槍ヶ岳北鎌尾根
- GPS
- 26:01
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 2,896m
- 下り
- 3,259m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:39
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 3:40
- 合計
- 11:40
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 6:58
天候 | 午前:晴れ 午後:曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地ー水俣乗越:危険個所なし。長いので頑張る 水俣乗越ー北鎌沢のテン場:ガレた岩場を下る。転倒に注意。 北鎌沢右俣ー北鎌のコル:数か所登攀的な技術がないと危険な登りがある。 北鎌のコルー独標:ルーファイ核心。間違えると不安定な岩場での登攀となる。 独標ー本峰基部:比較的安定していた 本峰基部ー山頂:東面をまく形で登攀した。岩ももろくフリーで抜けるのはかなりリスクと感じた。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
ハンマーバイル
アングルハーケン
|
備考 | カムが1セットあればより中間支点をとって登攀できたと思う。 着火剤を持つ。 ビバークの判断基準を決めておく。 |
感想
1番好きな山である槍ヶ岳の、人気ルートの一つである北鎌尾根を満喫できた山行だった。
歩きの要素が強いが、登攀する箇所もあり、退屈する事なく、絶景の中終始山行を楽しめた。次は残雪期に来たい。
本峰基部から山頂までのルートは我々が登った東側はクライミング要素が強く確保が必要だったので、北側が本来の優しいルートだと思う。
反省点
装備の分担→歩きから登攀に切り替えるタイミングでギアの受け渡しが必要ないような分担が望ましい。
にわか雨への対応判断→今回は夕立が来る事が分かっていたので、レインウェアではなく、一時的にテントを張って凌ぐ方がリスクを下げられた。
山岳会に入った当初の目標ルートであった北鎌尾根に3年越しで行ってきた。
個人的にはいままで行ったルートのなかで一番アルパインだったなという印象。
ルーファイ、体力、登攀力、天候を判断する力が一つでも欠如していると危険度は格段に増すと感じた。
【ルーファイ】
踏み跡は明瞭であった。ガレ場やザレ場では明瞭ではないため数か所ルートを探る行動が必要であった。
【体力】
稜線上での長時間で行動する必要があり、天候的なこと(午後から崩れる可能性が高いこと)を考えるとなるべく早く行動することが必要と感じた。稜線上に数多くのテント泊した跡を発見できた(かなり均されていた)。おそらくタイムオーバーによりビバークを余儀なくされた跡と感じた。
【登攀力】
情報収集段階ではフリーで抜けられる体力主体の山行になると予測していたが、しっかりと登攀が必要なポイントがあった。我々がルーファイを間違えてしまったことでそのような登攀をする必要が発生した可能性もあるが、近年の地震によりルート変わってしまった可能性もあると思われる。
【天気】
近年アルプスでは昼前から雲が沸き、午後には落雷、降雨となることが多いと感じる。稜線上でそのような状況に陥るとリスクが格段に跳ね上がると感じた。気温が下がる秋のほうがこの点のリスクは減らせると感じた。
とはいえ、北アルプスを代表するルート。表銀座とは異なる形で迫りくる槍を見ながらの岩稜歩き、非常に楽しかった。次は積雪期に末端から取付きたい。
念願の北鎌尾根経由で初槍ヶ岳に登ることが出来た✨
2年ぶりの上高地IN
6時に上高地出発、横尾までは楽しくお喋りしながらハイキング、大曲から水俣乗越までの400UPをこなしたら、ザレた急斜を650も下げる。途中で雨が降ってきてテンション下がり、岩の下でぷちビバーク。絶対止むから!と同行者たちに励まされる笑。30分くらい停滞したけど無事に北鎌沢の出合いで幕営できて良かった。初日の行動時間長すぎてクタクタ。。。
2日目、ヘッドライトをつけて3時半スタート。コルまで600のきつい登りをこなし、稜線歩きへ。ザレ場等の危険地帯が永遠に続くが、独標を越えた瞬間に姿を現した迫力のある槍ヶ岳に感動!かっこよすぎた〜✨
稜線をひたすら槍ヶ岳に向かって歩き、どんどん近づいていく感じも楽しかった!
途中迷いながらも基部まではほぼノーミスで歩けたのでは?最後の登攀は迷ってしまいロープを出したりしたけど、なんとか無事登頂できて感無量と安堵感。槍ヶ岳山荘のラスト1区画のテン場を確保でき、ビールで宴会🍻
最終日は私だけ初槍なので早朝の景色を拝みに渋滞の槍ヶ岳へ。穂高連峰から後立山連峰、富士山、南ア、八ヶ岳まで全部丸見えで最高の景色を堪能🤤帰りはカップ麺やアイスを頬張りながら下山!
2日目から筋肉痛で身体はボロ雑巾になったが、最高の夏アルプスの開幕戦でした!
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