飯豊山 100座完登
- GPS
- 16:33
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,100m
- 下り
- 2,081m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:29
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:38
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
8/6(土)はほぼ満車状態でしたが、下山時は空いていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
剣ヶ峰の岩稜地帯はアクロバチックで楽しめました。三国小屋から切合小屋までのアップダウンの連続と暑さによる疲労で少しまいりました。 |
その他周辺情報 | 峰秀水おいしいです 切合小屋、本山小屋のトイレ環境は素晴らしいです 下山後の“いいでのゆ”最高です |
写真
感想
御澤野営場で車中泊にて前泊、早朝4:00に出発。
急登を約2時間登った水場の峰秀水で水分補給。水量は多くないものの、冷たく喉を潤すには十分すぎる湧水。美味
剣ヶ峰は約30分程度続き、ところどろに鎖が設けられた岩稜帯。落ち着いて3点支持で登れば問題なく、通過してすぐに三国小屋となり、笑顔の管理人さんが迎えてくれた。
三国小屋から切合小屋まではアップダウンの連続でガスが晴れ日差しがきつくなりだしての歩行で体力が一気に消耗した。
10:20に小屋到着し受付。山頂方面の天候も芳しくないようなので体力温存しアタックは早朝にとした。小屋は2階建で1番から4番までを広く使わせていただいた。ここでしか食べられない夕食カレーは美味しく、おかわりした。
3:00起床、3:30出発。ガスが濃く、ライトの光が足元しか届かず、慎重にルートを確認しながら歩くと4:00頃から明るくなり始めた。
姥権現、御密所を通過し、東の空に彩光が現れて朝日が昇ると、赤く染る飯豊山が勇姿を現した。左奥には大日岳が雲上に鎮座し、振り返ると眼下に滝雲が現れ、天空の城のような幻想的な景色となった。下山する登山者から「素晴らしい朝ですね」の言葉が印象的だった。
急登を登り切り、本山小屋のテン場、飯豊山神社、本山小屋を通過すると山頂を捉えることができた。
一点の曇りの無い青空と朝日が注ぐ飯豊連峰の山並みを背景にビクトリーロードを進む。
5:50 到着!
山頂には祠と三角点と頂上道標。暫く感慨に耽り、登頂記念撮影。撮影をお願いした登山者の方も数年前に100名山達成の先達だった。若いカップルも100座達成を喜んでくれた。
両親に幼い頃から多くの自然に触れさせてもらい、
小学校3年、家族で登った御嶽山、中学生で立山雄山、乗鞍岳、高校生で叔父に誘われての北アルプス。
大学生、社会人、結婚、子育ての人生イベント期間は、山への憧れはあったものの、優先順位によりチャンスに恵まれなかった。
42歳、登山再開のきっかけは長男と登った富士山と槍ヶ岳。週末単独登行を重ね本格的にのめり込み、この頃から百名山を意識し始めた。怖かった剱岳、奥深い南アルプス、黒部源流や後立山連峰。
途中から子育てを一段落させた妻と夫婦で挑戦することができるようになった。
4回の北海道遠征、熊と出会った幌尻岳、長くきつかったトムラウシ、悪天候で登頂断念した翌年に、車で3,000キロ走破して登った利尻山。屋久島は土砂降りでの宮之浦岳、東北遠征は紅葉の岩手山、早池峰山とも思い出深い山行だった。
登山を再開して約15年、57歳で最後の難関飯豊山にて100座を登り終えることができた。登山家たちに言わせれば、スタンプラリーでのピークハント百名山は真の登山者ではないかもしれない、でも目標を持って行動できた自分には少し満足している。これからも次なる目標に向けて歩きだしたい。
理解、協力してもらった家族への感謝は勿論のこと、各地でお世話になった方々に心から御礼申し上げたい。
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