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記録ID: 5785791
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍

北ア(大滝山・鍋冠山)冷沢登山口

2023年08月12日(土) [日帰り]
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GPS
10:43
距離
23.0km
登り
1,646m
下り
1,645m

コースタイム

日帰り
山行
10:23
休憩
0:20
合計
10:43
距離 23.0km 登り 1,646m 下り 1,647m
4:34
351
スタート地点
10:25
10:45
272
大滝山
15:17
ゴール地点
04:34 登山口駐車場出発
04:38 三郷スカイライン展望台
04:40 鉄塔(巡視路分岐)
05:00 ゲート
05:52冷沢登山口 05:55
07:34 鍋冠山 07:49
10:06 大滝山/蝶ヶ岳分岐 10:10
10:12 大滝山北峰 10:13
10:15 大滝山荘 10:17
10:25 大滝山(南峰)山頂 10:45
10:50 大滝山荘
10:52 大滝山北峰
12:37 鍋冠山 12:46
14:01 冷沢登山
14:50 ゲート
15:14 三郷スカイライン展望台
15:17 冷沢登山口駐車場
天候 晴れ、のち曇り、のちときどき晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内−首都高速−<美女木JCT>−東京外環自動車道−<大泉IC>−関越自動車道−<藤岡JCT>−上信越自動車道−<更埴JCT>−長野自動車道−<安曇野IC>−県道57号−<田多井>ー県道25号−<北小倉>−県道319号ー県道495号−冷沢登山口駐車場
注:中央自動車道(須玉〜韮崎)と、長野自動車道(塩尻北〜松本)はリニューアル工事が行われていて渋滞が予測されるため、関越自動車道を迂回しています。
(都内−関越自動車道−冷沢登山口駐車場:312km)

■復路: 冷沢登山口駐車場−県道495号−<北小倉>−県道319号−<梓橋駅入口>ー県道48号ー<新橋>ー国道19号ー松本市内(泊)
(2023.08.17帰京)

■駐車場:山麓線(県道25号)を走り、三郷小倉地区の北小倉交差点から県道319号線に入ります。更に県道495号線に移り三郷スカイライン展望台に向かいます。展望台の少し手前に白看板に青文字で「登山者用駐車場」と書かれていますが、藪とすぐ先がカーブでわかりにくいかもしれません。展望台には駐車場はありません。登山者用の駐車場に停められている車の半分程度は、展望台に行くカメラ愛好者の車だと思います。駐車場のキャパは10〜15台程度だと思います。2時に着いた時はほぼ満杯、むずかしい場所に無理矢理押し込みましたが、帰りには路駐もありました。
マップコード:158 068 440*87

コース状況/
危険箇所等
■登山口駐車場−冷沢登山口
駐車場から登山口までは鍋冠林道を3.2キロほど歩きます。往路は若干ですが登り基調です。林道は荒れていますが車高のある4駆なら走れると思います。ただし途中にゲートがあり施錠されています。冷沢には4駆の軽自動車が1台ありましたが通行許可車のようです。

冷沢は安曇野市と松本市の境界辺りにあり大滝山への登山口があります。登山道は右手に登っていきますが、鍋冠林道はさらに先に繋がっていますので、登山口の標識を見逃さないように...

■冷沢登山口−鍋冠山
登山口からカラマツやコメツガの絨毯が引き詰められた膝にやさしい登山道を行きます。途中にクサリ場やハシゴなどのお助け類はありません。
鍋冠山の山頂が近づくと、急登という感じはしないですが、それなりに疲れます。
鍋冠山の山頂は、登山道の脇に山頂標と三角点があるだけで、山頂という感じはありません。展望もありません。

