をピックアップして北岳へ登り返す。まだ天気は大丈夫そう。

7/22 8:45

昨日、下りで歩きづらかったガレ場。ここが今日の頑張りどころと思い、滑らないように注意して登る。

7/22 8:45

昨日はガスでほぼ見えなかったので、素晴らしい景色を楽しむ。

7/22 9:07

二回目の北岳登頂！今日は景色が見られて感無量。

7/22 9:36

肩の小屋が眼下に。稜線が見えて良かった！しかし今日もすでにガスが上がってきている。

7/22 10:07

肩の小屋を後にして下る。この先の稜線歩きはとても楽しくてワクワクする。

7/22 10:37

草すべりでも群生していたマルバダケブキが、こちらも群生。

7/22 11:28

二俣に到着。下りはここまで。ここから御池小屋までは比較的なだらか。

7/22 12:07

御池小屋でようやく昼食。肩の小屋からは小休止で下ってきたのでぐったり。温めずに食べられるカレーに挑戦。ご飯が温かければ、十分美味しかった。

7/22 13:54

14時のバスは諦めたので余裕が生まれて、沢で休憩。冷たい水で手と顔を洗い、手拭いも濡らして汗を拭くと最高に気持ちが良かった！

7/22 14:18

広河原に戻ってきた！

7/22 14:59

広河原山荘の売店でジュースを買い、良い感じのテラスでまったりする。ラウンジには雑誌やソファもあるので、バス待ちがさほど苦ではなかったのがありがたい。

撮影機器：

iPhone 12 mini Apple

感想

yuko_maru

北ア縦走の予定だったが、天気予報が不安定だったため、晴れそうな北岳に急遽変更。

率直に言うと、疲労困憊な二日間だった。
草すべりの斜度は想定の範囲内も、標高三千メートル近くの登りともなると、やはり疲労感が違うと実感。思ったより早い時間にガスが上がってきてしまって残念だったが、色とりどりの花には癒されたし、草すべりを登り切ってからの稜線歩きは曇っていても爽快だった。

山頂から北岳山荘へは苦手なガレ場の下りで、とても長く感じた。小屋に着いたのは予定より早かったのに、ヘロヘロ状態。
北岳山荘では色々な方と交流ができて、消灯までとても楽しく過ごした。話した登山者のうち、広河原への下山と、白峰三山を縦走する割合は半々ぐらいだった。夕食後には晴れてきて山々がのぞめて、富士山は見えないものの良い気分で一日目を終える。

翌朝は予報通り良い天気で、間ノ岳への最高の稜線歩きを楽しむことができた。途中、小屋で同室の方と会い、下山まで同ルートだったので自然と一緒に歩くことに。この出会いが非常に有り難く、北岳へ登り返すのに励まし合えたことは力になった。又、昨日はガスガスだった頂上から景色が望めたのは嬉しく、登り返した甲斐があった。一日目ははピークを踏まず、八本歯のコルを経由しても良かったのかもしれない。

土曜なのですれ違い待ちが多いだろうし、下りが苦手なので草すべりを回避して、花畑コースへ。予想通り数組としかすれ違わず、歩き易かったので良い選択だった。午前の時点では14時のバスにギリギリ間に合うかと思っていたが、御池小屋以降でペースダウン。怪我をしたくないし、急がずに下山しようと途中で決める。連れの方とは山域の好みも似ていたので、話が合って下山まで楽しかった。良き出会いに感謝だ。

これまでの山行の中で最も疲れた。しかし達成感はその分とても大きくて、南アデビューを飾れたし充足感でいっぱいだ。稜線歩きと小屋からの景色は最高で、良き出会いも沢山あって思い出深い山行がまた一つ増えた。

コメント

wildyukky

北岳登山お疲れ様でした！
２日目は文句なしの快晴でしたね！
まさに日頃の行いでしょう。
北岳から間ノ岳の区間は確かにルーファイしずらいところがありますね(^^;)

yuko_maru

wildyukkyさん
コメントをありがとうございます！はい、二日目は天気が良くてよかったです!(^^)!
花の名前、助かります！さすがyukkyさん、よくご存じですね。
花をあれほど沢山見られるとは思っていなかったので、嬉しかったです。

wildyukky

追伸:１２枚目の白い花はツマトリソウです。

yamapapa784

yuko_maruさん
南アデビューだったのですね。おめでとうございます！
素晴らしい天気と景色。夕方も朝も夏山感を感じるレコ。北アから南アへ柔軟に変更したのが正解でしたね。お疲れさまでした！

yuko_maru

yamapapa784さん
コメントをありがとうございます！初の南アの印象は、「なんかすごく渋い」でした(^_^)
直前には北アの天気予報も良くなっていたようですが、決断て難しいですよね。梅雨の間はずいぶんと悩まされました。お互い、短い夏山を楽しみましょう！

しげと

登山お疲れ様でした！

すばらしい景色が見れたようで良かったですね〜！

自分は北岳へは30年くらい前に一度登りました。当時中学生で父親に連れられて行きましたが肩ノ小屋で高山病にかかってしまい辛すぎて山の記憶が残っておりません😅登頂はしたらしいですが…
なので北岳はこれまで無意識に避けていましたがレコを見て行ってみようかなという気持ちになりました。ありがとうございます😊

yuko_maru

しげとさん
コメントをありがとうございます。高山病はつらかったですね。。。
レコがお役に立てば嬉しいです！