薬師岳−毎日あるぺん号を使って折立から往復
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,780m
- 下り
- 1,761m
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
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コース状況/ 危険箇所等 |
折立〜太郎平小屋間も、太郎平小屋〜薬師岳山荘間も、非常に良く整備されていると感じました。薬師峠からの急登箇所は、大雨直後は滑りやすいので注意と山荘の若様に注意喚起されました。 |
その他周辺情報 | 折立からの帰路、毎日あるぺん号では、グリーンパーク吉峰で立ち寄り入浴 (アルカリ性)と食事が可能 |
写真
装備
備考 | 薬師峠(太郎平キャンプ場)の水場ではもっともっと水を汲み取るべきでした。熱中症対策がとにかく甘かったと猛省。 |
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感想
去年のまったく同時期の笠ヶ岳(笠新道ピストン)に続き、北アルプス単独行となりました。噂に違わず実に大きな山で、ひとこと参りました。
天気に恵まれこのうえない登山日和でしたが、特に汗かきの私の場合は、誰よりも、早め早めの水分補給が必要なのに、「まだ休憩は要らないな」「もうちょっと水は温存しよう」とやってしまったものですから、苦しくなかったわけではないのに、太郎平小屋まではオーバーペース。
いま、思うと、この時点で、麦茶600ml×2本、水500ml×1本、残っていて、さらに太郎平小屋でリンゴジュースを一本頒けてもらった状態。
薬師峠までの平坦な木道の途中で早くも太ももの裏側に違和感。この時点で遅すぎ。いま、思えば、下界から持ってきた水は、太郎平小屋で飲み切って、空のペットボトルなどに、薬師峠から滾々と湧き出る水を補給すべきでした。
薬師峠からの登り返しは、実にきつく、大ピンチ。あ、そう言えば、経口保水パウダーが何本かザックにはいっていたなと思い出し、急遽、口の中で経口保水液を作りました。
これがたちまち効いてくれました。ほんとうに、感謝と反省です。
自分のような、大きな岩がゴロゴロしたところの登り下りが苦手な私にとって、一番きつい区間の後半、ご高齢の方々(←お前が言うな)を中心とした大パーティに追いつき、事実上吸収してもらいました。「先に行ってください」と経験豊富なサブリーダーの方に言われたものの、「いや私もこれこれしかじかの理由で、ペースダウンを余儀なくされているんです。なので、ご迷惑でなければ、後ろをついて行ってよいですか?」と逆にお願いしました。リーダー格の男性(たしか68歳とおっしゃっていたか?)から、「足が攣ったのだったら、●●●●持っているよ。差し上げようか?」と声をかけてもらったのですが、その時点で、わたくしの経口保水パウダーが覿面に効いてきたので「いや、心配かけてすみません」と。
中高年登山あるあるの怪我や熱中症の予防のために、そして誰一人脱落者が出ないように、リーダー格の方々はこまめに注意喚起されておりました。
そして、とにかく高山植物に関する知識が豊富。わたくしと比べると零VS百です。
たぶん、この大パーティーの予約で、この日の薬師岳山荘は満員。わたくしのようなソロ登山者は珍しかったようで、山荘の若主人に非常に親切にしていただきました。ほんとうに感謝。
なお、経口保水パウダーは、私が携帯していたのは、五洲薬品さんのW−AIDというもので、超がつく汗かきで、その体質も関係してか尿酸値高目の私の体質にはマッチするようでした(アフィリエイトはしておりません)。
あとで調べたら、なんと富山の会社。地産地消です。
最後に、毎日あるぺん号の折立コースの旅程、ちゃんと見ていなかったのですが、室堂下山の登山客と合流というロジスティクスのために、グリーンパーク吉峰という温浴施設に立ち寄りがあったのです。
そこの露天風呂で、たぶん私よりも年長で、昨夜は薬師岳山荘に泊まっていた単独行の先輩二人と楽しい話ができました。
私と同部屋だった方は、室堂〜五色ヶ原〜スゴ乗越〜薬師岳だったとのこと。たぶん更に年長の方がすごくて、早月尾根から折立までいらしたそうです!!!
温泉のあとは、わたしは尿酸値を気にして、水とカレーライスでしたが、早月尾根の豪放磊落な感じのおじさんは、数分で大ジョッキ二杯呑み干しながら、豚バラ丼とおぼしきものを平らげておられました。やっぱり体質が違うわ。
自分の弱点と向かい合いながら、体質や身体能力に見合った謙虚な山歩きを、という思いを痛感した、猛省ばかりの山登りとなりました。
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