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Yamareco

記録ID: 57597
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

北八ヶ岳 北横岳〜双子池〜天祥寺原〜蓼科山周遊

2010年02月20日(土) ~ 2010年02月21日(日)
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YAMA555 その他1人
GPS
42:25
距離
23.7km
登り
1,699m
下り
1,700m

コースタイム

1日目:約9時間
4:00自宅→7:15ピラタスロープウェイ駐車場7:45→9:05山麓駅9:25→10:20北横岳ヒュッテ10:20→10:40南峰→10:58北峰山頂11:55→大岳12:05→12:15分岐(昼食)12:40→13:20双子池ヒュッテ→13:50双子池キャンプ場→14:50亀甲池→15:20天祥寺原(テント設営)16:45→蓼科登り口まで状況確認ピストン17:10→テント泊

2日目:8時間
天祥寺原7:20→登り口分岐7:30→8:05沢でトレース発見(トレースが樹林帯に入るも)尾根まで直登8:50-樹林帯に阻まれ困難→10:00大河原-蓼科山荘間のトレースを発見(休憩)10:10→蓼科山荘10:25→11:00蓼科山頂11:25→蓼科山荘11:40→12:40天祥寺原(テント撤収)13:40→竜源橋14:50-ビーナスライン→16:20ピラタスロープウェイ駐車場
天候 快晴(2日目は特に風も非常に弱く絶好の登山日和)
過去天気図(気象庁) 2010年02月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
1日目
●ピラタス駐車場〜山頂駅
ロープウェイの運行は9時からなので足慣らしに山麓駅まで歩きました。よく踏まれており特に何も装着しなくても問題なく歩けます。

●坪庭から北横岳
目の前にそそり立ってますが、ジグザグの緩やかな登りなので楽です。トレースもしっかりでアイゼンの必要もありませんでした。

北横岳ヒュッテからは急登となるためアイゼンを装着して登りました。履いていれば楽に登れるでしょう。山頂は風ありましたが、弱いほうだと思います。

今回は北峰から亀甲池へ降りようと思いましたが、急斜面で踏み後が全く無かったため予定を変更しました。

●天祥寺原へ
幸い大岳方面には先行者(1人?)がいて踏み後がありました。念のためコンパスと地形を見ながら踏み後を辿りましたが、お陰で順調に双子池まで行けました。

先行者は双子池から大河原峠へ向かったようで、双子池〜亀甲池〜天祥寺原に踏み跡は全くありませんでした。マークもほとんど無いため地形を見ながら慎重に歩いたため時間がかかりました。ラッセルと言うほどの所はないにしても踏み後をつけるのは結構疲れます。

2日目
●天祥寺原〜蓼科山
分岐点からは踏み後がありませんでした。樹林帯を暫く登ると沢(雪ですが)に辺り、下ってくる踏み後を発見。沢沿いに登り上げます。

踏み後は夏道コースの通り途中から樹林帯へと入っていきましたが、更に上まで雪原が続いてたので直登と決め順調に登り上げました。
しかし斜度がなくなってきて尾根に近づいた地点から隙間も無い樹林帯に突入。たって進むのが困難な状態になり、木の間を這って、盛り上がっている雪面を伝って進みました。登山道をはずした樹林帯がこんなに密集しているとは思いませんでした。

