エサオマントッタベツ岳

2023年07月27日(木) ~ 2023年07月28日(金)

• GPS: 19:26
• 距離: 21.9km
• 登り: 1,528m
• 下り: 1,520m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:24
• 休憩: 1:30
• 合計: 10:54

距離 11.5km 登り 1,503m 下り 237m

4:18 スタート地点
4:48 神威北東尾根末端
5:42 5:43 エサオマントッタベツ川ガケノ沢分岐
8:02 8:21 エサオマントッタベツ川山スキー沢出合
10:46 11:04 エサオマントッタベツ北東カール
12:48 13:26 札内分岐
14:17 14:31 エサオマントッタベツ岳
15:12 札内分岐

2日目

• 山行: 7:21
• 休憩: 0:54
• 合計: 8:15

距離 10.3km 登り 28m 下り 1,295m

5:29 札内分岐
6:40 エサオマントッタベツ北東カール
8:35 9:16 エサオマントッタベツ川山スキー沢出合
12:01 12:14 エサオマントッタベツ川ガケノ沢分岐
13:15 神威北東尾根末端
13:44 ゴール地点

天候

27日：曇り時々晴れ　28日：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

びれい橋の少し先の林道終点に広いスペースがあります。

コース状況／危険箇所等

●スタートから山頂付近までクマのフンはいたる所にありました。
　北東カールに親子の2頭がいるとの前情報もありましたが、ぼくのいた2日間は姿を見せませんでした。
●コースの大半は沢登りになります。沢登りとしては特に難しい所はありません。
●北東カールから札内JPへ上がる道は複数あるようです。一番オーソドックスな道を選びましたがそれでも結構しんどいものでした。
　ちゃんと下調べしておかないとルートを見つけるのも大変そうです。
　また、稜線に近づくほどに灌木が茂っているので、天パク装備のデカザックがあちこちに引っかかって大変でした。
●稜線の出た所（北東カール下降地点）から札内JPまでは140mほどしかないのですが、ここのハイマツはとても濃くて歩みが進みません。
●札内JPからエサオマントッタベツ岳までは、空身のためもあってかそれほど苦労はありませんでした。
●北東カールから札内JPまでの区間が個人的に一番大変でした。

その他周辺情報

中札内の道の駅で前泊
目の前にマックスバリュもあって便利です

写真

エサオマントッタベツ岳に行ってきました。
2日間の山行中誰にも会いませんでした。

7/27 4:23

林道終点からスタート

7/27 4:45

この看板が見えたら左へ

7/27 4:48

するとこの施錠されたゲートが現れます

7/27 5:09

しばらく沢沿いの高台の道を行きます
途中崩れていたり、獣道みたいな所もあります
道筋は比較的はっきりしていますが、ほとんど笹被りなのでマダニに注意です
クマのフンもありました