■鍋冠山−大滝山
鍋冠山からハ丁ダルミへは駆け下れるような優しい登山道だと思いましたが、帰りの登りは結構ハードでした。
大滝山への登りは、危険箇所や急登はないものの、思った以上に長く感じました。それでも、大滝山と蝶ヶ岳の分岐まで登ってくると、目の前には穂高連峰が広がって南岳から槍ヶ岳まで見え、疲れが吹っ飛びます。大滝山の北峰も南峰もすぐです。北峰の山頂はテン場になっています。
ヤマレコの「らくルート」でピストンの時間を確認すると、休みなしで14時間を越えるので、4時半に駐車場を出発しました。(実際にはゆっくり歩いて休みをカウントしなければ10時間程度です)
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ヤマレコの「らくルート」でピストンの時間を確認すると、休みなしで14時間を越えるので、4時半に駐車場を出発しました。(実際にはゆっくり歩いて休みをカウントしなければ10時間程度です)
三郷スカイラインの終点にある展望台です。安曇野と松本市街が一望できます。道路の舗装はここまで、この先は未舗装になります。
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三郷スカイラインの終点にある展望台です。安曇野と松本市街が一望できます。道路の舗装はここまで、この先は未舗装になります。
展望台のすぐ先に鍋冠林道の入口があり、大きな鉄塔があります。ここまでノーマルな自動車で入れますが、路駐になりますので、登山者用駐車場に駐めた方がいいと思います。
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展望台のすぐ先に鍋冠林道の入口があり、大きな鉄塔があります。ここまでノーマルな自動車で入れますが、路駐になりますので、登山者用駐車場に駐めた方がいいと思います。
鍋冠林道の入口です。林道情報はあるものの登山道の案内はありません。左は電力会社の巡視路で、登山口は右に行きます。
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鍋冠林道の入口です。林道情報はあるものの登山道の案内はありません。左は電力会社の巡視路で、登山口は右に行きます。
車高のある4駆なら走れそうだと思いながら林道を歩いてきましたが、ゲートがありました。ゲートの手前に数台駐められそうですが、ここまで入っている車はありません。
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車高のある4駆なら走れそうだと思いながら林道を歩いてきましたが、ゲートがありました。ゲートの手前に数台駐められそうですが、ここまで入っている車はありません。
林道はこんな感じです。鋭角な落石が多いので、オフロード用タイヤか、スペアータイヤがあった方が安全です。
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林道はこんな感じです。鋭角な落石が多いので、オフロード用タイヤか、スペアータイヤがあった方が安全です。
5時半です。冷沢まで残り少し、林道の展望はないのですが、眩しい太陽が顔を出しました。好天が期待できます。
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5時半です。冷沢まで残り少し、林道の展望はないのですが、眩しい太陽が顔を出しました。好天が期待できます。
鍋冠林道を1時間ほど歩いてきました。ここが冷沢、鍋冠山・大滝山への登山口です。
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鍋冠林道を1時間ほど歩いてきました。ここが冷沢、鍋冠山・大滝山への登山口です。
登山口にある祠に安全を祈願して登山道に入ります。
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登山口にある祠に安全を祈願して登山道に入ります。
登山口からモフモフの登山道で、ササなどは刈り払いがされていて藪はありません。
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登山口からモフモフの登山道で、ササなどは刈り払いがされていて藪はありません。
ピンテも頻繁にあり、標識も充実しています。この標識とは別に、冷沢から大滝山まで100mごとの小さな標識があります。往路では分からなかったのですが、復路では参考になりました。
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ピンテも頻繁にあり、標識も充実しています。この標識とは別に、冷沢から大滝山まで100mごとの小さな標識があります。往路では分からなかったのですが、復路では参考になりました。
鍋冠山の山頂です。山頂という感じはなく、登山道の脇に山頂標と三角点があります。展望はありません。
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鍋冠山の山頂です。山頂という感じはなく、登山道の脇に山頂標と三角点があります。展望はありません。
基準点名:鍋冠 等級:三等 標高:2194.24m
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基準点名:鍋冠 等級:三等 標高:2194.24m
帰路、この標識に惑わされました。冷沢まで3.2kmとありますが、駐車場までは更に3.2kmあります。冷沢は単に通過点なので駐車場までの距離が欲しいです。
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帰路、この標識に惑わされました。冷沢まで3.2kmとありますが、駐車場までは更に3.2kmあります。冷沢は単に通過点なので駐車場までの距離が欲しいです。
大滝山までそれほど急登ではないのですが、距離があるのでなにげに疲れます。
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大滝山までそれほど急登ではないのですが、距離があるのでなにげに疲れます。
大滝山の稜線直下は森林限界になります。最後の登りはお花畑の中を登りますが、トリカブトが目立ちます。
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大滝山の稜線直下は森林限界になります。最後の登りはお花畑の中を登りますが、トリカブトが目立ちます。
稜線まで登ってきました。蝶ヶ岳と大滝山の分岐です。目の前には穂高岳から槍ヶ岳の山並みが見えるはずですが、ガスで何も見えません。
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稜線まで登ってきました。蝶ヶ岳と大滝山の分岐です。目の前には穂高岳から槍ヶ岳の山並みが見えるはずですが、ガスで何も見えません。
風があり、ガスが動いているので、分岐でしばらく様子を見ます。
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風があり、ガスが動いているので、分岐でしばらく様子を見ます。
ガスが動いて穂高連峰が現れました。西穂と前穂のガスはなかなか動きません。
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ガスが動いて穂高連峰が現れました。西穂と前穂のガスはなかなか動きません。
キレット越えの南岳から槍ヶ岳の稜線です。手前は長塀尾根だと思います。
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キレット越えの南岳から槍ヶ岳の稜線です。手前は長塀尾根だと思います。
焼岳です。
大滝山の北峰に登ってきました。山頂にしては珍しく整地され、テン場になっています。それほど広くはありません。5、6張り程度でしょうか。
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大滝山の北峰に登ってきました。山頂にしては珍しく整地され、テン場になっています。それほど広くはありません。5、6張り程度でしょうか。
大滝山北峰からの穂高連峰です。西穂のガスも上がりそうです。
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大滝山北峰からの穂高連峰です。西穂のガスも上がりそうです。
穂高連峰をアップに...
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穂高連峰をアップに...
大滝山荘です。登山客の姿はありません。小屋番さんの話では昨晩は3人だったようです。8月いっぱいで閉めると言っていました。ロング缶を2つ買って南峰へ向かいます。
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大滝山荘です。登山客の姿はありません。小屋番さんの話では昨晩は3人だったようです。8月いっぱいで閉めると言っていました。ロング缶を2つ買って南峰へ向かいます。
大滝山南峰の山頂ですが、誰もいません。
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大滝山南峰の山頂ですが、誰もいません。
大滝山の山頂標です。
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大滝山の山頂標です。
基準点名:大滝 等級:三等 標高:2614.63m
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基準点名:大滝 等級:三等 標高:2614.63m
北峰に戻ってきました。蝶ヶ岳への稜線ですがガスで見えません。往復3時間ぐらいですが、今日は下山します。
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北峰に戻ってきました。蝶ヶ岳への稜線ですがガスで見えません。往復3時間ぐらいですが、今日は下山します。
冷沢まで戻ってきました。ここから林道を3.2キロ歩きます。
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冷沢まで戻ってきました。ここから林道を3.2キロ歩きます。
ゲートの横にある立て看板です。この看板では、車輌だけでなく「歩行者」の通行も禁止しています。許可なく通行したときは責任を負わないだけで罰則はないようです。
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ゲートの横にある立て看板です。この看板では、車輌だけでなく「歩行者」の通行も禁止しています。許可なく通行したときは責任を負わないだけで罰則はないようです。
ゲートは施錠されていますが、ゲートの横には通行できるスペースが設けられています。
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ゲートは施錠されていますが、ゲートの横には通行できるスペースが設けられています。
展望台まで戻って来ました。奥の山並みは美ヶ原のようです。
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展望台まで戻って来ました。奥の山並みは美ヶ原のようです。
駐車場に戻ってきました。車の数は半分程度になっています。展望台には人がいなかったので登山者の車でしょうが、鍋冠林道では人は見かけませんでした。
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駐車場に戻ってきました。車の数は半分程度になっています。展望台には人がいなかったので登山者の車でしょうが、鍋冠林道では人は見かけませんでした。
きれいと評判のトイレです。人感センサーライトが屋外も照らすので車中泊にはチョット...(中は確認していません)
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きれいと評判のトイレです。人感センサーライトが屋外も照らすので車中泊にはチョット...(中は確認していません)
朝暗かったので帰りに撮りました。ここが駐車場の入口です。照明はないので夜間だと分かりにくいかも知れません。今日は松本泊です。温泉に直行、お疲れ〜...
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朝暗かったので帰りに撮りました。ここが駐車場の入口です。照明はないので夜間だと分かりにくいかも知れません。今日は松本泊です。温泉に直行、お疲れ〜...

