夏本番北日高
- GPS
- 104:00
- 距離
- 35.9km
- 登り
- 2,945m
- 下り
- 2,934m
天候 | 1 日目、2 日目晴天 3 日目小低気圧の接近で早朝から夕方まで小雨 4 日目晴天 5 日目午前晴天昼から夕方まで低気圧の接近で曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
記:大島
8/18札幌(2:00-戸蔦別川びれい橋(6:00)-エサオマン本流出合(6:30)-995 二股(9:30)-エサオマン北東カール(12:00)=C1(6h)
札幌 2 時デッパ。GWも使ったびれい橋奥駐車場には既に車が3台、しかもハーネスを履いた3人組がた。行き先が同じ気がするが先にデッパする。エサオマン林道の入
渓地点は分かりやすい。穏やかな河原を歩き続けるとすんなりナメ下の 3 段の滝。1 段目は左岸巻き道容易、ここで駐車場にいた 3 人が出現。2 段目左岸草付きの巻きが
微妙にワルいので一応お助けを出す。以降は丁寧に登れば問題ないが、右岸 bush からいきなり新キャラ 2 人が登場するという問題が発生。親子で登山していたが沢型を間違えたと言っている。ここ登ればカールに着きますか? 着きますよ。 後ろにも追いつかれ以降9 人でナメを上がる。ナメ終わるとすぐに北東カール。頂稜の岩稜、カール一面の緑と青空で鮮やかな景色。感動した。3 人はすぐそばにタープを張っている。親子は札内 JP で泊まるそう。明らかに開拓済みの四角形の平地と既に配置された枕木で出来レース。三浦のファンタ飲んで雑炊食べて沈。夜は冷えた。
8/19 C1(5:00)-エサオマントッタベツ岳(8:00)-エサオマントッタベツ岳北カール(9:00)-エサオマン入の沢-新冠川本流出合(13:30)=C2(7h30m)
朝も天気良く気持ちがいい。上がるルンゼは落石多く怖い。デッパ時間が 3 人組とどっかぶりし後ろにいるので更に気をつかって疲れる。後半灌木のトンネルになりずっと踏み跡辿って JP 西にでる。JP についたら休憩しようと思い着くとオレンジのテントがドンと構えている。忘れてた。晴天で北、中日高の全てが見える。カムエク見えるねぇ。(L)どれですか?(熊倉) あれね、そんで主稜線辿ってくとあれこれ、、(L) 楽しい会話だ。
エサオマンピークまで上がって一息。今度は幌尻方面がはっきり見える。金の節約のためにピーカンをピーナッツバターにしたが極いピーカンになってしまった。脂がくどい。受け継がれるものには理由があることを再確認。北カールへの下りは急斜面を背丈灌木の中を降りるかんじ。北カールから沢を降りてチムニーの F を用意に CD し伏流した緩い沢を暫く歩く。水が出てきて暫くして札医の F。下調べ通り左岸の木から懸垂して水浴びず下降。函 2 つはへつりか水流。新冠川本流出合は広い台地あり増水問題ない。ウッキウキで糸を垂らすが一向に釣れないし魚影が全くない。痛恨の極みだ。あきらめて焚火始めると薪と風が良すぎて焚き付け使わずに一瞬でついた。岡野の粉末を溶かしてゼリーにする個スぺを食らって雑炊食らって沈。
8/20C2=C3
停滞。昼まで寝て本読んでするめ食って三浦のラーメン食らって雑炊食らって沈。
8/21C3(5:00)-C940 二股(6:00)- 七つ沼カール(11:15)=C4(6h15m)
昨日ずっと小雨だが増水はほとんど気にならない。少し進むと一昨日までの渓相から一変し巨岩帯となる。C1040 からは函というよりデカ巨岩の端登ったり水流いったりという感じ。ダイナミック河原歩きという感じで楽しい。核心の F は函+7mF。水流強いので丁寧に足場さがして突っ張って函突破。7mF は水流すぐ右にホールドスタンスがあるが全部丸くなっていて難しそう。sL がさくっと突破したのでお助け垂らすが M 二人は登れず寒そうなので左岸ルンゼから 3 人でまく。まき自体は足元踏みやすく木もあり登りやすい。上までいって落ち口におりるルンゼを下って復帰。C1140 二股は手前左岸からまく。