蓼科断念も覚悟した頃何とか登山道にたどり着きほっと一息。やはり踏み後のあった夏道を行くべきでした。

山頂直下の急斜面はかなり凄かったです。上から見ると下が見えませんでした。ここは8本以上のアイゼンが必要だったと思います。

雪道の下山は本当に早い。将軍平からは夏道の踏み後を辿って一気に天祥寺原に到着。テント撤収後、竜源橋まではトレースしっかりでかなり早く降りれました。

その後ビーナスラインを辿ってピラタス駐車場に向かいましたが、これが一番大変だった。特に最後の登り、本当にキツかったです。

●温泉
蓼科温泉で汗を流しました。(400円也)
設備はイマイチですが良いお湯でした。
ロープウェイ登山口
ロープウェイ登山口
登山口から登る途中
登山口から登る途中
スキー場を横切る場所
スキー場を横切る場所
第一見晴らしから山麓駅
第一見晴らしから山麓駅
北横岳登り中坪庭がキレイ
北横岳登り中坪庭がキレイ
北横岳ヒュッテ
北横岳南峰から蓼科
北横岳南峰から蓼科
モンスターとバックに南八ヶ岳
モンスターとバックに南八ヶ岳
北横岳北峰
大岳へ向かう途中
北横岳ヒュッテが眼下に見える
大岳へ向かう途中
北横岳ヒュッテが眼下に見える
大岳山頂
大岳から見た北横岳と蓼科山
大岳から見た北横岳と蓼科山
真っ白な双子池
キャンプ地まではトレースなし
キャンプ地まではトレースなし
亀甲池も埋まってる
亀甲池も埋まってる
天祥時原へ向かう途中
蓼科見えてきた!
天祥時原へ向かう途中
蓼科見えてきた!
天祥寺原から北横岳
天祥寺原から北横岳
天祥寺原から白銀に輝く蓼科山
天祥寺原から白銀に輝く蓼科山
蓼科に向かう途中尾根に登り上げる
蓼科に向かう途中尾根に登り上げる
登り中に振り返ると北横岳
登り中に振り返ると北横岳
大河原〜蓼科山荘間に直登した結果密度の濃い樹林帯に阻まれ這って進んだり、木の上を歩いたりと大変な困難だった
大河原〜蓼科山荘間に直登した結果密度の濃い樹林帯に阻まれ這って進んだり、木の上を歩いたりと大変な困難だった
蓼科山頂ヒュッテ
蓼科山頂ヒュッテ
蓼科山頂道標
浅間山もキレイ
山頂から南アルプス
山頂から南アルプス
槍がはっきりと見えた
槍がはっきりと見えた
南八ヶ岳と南アルプスもクッキリ
南八ヶ岳と南アルプスもクッキリ

感想

今回は重装備に耐えられるかを図るのが目的だったためテント、冬山装備等で膨れ20キロ程度になったザックをかついで歩いた。

北横岳は初めてだが山麓駅までロープウェイで登れば手軽に山頂にたどり着け、その魅力を味わうことの出来る山で、まさに雪山入門コース。軽装の登山客がうちらの脇をさっさと登っていった。

北横岳より先はヤマレコで調べてもあまり入っている人がいないようだったので若干心配だったが、先行者がいてくれたお陰で双子池までは結構楽なコースとなった。樹林帯はマークが不明瞭でルートは分かりづらい。北横岳ヒュッテの人が言っていたが本当にコンパスと地図が頼りのコースとなる。

双子池からはまさに踏み後がなかったので不安ありながらも、地形が分かりやすかったので迷うことは無かった。

天祥寺原にも踏み後は全く無かった。今回は道標から数十メートルの樹林帯でテント泊。夜は−10℃位でメチャ寒かったが、空一面の星空は素晴らしかった。風も無く静かな夜だった。

今回、天祥寺原からの直登でぶち当たった樹林帯。登山道以外の樹林帯の密度の濃さを思い知った。本当に鉈でもないと進めない。先人が道を切り開いて登山を行ったことを考えると賞賛すべき行為だったと改めて思った。

蓼科山頂は去年夏に登った時には岩ばっかりの山だったが、雪でほぼ平らに歩きやすくなっていた。そして、平らな山頂からは絶景かな絶景かな。八ヶ岳、霧ケ峰、美ヶ原はもとより、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、浅間と360度の大展望。本当に登ってよかった。

下山ルートは夏道通りに下ったが、木が多いため凄く分かりづらいルートだった。
踏み後があったので良かったものの、よほど注意しないと途中で道外しそうなくらいだ。

竜源橋までは踏み跡がしっかりしていて潜る箇所も無く比較的歩きやすかったが、ビーナスラインをピラタスまで歩くのは結構大変だった。最後の登りは重い荷物が一層重く感じて、なかなか歩が進まず。

駐車場到着時はヘロヘロだったけど、天候にも恵まれ充実した山行だった。次回は縞枯、茶臼のお手軽山行で来て見たいものだ。

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