7/27 5:38

河原からエサオマントッタベツ岳
まだまだ遠い

7/27 5:50

7/27 6:11

ナメ

7/27 6:52

河原にもクマのフン

7/27 7:51

7/27 8:03

山スキー沢出合（997二股）は右股へ

7/27 8:47

ここからはどんどん高度を稼いで行きます

7/27 9:39

7/27 9:40

滝の所は左岸に巻道、ロープがあります

7/27 9:47

ここも左岸の草付きに巻道

7/27 10:00

ナメ滝は水量が少なくて登りやすかったです

7/27 10:07

こんな感じに巻道がついています
巻道は全て左岸です

7/27 10:35

カール手前の二股は右へ

7/27 10:49

今年は雪解けが早かったので、カールで水が取れるか心配でしたが、入口は沢はこの通り
2リットルの水は持っていましたが、ここで念のため1リットル追加

7/27 10:49

北東カール到着
すごい迫力！

7/27 10:50

ここで泊まれたら最高だけど、クマが怖いから稜線まで荷上げします
今日のテン泊予定地は札内JP

7/27 11:23

札内JPへの登りはとても分かりづらい
一番それっぽいのは×
事前にしっかり下調べしておいてよかった

7/27 11:23

下部のゴーロは浮石が多い
多分毎年の雪が押し流して堆積したものなんだろうな
一抱えもありそうな岩が簡単に崩れる

7/27 11:26

7/27 11:53

こんな所にもクマのフン

7/27 12:30

やっと稜線に到着
このピンテとポールが下降の目印

7/27 12:30

札内JPは目と鼻の先
ところがデカザックが引っかかってなかなか進まない

7/27 12:50

札内JP到着
曇ってるなあ
でもこの雲のお陰でずいぶんと涼しい
下界は熱中症警報だったとか

7/27 13:30

テントを設営してアタックザックでエサオマントッタベツ岳へ

7/27 13:36

迫力のカール

7/27 13:51

実際の距離・標高差以上に迫力を感じる

7/27 13:56

コルの所のテン場

7/27 14:03

エゾイソツツジ

7/27 14:08

札内JP
この角度で見ると非常にカッコいい

7/27 14:19

エサオマントッタベツ岳到着

7/27 14:18

札内岳

7/27 14:19

西尾根

7/27 14:37

西斜面の突き上げ

7/27 14:37

イワブクロ

7/27 14:50

7/27 14:53

北東カール

7/27 15:05

ウメバチソウ

7/27 15:15

札内JP帰着
この夜は風が強かった
しっかり固定してしたので心配はなかったけど、うるさくてなかなか眠れず

札内JP、エサオマントッタベツ岳の辺りは携帯は3Gまでは入ります（docomo）。でもたまに圏外にもなります。
ガーミンのインリーチを持っていると、通信はもちろんですが天気予報でも役に立ちます。
夜は予報通りの強風。

7/28 3:27

夜明け
朝方まだ残っていた雲が瞬く間に消えてゆく

7/28 3:48

手前は札内岳

7/28 3:49

7/28 5:13

カムエク方面
奥に小さく1839峰が見える

7/28 5:31

エサオマントッタベツ岳

7/28 5:31

この角度が一番いい

7/28 5:42

稜線からの下降
下降ポイントは他にもあります
例えば札内JPのすぐそばにも踏み跡がありました
間違えないように気を付けないと

7/28 6:06

下降途中にも食痕、フンあり

7/28 6:07

チシマフウロ

7/28 6:08

ヨツバシオガマ

7/28 6:08

チシマキンバイ

7/28 6:40

青空に映えるカール
来てよかった！

7/28 6:40

一晩お世話になった札内JP

7/28 6:40

そしてエサオマントッタベツ岳

7/28 7:01

帰りの沢はより慎重に

7/28 7:04

日差しが暑くなってきた
早く谷間に逃げ込みたい

7/28 7:09

ハイオトギリ

7/28 7:17

7/28 7:24

7/28 7:41

ミゾガワソウ

7/28 8:35

997二股に帰着
竿を出したり、水に入ったりゆっくり休む
写真は二股のテン場

オショロコマ

7/28 11:16

魚はいっぱいいるけど、この暑さでやる気がないみたい笑

7/28 11:35

疲れた足には地味に長く感じられる…

7/28 12:17

三角の大岩とピンテが見えたら脱渓ポイント

7/28 12:25

エゾアジサイ

7/28 12:56

やっと歩きやすい道だ！と思ったのも束の間、長さに嫌気がさしてくる

7/28 13:16

やっとゲート到着！
でもここからまだもう少しあったりする…

7/28 13:43

やっとゴール！

おつかれさまー

林道の途中工事が入っています
砂防ダムにしては大きい？小さいダムかな？

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

沢靴（ゴム底） inReach Mini2 雨具 笛 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット ツェルト ストック テント シェラフ ヘルメット

感想

bun33

エサオマントッタベツ岳に行ってきました。
長期休暇の最後の2日間に、ようやく天気が微笑んでくれました。
今回の山行は最初から最後までずっとクマの気配は濃厚でした。
幸い北東カールでもクマに出会うことはありませんでした。
本当なら北東カールに泊まれたら最高なのですが、それは最初から諦め札内JPへテントを荷上げしました。
一番きつかったのは、北東カールから稜線までの急登、そして札内JPまでの区間でしょうか。
こんなことを言ってはなんですが、札内JPが今回のメインで、エサオマントッタベツ岳はオマケ笑、そう言ってもいいくらいに札内JPは達成感がありました。
今回全ての区間を沢靴で通しました。
札内JPへの急登で、ソールの固い靴のありがたみがよく分かりました。沢靴ですと足の指は相当負担がかかります。
かと言って、靴一足別に荷上げするのも大変なので今回はこの判断でよしとしたいと思います。