感想

今年の夏は40年ほど前に歩いた島々宿から島々谷を二俣・岩魚留小屋経由で徳本峠まで歩き、久しぶりの徳本峠でテン泊をする計画を立てていた。翌日は霞沢岳か中村新道で大滝山をピストンするか迷っていた。

ところが徳本峠のテン泊が予約制になっていた。当時の記憶では10〜15張り程度の広さしかなかったように思う。予約制となれば満杯かもしれない。日にちも確定出来ていないし、台風も来ているので徳本峠はまたの機会にしてサブとして考えていた鍋冠林道から大滝山を日帰りでピストンすることにした。
鍋冠林道から大滝山へのコースは初めて、鍋冠山も初めてになる。

駐車場を出発したのは4時半頃、車中で仮眠をするつもりだったがエンジンを切ると蒸し暑く眠れなかった。結局一睡もせずに林道を歩き出した。朝の内は風もあり涼しかったが、5時を過ぎた頃から気温が上がり出した。ときに睡魔が襲ってきて、往路の林道はほとんど記憶無く冷沢についた。

冷沢から鍋冠山に歩き出したが、途中から体調が悪化して、歩くより立っているだけで辛くなってきた。なにやら熱中症の症状か、ここまで水を一滴も飲んでいなかった。ここから時間を決めて30分毎に水を飲みながら何とか鍋冠山の山頂まで来た。このときはここで帰ろうかと思った。
大滝山で飲もうと凍ったペットボトルと一緒に保冷バックに入れてきた気付け薬を行動食と一緒に流し込んだ。そして記憶なく寝入ってしまった。30分ほど寝ただろうか、なにやら人の気配で目が覚めた。山頂には大滝山から下山してきたソロの登山者がいた。しばらく話し込み、行動食を追加して気付け薬を飲み干したところで体調は回復した。

八丁ダルミへはほぼ駆け下りてきた。大滝山への登りは、それなりにきつかったが、熱中症の症状も無く無事に2回目の大滝山山頂に立つことができた。
大滝山荘には小屋番さんが一人しかいなかった。昨日は「山の日」で上高地は激混みだったようだが、ここの宿泊者は3名。8月いっぱいで小屋を閉めると言っていた。

とにかく人が少ない山域なので、熱中症で倒れでもしたらアウトかも知れない。クワバラくわばら...

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