双六岳(テント泊)
- GPS
- 27:12
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 2,244m
- 下り
- 2,329m
コースタイム
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 3:26
- 合計
- 13:16
- 山行
- 11:05
- 休憩
- 3:38
- 合計
- 14:43
天候 | 7/29(土) 晴れのちガス(遠くで雷鳴) 7/30(日) 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(新穂高温泉駐車場の方は言わずもがなw) |
コース状況/ 危険箇所等 |
小池新道はよく整備されており危険個所はありません。 一番道が悪いのがぬかるみなどある鍋平〜新穂高間。 |
その他周辺情報 | 下山が遅い時間だったため、新穂高温泉ではなく松本IC近くの瑞祥松本という日帰り温泉施設に寄って汗を流しました。0時まで営業しているし広いです。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
カメラ(1)
地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
ライター(1)
ナイフ(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ(1)
バンドエイド(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書(1)
雨具(1)
防寒着(1)
手袋(1)
ストック(1)
ビニール袋(1)
替え衣類(1)
シュラフ(1)
ザックカバー(1)
水筒(1)
時計(1)
非常食(1)
テント(1)
テントマット(1)
ランタン(1)
コンロ(1)
ガスカートリッジ(1)
コッヘル(1)
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
ラジオ(1)
|
---|---|
共同装備 |
車(1)
ツェルト(1)
|
感想
6月に引き続き、北アルプスの山歩きをしてきました。だいぶ以前から行きたいな〜と思っていた双六小屋テント泊の双六岳です。
駐車場争奪戦で悪名高い(?)新穂高温泉スタート。我々はもちろんハナからあきらめて鍋平の駐車場に向かいましたが、AM4時前についた段階でP8は埋まり、P9が半分くらい埋まってたかな。鍋平と新穂高の間の道が地味に面倒なんですよね…
天気は朝から快晴。新穂高からわさび平小屋、その先の小池新道登山口まではてくてく林道歩き。そして小池新道は石が主体の登山道ではありますが、平らな面がちゃんと平行になるよう積まれていて、それほど激しい急登もなく、歩きやすい道でした。景色も開けているところが多く、「北アルプスに来たなあ!」と感じられるほど。ですが、だんだん陽が昇ってくると日差しの直射攻撃が増してきて、2000mを超えてもとにかく暑い! 日陰に入るとだいぶ緩和されるため、周りの登山者もみな日陰まで進んで休憩を繰り返している様子でした。自分たちも秩父沢出合までは調子よく進んでいたのですが、そこからシシウドヶ原、鏡平山荘までの道のりは暑さで体力を奪われ、睡眠不足や水分補給が足りず、かなり時間を要してしまいました。(秩父沢でもっと水を補給すべきでした)
鏡平山荘で食事を採り多少体力回復して稜線を目指すと、遠くで雷鳴が… 判断悩ましいところですが、そのまま進み弓折乗越まで到着。まわりはガスに包まれ、その先の稜線歩きも視界は真っ白。それでも直射日光の暑さより全然マシ、という心理状態になっていました。メンバーの1人がヒザを痛めてしまったため、ロキソニン湿布で対処しながらゆっくり歩き双六小屋テント場に到着。遅い時間なのでざっと100張以上のテントはありましたが、それでも空きがあるほどキャパがあるんですね。速攻ビールと、今回はうなぎを持ってきたので白ご飯と共にうな重状態にして食べ、すぐ爆睡。
翌朝は4時にテント場を出て双六岳に向かい、槍、笠、鷲羽、水晶、黒部五郎、薬師の他、遠くには立山や剱、白山まで、まさに360°オールスター状態の景色を堪能。天気も良く朝だとほどよく涼しいので、「ずっとここに居たい」という感覚になっていました。
名残惜しくもテント場に戻り、長い下山路へ。この日も陽が登るにつれ暑くなり、下りとはいえやはり体への負担はありました。でも下りで稜線からの景色や、鏡池の逆さ槍(さざ波で微妙だったけど)が見れたのは良かったかな。ヒザ痛メンバーをフォローしながら明るいうちに新穂高まで戻ったところで、先に鍋平まで戻ってくれたメンバーが車を回して回収してくれました。ありがたや。
小池新道は登る人も下る人も多く、ツアーの方やトレラン系の方、縦走スタイルの人など老若男女様々な方がおり、裏銀座へのメイン街道なんだなーと感じました。双六小屋までは距離もありますが、歩きやすい道ですしそれほど急登は無いので計画段階で割と楽観視してしまってましたが、この時期の暑さが高い標高でもこれほどキツくなることを想定できていませんでした。計画段階で見込みが甘かったのは反省です。ただ天気の方は暑さを除けば、初日ガスったけど雷や雨にやられることも無く、良いコンディションで良かったです。
↓全ての写真はこちらに置いてあります。
https://globalbonsai.myportfolio.com/2023-mtsugoroku
[個人感想]
山行計画を見た段階で「自分には移動距離長いな、大丈夫かな」と思いつつ、この2ヶ月間行ってきたトレーニングがどこまで山行に表れるかが楽しみでもあり期待がありました。
が、前日は自分の不手際で睡眠時間を殆ど取れずコンディションは悪め、不安が上回ってのスタート。
登山道は終始とても歩きやすかったものの、大きく足を伸ばして上がるような段差では足が攣って睡眠不足を感じつつ、後続メンバーを待つという言い訳で多めの休憩を取りながら歩を進めました。
鏡平から双六小屋まではガスで景観はありませんでしたが、多少の涼しさを感じ歩きやすいなぁと思いながらも時折聞こえる雷鳴にビクッとなったり。
自分の力量では、秩父沢と鏡平の間にもう1箇所ほど水場があればもうちょっと楽になるだろうなぁと感じてしまいました。
翌朝の双六岳はもう感無量。すごい。(語彙力)
帰りも日差しと30℃を超える気温に恨み言も出つつ、なんとか無事に下山することが出来ました。
わさび平小屋でそうめんを食べたかったのですが、30、40分かかるとの事で泣く泣く諦めました。
今回は初めてミラーレス一眼を持っていきましたが、それに伴い予備のバッテリー・小型三脚などを含めいつもより2kgほどの重量増となりました。
シュラフを夏用にしたのと3kgの体重減で1ヶ月前よりも総重量は減っているのですが、やはり暑さで体力をジリジリと蝕まれていたのか、軽快に!とまでは行きませんでした。要トレーニング!
多くの方と追い越し追い越されを繰り返した結果、普段の山行よりも他の登山者との会話も増え、遅めの到着となった双六小屋では道中お会いした方に労いの言葉をかけていただいたりもしました。
テント撤収時には自分の真裏で片付けを行っていた方がお会いしたいYoutuber3人のうちの1人だったのに気付き、え?嘘でしょ?と4度見くらいしてから声を掛けさせて頂いて少しの間会話を楽しむ事も出来ました。
6月末の西穂高岳に続き最後まで膝痛は無し、帰宅後・翌日も全く筋肉痛は出ておらず、左膝の裏の筋が少し痛む程度だったため、ここでもトレーニングの成果を強く感じています。
毎度素晴らしい計画を立て、山行中ずっと楽しく話し励ましてくれるメンバー達と山々に感謝をしつつ、また次回に向けて準備していきます。
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