C1250 二股以降は快適に登れる 7m くらいの小滝が続く。C1400 付近で登れない滝が出てきて左岸まき top が取りつくが草弱く悪いので右岸藪尾根あがり暫く漕いで藪あるが一応懸垂して復帰。まず小さな涸れきった沼にポンと出た。地図をみると一番右のやつだとわかる。鹿道が豊富で奥の広い沼までいくとまた完全に涸れている。地図では一番大きい沼。周りはハイマツであまり見晴らしは良くない。ここをテンバにしようと思い荷物を一旦おろすが、奥が気になるのでかき分けていくと地図の左上の大きい沼に出た。そこには天国があった。周囲が草原になっていて、涸れた沼の周囲に細く泉が流れている。目の前に吊り尾根、右に戸蔦別、左に幌尻が堂々構えている。なあ。ここは天国。ここは天国だなぁ。天国にテントを張る。
天国は電波が入らないので岡野と吊り尾根への夏道を駆け上がって電波を取りに行く。
明治大の山岳部とすれ違う。記録を見ると廣野たちもこの日の朝すれ違っているようだ。エモーショナルだなあ。天国に戻りマシュマロを焼いて食う。マシュマロ天国。
沈。夜は地獄のように寒い。6°C。シカが爆音で鳴いていて全員起きた。
8/22 C4(4:15)-幌尻岳(6:00)-戸蔦別岳(8:00)-戸蔦別岳 B カール(9:00)-995 三股(12:00)-戸蔦別川八の沢出合(14:30)-戸蔦別川びれい橋(16:15)=下山(12h)
2 時半に起きる。4 時過ぎにデッパ。荷物軽くして幌尻リベンジを果たす。エサオマンからの景色も素晴らしいが、リベンジ成功も相まって最高の景色だ。日高が好きだ。来るたびに思い出が増える。来るたびに思い出を思い出す。極いと分かっていながらチョコレートバターのピーカンを出すのは心苦しい。茶色い脂だ。戸蔦別ピークに着くと GW に滑った場所が全部見える。B カールへの下りはエサオマン北と違いひざ丈のハイマツか草付きかで上部かなり怖いもう少しコルまでおり切ってからガレを降ろしてもいいがいずれにせよ怖いだろう。B カールには昨日の廣野達の焚火後がある。ここで泊まるのも素晴らしいが今回はお預け。下調べにない C1210 にある 7m 滝は左岸から木を掴みつつ CD したが、滝の手前から右岸のガレ沢に入り下ったほうが安全そうだ。函 3 つはへつりや水流をおろせた。C1120 二股の滝は右岸 ab。1 本でギリ足りる。C995 上の滝は左岸二本で ab。以降は河原を歩き、八の沢出合まで降りる。明日は雨が強い。ここで泊まって明日雨の中林道を下山するか、今日下山するかの二択だ。この本番の目的は日高の沢の旅。旅に足りていないものは魚!fish だけなので、今から 30 分ここで釣りをしてその釣果で判断することにする。残念ながら下山することになった。GW と同じ林道を歩き下山。
あっという間の旅だった。山が広がった。山は素晴らしい。
その後 びれい橋(16:15)-オベリベリ温泉(18:00)-はげ天(19:00)-伊藤健次 ob 宅(22:40)
Getwild を浴びながらオベリベリへ。はげ天食べて健次さんの家に向かう。モノホンのポルチーニと盛りだくさんサラダ、みんなご存知かの有名な「ジャンバラヤ」を振舞って頂く。プレと本番のことをたくさん話した。温かい ob に感謝。エサオマン周辺にしか咲いてない花を見てくるよう廣野に伝言を託していたようだが失敗に終わってしまっていたようだ。そのままぐっすり寝て帰宅。
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